【haku】コラボ作品 グリモア〜each of destiny〜 作:HAJACANDAM
大橋流星。
彼は今日、魔法使いが通う学校。私立グリモワール魔法学園に転校することになった。
彼は朝起きる。普通ならそのまま学園に行くはずたが、彼は行かない。
キーンコーンカーンコーン
遠くから学園のチャイムの音が聞こえる。
彼はおそらく遅刻だろう。そんなことを彼は気にする様子はない。
グリモアは寮生活。住み慣れたこの家から今日で、お別れと思うと、悲しみから、ついつい家から出るのが、遅くなってしまったらしい。
だがそれでも行かなくてはならない。
少し惜しい気もしたがその家を出る。
少し家から離れた場所で、今まで住んでいた家を振り返る。
流星は思った。
(さようなら。僕の思い出)
_____この日の朝はよく晴れていて、飛び交う鳥も、朝のとばりがきたのを、喜び合っているように見えた。
だが、彼はそんなに喜ばしくは思えなかった。彼は魔法使いに軽い恨みがある。
決して魔法使いが悪い訳ではないが、魔法使いのせいで、彼の親友、家族、学校の先生などを失ったと思い込んでいる。
彼は肩を落としながらつぶやく。
「行きたくねぇなぁ〜」
そもそも魔法使いでなければ、グリモアには入ることが出来ない。つまり彼は魔法使い。魔法使いになるきっかけは、魔法使いを守ったからという、彼からしたら残念なものだった。
ちらみに魔法使いは、普通の学校ではなく、魔法学園に行かなければならない。
流星だって入りたくて入った訳ではない。
理由は普通の学校では、魔物の侵攻があった時に対応出来ないらしい。
まぁ、つまり流星は魔法使いは戦うために学園に送られたのだ。流星だけではない。他の生徒だってそうだ。
しばらくして、グリモアに着く。
自分が思っていたより、学園は大きく、少しばかり驚いた。
そんな時だった。
流星の目に見えたのは宙に浮く兎のぬいぐるみ。
流星はその怪しい物体を凝視する。
(なんだこいつ。兎は飛び跳ねるが宙には浮かないはずだろ?)
しばらくその兎を後ろから見ていたら、なんとその兎は振り返ってこちらを見た。
そしてなんて事だろう。
当たり前のように話しかけてくるではないか。
「やあ、君が大橋流星君だね。ようこそ私立グリモワール魔法学園へ」
流星はその怪しい物体を無視して校内へ向かう。虚しくも兎のお出迎えは終わった。
「なわけないだろ!何勝手に終わらせてんだ語り手!」
よくわからないことを1人で言っている。怖い。
若干引きながら歩いていく流星を見た兎は、「待って待って、怪しくないよ!」と言ってくる。
そんな事は知らないと言いたげるかのように、待たずに兎を無視して校内へと向かう。
「ま、まあ戻ってくるだろ」
1人になった兎は悲しそうに呟いた。
流星はしばらくして、本当に戻ってきた。
なぜ兎は戻ってくるのがわかったのだろう。
その理由は兎が言った一言によって理解される。
兎は流星を貶す。
「お前どこが教室かわからないのに行くか?普通」
流星は兎に貶されたので、心の中で、舌打ちした。
そして、こう呟く。
「宙に浮く兎なんか見て、平常心でいられるとでも思ってたの?」
兎は流星の一言に「ヒドッ!」と言って肩を落としした。
完全に落ち込んでいる兎を見て、流星はこう呟く。
「早く教室どこが教えろよ」
まさしく追い討ちである。
彼の破壊力のある言葉に圧倒された兎は「君の教室はリリィだ..」とだけ言い、去っていった。
流星は思った。
(ドンマイ。というかなんだったのあいつ)
そう思った時だった。兎が戻ってきた。それはもうかなり焦った様子で。
顔を真っ赤にさせている兎は俺にこう言った。
「言ってなかったな。俺の名前は兎ノ助。何か困った事があったら俺に言ってくれ。進路指導係なんだ。」
(なんで顔真っ赤なんだろう。)
流星は思っている事を口には出さず、厳しい一言を兎ノ助に浴びせる。
「進路指導係なら、トットと仕事しろや」
兎ノ助は今度こそ、肩を落として去っていった。
流星は兎ノ助に言われた通りにリリィという教室に行った。
教室は3つある。その内の一つがリリィだ。
ガラガラ
ドン
流星はドアを開け、教室に入る。
女子の比率が高いと聞いていたが、本当らしい。
男子は見る限り自分を入れて4人しか居なかった。
それを見て、流星は思った。
(帰りてぇ)
授業中に入ったので、みんなからの目線が熱い。
やめて、見ないで。
その中の1人に自分が魔法使いになるきっかけを作った魔法使いもいた。
その魔法使いは俺をジロジロと見てくる。
(なに見てんだこいつ!ウゼェ)
流星はその魔法使いを睨む。
その魔法使いは僕に睨まれ、肩をビクッとさせた。
それを見た先生らしき人物はいう。
「おい!大橋!初日から遅刻した上に生徒を脅すとはどういうことだ!今すぐ謝れ!」
流星は遅刻した事など、どうでもよかった。流星は冷たい目で先生を見ながら「黙れクソアマ」と言った。
当然ながら先生は怒る。
「きさま生徒の分際で先生にクソアマだと!」
流星は無視して「俺の席どこだ」とだけ言った。
先生は観念したのか、頭をかきながら、流星の席を指で示す。
その席は、俺が助けた魔法使いの列の一番後ろの席だった。
流星は指示された通りの席に座る。ただし、足を組んで机の上に足を置きながら。
その様子を見て、生徒や先生はこう思っただろう。
(不良確定)
それからしばらく。
聞きたくもない授業を聞き終え、いよいよ寮に帰る時間になった。
流星はすぐに寮へと向かった。
校内から寮までは近いので、すぐに帰ることができた。
時間で言えば約5分といったところだろう。
流星は始めて新しい自分の部屋を見る。
広くはないが、人1人が暮らすには十分だと思った。
流星はどこにどの部屋があるのか確認する。
確認し終わると、流星は食事を取り、食べ終わると、すぐさま風呂に入る。
風呂から出た流星はすぐ寝る。
とっ、思ったが、流星は急に起きる。魔物を相手取るに当たってしなければいけない事があるからだ。
武器の確認。
流星は高校では剣道をやっていた。そのため自分の武器は木刀。
だが疑問に思った。
はたしてただの木刀で、魔物と殺りあえるこのだろうか?
相手は魔物。人とは身体のつくりが違う。
「ま、明日でいっか」
そう一言呟き、流星は深い睡眠に落ちた。
そして次の日。
流星が朝起きると、学園に来る前、学園から発行されたデバイスにメールが届いていた。
この端末は、生徒の情報、クエストを受ける為の事など、様々な事が出来る。
朝起きたばかりの流星は端末に届いたメールを見て、絶望した。
大橋流星へ。
君に初クエストを頼みたい。
__________
尚、これは四人の指定クエストです。
流星は思った。
(面倒事か...)
初のコラボ。
僕も楽しみです。
駄文すみませんm(_ _)m
これでも努力してます。