どうも兵藤一誠だ。
昨日はひどい目にあった……貞操を奪われた俺は最終的には理性がキレて五人が気絶するまでしたけどな。
「大丈夫か? イッセー」
「……一護先輩、大丈夫です」
元気がない俺を見て一護先輩は心配してくれる。
今日は一護先輩の家に遊びに空座町に来ている。
「たぶん、女関係で疲れてるんだろ? 俺も織姫の家に二人っきりで泊まったときに襲われたからな……」
「そ、そうなんすか?」
一誠先輩の口から明かされる衝撃の真実。そんなことがあったのか。まあ、俺の場合は人数が違うけど。
俺は一護先輩と黒崎医院の待合室を通って一護先輩の部屋に行こうとした。そこで知り合いを見かけた。
ヴァルハラに帰ったはずのフェイトだった。フェイトのそばにはフェイトに似た黒髪の美人の人がいた。
「フェイト? 何でここにいるんだ? 確かヴァルハラに帰ったはずじゃ……」
「「っ!」」
俺がそう言うと、二人は俺に掴み掛かってきた。
「あなた、フェイトを知ってるの!?」
「教えなさい! フェイトはどこ!?」
二人は俺の首を絞めてくる!
「く、くるしい!」
「ちょっと、落ち着いてくれアリシア、それにプレシアさん!」
俺の首を絞める二人を止める一護先輩・・・・・・プレシア? アリシア? どこかで聞いたことがあるような・・・・・・。
数分後、俺は自分の家の俺の部屋に二人を招いて話を聞いた。
二人の名は、フェイトに似ている子・・・・・・いや、フェイトがこの子に似ているのか? アリシア・テスタロッサ。フェイトはこの子のクローンで、アリシアを生き返らせようとしてフェイトにジュエルシード? というものを集めさせていたのが、黒髪の美人なフェイトとアリシアのお母さん、プレシア・テスタロッサさん・・・・・・
「ちょっと待て、今のプレシアさんはどう見ても二十代ぐらいにしか見えない。それに死んだはずのアリシアが何で生きてるんだ?」
「うん、それは私も不思議だったんだよね」
「私とアリシアの体は時の庭園が崩壊して、虚数空間に落ちて消えるはずだったの」
「だけど、気がついたらこの世界にいて私は生き返って、お母さんも生き返ったのなぜか若くなって」
・・・・・・俺は二人の話を聞いてある可能性を考えた。
俺の世界になのは達が転移した影響でプレシア達も転移したら。俺は詳しく、リリカルなのはを知らない。ウルスラグナは二人のことを知っていて生き返らせてあげたいと考えたんじゃないか?
だけど、俺はプレシアのことは快く思っていない。自分の娘を生き返らせるため、フェイトを作り、自分の思い通りにならないからと言ってフェイトを虐待した。そんな身勝手なことは許されるはずがない。
「この世界にやってきて、この世界にやってきたのは私たちだけなのか、そうじゃないのか確認することができなかったの。だから、私とお母さんは普通に暮らすことにしたの」
「でも、あなたに会えたおかげでフェイトもこの世界にいることが分かった。お願い、あなたはフェイトのいるところを知ってるんでしょう? 私たちに教えてくれない?」
「・・・・・・一つ、確認をとるけど、いいか?」
俺はフェイトの居場所を聞こうとする二人に静かに、微かに殺気を込めて言う。
「プレシア、あなたがフェイトと仲直りしたいって言うならフェイトに会わせてやる。だけど・・・・・・フェイトを、俺の友達を傷つけようとするなら、俺はあんたを殺す!」
俺はプレシアさんに殺気をぶつける。
親とか兄弟とか姉妹とかそんなの関係ない。俺の大切な仲間を傷つけるなら容赦しない。
「・・・・・・分かったわ。もし、私がフェイトを傷つけようとしたら好きにしていいわ」
「決まりだな。ちょっと、フェイトに連絡してくるから待っていてくれ」
俺は部屋を出て、携帯でフェイトに電話をかけた。
『イッセー? どうしたの?』
「ちょっとな・・・・・・今、暇か?」
『うん、特に予定ないけどどうしたの?』
「ちょっとな。とにかく、データを送るから魔方陣で転移してきてくれ」
『分かった』
そういって連絡を切り、俺はバルディッシュにデータを送る。そして、プレシアに念話を送る。
『今、フェイトに連絡を取った。彼女が来るからそこで待機してろ』
『分かったわ』
『そういえば、あんたとアリシアは空座町で何してたんだ?』
『私は一護君の高校で教師をしてたわ。ちょうど、一護君が在籍していたときに。今も、教師はしているの。アリシアは高校二年生で一護君の後輩ね』
