兵藤一誠に憑依して死神になりました   作:汰灘 勇一

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第十四話「嫉妬とデュランダル」

 ……はあ、兵藤一誠です。イギリスからイタリアに移動した俺ですが、俺の周りには大量の悪魔の死体があります。ちなみに、この悪魔は禍の団(カオス・ブリゲード)の旧魔王派の悪魔です。俺が倒しました。何でこうなったのかというと、

 

 イタリアに来ました⇒何をしよう⇒そうだ、名物料理を食べ歩きしよう!⇒それで、パスタ、チーズ、ピザなどを食べていました。そうしたら、妙な魔力を持った一団を見つけた。まあ、俺に比べたら大した事ないが。まあ、何かあったらいけないから後をつけました。

 

 そしたら、人気のいない村に着きました。

 

「お前たち、何者だ」

 

「なっ!? 貴様、我々をつけていたのか!?」

 

「我ら、旧魔王派の悪魔が気づかないだと?」

 

 OK分かったぜ。旧魔王派か、なら容赦はいらねえか。

 

「まあ、誰でも構わん。あのお方が来る前に消そう」

 

 俺の近くにいた男が手に魔力を溜め始めた。……俺を消すか。

 

「悪いが、それは無理だ」

 

 俺はザンザスの二丁銃を召喚し、憤怒の炎を放ち、数体の悪魔が消し飛んだ。

 

「なっ!?」

 

「悪いな、ここからは俺の一方通行だ」

 

 ……そう、本当にここからは一方的だった。数百いた悪魔は瞬く間に絶命していき、地獄へと変わった。何というか……ディケイドみたいに無双していました。

 

「さてと、そろそろ行くか」

 

「あらあら、あなた強いわね」

 

 すると、一人の女性悪魔が現れた。もしかして……。

 

「君は?」

 

「私? 私はカテレア・レヴィアタンよ。よろしく」

 

 ……やはりな。俺は運がいいな。救おうとしているやつが次から次へと現れて。

 

「それで、あなたは何者? 私が答えたんだからあなたも答えなさい」

 

「俺か? 俺の名は兵藤一誠。赤龍帝だ」

 

「赤龍帝!? 成程それならこの強さにも納得だわ」

 

 ……俺が赤龍帝だということに驚いているな。まあ、納得してくれてんだしよかったな。

 

「ねえ、あなた私の部下にならない? あなたと私なら世界を変えられるわ」

 

 ……いきなりスカウトか。そうなるとは思ってたからな。答えは……。

 

「悪いが断る。俺はテロリストにならない! 逆にお前を仲間にしてやる!」

 

「へえ、あなたずいぶんと強気ね……」

 

「まあな。だから、俺はお前に提案する。俺とゲームをしないか?」

 

「ゲーム?」

 

 俺の提案に首をかしげるカテレア。

 

「ああ、俺とお前が戦って俺が負けたら、俺はお前の部下になる。逆に俺が勝ったらお前が俺の仲間になる。これでどうだ」

 

「面白そうね。いいわ。受けてあげる!」

 

「決まりだ」

 

 俺は手に魔力を溜めて二枚の羊皮紙を作り出し、一枚をカテレアに渡した。

 

『ギフトゲーム 嫉妬と増加の戦い

 

 ルール説明 お互い死なない程度に戦うこと。

 

       正々堂々勝負すること。

 

       敗者は勝者の仲間になること。

 

       相手が降参したら勝利する。

 

宣誓 上記のルールに則り、兵藤一誠とカテレア・レヴィアタンはギフトゲームを開始する』

 

「これが今回のルールだ。これを破ったら負けになる」

 

「……分かったわ。始めましょうか」

 

「ああ」

 

 俺はXグローブをはめて、超死ぬ気モードになり戦闘態勢になった。それを確認して、カテレアは魔力弾を放ってきた。

 

「ふふっ、いくら赤龍帝と言っても、私の魔力弾を連続で受けたら身動きできなくなるでしょうね」

 

 言ったとおりに、大量の魔力弾を連続で放つカテレア。……確かに、普通の悪魔がこれを受けたら確実に死ぬな。だが……俺は片手でそれをかき消した。

 

「なっ!?」

 

「……これで終わりか? なら、こっちの番だ。ドライグ」

 

『Boost』

 

 俺は赤龍帝の籠手を発動したが……可笑しいことが起きた。両手にはめていたグローブが籠手と融合して、籠手の宝玉の中にボンゴレの紋章が入っている。これは?

