第2艦隊を編成します。
読む前にどんな艦隊になるのか予想するのもいいかもしれませんね。
あとこれを読む前に前話を読むことをオススメします。
執務室を後にした提督は特殊兵装開発室へ向かう。
リーダーはいったいどんな武器を作ってくれているだろうか。
だがどんな物ができているかはだいたい想像できる。
特殊兵装開発室の前まで来ると扉の前で一度止まる。
そして、ドアノブに手をかける。
ドアノブを捻り扉を押し出す。
それと同時に凄まじい熱気とモーターの回転音と金属が擦れる音が混じり合った暴力の象徴とも呼べるような音が鳴り響く。
「あぁ提督ですか!完成しましたよ!これが対深海棲艦規格外六連超振動突撃剣!通称グラインドブレードですよ!」
「おぉ!やっぱりか、思ったとおりの物を作ってくれた!」
「やっぱりですか!チェーンソー6個と聞いてきっとこういう物を考えているんだとおもっていましたよ!」
興奮していた二人だったが少し落ち着いてきた。
ここでリーダーが提督にあることを告げる。
それは対深海棲艦規格外六連超振動突撃剣という名前だが、一応あるAC娘のシリーズが運用に適しているということ。
しかし、今この鎮守府にそのシリーズのAC娘はいない。
そこでリーダーはあるレシピを渡してきた。
それはそのシリーズのAC娘のレシピらしい。
「ありがとうございます。ちょうど資材も大量にあるのでもう1艦隊分建造してきますよ」
「ははっ……前回の依頼で4機の新型兵器を仕留めたらしいですからね」
提督はリーダーに一礼するとグラインドブレードを持って工廠へ向かう。
工廠へ着いた提督は1艦隊分の建造を始める。
AC娘が3人と艦娘が3人、どんなメンバーが増えるのか非常に楽しみである。
気がつくと提督は寝ていた。
パソコンで書類の整理をしていたがどうやら寝落ちしてしまったらしい。
日付は次の日へと切り替わっていた。
「うぅ……建造はどうなった……」
提督がそう言うとホワイト・グリントがいつからいたのかは知らないが後ろから建造されたメンバーのリストを渡してきた。
提督はまずAC娘から見た。
それはグラインドブレードを運用できるAC娘がいるのかを早く確認したかったからだ。
一人目はヴェンジェンス、この名前を見た瞬間に提督は彼女にグラインドブレードを持たせようと考えた。
二人目はハングドマン、提督はうるさい奴だろうなと直感した。
三人目はトールハンマー、異能生存体かな?
次は艦娘。
建造されたのは睦月と青葉と三日月の三人だ。
「よし、ホワイト・グリントあの6人をここに連れて来てくれないか?」
ホワイト・グリントはこくりと頷き部屋を後にする。
しばらくするとホワイト・グリントがあの6人を連れて執務室に戻ってきた。
ホワイト・グリントは6人を整列させると自己紹介をするように言う。
「あなたが司令官ですね。三日月です。どうぞお手柔らかにお願いします」
「あぁよろしくな」
「ども、恐縮です、青葉ですぅ! 一言お願いします!」
「お、おう……これから頑張っていこうな?」
「睦月です。はりきって、まいりましょー!」
「おっそうだな」
「トールハンマーだ!まっ、気楽にいこうぜ?」
なるほど、トールハンマーはこういうタイプなのか。
「ギャハハハハ!ハングドマンよ!楽しくやっていきましょうねー!」
予想通りの性格であった。
まぁ面白そうだ、多分。
「ヴェンジェンスです……わ、私死んじゃうのは嫌です……」
モロRDな性格だ。
グラインドブレードを与えたらどうなるやら。
「ヴェンジェンスは俺と一緒に工廠へ来てくれ。他の5人は好きにしてくれ。それでは解散!」
提督、ヴェンジェンス、ホワイト・グリント以外のメンバーが執務室を出た。
提督はホワイト・グリントにリーダーを工廠に連れて来るように言った。
