輝光翼戦記 -もう一人のイシリアル- (仮)   作:雪の変人

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おはようございます。雪の変人です。

第一話と称したプロローグ2ですわw

開戦にはもう一話はさみます。




第1話 模擬戦(?)

「ようやく二人に会えるんだぁ~。わくわく♪」

 

僕は部室に向かって歩く中、そんなことを考える。

歩武ちゃんとは歩武ちゃんが小さい頃に2,3度会ってるけど今がどうだか知らない。多分イケメンになってるんだろうな…あの頃は可愛い顔してたし…

弓那ちゃんにいたっては一度も見たことがない。でもあの人に似てるって話だし…

 

「そんなことどうでもいいや。早く行こっと。」

 

僕は早足で部室に向かう。

 

 

「やほー!来たよキラちゃん!」

 

「やっときたか。あとキラちゃんと呼ぶな。」

 

ぶーぶーと反論するもキラちゃんと呼ぶのは嫌らしい。…可愛いのに。ってあれ?

 

「歩武ちゃんと弓那ちゃんはいないの?」

 

「ん?あぁ。明日また来るようにと言っておいた。今、この時間から説明を始めてしまっては遅くなりそうだったからな。」

 

ガーンと僕の中で音がする。はぁ、ようやく会えると思ったのになぁ…

 

「ん?どうした?さっさと座れ。これから明日の段取りを説明するんだ。白にはちょっとやって貰いたいことがあるからな。」

 

「うん…わかった…。」

 

僕はあからさまに落ち込みながらキラちゃんの向かい側の席に座る。

 

「で、僕は何をしたらいいの?」

 

僕はさっさと切り替えて話を聞く姿勢をとる。

キラちゃんが結構真剣な顔をしているのでしっかり聞かないとあとでどうなるか…

 

「明日、弓那達が来たら星徒会大戦について説明するつもりだ。」

 

「うん、そうだよね。確か那由他ちゃんが近々解任されるから…」

 

「うむ、選挙が行われる。そこで我々は弓那をその選挙に出馬させるわけだ。」

 

…やっぱりこれって…ううん、考え過ぎかな?そこまでしないよね…?

 

「弓那たちに説明を入れる。その際あいつらがわからなそうな顔をしたり疑問をぶつけてきたら簡単に噛み砕いた説明をしてやって欲しい。それか簡単なプリントでも用意しといてくれ。だがあまり詰め込み過ぎてもあいつらには毒だ。ホントに少しの説明で納得出来るように作ってくれ。」

 

「はーい。プリント作っとけばいいんだね?えっと…単語とかの説明でいいの?」

 

「そうだな…多分あいつらは星徒会大戦のことをまるで知らないから星徒会大戦について書いてあればいいんじゃないか?説明にはあまり時間を取りたくないのでな。プリント内容は任せる。そして質問とかは全部白にさせるから答えられるようにしておけよ。もちろん噛み砕いて説明出来るようにな。」

 

「はーい。…ってそんなに弓那ちゃんって頭悪いの?」

 

言うな、というようなため息。

まぁ頭良ければ今進級できないとかで悩んだりしてないよね。

 

「まぁそんなところだ。」

 

「りょーかーい。明日までにプリント作って刷っとけばいいんだね。んで、どんな質問が来ても答えられるようにしとく…と。」

 

…これってつまりキラちゃんが面倒なことを僕に押し付けてるだけだよね…?

 

「じゃあ、頼んだぞ。私はまだこれからやることがあるのでな。」

 

「はーい。いってらっしゃーい。」

 

部室から出て行くキラちゃんに手をふる。

 

「…さて、帰ろうかな。プリントとか作らないとだし…」

 

僕も部室の戸締りを確認し、学校を後にする…つもりだった。

 

 

 

 

 

-side 黎

 

「でさー、キラちゃんてばいつも僕に…って聞いてるー?」

 

「…なんで俺様が愚痴を聞かないといけないんだ…?」

 

今日も部活に勤しむ俺。そこにいきなり現れたと思ったら愚痴を聞いてよと…こいつは何がしたいんだよ。

邪魔がしたいのか?邪魔がしたいんだな?

