艦隊これくしょん~提督は仮面付き~   作:露湖ろこ

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今回は戦闘パートのリハビリです。
書き方とか変わってるかもしれないけど気にしないでね。
そういえばガンダムのロトって可愛くない?


敵艦隊鎮圧-後編-

二つのプロペラがヘリ特有の音を立て回転している。

ヘリは全速力で依頼主の下へ向かう。

しかし、ヘリで出せる速度には限界があった。

 

「おい、もう少し早くなんないのか?」

 

「これが最大だ。すまねぇな」

 

「そうか……」

 

ファットマンの言葉に俺はある考えが頭を過ぎる。

 

「ファットマン、コンテナのハッチを開いてくれないか?」

 

「おう、どうしたんだよ」

 

「俺にいい考えがある」

 

そう言うと俺はコンテナへ向かう。

 

「なんだそういう事かい」

 

「どうゆうこと?ファットマン」

 

二人の間では意思疎通はできたようだが話をあまり聞いていなかったマギーはそれがどういうことか分からなかったらしい。

 

「それもすぐに分かるさハッハッハ」

 

ヘリの下部にあるコンテナのハッチが開く。

ハッチの開いたコンテナからホワイト・グリントとストレイドが背を向けて降りる。

空中でホワイト・グリントとストレイドはスラスターを吹かしてバランスをとる。

二人はそのままOBを使い、ヘリよりも早く目的地へ向かった。

 

「速い……何あれ……」

 

マギーはどうやらネクストを見るのが初めてだったらしく、ヘリよりも速いACに驚いていた。

 

 

 

 

「ハハッコジマ粒子をさらに摂取すると頭以外にストレイドのパーツを付けれるようになるなんてな」

 

「私も知らなかった………」

 

と、俺達はとくに意味の無いような会話をしていた。

しばらくすると目的地が見えてきた。

EGF鎮守府固定砲台のみで応戦していたがそろそろマズそうだ。

 

「防衛本部、依頼を受けてきた。状況は?」

 

《雇われか!潜伏していた深海棲艦が我が鎮守府の周辺海域を占拠した。目的は鎮守府への進行だ!急げ!敵艦隊を鎮圧しろ!》

 

「潜伏していたことに気付かない上に、周辺海域を占拠されるとはな………無能にしてもほどがある……か」

 

「でも、やるしかない………」

 

《頼む!早くしてくれ!陸上では砲台でなんとかなるがリスクが高すぎる!海上で迎撃してくれ!》

 

「頼んだぞホワイト・グリント……」

 

俺が静かに言うとホワイト・グリントは頷き駆逐イ級の群れに突進する。

駆逐イ級の群れのど真ん中で止まると集中砲火される前にアサルトアーマーを使用し駆逐イ級の群れを吹き飛ばす。

 

「さすがだな……俺も負けてらんねぇな」

 

そう言うとスラスターを吹かして海を滑りながらKARASAWA-MK2特有の音を鳴らして空母ヲ級達の腹に確実に命中させていく。

腹に穴の開いたヲ級達は海に沈んでいく。

人型の深海棲艦だと罪悪感がかなりヤバイ。

こうして、俺達が敵を倒している間もかなりの数が陸上に上がったらしい。

 

《何をしている!防衛部隊もうもたんぞ!海上で必ず敵を迎撃しろ!ぐっ……ぁああああa……》

 

通信が途切れた。

どうやら本格的にヤバイらしい。

 

 

 

 

「こちら第1部隊!各部隊被害状況を報告しろ!」

 

《第3部隊被害甚大なり!もう持ちません!》

 

《第2部隊限k………》

 

《第4部隊未確認の深海棲艦を確認しま………こっちに向かってくる!総員撤退!早くs………》

 

「糞ったれ!あいつらは何をしている!」

 

「隊長!弾がもうありません!」

 

「ここまでか……」

 

EGFの部隊員達はそろそろ押し切られるということをもう知っている。

しかし、ここで引くわけにはいかない。

が、しかしもう打つ手がなかった。

その時上空をヘリが通過する。

ヘリからは赤い装甲に見を包んだ一人の少女が降りてきた。

 

「手こずってるようね………手を貸すわ!」

 

 

 

 

 

かなりの敵の数が、敵は艦だったのでネクストの俺達には得に問題は無かった。

艦なら問題は無かったさ。

しかし、深海棲艦が通常の艦これではありえないものを投入してきた。

それは光さえも吸い込んでしまいそうなほどに黒い装甲、そしてその装甲に青白く光る炎の模様を機体各所に刻んだUCR-10だ。

こいつらは通常のACのままのはずだが海上で自立している。

さらにサイズもそのままだ。

それが3機、俺達の目の前にいる。

 

「でかい……」

 