そして、提督とヴェンジェンスはそのまま工廠へ、ホワイト・グリントはリーダーのいるであろう特殊兵装開発室へ向かう。
工廠に着くと工廠より遠い特殊兵装開発室にいるはずのホワイト・グリントとリーダーが先に待っていた。
「え、えと………私なんか………」
「あぁ彼女がグラインドブレードを装備するAC娘?」
リーダーがヴェンジェンスを見て言う。
提督はそれに対しそうだと答える。
すると、リーダーは工廠の外まで行き提督も来るように手招きする。
提督はリーダーのいる場所まで行くと尋ねる。
「どうしましたか?何か問題でも。」
「いやさ、ホワイト・グリントにあのACのデータ見せてもらったし、さっき実際にも会って思ったんだけどさ。あの娘で大丈夫なのかなぁ?」
「俺は彼女しかグラインドブレードを持つに相応しいAC娘はいないと思いますが……」
「えっと……あのハングドマンとかいう娘って考えは?」
「ありません」
提督がそうキッパリと言うと、リーダーは分かったと言い工廠の中に戻る。
リーダーが中に入ると提督も工廠の中に入っていく。
提督が戻って来るとホワイト・グリントが真っ先に提督に尋ねる。
「提督……何か問題でも……?」
ホワイト・グリントにそう尋ねられたが、リーダーは提督が答える前にヴェンジェンスに言う。
「君、戦いって怖い?」
「え、えと……怖い……です………」
「そうか……具体的には何が怖い?」
「敵が怖いです……怖くてたまらないです……」
「でもまだ出撃はしてないんだよね?なんでそんなに怖いんだ?」
「私分かるんです………敵の殺意が、自分にとって危険な存在が……」
その言葉を聞いたリーダーはなかなか面白そうだと呟く。
「今だって怖いです………提督達は私に何をしようとしてるんですか………?」
今にも泣き出してしまいそうな瞳をしたヴェンジェンスは震えながら提督達に尋ねる。
しばしの静寂。
工廠は何かの機械の駆動音が響いていた。
静寂の中提督は何か思い出す。
そしてニヤリと微笑みこう言った。
「怖いヤツは消してしまえばいい。貴様になら、それが出来る筈だ」
「私にはムリです……死んでも、死ぬのだけは嫌です………」
「俺はそうは思わん。お前はここにあるコイツを使う事が出来る特別な力がある」
そう提督は言い、台の上に乗せられたグラインドブレードを指差す。
「特別……」
特別と言う言葉を聞いた瞬間ヴェンジェンスの瞳が輝く。
「コイツは使い手の力を限りなく引き上げる事が出来る武器だ。それをお前は使う事が出来る。それはお前が特別だからだ……」
「で、でも……私なんかじゃ………」
「黙れよ。証明して見せろ……お前の可能性を!」
「提督……」
ヴェンジェンスは泣きながら提督に抱き着く。
提督も泣きそうであったが、ACの頭部のため涙は出なかった。
涙は見せたくなかったのでそれでよかったのかもしれない。
ヴェンジェンスが少し落ち着くまでかなり時間があった。
リーダーはその間に何かを取りに行く。
リーダーがその何かを持って戻ってきた時にはヴェンジェンスは少し落ち着いていた。
「ヴェンジェンス……グラインドブレードを使用する前にはこれを飲むんだぞ」
そう言ってリーダーが手渡した物は何かの錠剤。
後から提督がリーダーに聞いた話だと全身の痛覚を一定時間麻痺させる薬らしい。
全ては整った。
後はサイレントライン攻略だけだ。
後半かなりシリアスで頑張ったつもりです。
あと書いてる時になんか頭の中でACシリーズの時系列が固まったので下に書いておきますねっと。
初代+MoA+PP→AC2→AA→AC3→SL→NX→NB+FF→LR→AC4→fa→V→VD→そして歴史は繰り返す(初代へ)
っとまあこんな感じです。
それじゃあまったのぉ~