どうも、兵藤一誠です。あの後、疲れて眠った俺は目が覚めると、見知らぬ場所にいました。
「……ここは?」
「あっ、目が覚めましたか?」
「うん?」
声が聞こえて振り返ってみると、そこにはスタイルがよく金髪のツインテールのかわいい女の子がいた。……この子、どこかで見たことがあるような……。
「ええと、きみは誰だい? あ、俺の名は兵藤一誠。よろしく」
「兵藤一誠さんですか、私の名前はフェイト・テスタロッサです。一応、ヴァルキリーの候補生です」
「っ!」
フェイト・テスタロッサ!? 確か、魔法少女リリカルなのはに出てくるヒロインだよね!? なんでこの世界にいるの!?
「では、私は上司の方を呼んでくるので、少し待っていてください」
そう言って、部屋を出ていくフェイト……。
俺は携帯である番号にかけた。
『はい、もしもし、みんなのアイドル……』
「おい、バカ神。どういうことか説明しろ」
『ちょっと、いきなりバカ神ってひどくない?』
とりあえず、なんでこの世界にフェイトがいるのか聞いた。
『ごめ~ん、ミスった☆』
「はぁぁぁっ!?」
『色々あってさあ、ほかのキャラもいるかもね~』
「ざっけんな! 俺の時もミスりやがって! 何回ミスるんだよこの駄神!」
本当に頭が痛くなる! 何でこんな神様がいるんだよ!
『し、仕方ないじゃん! あのバカのせいでワシは他の世界にヴァルヴレイヴを追加したり、マジェステイックプリンスを追加したり、ウルトラマンの世界と仮面ライダーの世界を作っていたんじゃから!』
「世界を作った? どういう意味だ?」
『あ~ごめん、忙しいから電話切るわ』
そう言って電話が切れる。……まあ、良い。あとで殺……滅するから。
「うん?」
何か、いやな気配を感じた。そう思ったそのとき、
ドカアアアアアン!
「っ!」
爆発音が聞こえた。
何が起きたか分からないが、行ってみよう!
俺は、音の聞こえたほうに走りだした。
フェイトSiDE
「くっ!」
「何ですかこの化け物は!」
私はロスヴァイセを呼びに行き、二人で兵藤さんの部屋に行こうとしたら、突然何かに襲われた。
それは形がなく真っ黒い影みたいなもの。
私たちは魔法を使って戦おうとしたけど、できなかった。魔法が使えない。もしかして、こいつはアンチ・マジックモンスター?
「くっ、フェイト、あなたはみんなを連れて逃げてください! ここは私が食いとめます!」
「そ、そんな無茶です! 私も戦います!」
魔法が使えないのに戦えるわけない。
そんな私たちに黒い影は黒いエネルギーを放つ。っ! 避けられない!
私たちが死を覚悟したそのとき。
「させるか!」
私たちの間にリング状の何かが間に入って、攻撃から守ってくれた。これは?
「大丈夫か、フェイト!」
「一誠さん?」
「あなたはあの……」
私たちの前に、兵藤一誠さんが現れた。な、何で彼がここに……。
「危ないにおいがしたと思ったらこんな奴がいるなんて……」
「に、逃げてください! あいつに魔法は効きません!」
「ふ~ん、そうなの」
彼はそんなことはどうでもいいかのように、グローブをはめて黒い影に近づいていく。
「魔法が効かねえとかそんなのどうでもいい。今、大事なことはあなたたちを守ることだ。あなたたちは俺が命に変えてでも守る!」
「っ!」
私は彼の言葉に驚いた。な、何で彼は私たちのことを……。
「さて、一瞬で終わらせるぞ!」
そういうと、彼の額からはオレンジ色の炎が現れた。
「まずはこれだ!」
彼はグローブから炎を出し、高速で黒い影の周りを飛んだ。すると、影は一か所に集まった。
「Xストリーム! からのオペレーションX!」
なぜか、片方のグローブを後ろに向ける一誠さん。そのグローブからは炎が噴出される。
「いくぜ! X BURNER!」
すると、前に向けていたグローブからも炎が出て、黒い影を焼き尽くす。
『ぎゃああああああっ!』
黒い影は燃えカスとなった。……周りの壁ごと。
「「「……」」」
「ははっ、やりすぎちまったな」
一誠さんが苦笑いしていたその時、
「ほっほっ、どうやらワシのいない間にずいぶんと賑やかなことになっておるの」
「っ! オーディン様!?」
私たちの主のエロ神……もといオーディン様が帰ってきた。
戻りましてイッセーSiDE
「そうかそうか、お主がヴァルハラを救ってくれたのか!」
「ええ、まあ」
壁を時のアークで直した俺はオーディン様と食事しながら話すことに。
「オーディン様、お代わりを持ってきました」
「……」
すると、ロスヴァイセさんとフェイトが酒やら食事のお代わりを持ってきてくれた。……俺と視線が合うと二人の顔が赤くなったんだけど、どうしたんだ?
「ほう、なるほどな……ところでお主、何者なんじゃ?」
「俺ですか、俺は兵藤一誠。高校生兼赤龍帝です」
「赤龍帝!なるほどだから、あいつらを倒せたのか」
あいつら? フェンリルもどきのことか。
「ええと、あれって偽物フェンリルですよ」
「そうじゃの。ロスヴァイセ達は優秀なヴァルキリーかもしれんが、フェンリル相手だと一秒ももたん」
「……もしかしたら、実験だったのかもしれませんね。どこまでフェンリルに似たものが作れるのか」
……あのフェンリルと化け物もしかしたら、魔獣創造で作ったのかもしれない。
「そうか……お主に提案があるのじゃが」
「はい?」
「このロスヴァイセとフェイトの勇者になってはくれんかの? 最近勇者は少なくての。二人ともお主のことを気に入ってることだしどうじゃ?」
……思わぬ提案が来たよ。
なんかさらに二人とも顔が赤くなってるし。
「すいません、うれしい提案なんですが、俺にも日本でやることがあります。なので……」
「そうか、まあ仕方ないの」
俺は数日ヴァルハラに滞在し、日本に帰ることになった。ロスヴァイセさんとフェイトはとても残念そうな顔をした。
「きっと、また会えます。会えなかったら、俺が会いに行きます。だから、待っていてください」
俺はそう言い残して、ヴァルハラを後にした。
今回は眷属候補のフェイトさんを出しました。……原作知らないのに出してしまっていいのかな?
ここでちょっとしたアンケート。ゼノヴィアを眷属にするかしないか。する場合は1を、しない場合には2をお願いします。締め切りは八月一五日までです。
あと2、3話で原作に入る予定です。次回は堕天使との接触?
いつか、他の夢小説とのコラボを書きたいと思っています。