ルイズ達が茶熊学園への転入を決めてことはトリスティン王国の王女の下にもイシュプールによって、届いていたのであった。
「ルイズが茶熊学園へですか?」
「はい、ルイズ、並びに、タバサ、シュルケ、シエスタの三名も茶熊学園へ転入が完了しました、ではわたしはこれにて」
「ありがとうございました」
トリスティン王国の王女、アンリエッタはルイズとは幼馴染みであるので、ハルゲニアの外にある島、アラマキ島に建てられた各国の冒険者が通う学校、茶熊学園へ転入していったルイズ達のことを心配していたのであった。
いつかは自分も茶熊学園に行ってみたいと心に決めていたのであった。
「ったく‼ 杖が無いと、魔法が・・・」
「ひゅ~♫ アンタが土くれのフーケかい、オレたちと一緒に行かないか?」
「って、牢壊したんかい」
「どうする?」
「仕方ないね、一緒に行ってやるけど」
「わかってる、アンタの妹分はちゃんと、茶熊学園に入れてもらうよう、いっといてやる、オレは、オズマ」
ハルカに一撃で沈められて、イシュプールに呪いの杖なのだが破壊の杖を奪われて現在牢獄されてロングビルこと土くれのフーケだったが、金髪のオールバックに黒い革ジャンを来た男オズマが保釈金を払って、仲間にならないかと勧誘してきたのだが、オズマは鍵を掛けるのを面倒だったらしく、両手に装備している籠手「ルーンマグナム」で破壊してしまったのであった。
土くれのフーケはオズマが悪い奴に見えないし、オールド・オスマンよりマシようで、オズマは土くれのフーケのことを調べ上げた上での勧誘だったのであった。
そして翌日の朝を迎えたのであった。
「へぇ、ここが茶熊学園ね」
「おはようございます」
「あ、ヨシュア君、ミレイユちゃん、おはよう」
「おはようでござる‼」
「フラン、おはよう‼」
ルイズ達はアイリス達の案内の下、茶熊学園の校門前に制服を着てやってきたのであった。
そこで魔龍と融合させられた少年、ヨシュアと、その双子の妹にして鳳凰と融合させられた褐色の肌の少女、ミレイユと挨拶を交わして、学長室に向かったのであった。
「失礼します・・・(=゚ω゚)ノ」
「どうしたのよ、ルイ・・・(=゚ω゚)ノ」
「そうですよね、熊が学長をしているなんて思いませんよね、安心してください、これでも人間に育てられた、熊ですか」
「やっぱりこうなるのね」
学長室に挨拶に来たルイズ達は学長室に入った瞬間、固まってしまったのであった。
熊がいたら誰だって固まる