どうも、兵藤一誠です。あれから、一年経ちました。一年経っても死神の力が使えません。それで今は……気分転換で散歩をしている。
斬魄刀が出せれば対話が出来るはずなんだ。
「どうしたら、死神の力が……」
そう思っていたら、妙な気配を感じて俺は飛んだ。
すると、そこに鋭い攻撃が炸裂して、土煙が舞った。
「誰だ!」
俺は睨んでそこを見てみると、タコ型の
「っ!
俺は驚いた。一応、今の状態でも充分戦えるけど、今の状態で戦っても消滅させてしまう。……こうなったら!
俺は背を向けて走り出した。こいつは俺を狙ってくるはずだ。ならこいつを
空座町は偶然か俺の住む駒王町の隣にあった。
普段誰も通らない道を走っていると……、
「……イッセー先輩どうしたんですか?」
「っ!」
偶然、白音とバッタリあった。
ああっ! 何でこんな時に!
「白音! 今すぐ逃げろ!」
「?」
白音は何でそんなことを言われたのか分からない。という顔をしている。
「グハッ!」
「イッセー先輩!」
俺は立ち上がって白音を助け出そうとしたけど、体が麻痺して動けない。あの触手には麻痺機能があるのか?
「ううっ、イッセー先輩、に、逃げて!」
白音はそれだけ言うと、気絶してしまった。くそっ!
「おいっ! お前の狙いは俺なんだろ! だったら俺を狙え!」
俺は無理矢理、麻痺した体を起こして
「キシャアアアッ!」
俺の手には一本の刀、それに体には死覇装が現れた。……えっ? もしかして死神になれたのか?
そのまま、俺は斬魄刀を振り、触手を吹っ飛ばした。
「シャアアッ!」
俺は切り落とした触手の中から、白音を助け出し、安全な場所に白音を寝かせた。
「後悔しろ! 俺の家族に手を出したことを!」
大きく振りかぶり、
「シャアアアアッ……」
「う、うう~ん」
「白音! 気がついたのか!?」
「イッセー先輩? 私は?」
「ああ、歩いてたら急に倒れたんだ。それで、俺が家まで運んだんだ」
あれから、俺は白音に記憶操作の魔法をかけた。あんな怖いことは忘れた方がいいんだ。
「そうですか……」
白音は何か思ったらしいが、黙って寝てしまった。
さてと、俺は……。
俺はクリスタルの中に入り、死神化して瞑想を始めた。死神になったら、まずは斬魄刀との会話だ。そして、始解を習得する。それが俺の目標だ。
そしてしばらくすると……俺は地面にたくさんの斬魄刀が刺さっている大地に立っていた。ここが俺の精神世界か。
「一誠さま」
「だれだ?」
呼ばれて振り返るとそこには、髪の短い女性がいた。この人が俺の……。
「私は・・・・・・・、あなたの斬魄刀です」
名前のところが聞き取れない。
「その様子だと、私の声がちゃんと届いていないようですね」
「ああ」
「……では、一つ聞かせてください。あなたは私の力を何のために使いますか?」
何のために使うかか……。
「変えるために使いたいな」
「はい?」
「俺はこの世界を変えるために、力を使いたい!」
「なるほど、……今のあなたに聞こえるでしょう。私の名前が聞こえるでしょう。私の名前は……」
すると、頭に直接名前が聞こえた。
「隠れろ! 霧隠れ!!」
俺がそう叫ぶと、斬魄刀は霧に包まれて、姿を変えた。俺は斬月の姿を思い浮かべた。すると、斬魄刀は斬月へと姿を変えた。
「うおっ!」
「私の能力は全ての斬魄刀の能力が使えます。卍解と
「なるほど。分かった。じゃあ、散れ、千本桜」
すると、刀身が消えて、刃が花びらのように舞った。
「すげえ!」
「では、次は私を具象化出来るようにがんばってください」
「おうっ!」
「あと、あなたに会わせたい人がいます」
「俺に会わせたい人?」
「はい」
霧隠れがそういうと、大地が炎に包まれた。
「なっ、何だこれは!」
炎が消えると、そこには赤くてでかいドラゴンが。もしかして、
「お前は……」
『俺の名は赤龍帝ドライグ! お前の左腕に宿るものだ』
やっぱり。ここで出てきたということは……。
『やっと、お前と話すことが出来たな一誠』
「そうだな。オーフィスのおかげか?」
『たぶんな。しかしこれで、やっとお前と一緒に戦うことが出来る』
「本当か!? なら、明日からはお前の力を使えるように修行しないと」
『ハハッ、これからよろしくな。一誠』
「ああ、よろしくな。相棒」
『相棒?』
「ああ、こっちの方が呼びやすいかなって」
『……お前は変わってるな。だが、俺を使いこなせるかな?』
「使いこなしてみせるさ、俺の全てをかけて」
俺はそう言い残し、クリスタルを後にした。
これから、どうなるんだろうな。
今回でやっと死神の力を得ました。ドライグも初登場。次回は卍解修行!