ベルが異世界の自分を知ってチートなのは間違いだろうか。   作:暇人

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神々の修羅場。リリの受難再び。

ここは「ヘスティア・ファミリア】ホーム。そこにはガネーシャの宴から帰って来たヘスティアとヘファイストス、ロキ、フレイヤが居た。

 

何故ならヘスティアが三人からベルについて話を聞きたかったからだ。それにベルを問い詰めたかった。他の三人もそれに賛同して、ヘスティアについて来た。フレイヤの護衛のオッタルもだ。

 

しかしベルは姿を消していた。

修羅場という名の二次会が始まった。

 

「ねぇ、ヘスティア。貴女とベルの初めて会った時の話が聞きたいわ」

 

「うちも聞きたいわ」

 

「私も私も」

 

ベルが居ない以上、彼女達は暇だ。だからと言って帰るのもつまらない。折角、共通の男を好きになったのだから、自慢話をする女子会に変わっていた。

 

 

 

 

 

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【イシュタル・ファミリア】の宴。

 

それはベル・クラネルが大金を使って、数百人のアマゾネスを買い、女主の娼殿を貸切でベルの絶倫が発揮された出来事。

 

それは後世に残る大英雄ベル・クラネルの一つの逸話として語り継がれるのは別の話だ。

 

ベルはアマゾネスとは違う、獣人の女の子を見て一つ分かったことがある。

 

あれはヒロインだと。あくまで仮定の話だが、この世界の主人公はベル・クラネルだとしたら。あれはフリードだった時に居た聖女アーシア・アルジェントと同じ雰囲気を持っている。

 

まぁ、あのクソビッチのアーシアちゃんは悪魔共と仲良くやってるから複雑だ。殺したい自分と赤龍帝が幸せにしてくれる事を願ってる自分がいる。

 

話を戻そう。彼女は誰かの策略で売られて、迷宮都市オラリオに来たのだろう。服装は見るからに着物。これで日本じゃなかったらエリア11か何かかな? 冗談だけど。

 

彼女は俺達の宴を、離れて見ていた。両手で見ないように隠してる割には、指の隙間から見ていた。いわゆるむっつりスケベちゃんなのだ。俺が彼女の方を見ると、目の隙間が埋まる。面白い。

 

俺は彼女も抱こうとしたが、俺のナニを見て気絶した。だから目隠しをして、皆の前で抱いた。初物だった。

 

 

 

 

 

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宴は低レベルのアマゾネスから体力が持たずに眠りについて行く。残ったのは高レベルのアマゾネス達と女神イシュタル。かと言って高レベルのアマゾネス達はかなり多い。

 

ちなみにブスが、また混ざろうとしたので気絶させてやった。

 

行為中に名前を聞いた。

獣人の女の子の名前はサンジョウノ・春姫。この世界の日本人だな。こちら風で言うなら極東か? 首輪をしているからに、逃さないようにされているのだろう。彼女も気絶したから後で個室で話を聞こう。

 

アマゾネス達は俺の子供を産むと宣言して、せがんでくる。一方でイシュタルは魅了が効かないのが腹立つらしくて、俺のナニを戦闘不能にしようと必死だった。

 

 

 

 

 

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俺はイシュタルを手刀で気絶させた。そしてアマゾネス達に春姫の事を聞いてみた。するとレベル4のアイシャが教えてくれた。

 

【イシュタル・ファミリア】が企んでいる計画。彼女のレアスキル【ウチデノコヅチ】レベルが一時的に1上昇する。を殺生石という魔導具を利用して春姫の魂を分割して、イシュタルが気に食わない【フレイヤ・ファミリア】と戦争するつもりだったらしい。

 

結論。オッタルはレベル7。ブスはレベル5。1上がっても6。フレイヤのとこはレベル6は何人も控えている。

 

勝てるわけないんだよなぁ。イシュタルって頭弱すぎでしょ。そんな無謀な事のために生贄にされる春姫が可哀想すぎだろ。

 

決めちゃったぜ。この俺様が助けてやろう! 俺は気絶した春姫を個室に連れて行った。

 

「春姫。起きろ」

 

「えっ、ベル様?」

 

「おはよう。オレは君の事がもっと知りたいんだ。ちなみに俺は極東一時期住んでたことがあるんだ」

 

そこから話が始まった。温泉の話や桜の色について。京都の町並みについても語りあった。ここに来た経緯を聞いてみると、騙されて勘当され売り飛ばされたぽい。夕立ではない。

 

「春姫は何も悪くない。君は騙されてしまったんだ。だから僕が助ける」

 

「春姫はただの娼婦です。助けられる価値はありません。娼婦は英雄にとって破滅の対象です」

 

「なら問題ない。俺はカンピオーネだから。お前は今から俺の物だ。異論は認めない絶対に」

 

俺は春姫の首輪を腕力に任せて、引き千切った。

 

「行くぞ春姫」

 

「【イシュタル・ファミリア】と戦争になってもいいんですか!?」

 

「戦争にならないから、大丈夫。安心して」

 

インベントリから転移結晶を取り出して。ここにマーキングして、ホームに帰るか。

 

ベルは春姫を抱き上げて、転移結晶を使用した。

 

 

 

 

 

__________

 

 

 

 

 

空は明るくなり、太陽が都市を照らす頃。一人の少女が大きなリュックを背負って歩いていた。

 

彼女の名前はリリルカ・アーデ。今日は面接の結果を聞きに【ヘスティア・ファミリア】のホームに向かっていた。

 

(ベル様が何とかしてくれるはずです。多分、大丈夫だと信じてますよ)

 

そんな事を心の中で呟いていたが・・・

 

リリが【ヘスティア・ファミリア】に到着して中に入ると、巌の様な見た目で強そうな冒険者が居た。

 

「ベル・クラネルのサポーターだな。中に入れ」

 

「はい・・・失礼します」

 

リリは目の前の冒険者に怯えながら、足を進んでいく。それもその筈。

 

(何でこんな所に【フレイヤ・ファミリア】の猛者オッタルがいるんですか!? 意味が分かりませんよ!)

