●―【 あ】―●
『青い炎』
この世界には深海の闇ですら消せない炎が存在する。
『アサシンブレード』
球磨が左腕の袖の下に隠している飛び出しナイフ。家具職人のオーバーテクノロジーを借りて開発された、球磨をいよいよ近接戦に特化させる武器。ゆくゆくは様々なギミックが追加される予定で、特に半袖の季節になっても装備が苦でない機構の追加が待たれる。
『明日はきっと晴れる』
時雨が不運にも発見してしまった天気の法則より、危機を仲間に知らせるための暗号。
あるいは木曾・長月という仲間を得た幸運。
『天照大艦隊』
竹櫛の艦隊に一ノ傘の艦隊が転がり込んで統合・編制された二倍艦隊。竹櫛が提督で一ノ傘が副提督という系統をとっているが、そのあたりは良く言えば二人が臨機応変に動いている。さらに北鎮守府の姉妹艦隊も組織に含めることもある。
艦隊名を考案したのは叢雲。神道的趣旨によるが宗教的意味合いはない。
『斑鳩』
いかるが。洞観者の一人。斑鳩型航空母艦一番艦とされている謎の多い空母。
外見は空母ヲ級に酷似しており、美容室で睦月を真似たヘアスタイルに整えるまでは仲間からも不気味がられていた。制服も白を基調とした道衣袴を普段から着用しているため天照隊で「白いヲ級」と言えば斑鳩のことだと一目で分かる。
大和と並んでも見劣りしない戦闘力からは単純な練度の高さのみならず空母として極めて優れた性能を見ることができる。さらに表立っては使わないが、傘姫提督が無意味に製作した甲標的や小口径主砲、さらに青い炎の力を使えば戦艦クラスの大口径砲までも装備・運用できる異常なまでの汎用性を持つ。故に彼女は常に深海棲艦疑惑をかけられ、しかし泳げないため深海に棲むどころか母港で足を滑らせるだけでも溺死する可能性がある。
心に波風を立てることで左目から青い炎を発し力を行使でき、同時に思考が外見にそぐうものへと変化してゆく。書類仕事にも長けているからといって彼女を酷使すべきではないだろう。自身の炎に心を焼かれた彼女が深海へ堕ちようとしても、泳げないがために、海上でポツンと佇む他にないのはあまりに可哀想である。
『居酒屋鳳翔』
午後九時頃から南鎮守府の食堂が様変わりした宴会場、そこに現れる居酒屋。鳳翔が自主的に開く店であり、彼女が出撃した日や遠征に出ている日などが休業日である。そして彼女もまた空母寮の一員であることを忘れてはならない。
『一ノ傘鉄子』
天照大艦隊、本隊の副提督。
竹櫛と付き合いの長い同期の女性。初期艦は吹雪。迷った時は取り敢えず装備できるだけの砲を積ませる大艦巨砲主義者。役割論者ではない。
博多弁+北九州弁+鹿児島弁+αで喋る。雷電姉妹にR指定接触を取り、あんな風にした。
現在の北鎮守府に配属された当初は提督としての素質がないように思われ、竹櫛の元から派遣された電の助けを借りるなど苦労と失敗を重ねてきた。しかし夷川の艦隊壊滅に関わってからは一変してブラック提督としての才能を開花させ、工業地帯を草むしり程度の気軽さで防衛しつつ様々な作戦に加わった。潜水艦には逃げられ、ほぼ唯一の航空戦力だった蒼龍と飛龍が頻繁に寝込むようになっても火力さえあればなんとかなる、そんな運営方針は電の謀反によりあっさり崩れた。竹櫛の元に戻った電に艦隊ごと南鎮守府に引っ越した一ノ傘は副提督という中途半端な地位に就くこととなった。責任を竹櫛に押し付け自由にやろうと目論むも再び立ちはだかる夷川、さらに北鎮守府の後釜として唐突に現れた従姉妹の一ノ傘姫乃にペースを崩され、今では雷に慰められたり慰めたりしながら地味な陰謀を巡らせている。
