これを更新するのに約一ヶ月かかった・・・・・・かかりすぎだろ。
仕事が忙しかった・・・・・・は言い訳にはなりませんね。すいません。
「・・・・・・まさか原作より先に京都に来るなんてな」
俺は穿界門を通って京都に来ていた。
アリシアとプレシアと出会った翌日、涅マユリ隊長に悪魔の駒を改造して死神の駒を作ってもらうために尸魂界に来た。
悪魔の駒を渡したら「夕方ぐらいには終わるから出て行け」と言われてしまい、ぶらぶらしていると、総隊長から京都の妖怪の長、八坂様へ書物を届けて欲しいと頼まれた。
暇だったので、承諾して京都に向かうことにした。
そして、指定された穿界門を通ると、どこかの古いお寺にいた。
「え、ええと、取りあえず八坂様がいるところに行かないと・・・・・・」
「護廷十三隊の使者でござるか?」
「うわっ!?」
急に背後から誰かが話しかけてきたので、俺は驚き振り返った。すると、そこには綺麗な金髪の女の子がいた。
・・・・・・誰だこの子は? 俺が気配を感じなかったなんて・・・・・・ただ者じゃない。それに、俺が見えているって事は霊力を持っている?
「驚かせて申し訳ない。拙者、雪風と申します。八坂様の部下で、あなたを裏京都へ案内するように任務を受けたでござる」
「そ、そうでしたか。俺は兵藤一誠。死神代行です。気軽にイッセーって呼んでください」
「分かったでござるイッセー殿。ところでイッセー殿、年はいくつでござるか?」
雪風さんは俺に年を聞いてくる。
「ええと、十七歳ですけど、どうしたんですか?」
「そうでござるか。拙者と同い年でござるな。なら、敬語は不要でござる。あと、拙者のことはユッキーと呼んで欲しいでござる」
「分かった。じゃあ、道案内を頼むユッキー」
「承知したでござる!」
俺はユッキーの案内を受け、裏京都へ行く。
この時、俺は知らなかった。ユッキーがとあるアニメの登場人物とそっくりなことを。
ユッキーの案内で俺は裏京都へたどり着き、八坂様の住む屋敷に着いた。
「八坂様、護廷十三隊の使者の方をお連れしました」
ユッキーは片膝をついて頭を垂れる。
「ご苦労様じゃ雪風。護廷十三隊の使者、名をなんと申す」
「はっ、護廷十三隊所属、死神代行、兵藤一誠と申します。今日は総隊長から手紙を預かり持ってきました」
俺は頭を垂れた状態で手紙を渡す。
護廷十三隊と京都の妖怪達は友好な関係を築いていて、時々それぞれの長が手紙で現在の状態を報告し合っている。
「おつとめご苦労様じゃ。兵藤一誠殿はこれからどうするのじゃ?」
「ええと、観光をしようかなと思っていま・・・・・・」
俺が今後の予定を話そうとしたとき、九尾の娘が俺たちのいる部屋に駆け込んできた。
「八坂様、大虚が京都に数体現れました!」
「何じゃと!?」
その九尾の娘は大虚が現れたことを知らせる。虚か・・・・・・俺の出番だな。
「八坂様、虚がでたならこの俺にお任せを。虚を退治するのは死神の仕事です」
「・・・・・・・そうですね。では、案内をさせる者を呼びます」
八坂様はそう言い、手を軽く叩く。その音に反応して二人の猫又の少女が現れる。
「兵藤一誠殿、大虚の出現場所まで案内する者達を紹介します。貴方達、こちらへ」
『はい』
「猫魈と呼ばれる猫又一族の姉妹で姉の
「お初にお目に掛かります、ただいま紹介されました蒼歌と申します。宜しくお願いいたします、兵藤様」
「妹の紅音と申します」
八坂様に言われ、自己紹介する二人。猫魈か・・・・・・黒歌と白音が脳裏に浮かぶな。
「死神代行の兵藤一誠だ、此方こそ宜しく頼む。しかし猫魈か、京都でも猫魈と関わる事になるとは思わなかったな」
「そうなのですか? 兵藤様の暮らす町にも猫魈が居るのですか?」
俺が自己紹介すると、紅音が猫魈のことを気にして聞いてくる。
「ああ。と言うか数年前から同居してる猫又姉妹が猫魈でな? 黒歌と白音って言うんだが」
『え!?』
俺は黒歌と白音のことを何気なく話すと、蒼歌と紅音は驚いた。え? 何? もしかして知り合いなの?
