銀座の英雄王(偽) 作:サーヴァント当たらない
金色の髪を持つ紅き瞳の神が現世に光臨しようとした時。
異世界の神々はこの世界の調和を守る為にゲートを潜ろうとする金色の神を別の世界へと追い出そうとした。
しかし、相手は異なる世界とはいえ最も古い神話の英雄王。
彼の持つ幸運と神性により、追い出すことに失敗。
それどころか神々が介入したことにより英雄王を時間移動させてしまったのだ。
神々は高エネルギーの生命体だ。
むやみに現世に力を振るえばその影響は世界を混沌へと貶める。
故に神々は己の使徒を使って金色の神の排除を考えた。
しかし、神々が想像していた混沌が起こる事はなく金色の神は亜人を導きだした。
この行動から金色の神は悪神ではなく善を司る神でないかと考えた神々はしばらく金色の神の様子を見る事になったのだ。
ただ、もしも金色の神が世界のバランスを崩そうとしたのなら直ぐに対応できるように
神々で最も戦闘能力が高い事で有名な神であるエムロイは己の使徒に金色の神のことを調べさせようと指令をだしたのだった。
☆ギルガメッシュ☆
「まあ、私がやって来た理由はそんな所ね」
「そうか……」
ウサ耳達が地下に慌ててやってきたので何事かと思ったらお客様は片手にハルバートを持ったゴスロリで、神性をもった美少女だった。
そんな彼女の話を玉座でムラムラしながら聞いていたのだが玉座で聞かされた話は
あまりのスケールのでかさに驚いた。
なに?俺ってウサ耳を助けてなかったら神々に抹殺されそうだったの?
それに金色の神って何さ、俺の神要素は半分だけなんだぞ?
まあ、これ以上事態を悪化させないように突っ込むつもりはないが……。
「貴方は不思議な存在ねぇ。
神でありながら肉の体を持っている。
神々でなくても、とても興味深いわぁ。
異世界の神はみんな肉の体を持っているのかしらぁ?」
「フン、この体を持つのは天上天下において我一人だ。
それで……貴様はこの我にそんなくだらぬ事を聞く為にやってきたのか?
それなら興ざめだぞ。」
ゴスロリ美少女の登場に高揚していた俺の熱いパトスは世界レベルの話にすっかり冷めてしまい彼女に冷たく接してしまう。
「はじめは戦いの神、エムロイの使徒として世界のバランスを崩しかねない貴方を相打ち覚悟で殺そうと思っていたのだけれど……
神の命令では貴方の様子を見ることだけで、貴方と戦う事は許されない。
なら、しばらくこの珍しい街に滞在させてもらうわぁ。」
「…好きにしろ。貴様程度の雑種を滞在させる度量くらいはある」
「そう。なら好きなだけ滞在させてもらうわぁ。
ここの温泉というお風呂はとてもお気に入りなのぉ」
そういって彼女はスタスタと去っていった。
それにしても時間の移動か……。
俺がこの世界にやってきた時ゲートはなかった。
ならゲートが消滅した未来か?
それともゲートが作られる以前の時代なのかわからない。
ただ分かっているのは、俺は故郷である日本には帰れなくなったという事だ。
「ギル様。御身がただ人ではないと理解しておりましたが……まさか異世界の神だったとは…。」
「どうしたテューレ?我が神と知って恐怖を覚えたか?」
笑顔で接してくることが多いテューレが族長会議以外で真面目な表情をするのは
珍しい。
もしかして騙されたと思って怒っているのかな?
「いえ、直ぐにギル様の神殿を作らねばと考えておりました。」
内心ビクビクしているとテューレは予想外の事を口にした。
は?
「銅像はドワーフに作らせ、平和と愛を司る神として住民に布教を……」
「それはやめよ」
とんでもないことを口走ったので全力で拒否した。
どうやら俺が神だろうとナンだろうとどうでもいいらしい。
よかったと思うべきか神殿を築こうとする彼女の愛が重いというべきか…。
「それでギル様。死神ロウリィはどうしますか?」
「捨て置け。何かしたらこの我が自ら裁きを下す」
この紅の瞳で彼女にはかなり高い神性を見た。
相手が神であるのなら天の鎖とエアで倒すのみ。
ゴスロリ美少女だろうと俺と住民たちが作ったこの街を破壊するのなら容赦なく殺してやる。
まったく俺も大分変わったものだ。
以前だったら天の鎖で縛り上げ、ゴスロリに対して出来もしないエロイことを妄想していたのに……。
いやいや!オタクなエロい妄想は俺のアイデンティティだぞ!!
この熱いパトスは英雄王の影響であろうと決してなくなりは……
しない!!
「王よ、緊急案件が発生。
直ぐに会議を行いますのでご参加ください」
自分を失わないようにしていると黒い服と黒い猫耳が目立つ美女が現れた。
あの格好は暗殺と斥候任務を主にしているアサシン隊のキャットピープルだ。
アサシン隊は帝国や周辺諸国の偵察と情報収集を命じていた。
つまり、何処かの国に動きがあったという事だろう。
「案件の内容はなんだ?」
「帝国が…属国との連合軍を編成しております。
進軍先は……ここ『ウルク』であるとの事です」
次回、強大な兵力で押しつぶさんとやってくる軍隊。
立ち向かう英雄王と宝具を装備した数百人の亜人で編成されたウルク軍。
勝利はどちらの手に!!(棒読み)
※報告
皆さんお久しぶりです!!フェイトGOで欲しいサーヴァントが当たらない作者こと
『サーヴァントが当たらない』です。
今回は重要な報告の為に次回予告いがいである『報告』を後書きで書かせていただきます。
この『銀座の英雄王(偽)』ですが一応最後の構想まで出来ました。
ですのでこの作品が終わった後、クラスカードを入れ替えて新たに書こうとプロットを
製作中です。
タイトルは『銀座の騎士王(偽)』『銀座の狂戦士(偽)』
『銀座の正義の味方(偽)』『銀座の猛犬(偽)』などなど思いつく限りを製作しております。
もう読者のみなさんは理解していると思いますが
この英雄王の話は『異世界での国づくり』です。
ですが騎士王、猛犬、狂戦士、正義の味方はそれぞれ話が違いヒロインが一人だったり
ハーレム?だったりと違います。
まあ、もしこのまま無事に私のモチベーションが下がる事無く、
この作品が完結し、皆さんの応援がありましたらアンケートをとって順番に連載
して行こうと思っております。
後、皆さんが気になっているクラスカードが何故、銀座に現れたのかについてですが……
一応、子ギルとの最終権戦の際に次元移動したという設定になっております。
長々とお話をしましたがこれからも銀座の英雄王(偽)をよろしくお願いします。