どうも、兵藤一誠です。サーゼクス様と会ったあと部室に行こうとした俺は、途中、すずかに追いかけられ、アイゼンを構えたヴィータ、バルディッシュを構えたフェイト、レヴァンティンを構えたシグナムに追いかけられた。……恐かった。死ぬかと思ったよ。
瞬歩を連続発動して何とか逃げたよ。一応、フェイトに『レーティングゲームが終わったら話す』とメールを送って置いた。
「あら、イッセーどうしたの?」
「い、いえ、ちょっと」
ヴァルキリーに追いかけられていたなんて言えません。
俺が部室に入ると、すでにみんな準備を終えていた。
「イッセー、あなたにお礼が言いたいの。ありがとう。あなたのお陰で私たちは強くなれた」
「ええと、俺はそんな大したことはしていません……」
「そんなことはないわ。あなたがいたから私たちはここまでこれた。もう一度、言わせて。ありがとう」
リアス部長は顔を赤らめ、もう一度、礼を言った。何か、照れくさいな。
『お嬢様方、準備はよろしいですか?』
すると、そこでグレイフィアさんから連絡が来た。
「ええ。イッセー、あなたは?」
「俺も準備できました」
『では、みなさんをフィールドへ転移させます』
グレイフィアさんがそう言うと、床に魔法陣が現れ、光り出した。
光が止むと、そこは学校のレプリカだった。……よく出来てんな。
『ゲーム開始まで十分あります。それぞれ自由にお過ごしください』
そう言われ、木場とミッテルトとカラワーナは罠を設置しに行く。
俺は……少し、考えるか。
俺が目を閉じて瞑想していると、後ろから誰かが抱きついてきた。この魔力は部長か……。
「どうしたんですか部長」
「……ごめん、今さらだけど恐くなっちゃって。お願い。勇気を頂戴」
「いいですよ。これで勇気が出るならいくらでもどうぞ」
俺はふるえる部長の手を握った。
そんなやり取りをしばらくしていると、試合開始の時間となった。
「……ここか」
試合が開始されると、俺は体育館に行った。
俺が提案して、木場は兵士三名を倒した後、校庭へ向かう。ミッテルトとカラワーナは二人で戦車一人倒すか、兵士を二人倒す。俺が体育館にいる兵士三人、戦車を倒して朱乃さんが体育館を破壊して、朱乃さんは女王と戦う。
そして、俺達はその間、残りのライザー眷属を倒す。
俺は扉を蹴り破り体育館に侵入した。
「ちわ~す、兵藤一誠です」
ふざけた感じに入ってみる。
「余裕だね赤龍帝」
体育館に入ると、そこには魔術師のような女の子数名、獣耳の女の子が二人、棍を担いだ少女が一人。双子の女の子。中国服の女の子。合計、九人……って! 兵士全員と戦車一人じゃねえか!
「これはこれは兵士全員が集まるとはね」
「ライザー様があなたはここに来るんじゃないか? そう考えてたのよ」
「ライザー様、あなたのこと本気で潰したいようよ」
「俺を潰すか……それは無理だな」
俺は拳を構えた。兵士達は俺を囲んだ。
「荒ーれーるーぜー! 止めてみな!」
「かかれ!」
そんな号令と共に、俺に襲いかかってくる兵士達と戦車。
「はっ!」
「きゃっ!」
襲いかかってくる兵士を拳で裁いていく。
衝撃で吹っ飛ぶ少女達。
「どうした! てめえらの力はそんなもんか?」
「舐めるな!」
魔術師の様な女性は魔力弾を放ってきた。俺は片手ではじき返す。
「なっ!」
魔力弾を弾かれ動揺する女性。
「いいか、魔法ってのはこう使うんだよ! グランシャリオン!」
俺は隕石の威力と同等の魔法、グランシャリオンを使った。
「「「「きゃああっ!」」」」
何人かは衝撃波で吹っ飛ばされる。双子の女の子はチェーンソーを構えて突進してくる。
「解体しまーす!」
「バラバラー」
チェーンソーを振り下ろしてくるが、俺は流れるように避ける。
「な、何で当たらないのよ!」
イライラする双子の……イルとネルだっけ?
そろそろ終わりにするか。
俺は振り下ろされるチェーンソーの刃を手でつかみ、それをへし折った。
「なっ!?」
「嘘!」
チェーンソーをへし折られたことを驚く姉妹。
そんな姉妹達を後目に、俺はチェーンソーの刃をバリバリと喰らい始めた。
「「「「「はい?」」」」」
「ふう、喰ったら力が湧いてきた。これで吹っ飛べ! 鉄竜の咆吼!!」
俺は鉄の滅竜魔法のブレスを放った。ライザーの兵士全員と戦車の子はブレスに巻き込まれた。
「「「「キャアアアッ!」」」」
体中に鉄の破片が刺さり、光に包まれ、リタイアした。
『ライザー・フェニックス様の兵士8名、戦車一名リタイア』
「よし!」
グレイフィアさんからのアナウンスを聞いて俺はガッツポーズをする。これで後残りは僧侶が二人、騎士が二人、戦車と女王が一人ずつ。それにライザー。俺達はまだ誰もやられてない!
俺は少し油断した。その時。
『リアス・グレモリー様の兵士二名リタイア』
「えっ?」
放送を聞いて油断していた俺がいる体育館に大量の火炎弾が降り注いだ。
「あら? もう終わりかしら」
体育館のあった場所の上空ではライザーの女王、ユーベルーナが浮いていた。
「ふふ、ライザー様は恐がりですね。たかが人間風情に兵士全員と戦車を犠牲にするとは。ですが、これで赤龍帝も終わり……」
「誰が終わりだって?」
「っ!」
俺が後ろから声をかけると、ユーベルーナは驚いていた。
「ば、バカな。あの攻撃を受けて生きているだと!?」
「気になるか? だけど、お前がその仕掛けを知ることはないぜ。お前は今ここで俺にやられるんだからな!」
「ふざけるな! このガキ!」
怒ったユーベルーナは魔法の杖から炎を放とうとした。そんなユーベルーナを迎え撃とうと俺も構えるが、俺とユーベルーナの間に雷が落ちる。
「ふふっ、イッセー君、彼女は私の獲物ですわ」
「朱乃さん」
声が聞こえた方を向くと、巫女服を着た朱乃さんがいた。
「ここは私に任せてイッセー君は木場君の方へ」
「……分かりました。あとは頼みます朱乃さん」
俺は地面へ下り、校庭へ走り出した。
「さて始めましょうか。ボムクイーンさん」
「その二つ名は好きじゃないのよ雷の巫女さん」
俺が走り去ると同時に雷鳴と爆音が鳴り響く。
……がんばってください朱乃さん!
ついにライザー眷属との戦いが始まりました。果たして、イッセーはライザーを倒すことは出来るのか?
次回はイッセーVSイザベラ 木場VSカーラマインです!