どうも、兵藤一誠です。あれから三年経って、小学四年生になりました。今、俺が使える能力は
そう思って、下校していると……。
「うん?」
俺の目の前に黒い子猫に白い子猫が蹲っていた。捨て猫か?
「……大丈夫か」
逃げられるかもと思いがあったけど、近づくことができた。逃げることもできないほど弱ってるってことか?
俺は二匹を自分の家に連れて帰ることにした。
家に帰ると、母さんはいなかった。これはチャンスか?
とりあえず、自分の部屋に子猫を置いておき、子猫用のミルクを買いに行くことにした。
そして、十分後。ミルクを買い終わって、部屋に戻ると、全裸の猫耳幼女二人がいた。……えっ!?
「えええええっ!?」
「にゃー、やっぱり驚いたにゃ!」
「……そうですね」
黒い子猫だったほうは楽しそうに笑っている。白い子猫は静かにしていた。……もしかしてこの二人は。
「き、君たちは猫又か?」
「そうにゃ、よく知ってるにゃ」
「……」
やっぱり! この子達はたぶん、黒歌に白音だ!
「私は黒歌にゃ。よろしくにゃ」
「……白音です」
やっぱり!
それで、二人の話を聞いてると、二人は親を亡くして彷徨っていたらしい。で、気づいたらここに来ていた。
「それで、寝るところも帰るところもない。ということか」
「そうにゃ」
……成るほど。なら。
「なら、ここに住まないか?」
「「えっ!?」」
俺の提案に二人は驚いていた。
「何で、そんなことを?」
「いや、目の前に困ってる人がいれば助けるのは当たり前だろ?」
「でも……」
「大丈夫だよ。親には俺が説明して説得しておくから」
それに、この二人を救いたかったからな。
「ありがとうにゃ、でも戸籍はどうするにゃ?」
「ああ、それなら知り合いに頼んでみる」
あの神様に頼んだら何とかなりそうだからな。
「じゃあ、よろしくにゃ」
「……よろしくお願いします」
「……取りあえず、ふたりとも服を用意するので着てください」
その後、魔力で服を作り、帰ってきた父さんと母さんを説得して黒歌と白音は一緒に暮らせるようになった。
そして……。
「で、何じゃ、ワシを呼んで」
俺はウルスラグナを呼び出した。もちろん、二人の戸籍を作ってもらうためだ。
「イヤー実は……」
俺は簡単に事情を説明した。
「成るほど、まあ、それ位いいじゃろう。姓名は塔城でよいか?」
「ああ、かまわない」
「よし、では、……」
すると、ウルスラグナは手を輝かせ、二枚の紙を作り出した。
「これでいいじゃろう。また、何かあったら呼んでくれ」
「ああ、わかった」
そして、翌日。
「黒歌、白音」
「……どうしたんですか」
「何かあったの?」
俺はウルスラグナに作ってもらった戸籍を渡した。
「これは?」
「知り合いに頼んで作ってもらった。塔城黒歌、塔城白音。それが君たちの新しい名前だ」
「「っ!」」
すると、二人は抱きついてきた。ど、どうしたんだ?
「ありがとうにゃ、私たちのために」
「……気にするな。これからよろしくな、黒歌、白音」
「「うん!」」
……これで二人救うことができた。あと四人かな?
すみません、バカと幻夢と召喚獣はもう少し時間がかかりそうです。
次回は龍神さまが来る!?