俺は気がつくと生まれていた。
自分の手を見てみると、小さい手。……どうやら赤ん坊から始まるらしい。
「お~、どうしたんだ。一誠」
はい?
声のしたほうに転がってみると、なんかどこかで見たことある中年男性。ってこの人、俺のことを一誠って呼んだのか!? ハイスクールD×Dの世界で一誠と言えば……。ま、まさか……。
「かわいいわね。一誠はどんな子になるのかしら」
「そうだな。一誠の将来が楽しみだ」
俺はハイスクールD×Dの世界の主人公、
「おい、てめえ、これはいったいどういうことだ?」
俺はあの後、神様(?)を呼び出して、何でこうなったか理由を聞くことにした。
「ごめん☆」
「ごめんじゃねぇぇぇえっ!」
何で一誠なんだよ! 何で俺は一誠に憑依してるんだよ!
「いやー、ちょっとミスしちゃって。まさか兵藤一誠に憑依するとは思わなかったな」
「思わなかったな、じゃねえよ! やり直せ、もう一度やり直せ!」
「それは無理」
「なっ!? 何でだよ」
「だって、もう新しい人生が始まってるんだから。今になっては無理、やり直すとしたら、君が死ぬしかないよ。そうなったら、この世界は消えちゃうけどね」
「なっ……」
俺は神様の言葉に絶望した。もし、俺があきらめたらこの世界のリアスやその眷属たちは救われない……。俺はどうすればいいんだ。
「じゃあ、どうするんだよ。俺は一誠の人生を奪った! 救われるはずだった人たちにどう償えばいいんだ!」
「君が救えばいいんじゃない? 君には原作の知識がある。それに原作にはない力もある。君ならこの世界を変えられる」
……確かにこいつの言うとおりだ。だったら……。
「だったら、原作ブレイクしてでも救ってやる。てめえからもらった力でな」
「うん、それでいいよ。ところで、君の考えた斬魄刀ってなに?」
「ああ、俺の考えた斬魄刀は……」
俺の考えた最強の斬魄刀、それは、
「全死神と全破面の斬魄刀の能力が使える斬魄刀だ」
「ドチート!」
いや、何でもいいって言ったから。
「うう、何であんなことを言ってしまったんだ」
「ドンマイ(笑)」
「はあ~、あともう一つ伝えることがあります」
「何だよ」
何故か神様は深刻そうな顔をしている。嫌な予感がする。
「こちらのミスで、この世界はブリーチの世界とつながってしまいました」
「はい?」
はいいいいいい!?
何それ、もしかしてクロスオーバーってやつ?
「ですから普通に死神や、虚や破面に滅却師も出てきます。なので、虚が出たら倒してくださいね♪」
「なあ、もしかして黒崎一護とかもいるのか」
「はい、いますよ」
「マジで!?」
神様の言葉に俺は興奮した。あの黒崎一護に会えるんだ! 楽しみだ! いや、リアスとその眷属たちに会うのも楽しみなんだけど、まさか会えるとは思ってなかったからな。
「まあ、尸魂界に狙われるかもしれないけど頑張ってください」
「お、おう」
「あと、君の能力はある程度、修行しないと使えないからね」
「分かった。それぐらいやってやる」
「じゃあ、これぐらいでさようなら。原作ブレイク頑張ってね」
「ああ、じゃあな、ウルスラグナ」
俺はそう言って神様と別れた。
「何じゃ、分かっていたのか。まあ、偶然同じ名前の神がいたからこの姿にしたのじゃがな」
兵藤一誠に転生して戸惑う主人公、彼はこれから如何生きるのか……。
一応、原作知識はあります。