 

「ドライグ、これはどういうことだ?」

 

『おそらく、この前のハーデスとの戦いの影響でお前の力と俺の力が融合し始めたのだろう』

 

「なら、死神の力もか?」

 

『……恐らくな』

 

 そうか……なら、帰ったら確かめるか。

 

「じゃあ、こいつの名は赤龍帝のボンゴレ籠手(ブーステッド・ボンゴレ・ギア)だな」

 

 そして、俺はカテレアの方を向いた。

 

「悪いな待たせて。これで、終わりだ!」

 

 俺は思いっきり手をふるい、カテレアの顔に……拳が当たる直前で寸止めした。

 

 それだけでも、拳圧でカテレアの後ろにあった山が吹き飛んだ。

 

「……降参よ。こんな力の差を見せられたら認めるしかないわ」

 

 カテレアがそう言うと、羊皮紙が燃えて消えた。

 

「そうか。なら、よろしくなカテレア。俺のことはイッセーって呼んでくれ」

 

「ええ、よろしく。イッセー」

 

 俺とカテレアは握手をして仲間になった。

 

 その後話し合った結果、カテレアは俺が呼ぶまで世界を旅することにした。俺が今度日本に呼ぶ時カテレアは俺の眷属、もしくは使い魔になるんだ。

 

「カテレア、何かあったら俺を呼んでくれ。すぐに駆けつける。あと、冥界の連中と闘うなよ?」

 

 そう俺の話を聞いたあと、カテレアはイタリアを離れて行った。……さてとそろそろ、俺も他の国に行くか。次は、フランスかな。

 

 死ぬ気モードを解いて行こうとしたら……殺気を感じた。

 

 避けると俺の頭のあったところに斬撃が……誰だ?

 

 顔を隠しながら見ると、青い髪にメッシュの入った女の子がいた……もしかして。

 

「……貴様、何者だ」

 

「そういうお前の名は?」

 

「デュランダル使いのゼノヴィアだ!そこの悪魔はお前がやったのか?」

 

「そうだ。さっきの質問に答えよう、俺は通りすがりの赤龍帝だ! 覚えておけ!」

 

「何だと!?」

 

 俺が赤龍帝と名乗ると、ゼノヴィアは驚いていた。それはそうだな。だって俺達神滅具(ロンギネス)使いは教会にとって敵だからな。

 

「……なら、今のうちに貴様を倒しておこう」

 

 ……やる気満々だな。デュランダルを装備してるし……あれ?この時期はまだエクスカリバーを持ってないのか?まあ、イリナも持ってなかったし、仕方ないか。

 

「悪いが、それは無理だぜ」

 

 俺は適当に魔法空間から、エルザの使っていた剣を取り出した。

 

「ほう、貴様も剣が武器か」

 

「まあな」

 

 そういうと、ゼノヴィアは俺に襲いかかってきた。……この時から不正スタートか。

 

 俺は受け止め、何回かゼノヴィアの斬撃を防いでゼノヴィアの力量を図った。……やっぱり、今のこいつじゃあ、俺の相手にならないな。

 

 俺は剣を持ちかえ、剣をデュランダルに叩きつけ、渾身の一撃を衝撃波に変えて鮫衝撃(アタッコ・ディ・スクアーロ)を放った。その途端、ゼノヴィアは動きを止めた。

 

「き、貴様、何をした!」

 

「何、神経を麻痺させただけさ、すぐに解けるよ」

 

 そう言って、俺は逃げようとした。

 

「ま、待て! 逃げるのか!?」

 

「……もう、君の実力はわかったから。君では俺に勝てないよ。まあ、また機会があったら会おう。じゃあっ!」

 

 俺は閃光弾を投げて、さっそうと逃げた。……本当に今回の旅は予想外な出会いがあるな。

 

 

 




今回はカテレアとゼノヴィアの登場回でした。

次回はフランスであるキャラが出てきます。ヒント①フランス ヒント②聖剣

分かりますよね……。では、また次回!
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