「なんだ? もしかして知り合いなのか?」
「知り合いも何も、黒と白は幼馴染よ!? 行方が知れないと思ったら・・・」
「黒姉様と白ちゃんは元気なんですか、兵藤様!?」
二人は黒歌達と幼なじみなのか。黒歌と白音のことが心配か・・・・・・そうだ。
「ああ、元気だ。二人とも俺と同じ駒王学園に通ってるよ。何なら後で電話しようか?」
『是非!!』
俺の提案に蒼歌と紅音は興奮して答える。
「ご、ごほん! 二人とも、兵藤殿を案内して来てください」
「は、はい」
「兵藤様、どうぞこちらに」
「分かった」
八坂様が咳払いして蒼歌と紅音はそう言い、俺は二人についていく。ユッキーもな。
「・・・・・・どうじゃ、鞠殿。死神の様子は」
物陰から二人の妖怪がイッセーのことを見ていた。
一人は八坂を小さくしたような狐の女の子。八坂の娘の九重だ。
もう一人は銀色の髪の猫又、鞠と呼ばれた女性だ。
「うむ、特に怪しい様子はないが、強いか弱いかは分からん」
「じゃな・・・・・・これからあやつが戦うそうじゃ。見に行きませぬか?」
「そうだな。奴の実力を量るためにも、行った方が良さそうだ」
「・・・・・・面白そうですね」
どこからか黒髪の猫又が現れた。年格好は白音とよく似ている。
「なんだ琥珀。いつからそこにいた」
「鞠様と九重様が覗いてた辺りからです」
「全部か。なら、ついてこい。私達であの死神の実力を見極めるぞ」
「了解しました」
三人はイッセーの後をついて行く。
「ええと、蒼歌と紅音って黒歌と白音の幼なじみなんだよな」
「はい、そうです」
「ってことは黒歌と白音も京都出身なのか?」
大虚の出現した場所へ向かう途中、蒼歌と紅音に話を聞くことにした。
「いえ、二人は京都の妖怪ではありません。私達も、ただ流れ着いただけです」
「最初は黒歌達と旅をしていたのですが、途中はぐれてしまい、八坂様に拾われたのです」
「そうだったのか・・・・・・」
会話をしながら歩いてると、十体の大虚がいる場所に着いた。
「・・・・・・ユッキー、蒼歌と紅音。ここからは俺の仕事だ。下がってくれ」
『は、はい!』
三人は俺に言われ、下がる。俺は死神化して霧隠れを抜く。
「隠れろ、霧隠れ!」
そして、霧隠れを始解して、刀身を霧状にして大虚に斬りかかる。
牛のような仮面をつけた一体の大虚は顔面を切り裂かれ、倒れ、塵となり浄化していく。
霧隠れには能力が三つある。全ての斬魄刀の能力を使用する力。幻覚を作る力。そして、刀身を霧状にする力だ。
大虚は急に仲間が倒れたことに驚き、身構えるがそいつも霧状になった霧隠れの刀身に切り裂かれた。
「おらおらおら、さっさとかかってこいや!」
俺は思いっきり虚を挑発する。虚達は俺の挑発に乗り、襲いかかってくる。
「ここからは俺のステージだ!!」
「無双じゃな」
「だな」
「ですね」
イッセーの戦いを除き見ている九重、鞠、琥珀はイッセーの戦いぶりに圧倒されていた。十体の大虚を相手に余裕といった感じだった。
「兵藤一誠という男は我々の害になるような男ではなさそうじゃ。それに実力もある。友好な関係を築いても問題はないと思う」
「そうだな。では帰るとするか・・・・・・」
九重と鞠、琥珀は帰ろうとしたが・・・・・・
「へい、そこのお嬢さん方、俺とお茶しないか?」
茶髪の変な男が話しかけてきた。・・・・・・古典的なナンパ文句だ。
「い、いえ、用事があるから無理じゃ」
「そう言うことだ。ナンパなら、他を当たれ」
「そう言わないで、お茶だけだしね」
断る九重達に強引に迫るナンパ男。
(しつこいの・・・・・・)
(しかし、見るからに子供の九重や琥珀もナンパするとはロリコンか?)
(鞠、私はあなたの一つ下ですよ?)
(それはともかく、どうするのじゃ?)
(決まってるだろ。逃げる!!)
三人は一目散に逃げる。
「お、おい! 逃げるなよ!」
男は三人を追いかける。だけど、男は三人を見失ってしまった。
「くっ、どこへ行ったんだ!」
男はイライラしながら三人を探しに行く。
鞠達以外にもイッセーの戦いを見てる者がいた。
話は少し前にさかのぼる。
イッセーが戦い始めた近くで修行をしている一人の若者がいた。
「いくぜ、ゴーカイチェンジ!!」
若者は携帯のようなものに銀色の海賊戦士のような人形を入れて、槍を持つ銀色の戦士に変身した。
「今日はこれだ!」
シュリケンジャー!
