ベルが異世界の自分を知ってチートなのは間違いだろうか。 作:暇人
「よし、それじゃあ恩恵を刻むよ! 」
「お願いします! 」
ベルは上半身裸でベッドにうつ伏せになって、背中には女神ヘスティアが乗っており、ヘスティアが自分の指を針で刺すとベルの背中に神の血を垂らした。
ベル・クラネル
Lv.1
力:I 10
耐久:I 10
器用:I 10
敏捷:I 10
魔力:I 0
《魔法》
【】
《スキル》
【主役願望ヒーローズ・ビジョン】
・早熟する。
・憧れ続ければ効果持続。
・彼等の夢を見続ける。
【異界英雄アナザー・ヒーローズ】
・異なる世界の自分自身の能力を使う事が出来る。
・人格に影響が出る。
草薙 護堂
・勝者。神殺し。
・豪運。
・超直感。
・魔術無効。例外あり。
・闘争心に正比例して勘や反射神経と云った集中力とコンディションが最良に近づく。
・瀕死時における全アビリティ能力の超高補正。
・近くにいる神を探知する。そして闘争心を剥き出し、臨戦態勢になる。
・軍神ウルスラグナ10の権能が使用可能。制限あり。
桐ヶ谷 和人
・超反応。
・ソードスキルを使用可能。
・インベントリ使用可能。
・ゲーム廃人
・心意
空
・近未来予知。
・イカサマ成功率上昇。
・ゲーム廃人
・観察眼
・知力が大幅に上昇する。
ラバック
・千変万化クローステールを再現可能。
九重透流
・盾の焔牙を使用可能。
・身体能力が上昇する。
物部悠
・架空武装を使用可能。
・物質変換を使用可能。
・クリア・ドラゴン
カナタ・エイジ
・魔力を使用可能。
・崩力を使用可能。
・冥力を使用可能。
・絶力を使用可能。
春日アラタ
・アスティルの写本を使用可能。
・イーリアス断章を使用可能。
・アストラル・トリニティ
一条 将輝
・魔法を使用可能。
フリード・セルゼン
・精神干渉無効。
・人格破綻者
ジオ・インザーギ
・呪装刻印。精霊を身体に封じることが可能。
・狂王精霊。精霊を強制的に従わせる事が出来る。
幸平 創真
・大衆料理を再現する。
・創作料理を再現する。
・料理の腕が上昇する。
桐原 静矢
・固有霊装を使用可能。
・伐刀絶技を使用可能。
愛徒 勇気
・服の上からでも女性の胸のカップが分かる。
・見ただけでその女性の好きな下着のタイプが分かる。
・画力が上昇する。
雪村 透
・射撃能力が上昇する。
・画力が上昇する。
宮代 拓留
・妄想の具現化
「うひゃあ! 」
突然、ベルの背中越しに座っていたヘスティアが悲鳴を上げる。そのままヘスティアは余りに驚いたのか、後ろ向きでベッドから落ちてしまった。
ベルは慌てて起き上がり、倒れているヘスティアに近付いて声を掛けた。
「大丈夫ですか神様? どうかしたんですか? 」
ヘスティアは目を閉じて倒れながら、ベタに悩めるポーズをして黙っていたが10秒程で目を開けた。
「正直に言うとねベル君のスキルが異常なんだよ! 」
「どういうことですか? 」
ヘスティアの凄まじい形相に、ベルは驚きながら質問した。ヘスティアは軽く咳をすると、丁寧に説明を始めた。
「普通はね、スキルは他人と似ているケースの方が多いんだよ。例えば鍛治師には鍛治スキルの様にね。種族で言うならエルフが魔法関連のスキルに、ドワーフが力関連の様に。でもベル君のスキルは僕が知らない物だ。多分だけどこの二つのスキルは『レアスキル』だと思う。今まで確認されてない初めてのスキルなんだよ」
「そうなんですか。主役願望に異界英雄か。じゃあこの二つは僕だけのスキルなんですね? 」
ヘスティアは大きく頷く。
