虚無の日と言う休日に、ルイズから街で買い物に行かないかと誘われたシャルロットは観光を兼ねて、茶熊学園で着ている生徒会長の服を纏って、相棒の神鳥、トリ公に跨って、ルイズの案内の下、トリスティン王国の城下町に向かったのであった。
そのあとを追うように、シュルケ達がシルフィードで気付かれないように向かっていたのである。
「此処が、トリスティン王国の城下町よ」
「ルイズ、金、持ってるのか?」
「持ってるわよ‼」
「御子、ちゃんと、責務を」
「それじゃあ、行くか」
トリスティン王国の城下町が見えてきたので、近くの平原に降り立ったルイズとシャルロットは、所持金の確認を入念していたのであった。
ゴールド通貨しか持っていないシャルロットは、ルイズの所持金が頼りなので、いざとなったら、御子時代に手に入れた、貴金属を売れば足しにはなるだろと考えていたので、ちょうどルイズからの誘いに乗ったと言うのである。
二人は並んで、店がある通りに向かって行ったのであった。
二人は年頃の少女らしく、服屋に行ったり、喫茶店で食事したりと、休日を満喫していたのであった。
「この通りが、武器屋があるの?」
「ええ、あったわ‼ あの看板よ‼」
「エシリアに頼んだらよかっただろ」
「扉のルーンだと、無事に帰れるか、確証がなかったのよ‼」
「エシリアなら、帰れるだろ」
休日を満喫したルイズとシャルロットは、必要ないのだが、ルイズが、武器を買ってやると言い出して、強引に、シャルロットをどこで調べたのかわからないが、城下町の裏通りに面している場所にある、武器屋前に到着したのであった。
扉のルーンと呼ばれる物を使えるエシリアに頼めば、何処でも行けるのだが、ルイズは確証がないと、拒否する体質だったので、トリ公の方が安全だと言い、シャルロットは渋々、武器屋に入ることになったのであった。
その様子を物陰から見ていた二つの陰があったのである。
「武器屋に入って行っちゃったわよ」
「シャルロット・・・」
何を隠そう、シュルケとタバサの二人で、ここまでわざわざ、尾行してきたのであった。
ルイズとシャルロットが武器屋に入って行ったので、そのまま物陰から様子を窺うことになったのであった。
「貴族様が武器を」
「その通りだ、こいつに剣を持たせてやることになってな」
「シャルロットがでしょ‼」
「そちらのお連れさんは、必要は無いと思いますが」
武器屋に入店したルイズとシャルロットは店主から挨拶されて、シャルロットが、ルイズに剣を持たせることを店主に説明したのだが、魔導師になりたいルイズは頑なにシャルロットに剣を持たせることにしていたのだが、シャルロットは腰に二刀一対の双剣を帯刀していたのでその必要がないのであった。