携帯のような物に今度は緑色の忍者の様な戦士の人形を入れて、ボタンを押して変身した。そして、バットのような物で素振りをし始める。
「ふう、何とか撒いたようじゃな」
三人は妖術で姿を消してナンパ男を撒いた。
ナンパ男を撒いたことで三人は油断しきっていた。そんな三人にイッセーの攻撃から逃れた大虚が遅いかってきた。
『ぐおおおっ!』
「っ!」
三人は急なことで反応できなかった。武器を抜こうも、武器は屋敷に置いてきてしまい、妖術を放とうもこの距離では時間的に無理だ。
終わった・・・・・・鞠はそう覚悟して、せめて九重と琥珀は守ろうと二人を抱きしめる。
大虚は大口を開け、三人を喰らおうとした。だが、大虚は三人を喰らうことは出来なかった。
「はあっ!」
大虚を追ってきたイッセーが大虚を切り伏せた。
「君たち、大丈夫か!?」
「って!? 九重様に鞠様!? それに琥珀!?」
「どうしてこんな所にいるんですか!?」
蒼歌と紅音、雪風は三人を見て驚いていた。ここにはいないはずだから、なんでいるのだろうと思ったのだろう。
「ええと、蒼歌、この三人は?」
「金色の髪の女の子は九重様、八坂様の娘です。そして、銀色の髪の女性は鞠様。京都の猫又を仕切る長の娘です」
「黒髪のちっちゃな女の子は私達の友人の琥珀です」
「・・・・・・ちっちゃいは余計です」
「とにかくここにいた訳は後でじっくり聞くでござる」
蒼歌は九重、鞠、琥珀のことをイッセーに紹介した。
イッセーは九重のことを知っているのだが、蒼歌はそのことは知らない。
「取りあえず、あの大虚は俺が倒すからみんな下がっていてくれ」
『は、はい・・・・・・』
イッセーの指示で雪風達は下がり、イッセーは戦闘を再開する。
「なんだあいつ・・・・・・」
鞠達をナンパしていた男は大虚と戦っている一人の死神、兵藤一誠を見つけた。
何故、ナンパ男に大虚が見えたのかというと、彼の魔力が高いためだった。
「・・・・・・兵藤一誠が死神とかあり得ない。あいつも転生者なのか?」
ナンパ男は死神だと言うことに驚いた。
・・・・・・あいつも、と言うことはこの男も転生者なのだろうか
「・・・・・・俺のハーレムを作るのに、あいつは邪魔だ・・・・・・処分しよう」
ナンパ男は大虚と戦っているイッセーに向けて魔力を放つ。
イッセーは気づかず、魔力は当たると思っただが・・・・・・
「ふっ・・・・・・」
霧状の何かが魔力を防いだ。
「なっ!?」
「やれやれ、戦ってる男の背中を狙うなんて卑怯な奴だな」
「お、お前、いったい何者だ!?」
「うん? 俺か? 通りすがりの死神代行だ。よく覚えておけ!」
「通りすがりの死神代行!? ふざけんな!」
ナンパ男は懐からバックルみたいな物と錠前らしき物を取り出す
『ブラッドオレンジ』
「変身!」
『ブラッドオレンジアームズ! 邪の道・オンステージ!』
ギター音が流れ、転生者は仮面ライダー鎧武を紅色っぽくした悪の戦士、武神鎧武へ変身した。
「あれは・・・・・・」
緑色の忍者になった若者は大虚と戦っているイッセーを見つけて驚いていた。
「・・・・・・兵藤一誠が死神なんてあり得ない。もしかして、彼がウルスラグナさんが言っていた・・・・・・」
彼も兵藤一誠が転生者と言うことに気がついたようだ。ということは彼も転生者であり、しかもウルスラグナ関係なのだろう。
彼の変身しているのは忍風戦隊ハリケンジャーに登場するシュリケンジャーである。最初に変身していたのはゴーカイジャーのゴーカイシルバー。おそらく、これが彼の転生特典なのだろう。
彼がしばらくその戦いを見てると、無防備なイッセーに攻撃しようとする輩を発見した。
「危ない!」
彼はイッセーを助けようと動こうとしたが、イッセーはあっさりと、不意打ちを防いでしまった。
「・・・・・・すごい・・・・・・もう少し見てみよう」
彼はもう少し見てみることにした。イッセーに攻撃した男は武神鎧武に変身した。・・・・・・イッセーはどう戦うのか、彼は見守ることにした
「武神鎧武・・・・・・」
変な男が変身したことに俺は苦虫をかみつぶしたような顔になる。転生者か。まだ、大虚の相手もしないといけないのに・・・・・・・
「こうなったら、エルザ、ターニャ、シャル、チェリー! こいつの相手をしてくれ」
『了解!』
俺はエルザ達元四大魔王を呼び出した。
「な、何でエルザや篠ノ之束、シャルロットがいるんだよ!?」
転生者はエルザ達を見て驚いていた。だけど、俺は転生者を無視する。
「エルザ、何でも良いから俺が大虚達を倒すまで相手をしていてくれ」
「分かった。行くぞ、みんな」
『おう!』
エルザに応じてターニャ達は一枚のカードとバックルを取り出す
「「Turn Up」」
「Change」
「Open Up」