 

「いいじゃんかー。暇でしょー?」

 

「俺様は練習の監督をしないといけないんだ。だから暇じゃないんだよ!」

 

「ぶーぶー。ちょっとくらい付き合ってくれてもいいじゃんかー。」

 

ったく…俺様が言った意味を理解してるのかこいつは…だから年下は…ってこいつ天才少年とか聞いたが…

 

「なぁ、なんでお前、男なのに女子セーラーなんだ?」

 

「え?いままで一緒のクラスだったのにそれ今頃聞くの?」

 

「んなこと言ってお前クラスに顔出すことあったか?」

 

「ん~…年に数回くらい?あとは校長室登校かな?」

 

わらって見せる雪路。なんだよ最後の疑問は。こいつよくわからんな…かと言って部活の時にはよく絡んでくるしな…俺様にはなんで絡んでくるんだったか…?

 

「でー。制服の話だけどー。」

 

俺様は話半分に聞く。なんでも昔着せられてハマったとか言ってるな…

昔?今こいつ12歳とかって…あれ?1年の時も12歳って言ってたような…

一体何者なんだこいつは…

 

「ところでさー。僕暇なんだけど…」

 

「さっき言ってたプリント作りとやらをやればいいんじゃないか?」

 

「だからーそんなのあとでいいんだよー。それ以外で…そうだ!」

 

立ち上がったかと思うといきなり俺様のジャージの裾を引っ張ってくる。

 

「そういえばさ、近々那由他ちゃ…じゃなくて星徒会長に不信任を叩きつけるんでしょ?」

 

…なんでこいつ知ってるんだ?俺様は運動部連合以外に話していないはずなのに…

 

「でさ、ちょっと星徒会大戦の論説戦の模擬戦でもしない?僕対黎ちゃんの一騎打ちで。」

 

「模擬戦って…学校の設備を勝手に使えるわけないだろう…」

 

そう言うと雪路は携帯を取り出し誰かに電話をかける。

 

「あ、進ちゃん?今から論説戦の模擬戦したいんだけど…場所?総合体育館のテニス部のエリアで…あ、あとあの投影機も作動させて欲しいんだけど…いい?やったぁ!進ちゃん愛してる!」

 

なんだよ最後のは…携帯越しに投げキッスとか恥ずかしいことよくできるな…

 

「オッケーだってさ!さっすが進ちゃん。心が広い!」

 

「心が広いってなぁ…まぁいいか。で、模擬戦ってどうするんだ?さっさと終わらせて練習に戻らせてくれ。」

 

「ぶー。練習練習って…僕と練習、どっちが大事なのさ!」

 

「いや、練習だろ…」

 

「ノリが悪いなぁ…で、ルールは…そうだ、面白そうだしテニス形式とかどう?ポイントはテニスと同じ、1ゲーム先取勝ちで。球を打つたびに言葉を乗せて打つ。自分にキツイ言葉だと思うほど球が重くなって返せなくなる。言葉は…もう罵倒とかそんなんでいいや、題材立てるの面倒だし。」

 

「面倒ってなんだよ…まぁそれでいいならいいだろ。さっさと始めるぞ。」

 

そういって俺様はコートに入る。。テニス部員たちも何故かこちらを見ているあたり、試合に興味があるみたいだな…勝たないと示しが付かない、か。

俺様は気合を入れ直し、コートに構える。

 

 

 

-side out

 

やったね。これで暇つぶしができる。しかも相手の技量もはかれるしこれはラッキーだよ。

 

「さ、始めよっか♪あ、そこのお兄さん、ラケット貸してくれるー?」

 

僕は近くにいたテニス部員にラケットを借りる。ちょっと赤くなってて可愛かったなー♪

 

「サーブはお前にやるよ。」

 

「そう?ありがと♪」

 

僕はボールをもらう。そして構える。

 

「ちょっとだけラリーしよっか。いくよー。」

 

僕は軽くサーブをする。そこにぼそっとシスコンと言葉を添える。

 

「うお、なんだよその重いサーブは!」

 

のわりに軽く返してる黎ちゃんはすごいと思うよ、うん。

そのまま数回ラリーをして一旦止める。何回か場がざわついたような気がするけど…は!