非常に多趣味で特にエアガンを多く集め、南鎮守府に移ってからは球磨と共にサバイバルゲームに参加するようになった。他、執務室を散らかすなどの性質がある。
『一ノ傘姫乃』
天照大艦隊、分隊の提督。
一ノ傘鉄子と区別するため「傘姫」と呼ばれる。初期艦は偽葛城(斑鳩)。迷った時は取り敢えず斑鳩一人にすべて任せる少数精鋭主義者。
一ノ傘鉄子とは同い年の従姉妹で線の細いオカッパ頭の女性。言葉を頻繁に区切る話し方は聞き取りにくい時もあり、逆に彼女からは読心術で見透かされるためコミュニケーションは一方的になりがち。軍人でも関係者でもなかった彼女がある日いきなり北鎮守府や超高練度の深海棲艦になりかけた空母を預かるという経歴を疑わない人間は存在せず、疑いの眼差しはすべて親族の鉄子の方へと逸らしている。
得体が知れず付け入る隙もないように思われることもあれば、ちょっとした仕事を一人で片付けられずに倒れて斑鳩に看病されることもある、謎多き人物(或いはエイリアン)。
『丑の刻摩天楼』
竹櫛が自慢気に所持していた普通の工業刀。翔鶴の安っぽいコンパウンドボウと打ち合った際に刀身が半分になり、夷川家とのいざこざでゲームキューブと打ち合い刀身を完全に失ってしまった。現在は第一執務室の装飾品となっている。
『夷川海花』
斑鳩の本名。夷川の娘で海鳥の姉。失踪する以前の姿はもう失われているものの、新しい仲間たちの中で前向きに苦労している。
『夷川海鳥』
雲龍型航空母艦三番艦・葛城の本名。夷川の娘で海花の妹。失踪した海花を捜索していた夷川の艦隊が壊滅した中で一人だけ奇跡的に生き残った。呉の艦隊に救出され、そのまま仲間に加わり今に至る。
『夷川海司』
何故この男の遺伝子から海花と海鳥のような出来た娘が作られたのか誰もが首を傾げる、高い地位だけは持っていたクズ提督の権化。ゲームキューブを装備した霧島の情け容赦無い右ストレートにより顔面を平らに均された今となっては元の提督業はおろか、このクズにできる事は何一つ無い。
●―【 か 】―●
『海軍精神注入棒』
売店のお姉さんが仕入れた木刀に「棒入注神精軍海」と自分で書付けたもの。南鎮守府の売店にて一本千円で販売中。
『傘姫』
一ノ傘姫乃のこと。竹櫛や鉄子が昔からこう呼んでいた。紛らわしいが天照隊では「一ノ傘提督」と言えば鉄子を指し、「傘姫提督」と言えば姫乃を指す。
『カレンダーズ』
睦月型駆逐艦のこと。結束の固さが強さに繋がっている好例である。
『カロリーメイト(ようかん味)』
恋はダイナマイ。
菓子を装った恐るべき惚れ薬で、薬指に指輪をはめた艦娘であっても艦隊を捨てて目の前の偽愛を選んでしまう。一見しただけでは普通のカロリーメイトと変わらないため極めて高い技術力を持つ者が製造したと推察される。金剛・球磨・叢雲・電・雷・吹雪の六人でひっそりと調査中。ハロウィンの時に金剛が空母に強奪された分は球磨がこっそり奪い返して事なきを得た。
『北鎮守府』
天照大艦隊・分隊の母港。
南鎮守府からは海路で一時間前後、陸路で三時間の距離にある。
工業地帯に近く防衛の要所であるはずだが一ノ傘の艦隊全員が南鎮守府に移ってしまい、後釜として来た夷川はクズで即リタイア、さらにその後釜はド素人の傘姫と深海棲艦になりかけた正規空母の二人だけ、おまけに大和ら戦艦数人の砲撃で焦土にされかけるなど、あまり大切に扱われない。