『変身!』
エルザはブレイバックルにスペードのエースのカードを、シャルはギャレンバックルにダイヤのエースのカードをセットしてターンアップハンドルを引き、オリハルコンエレメントを発生させて、それを通過してエルザは仮面ライダーブレイドに、シャルは仮面ライダーギャレンに変身した
チェリーはハートのエースカードをラウズして仮面ライダーカリスに変身した。
ターニャはレンゲルクロスにクローバーのエースを装填してミスリルゲートを開き、スピリチュアルエレメントを自動的に通過して仮面ライダーレンゲルへ変身した。
「な!? 何で、エルザ達が仮面ライダーに!?」
「イッセー、みんなでキングフォームになって片付けて良いか?」
「いや、ならなくても良い。なったら倒してしまうだろう? そいつを倒すのは俺だ」
転生者の男はエルザが変身したことに驚き、俺とエルザのやり取りでシャル達もキングフォームになれることを聞いて絶望的な表情になる。
「さて、行くか」
エルザはブレイラウザーを構えて、シャルはギャレンラウザーを構える。チェリーはカリスアローを、ターニャはレンゲルラウザーを構えて転生者に襲いかかる。
「くそっ!」
転生者は無双セイバーを構えて迎え撃つ。さてと、俺はさっさと大虚を倒すか。
「さて、お嬢様達には桜のなかで倒れゆく大虚をご覧になって貰いましょう」
俺はそう言って霧隠れを構えて目を閉じる
「散れ、千本桜」
解号を言うと、霧隠れは千本桜へ姿を変えて刀身が桜のようになり、俺の周りを舞った。
「これは・・・・・・桜?」
「もう、桜は全て散ったはず・・・・・・」
「だが、綺麗じゃ」
蒼歌達は急に桜が現れたことに驚くが、桜の美しさに見とれる。
俺は手を振り下ろす、千本桜は大虚達を切り刻んでいく。
そして、桜のように散った千本桜の刀身が戻ったときにはすでに大虚の姿はなかった。
「悪いな、今はのんびりしてる場合じゃないんでね」
「ぐあっ!」
俺が死神化を解くと、転生者が転がってきた。・・・・・・エルザ達にやられて飛ばされてきたのか?
「イッセー、そろそろ倒せそうだが倒して良いか?」
「いや、俺が倒すからエルザ達は戻ってくれ」
「そうか・・・・・・何かあったらすぐに駆けつけるからな」
そう言い、エルザ達は変身したまま、俺の精神世界へ帰って行った。・・・・・・ここからは俺の戦いだ。
俺はターニャが作ったライダーデバイス一号、クウガのベルト、アークルを腰に巻き付ける。
原作のアークルは体内に保管されているが、これは人工的にライダーの力を再現したから取り外せるんだ。
俺は右手に腰を当て、右手を突き出し左に動かしクウガのポーズをとる。
「変身!」
左腰に手を移動させて叫ぶ。
そして、俺はみんなの笑顔を守る古代の戦士、仮面ライダークウガへ変身した。
「なっ!? 仮面ライダークウガだと!? だが、クウガごときがこの武神鎧武に勝てるわけがない!」
「それはどうかな? 戦ってみないと分からない!!」
俺は拳に力を入れ、構える。
「ハアアッ!」
転生者は無双セイバーと赤い大橙丸を構えて、俺に襲いかかる。
俺はその攻撃を避け、何度も拳を転生者にたたき込む。そして、転生者を吹き飛ばすと、俺は魔法で槍を創り掴む。
「超変身!」
俺がそう叫ぶと、クウガマイティフォームから青きクウガ、ドラゴンフォームへ変身した。槍もドラゴンロッドに変化する。
転生者は無双セイバーを突き刺そうとするが、俺はドラゴンロッドで流していく。
「くっ! なら、これはどうだ!」
転生者は無双セイバーと赤い大橙丸を合体してナギナタモードにして、ブラッドオレンジロックシードをセットする。
「イチ・ジュウ・ヒャク・セン・マン・ブラッドオレンジチャージ!」
転生者はナギナタ無双スライサーに似た技を放つ。
だが、俺はこの攻撃を空中へ高く飛んで避けた。
「なっ!?」
「超変身!」
俺はマイティフォームに戻し、さらにライジングマイティフォームへ超変身する。そして、そのまま、右脚に封印エネルギーを溜めて、ライジングマイティキックを放つ。
「くっ! 喰らうかよ!」
転生者は俺の攻撃から逃れようとする。だが。俺はバインドで転生者の動きを封じる。
「な!?バインド!?」
「セイヤアアアアアッ!」
俺は炎に包まれた右脚で身動きできない転生者に跳び蹴りを喰らわし、転生者は爆発した。
爆発した影響で戦極ドライバーとブラッドオレンジロックシードが落ちてきたので回収する。・・・・・・ってか、周りの被害がとんでもないことになってる・・・・・・時のアークで直そう。
倒れた木々を時のアークで戻した俺は変身を解いて、雪風達の元に戻ろうとした時、腰に戦極ドライバー、手にはオレンジロックシードが握られていた。・・・・・・・どういうことだ?