「でもねベル君! 他の神々は娯楽に飢えている。レアスキル持ちだと知らてしまえば、馬鹿な神々は君を手に入れようと色々な手段に出るかもしれないんだ! 大手のファミリアがちょっかい掛けて来たら僕の力では君を守れないんだよ... 」
「僕は... 『ヘスティア・ファミリア』所属のベル・クラネル。例えどんな理不尽が襲ってきても、ずっと貴女の側に居ます。僕が貴女と、このヘスティア・ファミリアを守ります! 二人で一緒に頑張りましょう、神様! 」
ベルはヘスティアの小さな両手を握り締め、その言葉を告げた。ヘスティアの顔は少し赤くなっていた。
「そうだね! 二人でこの『ヘスティア・ファミリア』を大きくして、オラリオの頂点を目指すぞぉ! 」
「はい! 神様! 」
この後、ヘスティアがアルバイト先からお持ち帰りしたジャガ丸君で、ベルはヘスティアに熱烈に歓迎された。
__________
ヘスティアはこの日決心した。
(僕がベル君を守る為には...ファミリアを大きくする事だ。ベル君は僕の『ファミリア』なんだから)
既に眠っているベルの頭を撫でながら、自分の想いを吐き出す。
「ベル君は誰にも渡さないよ...」
ヘスティアはベルの頬にキスをすると、ベルに抱き着き瞳を閉じた。
__________
ベルはヘスティアと、昨日の宴? の残り物で朝食を摂ってギルドに向かっていた。
今日の天気は雲一つない快晴。歩いていると色々な方向から会話が聞こえる。
(人が一杯居るなぁ。僕の村とは大違いだ。それに可愛い子も多くて、目の保養にもなるし)
ベルはすれ違う女性冒険者達のカップを測り、そしてどの下着が合うのか想像しながら歩いていた為、顔が少しニヤけていた。
徒歩、約10分程でギルドに着いた。
「ここかぁ。このギルド会館も大きいけど、アインクラッドをダイエットさせたみたいな塔のバベルも大きいなぁ。流石、迷宮都市オラリオ」
ベルは人を避けながら、ギルド会館の中に入って行き、受付と書いてある場所を探して、そこに向かった。受付には、眼鏡を掛けた綺麗なエルフの女性が居た。
「すいません。冒険者登録をしたいんですけどお願い出来ますか? 」
「新規冒険者登録の方ですね。それでは彼方の席で少しの間待っててください。書類をお持ちしますので」
ベルは言われた通りに、入り口の横にある席に向かいそこのソファーに座り込んだ。一分もしないうちに先程のエルフの女性が書類を持って来た。
「待たせてごめんなさい。私の名前はエイナ・チュールです。今日から貴方のアドバイザーになりました。それで君は何君かな? 」
エイナはニッコリと微笑んだ。それを見たベルは明るくて可愛いと正直に思った。でも同時に彼女の声に聞き覚えがあり、一瞬だけアスナに見えた。
(エイナさんの中の人はアスナ!? でも僕みたいに夢を見てる訳ないよね。それに見間違いかもしれない)
ベルは考えた事を胸の奥にしまい、自己紹介をした。
「僕の名前はベル・クラネルです。歳は14です。よろしくお願いします、エイナさん! 」
「ベル君か。年下だね。それじゃあこの書類に名前と所属の『ファミリア』を記入してね」
ベルはエイナの年齢を聞き出そうとしたが辞めた。
(今でなくてもいいよね。チャンスはある筈だし! )
ベルは言われた通りに、書類に必要な事を記入した。
「これでいいですか? 」
エイナはベルの書き込んだ書類に、不備が無いかチェックを始めた。
「うん、問題無いね。それじゃあ次は冒険者としての常識と心得を、私が説明するからね。覚悟して聞くこと! いいね? 」
ベルは心の中では、早くダンジョンでスキルを試したくてウズウズしていたが、このイベントは絶対に必要な情報だと判断したので、元気良く頷いた。
感想くれたら嬉しい。
インパクト足りないなら申し訳ない。