兵藤一誠に憑依して死神になりました   作:汰灘 勇一

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第十六話「|天魔の業龍《カオス・カルマ・ドラゴン》ティアマット」

イッセーSiDE 

 

 ……俺は今、きれいな川、たくさんの花が咲いている花畑、木が生い茂る森があった場所にいる。

 

 豊かな自然に恵まれていることで有名なこの場所は何もない荒野に変わっていた。荒野に変えた犯人は……。

 

「……お前の仕業か、ティアマット」

 

 俺の眼の前には銀色の龍、カオスカルマドラゴン、ティアマットが立っている。

 

「そうじゃが……お主は何者じゃ、あの忌々しい赤い龍の気配を感じるぞ」

 

「……俺は兵藤一誠。現赤龍帝だ」

 

「何!?」

 

 俺の正体にティアマットは驚くとともに、殺気があふれてきた。

 

「そうか……お主があのばか龍の現在の所有者か……なら、お主ごとドライグを噛み殺してくれる」

 

「こわっ! ドライグ、お前なにしたんだよ!」

 

『はは……色々あってな』

 

 ドライグと仲が悪いとは聞いてたけど、ここまでとは……何をしたらこうなるんだよ相棒。

 

「お主、イッセーと言ったかな。何のために我のところにきた」

 

「ああ、俺はお前を仲間にするためにきた」

 

「はあっ!?」

 

 俺の言葉が予想外だったのか目を丸くしている。

 

「我を仲間にしたいだと、笑止! お主が我を仲間にしたいというなら、我を倒してみよ。そうしたら、仲間になってやろう」

 

「俺の力を見せてみろってか? いいぜやってやる」

 

「じゃが、お主が負けた場合、我の餌になってもらう」

 

「……ドライグを差し出すから見逃してくれって言ったら?」

 

『おい!』

 

 俺の言ったことに突っ込みを入れるドライグ。

 

「冗談だよ冗談。俺がお前を見捨てるわけないだろ? 死ぬ時は一緒だ」

 

『相棒……』

 

「いくぜ、ドライグ、禁手化だ!」

 

『おう!』

 

『Welsh Drgon Balnse Braker!!』

 

禁手化(バランスブレイカー)! 赤龍帝の鎧(ブースッテッド・ギア・スケアメイル)!」

 

 俺は最初からバランスブレイカー状態になった。相手は龍王、これくらいの力でいかないと勝てない。

 

「ほう、その歳で禁手に至ったか。じゃが、我を倒せるかな!」

 

 ティアマットは銀色のブレスを放つ。俺はブラスターで避け、ドラゴンショットを放つ。

 

「……赤龍帝というだけあって中々の魔力じゃ」

 

「それはどうも」

 

 話しながらも俺たちは激しい戦いをしていた。ティアマットは俺に灼熱のブレスを放つ。

 

 俺は避けずに滅竜魔法で炎を食べて魔力を吸収した。

 

「なっ!?」

 

「ごちそうさま……じゃあ、今度はこっちの番だ。火竜の咆哮!」

 

 俺は肺で炎を生成してティアマットに放った。

 

「グアアアアアアッ!」

 

 炎を受けたティアマットは悲鳴をあげていた。ああっ、効くんだな。

 

「な、何じゃ、その炎は!」

 

「これは滅竜魔法、竜迎撃用の魔法だ!」

 

「お主は奇妙な魔法を使うな……じゃが、勝つのは我だ!」

 

 痛みで顔を歪めながらも俺を噛み砕こうと襲い掛かってくる。俺は避けてティアマットの腹に火龍の鉄拳を叩き込む。

 

「ぐうっ! ならこれでどうじゃ!」

 

 すると、ティアマットは魔力を溜め始めた。次で決める気か……。

 

「これで終わりじゃ! 銀龍王の咆哮!!」

 

「火竜の咆哮!!」

 

 ティアマットはすべての魔力を使ったブレスを放ち、俺はそれを火竜の咆哮で迎え撃った。

 

「うおおおおおおおっ!」

 

「はあああああああっ!」

 

 俺の魔法とティアマットのブレスはぶつかり合い……爆ぜた。

 

「ぐうっ……っ!」

 

 ティアマットは衝撃でぐらつき、倒れそうになる。俺はティアマットの懐に飛び込み、籠手で殴りつける。

 

「がはっ!!」

 

 ダメージが溜まっていたのか、ティアマットは倒れた。

 

「ぐっ、悔しいが……わ、我の負けじゃ。お主との約束通り、お主の仲間になろう」

 

 そう言うと、ティアマットの体は輝き、長い銀色の髪の美しい女性になった。

 

「ええと、ティアマットか?」

 

「そうじゃ、お主と話すならこの格好のほうがいいと思ってな。どうせ似合わんじゃろ」

 

「いや、似合ってるぜ。とても……綺麗だ」

 

「なっ! 何を言ってるのじゃ! 我が綺麗だと!?」

 

 素直に褒めたのに怒られた。何で?

 

「あ~悪いな。あ、俺のことはイッセーって呼んでくれ」

 

「イッセーじゃな。なら、我はティアと呼べ」

 

「わかった。よろしくなティア」

 

 その後、俺が呼ぶまではティアは世界を旅することにした。くれぐれも、暴れないようにと言っておいた。

 

 ティアが行った後、俺は時のアークでティアが暴れた場所を修復した。さて、次はどこに行こうかな。




今回はティアマットが登場しました。順調に仲間を増やしていくイッセー。これからどうするのでしょうか……。次回はある原作キャラが出てきます!

イッセーの眷属予定なのですが、兵士が四人足りません。誰かいい人いないかな……。あと、ゼノヴィアを眷属にするかどうか迷っています。

次は忍びを更新します!
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