「・・・・・・ターニャ、これはどういうことだ?」
俺はターニャに連絡を取る。
『う~ん。今倒した転生者の特典が仮面ライダー鎧武シリーズの全てのベルトとロックシードだったんじゃない? それでベルトとロックシードがいっくんを認めたとか?』
「・・・・・・そうなのか?」
俺は戦極ドライバーとロックシードに話しかけてみた。すると、ロックシードが淡く光った。・・・・・・そうだと言ってるのか?
「分かった。よろしくな」
俺は戦極ドライバーに触れ、外し武器を収納している異空間に転送させた。その直後、俺の腰にアークルが現れる。
・・・・・・可笑しいな。ライダーデバイスのクウガはもう片付けたはずなんだけど。
「・・・・・・ターニャ、今度は何が起きたんだ?」
『ん~とね。これ、オリジナルのアークルだよ? たぶん、さっきの転生者はクウガの力も貰ったんじゃないの? 保管庫に他の戦極ドライバーとロックシード、ゲネシスドライバーとエナジーロックシードと一緒にゴウラムとビートチェイサーが送られてきたから』
「・・・・・・色々欲張りすぎだったなあいつ」
『いっくんが言えることかな?』
「・・・・・・すまん」
確かに俺の方が多そうだな。
「・・・・・・さてと、戻るか」
俺は頭をかいて蒼歌達の元に戻った。・・・・・・さっきから視線を感じるけど、悪意はないから別にいいか。
「すごい・・・・・・クウガの力を使いこなして、オリジナルのクウガと鎧武の力に認められたなんて」
彼、ゴーカイシルバーに変身する転生者はアークルとロックシードに認められたイッセーを見て驚いていた。
「・・・・・・彼ならこの力を使いこなせるかも」
彼は赤い海賊の人形の鍵、ゴーカイレッドのレンジャーキーとモバイレーツを握りながら言う。
「まあ、このことはみんなと相談して決めよう。場合によっては駒王町に引っ越さないといけないかもしれないし」
彼はそう言い、変身したまま、その場を後にする。
彼、もしくは彼らが兵藤一誠と接触するのはもう少し時間がかかるかもしれない。
ゴーカイシルバーに変身する転生者と同じようにイッセーを見ている男がいた。だが、イッセーも転生者も気付かなかった。
「おのれ、ディケイド、ディエイド、この世界でも仮面ライダーが誕生してしまった! いずれ、この世界も破壊されるだろう!」
眼鏡をかけた男はそう言い、灰色のカーテンを通って消えた。
「・・・・・・鞠、琥珀、これはどういう事ですか?」
「九重、詳しい話を聞かせてくれんかの」
戦いの後、九重達を屋敷に送り届けたら、八坂様と何かおっとりした若い女性が現れて、三人に説教を始めた。
「……ユッキー、鞠と琥珀を説教してるのは誰?」
「あのお方は桜様。鞠様のお母様でござる。八坂様とは友人同士で、京に住む猫又を束ねてるでござる」
「……そうなのか」
俺とユッキーは小声で話す。……桜さんって鞠の母親なのね。どう見ても、姉妹にしか見えないんですけど。
「鞠、琥珀、あなたたちは何であそこにいたのかしら?」
「そ、それは・・・・・・「鞠様に脅されて仕方なくついて行きました」って琥珀! 私を売るな!」
「そうですか・・・・・・鞠が原因なのね」
「ギャー!」
桜さんは鞠にアイアンクローを放つ。ああ、指が頭に食い込んでる。
「九重も後でお仕置きですよ」
「うう、母上、どうかお許しください・・・・・・」
八坂様と九重の方も大変なことになっている。
・・・・・・そろそろフォローを入れるか。
「あの、桜様、八坂様よろしいでしょうか?」
「何でしょうか。兵藤一誠どの」
「はい、鞠様と九重様、琥珀嬢をお許しになってあげてください」
俺はそう言って頭を下げる。
「・・・・・・何故じゃ。九重達はおぬしの邪魔をしたのだぞ? 下手したらお主は大けがしていたかもしれないのに、お主は三人を許すというのか?」
「はい、九重様達はたぶん、俺の実力を見たかったのでしょう。突然、俺のような何者か分からない人間が現れたらその力量をみたいと思うのは当然のことです。それに、俺たち死神の仕事は虚からみんなを守ることですから」