 

しかし、リリの受難は終わってはいなかった。彼女が下に降りると、目の前には目を腫らしたヘスティア、それを慰める眼帯の女神、酒場で見かけたロキ、心が奪われそうになるほどの絶世の美女の女神が居た。彼女がフレイヤだと直ぐに分かった。

 

「お、おはようございます」

 

「あ、ちっちゃくて可愛い子や」

 

リリは取り敢えず、挨拶する事にした。

 

「サポーター君か・・・ベル君を知らないかい?」

 

「リリはベル様の所在は分かりません」

 

「そうかい・・・ならイインダヨ」

 

ヘスティアの目は死んでいた。いつもの元気は何処にもない。

 

「それで、ヘスティア様。リリは合格なのでしょうか?」

 

リリはこの状況はベルが作り出したと考えた。俗に言う修羅場だと判断した。ベルの事を尋ねるのは止めて、合格か不合格かを尋ねた。

 

「合格でいいよ・・・はぁ」

 

(流石、ベル様です!後は脱退金を払うだけなんですが・・・)

 

「なぁなぁ。バッグ下ろして、おチビちゃんこっち来てや」

 

「分かりました」

 

リリはロキに手招きされるままに彼女の横に座る。するとロキはリリを抱き抱えて膝に座らせた。

 

「ちょっ、何するんですかロキ様!?」

 

「可愛ええなぁ。それにいい匂いもする。これはベルたんに会うために、気合入れてきたパターンやな」

 

ロキはリリに抱き付いて離れない。

 

「暇だし。私は彼女とベルの話が聞きたいわね」

 

ヘファイストスは言う。それに賛同するフレイヤ。

 

「私も気になるわ。ベルはどんな風に冒険するのかしら?」

 

「なぁなぁ教えてくれるよな?」

 

そしてダメ押しのロキの一言。

 

(何でこんな事になったんですか!? これもベル様の所為でしょ! ベル様の馬鹿ァァー!!)

 

 

 

 

 

__________

 

 

 

 

 

【ヘスティア・ファミリア】のホームの目の前にベルと春姫は居た。

 

「ここから先は春姫に任せた。俺はイシュタルに用があるから、中に居る彼女達に説明を頼むよ。ついでに昼には絶対にここに戻ってくるって伝言頼むよ」

 

「分かりました。気をつけてくださいベル様」

 

ベルは再び、転移結晶を使用してその場から居なくなった。春姫は扉を開けて、中に入るとそこには一人の強そうな冒険者が居た。

 

「ベル・クラネルの関係者か?」

 

「はい」

 

「なら、下に行け」

 

春姫は男の後ろにある階段を降りて行った。

 

 

 

 

 

__________

 

 

 

 

 

「ゴライアスを瞬殺ねぇ。流石、私のベルだわ」

 

「何言ってるの? 私のベルよ。私が認めたんだから当たり前でしょ」

 

「ファイたんもフレイヤも寝言は寝て言え。ベルたんはうちのもんや」

 

「君達!ベル君は僕の眷属だぞ!」

 

(もう死にたい・・・何で殺伐してるんですか!?)

 

リリの話を聞いて、女神達の会話はループする。リリも神の前では嘘がつけないので、質問されまくってベルに対する想いがバレてしまった。女神達は容赦がないのだ。

 

結局の所、ベルが来なければ話にならないのだ。

 

「ミアハ様。ここ、怖い・・・」

 

「ナァーザよ。辛抱するのだ。ベルを騙さなければ、こんな事にはならなかったのだから」

 

リリが洗いざらい話をしてる途中で、【ミアハ・ファミリア】主神ミアハとその眷属のナァーザが訪れた。あの会話の後、女神達にホモと疑われたミアハだったがそんな事は無かった。ベルが置いていったカドモスの泉の水と、ナァーザがベルを騙した事の謝罪だ。

 

しかし、女神達はそんな事よりもベルの所有権を争っている。そこに新たな人物が加入する。

 

「初めまして。私の名前はサンジョウノ・春姫です。ベル様の伝言を預かってます」

 

この場に居た全ての人物が、春姫の方を向いた。ヘスティアが尋ねる。

 

「君は一体、何者なんだ?」

 

「ベル様の所有物です」

 

恥じらいながら、春姫は地雷を踏み抜いた。女神達は瞳に映っている獣人の少女が嘘をついていないのが分かった。

 

「で、ベルたんの伝言ってやつは何なんや?」

 

ロキが糸目から瞳を開き、話を進める。

 

「昼には絶対に戻る。と言ってました」

 

「貴女は昨日、私のベルが何処にいたのか知ってる?」

 

周りを煽って、質問するのはヘファイストス。

 

「昨日は【イシュタル・ファミリア】のホームに居ました」

 

その言葉を聞いて、全員が口を開いたままだった。そして女神達はキレていた。

 

「なら、ベルは貴女を抱いた後に買ったの?」

 

春姫にフレイヤは尋ねた。

 

「違います。まずベル様は【イシュタル・ファミリア】の娼婦達を現金で一括購入しました」

 

止まらない暴露。想像すらしていなかった展開で全員が頭が痛かった。

 

「そしてイシュタル様も混ざって、宴が始まりました・・・」

 

春姫の暴露話は続く。

 

 

 

 




エロは書けないよ(白目

取り敢えず10巻読んだから頑張る。
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