そうやりとりして、念話を切ると、フェイトが転移魔方陣を通ってやってきた。
「行き成り呼んで悪かったな、フェイト」
「ううん、イッセーに会えて嬉しいから大丈夫だよ。それは兎も角、如何して行き成り呼んだの?」
「いやな、フェイトに会いたいって人達が居たから会わせようと思ってな」
「私に会いたい人達? それって私が知ってる人なの?」
フェイトは首をかしげ、俺に聞いてくる。
「ああ、絶対に知ってる人達だ。今から連れて来るから待っててくれ」
「うん、判った」
俺はフェイトを応接室に待たせる。その間に俺はプレシアとアリシアを呼ぶ。
フェイトが待つ部屋の前にプレシア達を連れて来た後、先に一人で入る。
「フェイト、連れて来たぞ」
「うん、誰なの?」
「・・・・・・・・・久し振りね、フェイト」
「やっほーフェイト、元気?」
部屋の中にプレシアとアリシアが入ってくると、フェイトは目を丸くした。
「………え? かあ、さん? あり、しあ? え? 何で? 如何して? 二人は確か虚数空間に消えた筈なのに、如何して此処に、イッセーの家にいるの?」
「レーティングゲームが終って暫くして、隣町の空座町に住んでる先輩の実家の黒崎医院って所に遊びに行ったんだが、その時に二人が居てな。アリシアを見てフェイトって言ったら二人ともコッチを見たんだ。それで訊いてみたら自分達の事やフェイト達の事、全部知ってたみたいでな。フェイトに会いたいって事だからこうして再会を演出してみた」
「フェイト」
「ッ!?」
プレシアに名前を呼ばれてフェイトは体を震わせる。やっぱり、怖いのか?
「………御免なさいね。」
「……え?」
「時の庭園で貴方は私を守ると言ってくれた。それなのに私は貴方を拒絶した。アリシアはアリシア、貴方は貴方なのにあの時の私はソレを理解しようとしなかった。この世界に来てアリシアが生きてる姿を見て私は初めて貴方は貴方だと思う事が出来た。そして、アリシアにアリシアが死んでから虚数空間に堕ちるまでの事を話した時にアリシアにお説教をされたのよ。「私の妹に何をしてるの!!」って。その時に初めて貴方を生み出した本当の理由を思い出したわ」
「私を生み出した本当の理由?」
プレシアが謝ったことにフェイトは驚き、それから、プレシアの告白が始まる。
「ええ。切っ掛けはピクニックでアリシアに言われた「私、妹が欲しい!!」だったわ。そう言われた数日後に事故が起きてアリシアが死んでしまったからその時の事を忘れてしまって、私はアリシアの蘇生を求めた。皮肉な事にソレが切っ掛けで「F計画」に参加して貴方を生み出したの。」
「せっかく妹が出来たのに、お母さんったら鞭を振るうは魔法を当てるは、見てて悲しくなったんだよね」
「え? 見てた?」
「うん。私ね、死んでた間の事も覚えてるの。フェイトがリニスに魔法を教わってる所も、フェイトがアルフと使い魔契約した時も、母さんの為に頑張ってたところも。イッセーに訊いたらソレって幽体離脱してたんだって。だから、フェイトがジュエルシードを集めてる時も見てたし、時の庭園でフェイトがなのはだっけ? 彼女と協力して魔導兵を倒した時も私の身体の入ったポットの前でフェイトがお母さんに言った言葉もちゃんと聞いてた。嬉しかった。私の妹は心の優しい良い子に育ったんだって」
「アリシア・・・・・・」
フェイトは姉のアリシアがそばで見守ってくれていたんだと思っている。
「でもこの世界に来た頃は、如何してこの世界に来たのか、来たのは私達だけなのか、そうじゃ無いのかって言うのを確認する事も出来なかったから、せめて普通に生活しようと思ったの。でもさっき、病院で行き成りフェイトって名前を言われたから物凄いビックリして、イッセーに掴み掛かって問い質したの。「貴方、フェイトの事知ってるの!?」って。それで詳しく話を聞いたら、フェイトはこの世界に居るし、元気にしてるって教えてくれた。だから私達はイッセーにお願いしたの。フェイトにあわせて下さいって。それで今こうして貴方の前に居るって訳」
「そう、なんだ」
「今更こんな事を言うのは間違ってるかもしれない。そんな資格は無いのかも知れない。でも言わせて欲しい。フェイト、私の愛しいもう一人の娘、今まで本当に御免なさい。こんな私は、貴方の母親になれるかしら? もしも母親と思えるのなら、また何時か一緒に暮らしたい。今度は手放さない、私が貴方を、貴方達を護るわ」