こいつらはいつも画面越しに見ているACと違いその大きさが実感できた。

前までの俺なら逃げ出してしまうだろう。

しかし、俺は今戦う力を持っている。

こいつらよりも強いネクストの力を。

上空をヘリが通過する。

ヘリから白い重装甲に見を包んだ一人の少女が降りて来る。

そしてUCR-10のコアの目の前まで降りてきたところで少女が一発蹴りを入れた。

UCR-10はバランスを崩し転倒し、少女は水しぶきを上げて着地した。

 

「遅かったじゃないか……」

 

俺が言うと少女は俺の言ったことに対してこう言った。

 

「それは私の台詞だ」

 

俺とフォックス・アイがこんな話をしている間に蹴られたUCR-10が立ち上がる。

コアの上部が凹んでいる。

そいつだけ動きが鈍っている。

どうやらコアが弱点らしい。

 

「お前達こいつらはどうやらコアが弱点みたいだ。一人で1機潰すぞ。コアを集中的に狙うえ」

 

「近くにはこいつらは以外敵はいないらしい………」

 

《こちらゲルニカ!ぐうっ……ACが表れた!》

 

「ゲルニカか、そいつの弱点はコアだ近くに吹雪と熊野がいるだろ?二人と協力してそいつを迎撃しろ」

 

《了解した》

 

どうやらゲルニカ達のところにもこいつらが現れたらしい。

 

UCR-10が一歩ずつ俺達へと近づいて来る。

俺達はそれぞれOBを使用して突っ込んでいく。

俺達の作戦はこうだ。

一気に敵に接近してコアを蹴る。

そして、バランスを崩したところをコックピットのハッチをこじ開け動かしている物をぶっ壊す。

単純で簡単だ。

OBで敵に突っ込んでいく俺達の後ろでこいつらが撃ったライフルの弾が水しぶきを上げている。

俺達は同じタイミングでUCR-10の目の前でジャンプすると、同じタイミングで蹴りを入れた。

そしてコックピットハッチをこじ開ける。

 

「なんだこりゃ!?」

 

コックピットハッチを開けるとそこにあったのは立方体のコンピュータだった。

深海棲艦にこんなものがあったとは。

他の2機も同じだったようだ。

フォックス・アイとホワイト・グリントは迷わずそれを破壊した。

俺はコンピュータの電源装置を発見するとそれを持ち帰る事にした。

 

 

 

 

 

「なんですの!?これは!」

 

「わかりませんよ!こんなのぉ!」

 

「こいついい腕ね……!気に入ったわ!」

 

UCR-10はでかいだけあってAC娘と艦娘より鈍重な動きだった。

 

「提督の話によればこいつの弱点はコアと呼ばれる胴体部分のパーツよ。貴女達二人であれの注意を引きなさい、私のレーザーでコアを焼くいいね?」

 

「わ、わかりました!」

 

「よろしくてよ」

 

吹雪と熊野がそう言うとゲルニカはレーザーのチャージを始める。

吹雪と熊野は二手に別れて吹雪が12.7cm連装砲で熊野は20.3cm連装砲でUCR-10に攻撃する。

爆発でUCR-10の動きがさらに鈍る。

全身の各所に刻んだ青白い炎の模様が黒く焼き焦げていく。

UCR-10は吹雪と熊野に向かってライフルとパルスマシンガンを撃つ。

熊野が弾を避けながらこう言った。

 

「なんで艦娘が陸で戦わなければいけないんですの!」

 

吹雪もそれを思ってはいたがそれは口に出さなかった。

ゲルニカのレーザーのチャージが終わった。

瞬間まるで魔法のようなかなり高火力のレーザーが発射される。

人間サイズのAC娘から放たれたレーザーはACを貫通させるのには足りなかったが、ACのコアを破壊するには十分な火力だった。

コアが破壊されたUCR-10はその場に崩れ落ちる。

 

「やったぁ!」

 

「やりましたわ!」

 

吹雪と熊野の二人は歓喜の声を上げ、ゲルニカは腕を組み自慢げに微笑む。

 

《ゲルニカ聞こえるか?そろそろ二人をつれて戻って来い。撤収するぞ》

 

「了解した。吹雪、熊野帰還するわよ」

 

「これの調査はどうするんですか?」

 

吹雪はUCR-10の残骸を見て言う。

熊野はどうせすぐEGFの調査隊が来ると言って調査はEGFに任せる事にした。

三人は提督のいる海の方向へ向かった。

海を進んでいく三人の背中は夕日に染まっていった。

提督の回収したコンピュータで今日は長い夜になりそうである。




え~久しぶりに戦闘を書きましたけど、どうです?感想は。
今はそれ程のものではないと思いますが自分的には満足しています。
それじゃあまったのぉ~ノシ
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