 

「誰か中が見えた人~♪」

 

まわりがまたざわつく。も~、みんな男の子なんだから…

 

「このロリコンどもめっ♪」

 

僕は自分の可愛さを最大限に引き出して罵倒の言葉を出す。すると何人かは倒れてしまう。ふ~ん…7,8人は立ってるんだ。強いね彼らは…

 

「さ、模擬戦しよっか…って黎ちゃん?」

 

「なんでもない…さっさと始めろ…」

 

鼻抑えてる…まさかシスコンの上にロリコン…なの?なんて変態なんだ黎ちゃん…

僕はサーブの構えに入る。そして…

 

「そこまで変態だったなんて…黎ちゃんのロリコン!」

 

僕はアンダーサーブを打つ。しかし黎ちゃんはレシーブする前に堪えてるみたいだ…こんなんで大丈夫なのかな…

 

「うおぉ…この…ガキ風情が!」

 

炎をまとったレシーブが飛んでくる。へぇ…僕にガキとか言っちゃうんだ…

 

「でも、それじゃあ僕には効かないかな、もっと心理を理解しないと。ね?シスコンの黎ちゃん♪」

 

「ぐ、なんだこの重さは…」

 

僕のロブショットに対して反応を見せる。まぁ真理をついたことだしこれは聞いてるかな…

 

「それでも俺は負けねぇ!この…チビががぁ!」

 

返した球は浮き球になる。重くて返しきれなかったのかな…チャンス球だね。

 

「言葉が平淡すぎる!テニス馬鹿には論説で負ける気がしないよ!」

 

僕はスマッシュをお見舞いする。それに反応はできたが返しきれなかったのかラケットがはじかれる。

 

「く…やるな…」

 

「黎ちゃん。このままの君じゃ星徒会大戦で勝ち進むのは厳しいよ?もっと言葉を選ばないとね…?」

 

 

 

 

その後、試合は一方的に、僕の勝利で幕を閉じた。

そしてその日は練習はおわり、各々は帰宅し、体育館には僕と黎ちゃんだけが残った。

 

「黎ちゃん、そんなに落ち込まないでよ…」

 

「うるせぇ…お前が俺様を落ち込ませた張本人だろ。」

 

落ち込んで体操座りになってる黎ちゃん…

 

「かわいい~♪」

 

「だ、抱きつくな!」

 

そういって振り払おうとする。でも僕は離れてあげないもんねー。

 

「そんなことで落ち込んでちゃ、星徒会大戦でやってけないよ?僕が試合中に言ったこと、直すともっとつよくなれる。だから、がんばってね?じゃ♪」

 

僕は離れて、その場を後にする。その後に一人で壁打ちをやっていた黎ちゃんは少しかっこよく見えた。

 

 

 

 

 

「あーあ。こんなことキラちゃんに知られたら怒られちゃうなぁ…」

 

「ふむ、そうだな。どう叱ってやろうか悩むな。」

 

「え?」

 

帰りの途中にぼやいたら隣にいたとかなんだこれは…

 

「白、明日。覚えておけよ?」

 

「は、はい…」

 

そう言ってから先に歩いて行くキラちゃん…

…明日、どうなるのかなぁ…?

 

 

 

 

 

 

 






オリキャラを他にも出そうか悩んでます。
出す場合は論説部以外の所属になるんですけどね。

次回はようやく朱と翠が出ます。お楽しみに…
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