ヒャッホイヒャッホイハッハー!
てなわけでナインボール回どぞー!
(ナインボール成分が多いかは知らない)
ー修正が必要だー
その瞬間赤と黒で統一された深海棲艦が現れる。
レ級が1隻、ヲ級が2隻、チ級が5隻、ACが1機。
そのACを見た瞬間、提督は絶望した。
「ナインボーライザー…………」
提督はそう呟く。
ナインボーライザー、それはナインボール・セラフを改良した機体で、提督の知る中で最も最強の性能を誇るナインボールシリーズの1機。
両肩に増設された粒子を制御するシステムが内包されているバインダーが、ダブルオーライザーのバインダーに似たデザインであるためそう呼ばれている。
さらにコジマ技術を応用したプライマルアーマー、アサルトキャノンを備え、またオービットキャノンによるオールレンジ攻撃も可能である。
ACのゲームにさえでれば楽勝で死ねる性能だ。
「こんなやつ………勝てる訳が…………」
提督がそう言い艦隊を撤退させようとするとハングドマンが言った。
「う~ん♪面白そうだぁ………」
「怖い奴は消してしまえばいい……アンタがそう言った」
ーこれが最後の警告だー
また声が聞こえる。
感情の無い声。
『今すぐこの海から去れ』
はっきりと聞こえる。
先程からの何処からか響く機械的な声とは違う。
感情はこもっていないが人の声だ。
男の声、それはあのナインボールから聞こえて来る。
「全機、戦闘開始!敵艦隊を排除する!」
そう言い提督とAC娘達はナインボールへ突撃する。
艦娘達は全員チ級へ向かう。
「すまないがハングドマンはレ級をやってくれないか?」
「あ、そうなんだ~ま、いいよぉ!」
ハングドマンはスピードを上げレ級に突撃していく。
「フォックス・アイ、ゲルニカお前達はヲ級とその艦載機を頼む」
「了解した。よし!」
「結果は見えているが……」
そう言うと二人もヲ級へ向かっていく。
「よし、トールハンマー、ヴェンジェンス、ホワイト・グリント聞いてくれあのナインボールにはPAがある。それを手っ取り早く減衰させるのに一つ考えがある。ヴェンジェンス、お前のグラインドブレードでPAを削ってくれ」
「やれます!私にならやれます!任せてください!」
「それは良かった。PAが減衰したら俺とトールハンマーが奴に攻撃を開始する。粒子制御をしているバインダーを優先して狙え」
「いいぜ!あれをぶっ壊せばいいんだな!?」
「あぁ、ホワイト・グリントはヴェンジェンスがPAを削っている間にAAをチャージ、俺達がバインダーを破壊したらAAでナインボールに攻撃してくれ」
ホワイト・グリントはコクりと頷く。
「ギャハハハハ!いいねいいねー!最高だ貴様ァアアアアアア!!」
塩と漂流物で構成されたマスブレードでレ級を殴りつける。
しかし、これをレ級は腕で受け止め笑っている。
レ級の脚が物凄いスピードでハングドマンへ向かっていく。
ハングドマンはその蹴りを脚のシールドで受け止め、カウンター蹴りをする。
そしてよろめくレ級の頭部へマスブレードの一撃。
完璧な攻撃の流れ、骨の砕ける音。
だが、レ級の頭部は一部が凹んだだけでまだ平気そうに笑っている。
実に不気味であるがハングドマンもそれと似た不気味な笑みを浮かべている。
だがこれは、単純な笑みでは無い。
何かを企んだ笑み。
しかし、ハングドマンのその笑みは背後の廃墟と化した超高層ビルにより影になりレ級からは確認することができない。
「う~ん……それじゃあお姉さん少し頑張ってみるかぁ……」
レ級は口を開き不気味な歯を輝かせる。
これがレ級が本気モードに切り替わった合図だ。
しかし、これが二人の決定的な違いだ。
ハングドマンはまだ余力を残している。