現在は一ノ傘が提督として指揮を執っていた頃の半分ほどの設備しか電気が通っていない。
『キャットタグ』
ハングド・キャットの猫が首輪に付けている小さなタグ。ラバウルだろうと単冠湾だろうと洞観者がいるところで見かけることができる――かもしれない。
『ゲームキューブ』
霧島の拳のリーチと重量を底上げする強力な鈍器。さらに金剛型姉妹がスマブラDXで遊ぶこともできる。
『結婚(ガチ)』
竹櫛の最終目標。叢雲と共に艦隊を辞めて人生を共にする、というもの。時が経つにつれて艦隊を抜け出せない環境が整えられていくため、今のところ達成の目処は立っていない。
『撃沈王』
日本最強の大戦艦・大和の称号。よく「日本で最も数多く撃沈しダメコンで生き延びるか救助された艦娘」と誤解されるため、軍は大和がいかに数多くの敵を沈めてきたかをアピールするのに忙しい。
『航空戦艦理論』
航空戦艦がそう言うのだから、それで間違いないのである。
『極楽師匠』
一ノ傘のブラック艦隊から脱柵した潜水艦たちに生きる術と戦う技術を教えたとされる人物。正体不明。
『ごんごう』
金剛がLv.999のイージス艦に急成長して変貌した姿。メガネパンチで元に戻る。
『金剛大三角』
夏の星空に極端に大きく描かれる模様。見渡せる範囲で可能な限り離れた明るい星三つを結べば、天文学的確率でそれは金剛大三角かもしれない。
●―【 さ 】―●
『試飛会』
試飛会(しっぴかい)とは日向が制作したラジコン飛行機のテスト飛行を行う会である。
戦艦から航空戦艦へと進化した日向は己の刃を研ぐべく航空機の研究に明け暮れ、定期的に切れ味を試すべくラジコンを製作しては戦艦寮上空を飛行させたり墜落させたりした。
日々を深海棲艦との戦いに費やす艦娘にそのような暇があるのかと問うならば普通は無いと答え、日向は普通という枠を何食わぬ顔で切り捨てた。故に航空戦艦になってから随分と久しいものの練度に僅かの上昇も見られず、ラジコン飛行機の製作技術ばかりが無駄に上昇していった。勿論、この技術が深海棲艦に対する抑止力となった例は一度として無い(一度だけ、深海棲艦になりかけた艦娘を止めたことならあった)。本末転倒も甚だしかった。
「艦娘としてあんたそれでいいの!?」と叢雲に激怒されることは度々あり、日向も猫の額くらいは気にしている。ところで猫の額とは面積の狭さを例える言葉であり思慮の大小を表すのには使えないのではと日向は疑問に思い、つまり全く気にしていないと同義とも言えた。これぞ鋼のメンタルの成せる業である。
日向が製作するラジコンはいかなる機種であれ、全体をヘチマのような緑色に塗装され、両翼と胴体には赤いマル模様が入れられる。機体下部には固定翼機や回転翼機、アダムスキー型未確認飛行機だろうと何だろうと例外無く水上に浮かぶためのフロートが無理やり取り付けられ、つまりは瑞雲化改修が行われた。
制作する飛行機の機種はいつも自由自在だった。F-22ラプター、F-35ライトニングⅡ、A-10サンダーボルトⅡ、Ka-50ホーカム、V-22オスプレイ、サボイアS.21、SH-60K、テポドン2号、コンコルド、気球船、果てはハインケル・レルヒェのような珍機体(特に航空戦艦が運用できそうなもの多)などがプロペラ駆動のラジコン飛行機となった。
