神王という化け物と幼馴染の神友達   作:神王龍

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今回は、竜司の過去の最終回です!

それでは!
僕は誰一人…守れないと言うのか!


最終話ー運動会とその後、四年間。

三人称 side

 

ー運動場ー

「小学生最初の運動会かぁ楽しみだなぁ」

「ねぇねぇ、男女ペアの二人三脚あるよ?やらない?」

「いいよ、あかりちゃんなら」

二人は一緒にすると約束した。

 

「最初の種目は二年生による〜」

最初の種目が終わる。

「次の〜」

そしてどんどん種目が進み、一年生の二人三脚となる。

「次の種目は一年生の男女ペア組による、二人三脚です。

出場生徒は、

神王竜司&清水あかりペア

不二周助&速水正枝ペア

佐伯虎次郎&千葉みのりペア

司波零&先崎真白ペア

です。

さぁ、いよいよ始まります。位置について、よーい」

パァン!

そして4組のペアが走り出す。

竜司とあかりは息がピッタリでとても速い。

周助と正枝も息はピッタリだが、普通のスピード。

虎次郎とみのりは遅く、零と真白は息がうまく合わない。

そして順位は、

「一位、一組の神王&清水ペア。

 二位、二組の不二&速水ペア。

 三位、三組の佐伯&千葉ペア。

 四位、四組の司波&先崎ペア。

凄い息のあった二人が一位!神王君、何か言葉は?」

「いえ、特に何も」

「それでは選手は退場してください!」

「次の種目は〜」

竜司たちが運動会が終わった後にこんな会話をする。

「凄く楽しかったねあかりちゃん」

「うん、竜司君!」

「二人はどうやったらあんなに速く息ピッタリで走れるんだ?」

「「分かんないよ?」」

虎次郎の疑問に二人はキョトンとした顔でそう答える。

「あっ、そうだ。その子達僕達に紹介してよ。」

「あーこいつは千葉みのり。俺とは同じ幼稚園。」

「どうもよろしく」

小次郎が紹介し、ぶっきらぼうにみのりが挨拶する。

「この子は速水正枝ちゃん。僕と同じ保育所だよ」

「よろしくね」

周助の紹介で正枝は明るく言った。

「こっちは先崎真白ちゃん。僕の近所に住んでるんだ」

「宜しくねー」

零の紹介に真白は元気そうに言った。

「みんなよろしく。あかりちゃんと翔太君もほら。」

「「よろしく…」」

竜司が挨拶し、二人は緊張しているのかモゾモゾしながら言った。

「これでみんな友達だね!」

「「「「「「「うん!」」」」」」」

こうして彼らは四年間共に遊んだり、テニスしたり、勉強をしたりなどをしていた。

勿論、GOD Soulsと名乗って攫われたあかりたちを助けたりね。

テストとかは僕がダントツで成績良かった。

竜じぃちゃんに教えてもらってたからかな?

 

side change

 

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竜司 side

 

こうして僕たちは四年間過ごしていた。

だけど突然、みんなと…竜じぃちゃんとの別れが来た。

それは、僕と竜じぃちゃんが仕事で更識家?を訪れた時の事。

「竜じぃちゃん。今日はどこ行くの?」

「凄い人達の家じゃよ」

 

「あら、竜丸さん。いつも有難うございます。

今日はどんな家具を?」

更識家のお母さんが出てきた。

「今日は、食器なんじゃが余った材料で作っての。どうじゃ?綺麗じゃろ?」

「ええ、とっても。ありがとうございます。」

へぇ〜竜じぃちゃんって余った材料で作ったものも売ったりするんだ!

「それじゃあこれで失礼するかの。」

「また、お越しくださいね。竜丸さん。」

「ほれ、竜司行くぞ。」

「はーい」

そしてその帰り道。

「おいおい爺さん、あんた神王竜丸だな?大人しく死んでもらうぜ!」

「仕方無いの…。竜司家に戻りなさい」

そう言って竜じぃは四人ぐらいを相手に戦い出す。

「分かった!」

「な!?この爺さん強え!よし、あの子供を狙え!」

「なんじゃと!?くっ…!間に合え!」

僕が四人のうち一人に鋭利なナイフで刺されそうになると、

ザシュッ!

竜じぃが他の三人を倒して庇っていた。

「竜じぃ…?」ウルウル

「大丈夫じゃよ。」ドカッ!