「・・・・・・お主は変わった奴じゃの。分かった。三人の行いは不問とする」
俺の願いに八坂様はあきれながらも承諾してくれた。桜様も同様だろう。・・・・・・九重達はほっとしている。
・・・・・・さてと、これでやることは終わったし、帰るとしよう。
「では、兵藤一誠殿が九重達を救ってくれたお礼に宴会をしよう」
「はい?」
急に八坂様が提案した。それと同時に八坂様の部下の妖怪達が宴の準備を始める。
「あの、八坂様、どういうことでしょうか?」
「言ったとおり、お主へのお礼の宴会を開くのじゃ」
「ええと、俺の意見は?」
「聞かん」
「ですよね~」
こうして、俺の意見を無視した宴会の準備が始まった。
俺はいったん、別室で待機することになった。まあ、俺のために宴会をしてくれるなら参加するべきだろう。だけど、時間まで何をしているか。
俺がどうしたらいいか悩んでいると、携帯電話に電話が・・・・・・
「もしもし」
『あ、イッセー君! 久しぶり!』
イリナから電話がかかってきた。
「よう、イリナどうしたんだ?」
『うん、今度、仕事で駒王町に行くんだ。それで連絡しようと思って』
「そうか・・・・・・」
この時期にイリナが来るって事とは・・・・・・聖剣事件の始まりか。
『だから、町に着いたら真っ先にイッセー君の家に行くね!』
「ああ、楽しみにしてるよ」
『じゃあ、私、準備があるから切るね。そうそう、私以外に知り合いが四人来るから。じゃあね!』
そう言い残して、イリナは電話を切った。変わらないな。あいつは・・・・・・うん? 四人?
確か、原作ではイリナと一緒に来るのはゼノヴィアだけのはず。数が多い・・・・・・まあ、俺というイレギュラーが関わってるんだから変わったのかもしれない。転生者じゃなければ問題はない
・・・・・・だけど、そろそろ俺一人だときついな。・・・・・・カテレア達を呼ぶか。
俺はカテレアの携帯に電話をかける。死神の駒も手に入りそうだから、彼女たちに眷属になって貰おう。
『・・・・・・ただいま電波が届かない状況です。また、かけ直してください』
・・・・・・つながらない。まあ、いいか。今度はティアに電話しよう。
『なんじゃイッセー! 今取り込み中なんじゃ!』
ティアには電話がつながったが、何か忙しそうです。
「ど、どうしたんだティア?」
『バカな邪龍どもにけんかを売られて今戦ってるんじゃ! ついでに暴れ回っておる邪龍を討伐するから、それが終わったら日本に行く!』
「お、おう。分かった」
『じゃあ、切るぞ!』
ティアもそう言って電話を切る。・・・・・・なにがあったんでぃすかティアマットさん。
・・・・・・まあ、いい。最後はジャンヌだ。俺はあまり期待しないがジャンヌに電話する。
「もしもし、そちらはジャンヌさんの携帯電話でしょうか」
「あらイッセー、連絡して来たって事は私の力が必要なのかしら?」
・・・・・・つながった。よかった。
「ああ、こっちで聖剣に関係する事件が起きそうでな。幼馴染が来る事になった」
「幼馴染と聖剣って如何関係するの?」
「幼馴染がエクソシストでな、さっき日本に帰国するって連絡が来たんだ」
疑問に思うジャンヌに俺は説明する。
「判ったわ。実は今丁度京都に居るのよ、観光目的で」
「京都? 俺も京都に居るんだよ。何だった合流するか?」
「ええ、その方が良いと思うわ」
何という偶然・・・・・・でも、俺宴会に参加するんだよな。
「イッセー殿、少しいいでござるか」
「おっ、ユッキーちょうどいい。実は、今、京都に友達が来てるんだけど宴会に参加させても良いか?」
「ちょっと待ってて欲しいでござる」
ユッキーは部屋を出て行き、すぐに戻ってくる。ついでに蒼歌や紅音、鞠と琥珀もついてきた。
「いいそうでござるよ。イッセー殿の知り合いなら大歓迎だそうでござる」
「そうか・・・・・・これから宴会をやるんだ。案内の人を行かせるから、そこで待っててくれ」
『うん、分かった。じゃあね』
