「くっ……どこだここは」
気がつくと、俺は見知らぬ大広間にいた。確か俺はオルクスを倒して落ちて……。
「目覚めたな、小僧」
声の聞こえた方を見てみると、肉がない骸骨の男(?)がいた。
「……あんたは誰だ」
「我が名はハーデス。冥界を束ねる神なり」
俺は骸骨の名前を聞いて驚いた。こいつがハーデスか。
「小僧よ。神に名を聞いて自分は答えないのか」
「……兵藤一誠だ。死神代行兼赤龍帝」
「何!?」
今度はハーデスが驚いていた。そうだよな。まさか、死神の中に
「……貴様が赤龍帝というならその証拠を見せてみよ」
「ああ、いいぜ。
俺がそう叫ぶと、俺の左腕に赤龍帝の籠手が現れた。
「ふぬ、成る程。確かに赤龍帝の籠手だ」
「信じてくれたみたいだな。ハーデス、もう、戦争を終わりにしよう。これ以上戦っても無駄に犠牲者が出るだけだ」
「戦争を終わりにしろだと? 貴様、まさか我に勝てると思っておるのか? 貴様らに負けるハーデスではない!」
和平交渉をしようとする俺にハーデスは巨大な鎌を振り上げた。……やっぱり、こうなるか。悪い、総隊長。勝手に判断して戦います。
「仕方ねえな。卍解……無幻霧隠れ」
「ほう、霊圧が変わったか。これが卍解というやつか」
「まあな。卍解、大紅蓮氷輪丸!」
俺は日番谷隊長の卍解を使用した。すると、腕から翼のある氷の龍を纏った姿になった。ただ、日番谷隊長と違い、氷華はない。
「……姿が変わった?」
「いくぞ! 群鳥氷柱!」
まず、小手調べに大量の氷柱を放ってみた。
「ふん」
ハーデスは鎌を振るっただけで氷柱を一瞬で砕いた。そしてそのまま鎌で俺に斬りつけた。
「ぐっ!」
俺は後ろに飛んだ。……やっぱり神様だから強いな。
『相棒……』
「何だドライグ」
すると、ドライグが話しかけてきた。どうしたんだ。
『すまないが俺の力を使って戦ってくれ。あんな強敵と戦うのは久しぶりなんだ。たまには俺の力を使ってくれ!』
……それでもいいんだが、無駄に霊力使うからな。まあ、いっか。
「仕方ねえな。いくぞ、ドライグ!」
『Welsh Drgon Balnse Braker!!』
「
俺は赤い鎧を纏った。まあ、卍解だけでも十分だと思うんだけど相棒の頼みだからな。
「なんと、貴様、禁手化に至っていたのか!?」
「ああ、これで終わりにしてやる! ドライグ!」
『BoostBoostBoostBoostBoostBoost!!』
「うおおおおおっ!」
瞬時にハーデスに近づきぶん殴る。さらにドラゴンショットを放つ。
「ぐはっ!」
「おらあっ!」
さらにぶん殴るがこれは防がれる。そのまま俺は踵落としを放つが弾き飛ばされる。
「はあ、やっぱ強いな。あれを試すか」
『BoostBoostBoostBoostBoostBoost!!』
『Transfer!』
「炎神の怒号!!」
俺は倍加させた力を譲渡して、滅神魔法を放った。この世界の神様……てか本当に神様に効くのか?
「っ、ぐあああああっ!」
滅神魔法は直撃してハーデスに大ダメージを与えていた。……効くんだな。
「き、貴様これはなんだ!」
「これは滅神魔法。お前ら神を倒す魔法だ」
「くそっ! なら、これでどうだ!」
すると、ハーデスの手には黒い魔力が集まった。あれが放たれたらどうなるんだろう。興味深いな。
『一誠様、私の力も使ってみてください』
「霧隠れ……なるほどな。卍解、天鎖斬月」
俺は霧隠れに言われたとおりに天鎖斬月を手にして、虚の仮面を装着した。
『BoostBoostBoostBoostBoostBoost!』
「
『Transfer』
俺は倍加させた力を天鎖斬月に譲渡した。それにより、膨大な力が天鎖斬月に流れこんできた。
「月牙天衝!!」
放たれた月牙天衝は、虚の仮面の効果で強化されてさらに倍の力で強化されていた。
「ぐ、クソおおおおおっ!」
ハーデスは魔力で相殺しようかとしたが、できず肩から斜めに切られた。
「が、がはっ! き、貴様! いっ、一体何者なんだ!」
ハーデスは俺のことを睨んでいた。何者って言われてもな。
「通りすがりの
「そうか……」
俺がそう言うとハーデスはつぶやき、塵となって消えた。あー、こんな所でも原作ブレイクしてしまった。
ため息を付いて地面に降り立ったが、俺の攻撃のせいで大広間が崩れ去った。や、やっちまったか?
「イッセー! すぐに逃げるぞ!」
「一護先輩、平子隊長!」
すると、一護先輩たちが来てくれて慌てて穿界門を開いてくれた。俺たちは崩れ去る寸前に脱出できた。
「何か反論はあるか?」
「いえ、何もありません。申し訳ございません」
俺は今、一番隊舎で総隊長の前に正座している。勝手にハーデスと戦い倒してしまってことで説教を受けている。
ちなみに、残った戦闘派のグリムリッリッパーは降参して、プルートがハーデスの代わりに冥界の王となった。
ベンニーアたち、非戦闘派はひっそりと冥界で平和に暮らしてるそうです。
「……お前の功績は認める。だが、命令を違反したのは事実。なので、お前に罰を与える」
「はい……」
いったい、どんな罰があたえられるんだろう?
「お前に一週間の休暇を与える」
「はい?」
どういう意味だ!?
今回はハーデスと戦いました。
次回は休暇ということで高1の春休みでイッセーがヨーロッパに旅行に行きます。そしてあの原作キャラと会います。