そして竜じぃは僕にそう言いながら、残りの一人を倒す。

「じゃがもう動けんかも知れんの…竜司や、更識家の人を呼んで来てはくれんかの?」

「わ、分かった!」

僕は急いで戻った。

「すみませーん!助けてください!

竜じぃが、おじいちゃんが刺されたんです!」ドンドンドン!

僕は無意識のうちにドアを叩いていた。

「はーいどなた?あら?さっきの僕じゃない。

どうしたの?」

「竜じぃが、僕を庇って刺されて…」ポロポロ

「あら大変!今行くから、案内して!」

「はい!」

そして僕の女の人は竜じぃの所に行く。

「竜丸さん、大丈夫ですか?」

「すまんの…竜司を頼んで良いかの?わしはもうだめ見たいでの」

「そんなこと言わないでください!私だってこの子だって悲しむんですよ!?」

だが言葉が届く前に竜じぃは息を引き取った。

「ううっ…グスッ」ポロポロ

「…大丈夫よ、私があなたのお母さんになってあげる。」

「…ごめんなさい。その、僕は竜じぃの家で住みたいんです。

例え一人と一匹でも、寂しくありません」

「そ、そう…なら私たち夫婦が家賃を払ってあげるわ。せめてこれだけはさせて欲しいの」

「…はい、ありがとうございます」

こうして俺は僕じゃなくなった。

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ー高桐小学校ー

「竜司君、あのね…実は私たち8人、明日引っ越すことになったの」

突然あかりがそう言ってきた。

「青崎小学校って所に通うらしい。だからもう遊べなくなっちまうな…」

「そっか…また中学生になったら会おうぜ!」

「「「「「「「「うん!(おう!)」」」」」」」」

「「「「「「「「あれ?口調変わった?」」」」」」」」

「おう、まぁな…」

「何かあったらいつでも相談してね!」

「ああ、ありがとう」

 

〜放課後〜

「竜司君、僕も実はみんなとは違うところに引っ越すんだ。けど近いから中学は一緒だと思う」

「分かった、中学生になったらよろしくな!」

「うん!」

俺は翔太とも話した。

そしてこう考えていた。

(みんな離れていくとなると、寂しいな…。

せめて竜じぃが死んで数日経ってからが良かったや…。)

 

そして次の日、9人の幼馴染が引っ越した。

それと同時にまた幼馴染ができた。

「あの、君は神王竜司君だよね?」

「ああ、そうだけど」

「なら私たちのお隣さんじゃん、京子。」

「だね、ねぇ今度三人で遊ばない?」

「俺はいいけど」

「なら決まり!私、笹川京子。呼び方はなんでもいいよ。」

「私は黒川花。呼び方はなんでもいいかな」

二人が自己紹介してくる。

「俺は、知ってるか。呼び方は何でもいいよ、えーと京子に花。」

「「ふぇ!?(な!?)///いきなり呼び捨て!?」

「ん?不味かった?」

「「い、いやいいよ(いいけど)」」

「これからよろしくな!」

こうして俺と花、京子は出会い、親友になった。

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〜一年後〜

俺たち三人は並中に進学した。

 

その後、俺は二人に家族の事とかを全て話した。

二人は泣いていた。泣いてくれていた。こんな俺のためにだ。

そしてこう言った。

「私達、竜司の親友だからね!いつでも相談してよ?」ポロポロ

「おう、サンキューな。花」

「私、その人たちに会って見たい!会って引っ越した後の竜司君の話とか、

私達が出会う前の話をしたい!」ポロポロ

「京子もありがとな」

俺たちは更に友情が深まっていった。

 

それとまず、中学で再開した翔太と花が一度会っていたのを覚えており、

すぐに付き合いだした。

周りは嫉妬する中、俺と京子は祝った。

雲雀恭弥という奴がその日の放課後に俺と翔太に勝負を挑んできたから、

翔太は負けて、

俺は勝って、

「次は勝つから準備して待ってることだね」

と悔しそうに、帰って行った。

 

そしてある日の朝、

「遅刻だぁ!」

俺は通学路を走って行き、神王竜幻、つまり親父にあったのだった。

 

~fin~

 




短ったんですが、竜司の天界&過去編終了です!

こうして、竜司は過ごした後、父である竜幻に出会います!

神の守護者ーボンゴレ最強!?も読んで頂ければありがたいです。

それでは、

see you again.next the wark.



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