ジャンヌはそう言って、電話を切る。・・・・・・合流できるのは一人だけか。だけど、一人だけでも心強い。
「・・・・・・おい、死神」
すると、鞠が俺に話しかけてきた。
「言っておくが、敬語で話さないでくれ。年齢は一緒だし、私は堅い敬語とか苦手なんだよ」
「・・・・・・分かった。で、何のようだ?」
「九重達と共に、礼を言っておこうと思ってな。ほら、九重」
鞠はそう言うと、鞠の後ろで隠れていて見えなかった九重が表れる。
「死神、礼を言う。私達を守ってくれて、ありがとう」
「・・・・・・ありがとう」
「・・・・・・ありがとうございます」
「気にしないでくれ。俺が鞠達を守ったのは俺が守りたかったから。勝手にしたことだから」
「しかし・・・・・・」
俺は気にするなと言うのに、鞠はまだ食いつく。
「それに、かわいい女の子を守るのは男の役目だぜ」
俺はそう言いながら三人の頭を撫でた。
「わ、私が可愛いだと!? 九重や琥珀はともかく私がかわいい・・・・・・」
鞠は何故か顔を真っ赤にしてぶつぶつと言っている。
九重と琥珀は無抵抗で気持ちよさそうに撫でられる。
「そうだ。蒼歌、紅音。これから、黒歌に電話するんだけど、話すか?」
『是非お願いします』
「分かった。あと、黒歌達には俺が死神だってこと話していないから、そこらへん口裏を合わせてくれ」
黒歌達と電話で話が出来ることに嬉しそうにする蒼歌と紅音に俺は釘を刺す。
そして、携帯で黒歌に連絡を取る
「あ~もしもし、黒歌?」
『ん~イッセー、どうしたんにゃ? っというか、今どこにいるのにゃ? 朝から姿が見えないんだけど』
「あ~今、ちょっと野暮用で京妖怪の長の屋敷にいるんだ。それで、何故か宴会をすることになって、もしかしたら今日は帰れないかもしれない」
『はっ?』
黒歌は間の抜けた声を出している。まあ、そうなるよな。
「母さん達の言い訳よろしく。あと、お前と白音の知り合いにあったから代わるよ」
俺は取りあえず、蒼歌に携帯を渡す。
「もしもし、黒? 私よ。蒼歌よ!」
『そ、蒼歌!? 何でイッセーの携帯から電話してるのにゃ!?』
「一様が言ったとおり、京都で出会ったのよ。白もいるんでしょ? 紅も話したがってるわ」
黒歌と蒼歌は久しぶりの幼なじみ同士の会話を楽しむ。・・・・・・さてと、この間に俺は総隊長に報告するか。
俺は空き部屋を借りて、総隊長に報告するため簡易式のテレビ電話の様な物を展開する。
展開すると、総隊長が出てくる。・・・・・・何故か砕蜂隊長もいる。
「総隊長様。報告します。頼まれた書類は八坂様へ無事、届けました」
「・・・・・・ご苦労。して、何故まだ京にいるのだ兵藤一誠」
「はい・・・・・・・色々あって宴会に参加することになりまして・・・・・・あの、涅隊長には死神の駒は浦原さんの店に届けてくださいと伝えて貰ってよろしいでしょうか?」
「承知した」
「では、失礼します」
俺と総隊長はすごく簡単に会話して通信を切ろうとした。
『あ、あのイッセー様!』
すると、砕蜂隊長が割り込んできた。
最初は俺のことを敵視していた砕蜂隊長だが、何故か模擬戦した後から俺をイッセー様と呼ぶようになった。
「ええと、砕蜂隊長、どうしたんですか?」
『こ、今度は何時、ソウルソサエティに来られますか?』
・・・・・・いつ、ソウルソサエティに行けるか・・・・・・
「そうですね。しばらくの間、忙しくて行けないかもしれません」
『・・・・・・そうですか』
しばらく行けないことに残念そうな顔をする砕蜂隊長
「ただ、夏休みの最初の方は行けるかもしれません」
『っ! そうですか! 失礼します!』
砕蜂隊長はそう言い残して、通信を切った。・・・・・・何だったんだろう。
俺は首をかしげながら、蒼歌達のいる部屋に戻る。
部屋に戻ると、蒼歌と紅音は黒歌と白音との電話を終えていた。
「蒼歌、紅音。黒歌達との電話はもう良いのか?」
「はい、ありがとうございました」
蒼歌は俺に携帯電話を返す。久しぶりの幼なじみ同士の会話、楽しめたのかな?
