「ねむい……」
昨日、遅くまで起きていたからすごく眠い。今日はリアス・グレモリー達に会うんだよな。今日は午前中で授業が終わるからな……。
「おはよう、兵藤君」
「おはよう、兵藤」
「……おはよう、月村さん、バニングスさん」
黒歌と一緒に教室に入ると、長い紫色の髪の女の子、月村すずかさんと短い髪の外国人、アリサ・バニングスさんに挨拶をされた。俺が挨拶を返すと、黒歌が俺の腕をつねってきた。
「……なんだよ黒歌」
「他の女の子と仲良くしてるのを見たら恋人として嫉妬するのは当たり前にゃ」
「……別に俺たちは付き合って……「「死ねイッセー!!」」甘い!!」
黒歌と話していたら変態二人組(松田元浜)が殴りかかってきたから逆に殴り飛ばす。
「……何すんだよ」
「うるせえ! お前ばかりモテやがって!」
「木場と並んでイケメン王子と呼ばれるお前に俺たちの苦しみは分からねえよ!!」
……なんでか知らないけど二大イケメン王子と呼ばれているんだが……原作のイッセーも性格がまともならそう呼ばれてたのか?
「……そりゃあ、学校でエロ本やエロDVDを広げてるやつがモテるわけないだろ」
「「うぐっ!」」
「そんなんだから彼女ができないのにゃ。少しはイッセーのことを見習うのにゃ」
黒歌の一言に落ち込む二人だがすぐ復活した。……どうしたんだ?
「だが、そんな悪夢も今日で終わりだ!」
「俺たちに彼女ができたんだぜ!!」
「「「「何!?」」」」
クラス中に衝撃が走る。
『ありえない! あの変態に彼女ができるなんて!』
『きっと無理やり……』
『いえ、詐欺かも……』
ひどい言われようだな。
「ふふっ、言ってろ。俺の彼女はすげえ色っぽい大人な女性なんだ……」
「俺は俺好みのロリッ子……」
……元浜は確かロリコンだったな。
「よかったな」
「ああ、この後、放課後デートするんだぜ!」
「どうだ羨ましいだろ?」
「……どうでもいい」
俺は自分の席に着席した。さてと、早く放課後にならねえかな。
このとき俺は知らなかった。俺の友達に危険が近づいていたことを。
放課後。松田と元浜は嬉しそうに教室を出て行った。さてと、俺も行くか。
「……イッセー兄さま、帰りましょう」
「……イッセー我と帰る」
「「イッセー兄、帰ろう」」
「イッセー、一緒に帰るにゃ」
……白音、オーフィス、夏梨、遊子、黒歌に捕まった。
「悪い。俺、用事があるから先に帰っていてくれ」
「そっか、分かった」
「じゃあねイッセー兄」
遊子と夏梨は納得したような表情だったが、白音たちは納得していないようだった。
白音たちが帰ったのを確認して俺は旧校舎に行った。
「失礼します」
俺はノックしてオカルト研究部の部室に入った。そこにはリアス部長、姫島朱乃、木場裕斗がいた。
「あら? 兵藤一誠君? どうしたの?」
「ええ、ちょっと用事がありまして……」
「そう。なら、後にしてくれる。私たちは来客を待っているの」
……どうやら、俺のことをまだ、一般生徒と思っているらしい。
「いえ、だからその来客のことできました」
「えっ?」
「昨日、あなたたちと会ったのは俺……赤龍帝の籠手の所有者、兵藤一誠です」
俺の言葉に、リアス部長たちは目を丸くした。
「どうぞ」
「ありがとうございます。姫島先輩」
俺は姫島先輩からお茶を受け取り、飲んだ。……おいしい。
「……あなたが赤龍帝というのは本当なの?」
「ええ」
俺は鎖をはずし、籠手を出す。すると、部室にとてつもない魔力が漂う。
「この魔力……あなたが赤龍帝というのは本当のようね」
「ええ……ちょっといいですか?」
俺はドアの近くに行き、ドアを一気にあける。そこにはオーフィス、黒歌、白音がいた。……盗み聞きしてたな。
「……何やってるんだよお前たち」
「「「イッセー(兄さま)が変なことをしないかと心配で……」」」
「どんだけ信用がないんだよ。グレモリー先輩、こいつらはうちの同居人の塔城黒歌、塔城白音、竜宮辰美です。黒歌と白音は正体を隠していますが、猫又です。辰美は……」
俺はチラリと、オーフィスをみる。
「無限の龍神、オーフィスです」
「「「ええっ!?」」」
辰美の正体を聞き驚くグレモリー眷属のみなさん。
「……行方不明になっていたと聞いたけど、まさか、赤龍帝のもとにいたなんて」
「さすが、赤龍帝。力を呼び寄せるものですわね」
「白音、黒歌、オーフィス。この人たちは悪魔で、グレモリー先輩は上級悪魔。木場と姫島先輩はグレモリー先輩の眷属だ」
俺は念のため、白音たちに先輩たちのことを紹介しておく。
「ねえ、兵藤一誠君。いえ、イッセーって呼ばせてもらうわ。あなた、私の眷属にならない?」
……スカウトが来ました。
「あの、すいません。その誘いは嬉しいのですが、俺、悪魔に転生できない体質なんですよ」
「えっ?」
グレモリー先輩は試しに兵士の駒を出すが、反応しない。騎士、戦車、僧侶も反応しない。
「驚いたわ。そんな人がいるなんて……」
「ええ、それでその代わりに俺をオカルト研究部に入部させてください」
「えっ?」
「俺は悪魔になれませんが、俺はあなたたちの力になりたいんです。お願いします」
俺はあたまを下げる。すると、グレモリー先輩が俺を抱きしめた。
「……ありがとう。イッセー、あなたのオカルト研究部への入部を許可するわ」
「ありがとうございます!!」
「あと、私のことは部長って呼んでね」
「はいっ!」
「ちょっといつまで抱きしめてるにゃ!」
「イッセー兄さまは私のです」
……すこしカオスになってます。
「じゃあ、私の眷属を紹介するわ」
「姫島朱乃です。女王を務めています」
「木場裕斗です。よろしくね、イッセー君」
「よろしく……」
俺は木場たちと握手しようとしたその時、
「っ!」
堕天使の気配と死にそうな霊圧が三つ。その霊圧は……松田!? 元浜!? 桐生!? 何でだ!?