「私も、私の我侭の所為で貴方には色々迷惑を掛けたかも知れない。それでも私は、貴方が私の妹で良かったと思う。だから、改めて言わせて貰うね? 私の妹として生まれてくれてありがとう。こんな私だけど、貴方のお姉ちゃんでいても良いかな?」
「………今も、昔も、関係ない。母さんは母さんだし、アリシアも私の大事な姉さんだよ。これから何が起きようと、二人は私にとって掛け替えの無い大事な家族だよ」
涙を流しながら、フェイトは二人のことを受け入れる。
「ッ、ありがとう、ありがとうフェイト」
「ありがとうね、フェイト。これからずっと宜しく!!」
「ッうん!!」
三人は泣きながら、抱き合っている。やばい、俺も泣きそうになる。
「誰かが言っていた。仲直りに遅いも早いもない。大事なのは仲直りをしようとする勇気だ。フェイト、お前はその勇気を持っていたんだ」
俺はふと、そんなことを言っていた。
それから、フェイトはヴァルハラに帰って行った。プレシアとアリシアとはまた、再会する約束をした。仕事の休みの時は日本に帰ってくると。少しプレシアとアリシアは寂しそうだったけど、嬉しそうだった。まあ、生きてるんだから何時でも会えるだろう。
あと、なぜかアリシアは駒王学園に転校してくるらしい。プレシアもついでに転勤してくるのだと。
俺はとりあえず、プレシアとアリシアを空座町まで送った。さてと、家に帰って寝るか。
そう、のんきに考えて家に帰ると何故か、リアスがいた。いや、それだけなら遊びに来たんだな~と思えば良いんだけど、黒歌達が不機嫌だ。どうしたんだろう。
「部長、どうしたんですか今日は?」
「うん、今日から私もこの家に居候させてもらうわ」
「はい?」
はいいいいいいっ!?
何故だ!? 俺は居候イベントを回避したと思ったのに! ってか、俺の両親は何で許可したんだよ!!
「とにかく、よろしくねイッセー」
「は、はあ・・・・・・」
笑顔の部長に俺は困惑している。まあ、別に良いか。リアスが来たから歓迎会をやらないとな。
リアスの歓迎会をして疲れた俺はベッドに入ってすぐに寝た。
寝たのは良いんだけど、精神世界に召喚されました。何故か裸で拘束されている。
「これはどういうことだターニャ」
俺はとりあえず、ターニャに訳を聞く。
「それは彼女たちがいっくんと契約を結びたいからだよ~」
「彼女たち?」
ターニャがそういうと目の前に淡い光が現れる。光が消えるとそこには銀色の髪の美少女と艶やかな黒髪の黄昏色の瞳をした美女がいた。ちょっと待て。
「何で精霊使いの剣舞のエストとレスティアがいるんだ?」
もう何度も信じられないことが起きて耐性ができたのかあまり驚かなくなりました。
「ええと前、自称オリ主の転生者を倒しましたよね? その時の転生の特典です」
「ああ、成る程。でも、今まで何も反応しなかったよな?」
「それは足りない魔力を補給していたからです」
「前の持ち主は私たちを使う魔力がなくて私たち自身の魔力を使って戦っていたの。だから、その分の魔力を回復させる必要があったの」
「成る程ね。なら、俺が裸で拘束されている理由は?」
俺は納得した後、今の状態の説明を願った。
すると、エストとレスティアは頬を染めて言う。
「これは上級な精霊契約です」
「精霊とマスターが肉体的に交わるの」
「はい?」
それって性・・・・・・検閲削除
「待て待て! そういうことは好きな人と!」
「大丈夫です。私はマスターのことが好きですから」
「寝むりがら、あなたのことは見ていたの。自分を犠牲してまで仲間のために戦うあなたはとても素敵だったわ」
そういいながら、エストとレスティアは近づいてくる。
「ちょっと待て、俺の意志はないのか・・・・・・ぎゃあああっ!?」
俺はまた襲われてしまった。これ、見た目犯罪じゃね?
今回はプレシアとアリシアを出して、フェイトとの感動の再会を書いてみました。最後のイッセーは・・・・・・そっとしておいてあげてください。彼も色々つらいのです。
次回はイッセーが京都に行きます。そこでとある踏み台が・・・・・・。次回京都と死神と超変身!(仮)こうご期待!
フェニックス編が終わって2,三ヶ月たつのにまだエクスカリバー編に入れないとはどういうことだろう。