「それじゃあちょっと鬼ごっこしようかぁ………」
そう言いハングドマンはレ級に蹴りを入れ、腕に接続されたマスブレードを取り外し、レ級に投げつけ目くらましをする。
蹴られバランスを崩したレ級はさらにマスブレードが当たり、転倒する。
その隙にハングドマンはスピードを上げ、ビルへ向かう。
レ級もバランスを立て直すとハングドマンを追いかけビルへ向かう。
ビルへ向かう途中レ級からの砲撃があるがハングドマンはそれを華麗に躱す。
砲撃を避けられ続けレ級は舌打ちをする。
完全にハングドマンのペースにはまってしまった。
「ギャハハハハ!どーしたー!?その程度なのかなぁーハッハッハァ!」
そう言いながらハングドマンはビルの中へ入っていく。
ビルの中は広い空間となっており、中心に広い広場があり、それを囲むように観客席のような物がある。
広場にはいくつもの柱があり、それが支えとなっているようだ。
ハングドマンは中心にある一番太い柱をへし折り、天井を突き破り上へ行く。
ACだからこそできる技だ。
しかし、レ級はそれができず、階段を上るしかなかった。
それが二人の間に差を生んだ。
ハングドマンが最上階にたどり着いた時にレ級はまだ半分も登れていなかったのだ。
レ級はふと天井の穴を見上げる。
ハングドマンは逆にそれを見下ろしている。
ハングドマンの居る場所は最上階と言っても実はさらに上があったらしいが今はもう存在せず、それを支えていた柱だけが残る。
ハングドマンはその柱を腕に接続するとそれをマスブレードとする。
そして、柱を折られ脆くなった中心の床をマスブレードで粉砕しながらレ級に向かって突っ込んでいく。
中心の床が崩れると周りも段々と崩れていき、それがレ級に降り注ぐ。
瓦礫に周りを塞がれ逃げ道を失うレ級。
それをハングドマンのマスブレードと瓦礫が襲う。
全身の骨が砕け、肉が飛び散る音。
そこに元のレ級の原形は無い。
ハングドマンはそれを確認すると、ビルから脱出する。
外に出たハングドマンは崩れゆくビルを見てこう言った。
「少しは楽しかったよギャハハハハ!また遊びたいねぇ~ま、もう死んじゃったけどさ!」
黒い敵艦載機が上空を飛び交う。
それをゲルニカのEOとミサイルが追跡する。
中距離での撃ち合い。
EOは敵艦載機の攻撃を避けながら後ろに回り込む。
次の瞬間EOの攻撃が敵艦載機を後ろから焼く。
この一連の流れが敵艦載機とゲルニカのEOが1機になるまで続いた。
ゲルニカのEOは敵艦載機へ先程と同じように攻撃をする。
攻撃を受けた敵艦載機は煙を立てながら落ちていく。
残るはヲ級が2隻だけだ。
「残るはヲ級が2隻だけだ」
「いいぞ、よし!」
フォックス・アイはカラサワを1隻のヲ級へ向けて放つ。
ゲルニカはそれをレーザーで援護する。
ゲルニカのレーザーはヲ級の頭部に被せられた帽子を飛ばした。
そしてフォックス・アイが腹部に蹴りを入れる。
ヲ級は少し後ろへ退くが、すぐにステッキを剣のように持ちフォックス・アイへ向かっていく。
フォックス・アイは真正面からカラサワをヲ級に撃ち込んだ。
真正面からカラサワの一撃をくらったヲ級は海底へ没していく。
残るはもう1隻のヲ級。
もう1隻のヲ級も艦載機を切らしている。
もう1隻のヲ級は先程のヲ級と同じようにステッキを剣のように持ちフォックス・アイへ向かっていく。
「何も学習しないな………」
そう呟くと、フォックス・アイはカラサワを真正面からヲ級へ撃つ。
しかし、ヲ級はそれを避けた。
「なるほどぉ………が、しかし」
ヲ級はフォックス・アイの目の前まで来ており、剣を突き刺す構えをしていた。
