トリスティン王国の城下町に買い物にやってきたルイズはまさか、自分が剣を持つことになるとは考えもしなかったので、魔導師としてやっていくと頑として首を縦に振ろうとはしなかったのであった。
「嫌よ‼ なんで、魔法学院に通っているわたしが‼」
「ったく、アンタが魔法以外で食っていけるように、アタシ達はアンタに色々、教えることはわかっていると思ったのに」
「う‼」
「では、これなんか、どうでしょうか?」
「おっさん、そんなボロ剣、アタシ達に売りつける気、満々なの見え見え何ですけど‼」
「(こいつ、強い‼)」
しばらく言い争いになっていたが、結局、シャルロットの言い分が正論と言う結果に落ち着いたので、それを見計らっていた武器屋の店主は豪華な装飾の両刃剣を持ってきたのだが、シャルロットの目はそれが戦闘用に打った剣ではなく、紙すら切れない鈍だと言うことを見抜いて、店主を言い負かして見せたのであった。
「あっははあ(^^♪‼ これはいい気味だな‼ 大将‼」
「何だと‼ 今すぐにでも溶かしてやる‼」
「おで~はそれでも構わないぜ‼」
「おっさん、良い剣あるじゃん! これマケテ‼」
「シャルロット‼ そんなボロいのより・・・」
「ルイズ、あなたは、剣などの武器は、ドがつくほどの、ド素人なのですから、意見する資格は有りません(^^♪」
「おまえさん、変わりすぎだろ(*´ω`*)」
武器屋の奥の樽の中から声が聞こえて来たのでシャルロットは近寄ってみると、タツノシンが得物にしている日本刀と同じく片刃の剣で、刀身が茶色に錆びていたのである。
シャルロットはその剣こと、デルフブリンガーと言うヒトの言葉をしゃべる剣、通称、インテリジェントソードを見て、ルイズの背丈なら十分に扱えると判断し、店主に値引きを迫ったのであった。
ルイズは剣及び武器には全く持って、無知だったこともあって、近くに飾られていた見た目はいいのだが、剣としての役割である、切断が出来そうにない、両刃の片手剣を指さしたのだが、シャルロットは御子を辞めて、愛用している、光焔剣、デュランダルをバロンに修復してもらっている間は、予備で、あらゆる剣を使っていた経験があるので、ルイズに、光焔の御子モードでまたもや、言い負かしてしまったのであった。
その様子を見ていたデルフと武器屋の店主はシャルロットの二面性に呆れるしかなかったのである。
「金貨五十枚だ‼」
「おっさん、なめてる? これと交換でいいだろ‼」
「それ、ルーン‼」
「何だ‼ この石は、物凄い、良いだろ‼ 持ってけ‼」
「よっしゃ‼」
シャルロットに金貨五十枚と提示してきたので、シャルロットは徐にポーチに手を入れて、中から、赤いおにぎり型ルーンを五個取り出して、店主はその赤いおにぎりルーンを手にした瞬間、ルーンが光り出したので、気前よく、デルフブリンガーを譲ってくれたのであった。