兵藤一誠に憑依して死神になりました   作:汰灘 勇一

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第一話「ま、まさか……」

 俺は気がつくと生まれていた。

 

 自分の手を見てみると、小さい手。……どうやら赤ん坊から始まるらしい。

 

「お~、どうしたんだ。一誠」

 

 はい?

 

 声のしたほうに転がってみると、なんかどこかで見たことある中年男性。ってこの人、俺のことを一誠って呼んだのか!? ハイスクールD×Dの世界で一誠と言えば……。ま、まさか……。

 

「かわいいわね。一誠はどんな子になるのかしら」

 

「そうだな。一誠の将来が楽しみだ」

 

 俺はハイスクールD×Dの世界の主人公、兵藤一誠(ひょうどういっせい)に転生していた。

 

 

 

 

 

「おい、てめえ、これはいったいどういうことだ?」

 

 俺はあの後、神様(?)を呼び出して、何でこうなったか理由を聞くことにした。

 

「ごめん☆」

 

「ごめんじゃねぇぇぇえっ!」

 

 何で一誠なんだよ! 何で俺は一誠に憑依してるんだよ!

 

「いやー、ちょっとミスしちゃって。まさか兵藤一誠に憑依するとは思わなかったな」

 

「思わなかったな、じゃねえよ! やり直せ、もう一度やり直せ!」

 

「それは無理」

 

「なっ!? 何でだよ」

 

「だって、もう新しい人生が始まってるんだから。今になっては無理、やり直すとしたら、君が死ぬしかないよ。そうなったら、この世界は消えちゃうけどね」

 

「なっ……」

 

 俺は神様の言葉に絶望した。もし、俺があきらめたらこの世界のリアスやその眷属たちは救われない……。俺はどうすればいいんだ。

 

「じゃあ、どうするんだよ。俺は一誠の人生を奪った! 救われるはずだった人たちにどう償えばいいんだ!」

 

「君が救えばいいんじゃない? 君には原作の知識がある。それに原作にはない力もある。君ならこの世界を変えられる」

 

 ……確かにこいつの言うとおりだ。だったら……。

 

「だったら、原作ブレイクしてでも救ってやる。てめえからもらった力でな」

 

「うん、それでいいよ。ところで、君の考えた斬魄刀ってなに?」

 

「ああ、俺の考えた斬魄刀は……」

 

 俺の考えた最強の斬魄刀、それは、

 

「全死神と全破面の斬魄刀の能力が使える斬魄刀だ」

 

「ドチート!」

 

 いや、何でもいいって言ったから。

 

「うう、何であんなことを言ってしまったんだ」

 

「ドンマイ(笑)」

 

「はあ~、あともう一つ伝えることがあります」

 

「何だよ」

 

 何故か神様は深刻そうな顔をしている。嫌な予感がする。

 

「こちらのミスで、この世界はブリーチの世界とつながってしまいました」

 

「はい?」

 

 はいいいいいい!?  

 

 何それ、もしかしてクロスオーバーってやつ?

 

「ですから普通に死神や、虚や破面に滅却師も出てきます。なので、虚が出たら倒してくださいね♪」

 

「なあ、もしかして黒崎一護とかもいるのか」

 

「はい、いますよ」

 

「マジで!?」

 

 神様の言葉に俺は興奮した。あの黒崎一護に会えるんだ! 楽しみだ! いや、リアスとその眷属たちに会うのも楽しみなんだけど、まさか会えるとは思ってなかったからな。

 

「まあ、尸魂界に狙われるかもしれないけど頑張ってください」

 

「お、おう」

 

「あと、君の能力はある程度、修行しないと使えないからね」

 

「分かった。それぐらいやってやる」

 

「じゃあ、これぐらいでさようなら。原作ブレイク頑張ってね」

 

「ああ、じゃあな、ウルスラグナ」

 

 俺はそう言って神様と別れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何じゃ、分かっていたのか。まあ、偶然同じ名前の神がいたからこの姿にしたのじゃがな」

 

 




 兵藤一誠に転生して戸惑う主人公、彼はこれから如何生きるのか……。

 一応、原作知識はあります。
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