次の瞬間、ヲ級がフォックス・アイを貫くよりもゲルニカのEOがヲ級の心臓を貫いた。
ヲ級は海底へ没していく。
「礼を言う……」
「睦月ちゃん後ろ!」
「分かったよ吹雪ちゃん!」
吹雪が睦月に言うと睦月は後ろを向き12cm単装砲を撃つ。
睦月の後ろにはチ級が居た。
真正面から攻撃をくらったチ級は体勢を崩す。
さらに体勢を崩したチ級の真後ろから三日月が追い撃ちをかける。
2発ともくらったチ級はそのまま海底へ没していく。
「これで敵は3体ですわ!」
熊野と青葉が3人の所へ向かいつつそう言った。
後方ではもう1体のチ級が海底へ没していく。
味方は5、相手は3、楽勝だ。
「私が目の前の1体をやります。他の方は残りの2体をお願いします」
「分かりましたわ。青葉さん行きましょう」
「青葉にお任せー!」
吹雪が言うと熊野と青葉は3体居る内の1体のチ級へ向かう。
「三日月ちゃん行こうか?」
睦月が言うと三日月は頷きチ級へ向かう。
「私がやっつけちゃうんだから!」
吹雪が砲を撃つ。
チ級はそれを避け砲を撃つが、吹雪はそれを避ける。
これの繰り返し、泥仕合だ。
「こうなったら一か八かやってみるしか!」
ーパージします。
吹雪は61cm三連装魚雷を強制パージし手に持った。
そしてそのままチ級へ突撃する。
この行動にチ級は困惑したのか砲撃が止む。
吹雪がチ級を横切る、その瞬間吹雪は手に持った魚雷をチ級の顔面に叩き込む。
チ級の仮面が剥がれ落ちる。
人間や艦娘と変わりの無い普通の素顔。
その顔は恐怖に満ちている。
吹雪は進む方向とは逆の方向、チ級の方を向き12.7cm連装砲を引き撃ちする。
吹雪はチ級が沈むまで砲を撃ちつづけた。
「なんだろう今の動き?凄く自然にできたけど………」
そう考えていると他も片付いたようで合流した。
「こっちだナインボール!」
提督はKARASAWAをナインボールに向けて放つ。
ナインボールもパルスキャノンで応戦する。
「俺を忘れてもらったらこまるなぁ!」
トールハンマーも背後からバトルライフルを撃つ。
するとナインボールは垂直ミサイルで応戦してきた。
トールハンマーはこれをマシンガンで撃墜する。
「ハッハッハァー!やれるやれる私ならやれるんだ!」
ヴェンジェンスはそう言い、リーダーから貰っていた錠剤を飲む。
そしてグラインドブレードを起動する。
グラインドブレードは腕にくっつくように稼動し接続用のパーツが直接腕に突き刺さる。
さらに制御エネルギー用アームが左肩に直接突き刺さる。
ー不明なユニットが接続されました。システムに深刻な障害が発生しています。
ブレードが一回展開され、チャージの時にブレードが円状に並び、豪炎を撒き散らしながらドリルのように大回転を始める。
そしてヴェンジェンスはナインボールへ向かって跳躍する。
グラインドブレードをナインボールの真上から振りかざす。
予想通りナインボールはPAを展開した。
しかし、鼓膜を裂く程のとても大きな何かが擦れて削れるような音と共にPAにグラインドブレードが減り込んでいく。
PAが減衰する。
提督とトールハンマーはそれぞれ片方ずつバインダーに自分の火力を集中させる。
バインダーが爆発を起こす。
その瞬間ホワイト・グリントがナインボールの懐に飛び込みアサルトアーマーを発動した。
緑の爆発と共にナインボールは海底へ没していく。
「ハハッ……無理だと思ったけど俺達であいつを倒せたぞ!ハハッハハハハ………よし、それじゃあ今から直接敵の基地に乗り込むぞぉ!」
さて次回はとうとう深海棲艦の基地内部へ殴り込みです!
皆さん期待しててくださいよ~(自らハードルを上げていくスタイル)
それじゃあ次回もお楽しみにぃ