兵藤一誠に憑依して死神になりました   作:汰灘 勇一

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第一章「旧校舎のウロボロス」
第十九話「神の子を見張る者、来る!」


 どうも。兵藤一誠です。突然ですが、あれから半年経ちました。

 

 俺と黒歌は無事、駒王学園に入学した。それで、同じクラスになった。あと、松田と元浜、桐生も同じクラスだ。

 

 リアス・グレモリー、姫島朱乃、木場祐斗の三人とは接触している。まあ、三人は俺のことを一般人だと思ってるんだろうけど。

 

 俺は普段はネオマーモンチェーン。俺が独自に作った能力を感知できなくさせる鎖だ。これを付けている限り俺は一般人だと認識される。

 

「さてと、今日は何をしようかな」

 

 放課後ブラブラと散歩していると、俺を取り囲む数人のスーツを着た男性。

 

 ……気配からして人間じゃない。魔力からして堕天使か?

 

「……お前らグリゴリか?」

 

「ほう、俺たちの存在を知ってるのか」

 

「なら、話が早い。貴様には死んでもらうぞ!」

 

 堕天使たちは羽を展開し、光の矢を放ってくる。だが、俺はそれを片手で叩き落とした。

 

「「なっ!」」

 

「悪いな、こっからは俺の一方通行だ」

 

 俺は足に力を入れ、地面をけり上げて堕天使に近づき、殴り飛ばす。そして続けてけり飛ばす。蹴り飛ばされたり、殴り飛ばされた堕天使はコンクリートにのめりこんでる。

 

「くっ貴様!」

 

 堕天使たちは同時に光の矢を投げてきた。おれは避けずに片手で受け止め、食い始めた。

 

「「な、何!?」」

 

「ごちそうさま。食ったら力がわいてきた。これで吹っ飛べ! 白竜の咆哮!!」

 

 俺は食らった魔力で口から閃光のブレスを放つ(死なないように加減はしている)。

 

 だがその攻撃は堕天使に当たることはなかった。一人の男が、そのブレスを片手で叩き落としたからだ。

 

「大丈夫か、お前ら」

 

「ば、バラキエルさん!」

 

 体格がでかい男性……こいつがバラキエルさんか。

 

「よう、あんたが雷光のバラキエルか」

 

「っ! 貴様、私のことを知ってるのか」

 

「まあね、で、あんた達は俺に何の用だ?」

 

「……手荒なまねをしてすまない。アザゼルが君に話があるそうだ」

 

 アザゼル……あの変人か。

 

「わかりました。話ぐらいならいいですよ」

 

「では、私の後についてこい」

 

 俺はバラキエルさんについていくことに。

 

 

 魔法陣を通ると、そこは何かの研究所のようだった。

 

『ぎゃあああああっ!』

 

『やめてくれええええっ!』

 

 ……悲鳴とか聞こえてくるんですけど。

 

 あえてそのことは聞かずに進むと、大広間にたどりつく。そこには本を読んでいる男性がいた。こいつが……。

 

「アザゼル。連れてきたぞ」

 

「おう、すまねえな。さがってくれ」

 

 男性……アザゼルがそう言うと、バラキエルさんは部屋を退出した。

 

「で、堕天使の総督さんが俺に何の用だ」

 

「まあ、とりあえず座れ」

 

 俺はアザゼルに進められ、椅子に座る。

 

「バラキエルに聞いたかもしれないが、俺の名はアザゼル。今日、お前さんを呼んだのは確認したかったからだ」

 

「……何をだよ」

 

「お前は赤龍帝だろ? 駒王学園一年、兵藤一誠」

 

「……そこまで調べてんのかよ。俺の正体に気付いたのはいつからだ?」

 

「三月くらいか? ヨーロッパのほうで神器の反応があって調べたら赤龍帝の籠手と思われる反応。その反応を追ったらこの町にたどりついた」

 

 ……あん時からかよ。

 

 俺はため息をつきそうになったが、とりあえず、赤龍帝の籠手を発動させた。

 

「おおっ! やっぱ本物か!」

 

 アザゼルは子供のように目を輝かせてる。……原作読んでても思ったが、こいつは本当に堕天使の総督か?

 

「なあお前、イッセーって言ったか。俺たちの仲間にならないか?」

 

「……勧誘か? 断ったらどうする?」

 

「そりゃあ、あの手この手を使って……っ!」

 

 俺は魔力弾を壁に向かって放つ。壁には魔力弾の穴が開いた。

 

「言っておくが、俺の家族に手を出したらあんたらを滅するぜ」

 

「……すげえ殺気だな。お前、もしかして歴代最強の赤龍帝なんじゃね?」

 

「知るか。あと、勧誘は断らせてもらう。どちらにせよ、お前たちには白龍皇に刃狗がいるんだろ?」

 

「……お前、詳しいな。まあ、それなら仕方ねえか」

 

 アザゼルは残念そうな顔をする。

 

「だけど、話し相手や遊び相手ぐらいにはなってやるさ。これは俺の携帯の番号だ。何かあったら連絡をくれ」

 

「そうか、これは俺の番号だ」

 

 お互いに携帯の番号を交換して、俺は帰ることにした。

 

「……いつまでそこにいる。白龍皇、いや、ヴァーリ・ルシファーと呼ぶべきか」

 

「……気づいていたのか」

 

 グリゴリからの帰り道、俺は後ろを振り返った。物陰から一人のイケメン、ヴァーリ・ルシファーが現れた。

 

「しかし、君はすごいな。完全に気配を隠していたのに気づくとはな」

 

「まあな」

 

 ……いくら気配を隠しても霊圧は隠せてないから。

 

『久しいな白いの』

 

『そっちも元気そうだな赤いの』

 

 ドライグとアルビオンも会話をしている。

 

「で、俺に何の用だ」

 

「決まっているだろう。君と戦うためだ」

 

 そう言ってヴァーリは楽しそうに笑った。……そういえばこいつ、戦闘狂だったな。

 

「悪い、今日は疲れてるんだ。今度にしてくれない」

 

「そうはいかないな!」

 

 ヴァーリは魔法を放ってきた。俺は体に幻術をまとい、姿を消した。

 

「っ! 逃げるのか、兵藤一誠!!」

 

『まあ、慌てるな。いつでも相手になってやるよ。お前が禍の団に入らなければな』

 

「っ!」

 

 俺はそう言い残し、家に帰った。……後日、よくヴァーリが戦いを挑んでくるようになるのは別の話だ。

 




今回はアザゼル、バラキエル、ヴァーリが登場しました。次回からグレモリー眷属登場!

だが、イッセーにある残念な出来事が……。

アンケート途中結果

ゼノヴィアを眷属かする 3

ゼノヴィアを眷属かしない 3

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フェイトが人気……ほかにもリリなのきゃら出そうかな。
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