「そういえば、黒姉様が「イッセー、帰ってきたらじっくりお話を聞くから、覚悟してにゃ」と言っていました」
「・・・・・・俺、帰ったら生きてられるかな?」
紅音の言葉に俺は顔を青くする。
あれから少し、時間が経って宴会が始まった・・・・・・のだが。
「わははははっ! もっとだ! 酒を持ってこい!」
「あひゃひゃ! 目が回る~!」
もう殆どの人が酔っぱらっています!
俺や鞠、琥珀、九重、雪風と蒼歌、紅音の未成年メンバー以外の人たちが始まって早々、大量のお酒を飲み始めて酔っぱらいました。
「一応、俺が主役なんだよな・・・・・・」
「き、気にしない方がいいでござるよ! それにイッセー殿はかっこよかったでござるよ?」
少し落ち込む俺をユッキーが慰めてくれた。・・・・・・優しいなユッキーは。
「ありがとうユッキー」
「いえ、礼を言われるほどではござらんよ。それに、まだ落ち込んでるのなら拙者が撫でて元気を出してあげるでござるよ!」
ユッキーはそう言って俺を撫でてくる。・・・・・・人に頭を撫でられるのは久しぶりだけど、気持ちいいな。
「・・・・・・失礼します。兵藤殿のご友人が到着しました」
すると、一人の九尾がふすまを開けて部屋に入ってきた。その後ろにはジャンヌがいる。電話ではよく話してたけど、会うのは久しぶりだな。・・・・・・うん?
ジャンヌは部屋の状況を見て言葉を失っている。どうしたんだ?
「ジャンヌ? どうしたんだ?」
「い、いい、イッセー? こ、此処って」
「ん? 見ての通り京妖怪の総本山。現在宴会真っ最中」
俺は取りあえず、当たり前のことを言う。
「そうじゃなくて!? 如何して貴方が此処で宴会に参加してるのよ!? 妖怪達って人間は拒絶してるんじゃないの!?」
「まあ、普通の人間は拒絶と言うか立ち入り禁止だけど、特殊な事情のある人間は大丈夫なんだ。因みにこの宴会の主役は俺」
「はぁっ!? 如何して貴方が主役なのよ!? 一体何をした訳?」
俺が主役と言うことに驚くジャンヌ。まあ、そうだよな。
「いや、此処の長からの依頼で化け物退治をしたんだけど、その時に長の娘と猫又の長の娘を助けたんだよ。それでそのお礼と言う事で現在宴会中。今夜一晩お世話になって明日帰ろうと思ってる」
「そ、そう」
「まあ、取りあえず、座れよ。あ、すいません、ジュース追加で」
俺は取りあえず、ジャンヌを座らせて飲み物を追加する。
「で、イッセー、その子は誰なの?」
座ったジャンヌは逆側の俺の横で座っているユッキーを指さす。
「ああ、この子は・・・・・・」
「初めまして、拙者、雪風と申す。気軽にユッキーと呼んで欲しいでござる」
「そ、そうなの。私はジャンヌ。ジャンヌ・ダルクの子孫よ。よろしく」
元気なユッキーにジャンヌは戸惑うが、ちゃんと自己紹介はしている。
「イッセー、この子と何があったのか詳しく聞かせてくれるかしら?」
・・・・・・ジャンヌは笑って俺に聞いてくるが、目が笑っていない。
・・・・・・だいたいこんな感じで宴会はカオスになっていく。
今回の話はどうだったでしょうか?
今回出てきた新しい妖怪のキャラは蒼歌と紅音以外、DOG DAYSのキャラをイメージ、というかそのまんまというか・・・・・・
雪風は名前から分かるようにユキカゼ・パネトーネ。鞠は一応、レオンミシェリ・ガレット・デ・ロワ閣下を元にしています。琥珀はノワール・ヴィノカカオ。鞠の母親の桜はビオレ・アマレットを元にしています。
戦闘中に現れたゴーカイシルバーらしきものに変身する転生者の正体は・・・・・・今後、分かっていきます。
次回からはたぶん、聖剣事件編になると思います。色々、原作と代わるところがあるかもしれません。
さて、ジャンヌが仲間に加わって物語はどう動くのでしょうか。