「どうしたの、イッセー?」
「すいません! ちょっと用事を思い出しました!」
俺は部室をでて走り出した。
部室を出て瞬歩で霊圧を感じた公園に行くとそこには、黒い羽根の生えたボンテージの格好をした女性、黒い羽根の生えたゴスロリの服を着た女の子。黒い翼の生えたボティコンスーツをまとった女性。スーツを着た羽根の生えた男性。そして、光の槍に貫かれた松田、元浜、桐生が……。
「レイナーレさま、なぜですか!? 殺す必要など……」
「何? アザゼルさまの命令が聞けないの?」
「でも、でも……」
……何やら、話しているが今はどうでもいい。俺は松田たちの近くに走り寄る。
「双天帰盾!!」
俺は双天帰盾で松田たちの傷を治す。傷が治り、心臓の音を確認する。よかった……生きてる。
「っ! あなたいつの間に!? って傷が治ってる?」
「き、貴様、何者だ!」
「……通りすがりの
「っ、ふざけないで! カラワーナ! ミッテルト! ドーナシークやっておしまい……っ!」
レイナーレが言い終わるころには、ドーナシークたちの体は宙に浮いていた。そして、俺はレイナーレに近づき、手刀を叩き込む。
「がっ!」
「……悪い、少しの間、眠っててくれ」
俺はレイナーレたちを拘束してある場所に向かう。
グリゴリの本部。
「う~ん……ここは?」
「よう、気がついたか」
「っ! アザゼル様!? 何で!?」
「なんでって、お前たちが俺の友を怒らせたからな」
「友……?」
レイナーレはアザゼルの後ろにいた俺を見て驚いた。
「こいつは俺の友でな。こいつの町では神器所有者を殺すなって指令を下級堕天使にも出しておいたはずなんだが……。どうやらあんたらは暴走したらしい。命令違反したお前らは死刑」
「「「「ひっ!」」」」
アザゼルの宣言に怯えるレイナーレたち。
「のはずだが、最終的に神器所有者も生きていることだし、イッセーがお前らの延命を願った。よってお前らは釈放する。なお、これからはグリゴリにとどまるも抜けるも自由とする」
「ふう、やっと終わった」
アザゼルの長い話が終わり、俺は家に帰ろうとした。すると、レイナーレたちが俺の目の前に現れた。
「なんだよお前ら」
すると、レイナーレとドーナシークが俺の前で跪いた。
「ちょっ!」
「あなたの御厚意により、私たちは今も生きております」
「我等はこの命をあなたに一生捧げて生きていきたい所存です」
……何か、すごい大げさなことになってる。
「あの……」
「うん?」
「イッセーさまに頼みたいことが」
翌日、レイナーレ、ミッテルト、カラワーナが俺のクラスに転校してきた。レイナーレは俺の家のメイドとして、ドーナシークは執事として俺についてくるらしい。ミッテルトとカラワーナは元浜と松田に惚れたらしく、二人と過ごしたいということで、リアス部長に頼んで、兵士として悪魔に転生して転校してきた。
松田、元浜、桐生の三人の記憶は殺された部分だけ完全に消し去った。なので、松田はカラワーナの彼氏。元浜はミッテルトの彼氏としての記憶がある。さて、これからどうなるんだろうか。
原作開始してから早々、原作ブレイクしちゃいました。予定として、一誠の代わりの兵士をミットルテ、カラワーナ。松田と元浜を予定しております。松田と元浜が眷属化するのは三巻の内容の直前です。
僧侶も候補がいるのですが、白音の代わりの戦車、ゼノヴィアの代わりの騎士をだれにしようか考えています。
今回少し、リリカルなのはのキャラが出てきました。ここがおかしいというのがあったら指摘をお願いします。次回もリリなのキャラが出てきます。
あと、アーシアもちゃんと出てきますからね!おや、誰か来たようだ。
黒歌「……16話も出番がなかったてどういうことにゃ?」
白音「……説明をお願いします」
それは出す機会がなかったからで……ぎゃあああっ!