半強制的に観覧に招待された最上が見守る中、日向のラジコンは戦艦寮前の空を優雅に飛行した。あるいは制御不能に陥った機体が爆発しない巡航ミサイルとして最上の頭や山城の部屋、斑鳩の意識、金剛の後頭部、北鎮守府の執務室を狙ったりもした。それら経験はすべて日向の糧となり、最上の精神的重石となった。
『姉妹艦隊』
天照大艦隊の本隊と分隊は書類上では別々の艦隊と扱われており、人員や物資などを密接に融通し合うことから、その関係を姉妹艦隊と表現されることがある。
『射撃試験・演習場』
南鎮守府の工廠から海に向かって約2kmも伸びる防音設備。兵装のテストはしたいが近隣の住民には迷惑をかけられず、かつ自分たちも静かな生活を送りたい、そんな願いを竹櫛が珍しく補助金を取ってきて実現させた。外から見るとベルリンの壁の如く強固に見えるが、間抜けな陸軍人の侵入を許すほど防衛面では障害となり、また悪天候時に大きく歪むことから不安の声は上がっていたが最近になって対空機銃で容易く天井板が吹き飛ぶことが時津風によって確認された。
『振動魚雷(ローテク)』
潜水艦たちが極楽師匠の教えと霧の艦隊に関する資料を参考に開発した失敗作。
まず敵との距離を300mまで詰めた者が小口径砲で無線測定弾を撃ち込み、敵の固有振動数を測定する。次に得られたデータをパソコンから振動弾頭にインプットして魚雷をトルピードランチャーに装填、敵の位置を再度よく確認して発射する。
すべてがイムヤの計算通りに進んでいれば不沈要塞めいた大和でさえ轟沈することすら叶わず海面上で肉片と化すはずだった。
『総旗艦』
艦隊全体の面倒を見る秘書艦、阿呆たちのまとめ役。
まだ葛城と名乗っていた頃の斑鳩が叢雲をヨイショするための肩書きとして使ったのが始まりで、それが定着した。竹櫛の右腕である叢雲、一ノ傘には電、傘姫には斑鳩と、天照大艦隊には三人の総旗艦が存在する。ただし電と斑鳩は総旗艦と呼ばれるのはあまり好きではない。
●―【 た 】―●
『竹櫛』
天照大艦隊、本隊の提督。
一ノ傘鉄子と付き合いの長い同期の男性。傘姫のことも昔から知っていた。初期艦は電。迷った時は取り敢えず空母数名と古鷹ちゃんに出撃準備をさせ、とにかく空母を働かせた後で手堅く素早く作戦を進める面白味のない機動作戦主義者。
北鎮守府に配属されてからは球磨、叢雲を迎えて堅実に滑り出したかと一息ついたところで、同期で近所の一ノ傘が資金燃料弾薬諸々を枯渇させていた。見捨てるわけにもいかず当時は僅かに仕事慣れしはじめていた電を派遣し、この事が後に想像もしないような影響を及ぼす。
弓道警察としては口煩い方ではないものの、さすがにアニメ中盤から後半にかけてのあり得なさに対しては多量の唾を飛ばした。
『タマ』
球磨型軽巡洋艦二番艦の多摩だと主張し、猫ではないとかたくなに言い張る、一応は人の形をした猫。タマネギやチョコレートなど人間と同じものを食べても問題無い。酒のツマミの中にこっそりキャットフードを混ぜると匂いでバレて引っ掻かれる。
『洞観者』
嘘を見破った艦娘。何の前触れもきっかけも無く世界が異常であることに気付く例が多い。
目覚めた時に現れる猫の呼び掛けに応じることになり、各地に散らばる数少ない洞観者で成すべきことを成すために行動する。
真実と嘘の境界に立っているため艦娘としての性質は極めて曖昧なものとなり、異常な力を得た者もいれば、逆に海面に立つことすらままならなくなった者もいる。また騙されようとしない艦娘に対して妖精は無反応となり、それは轟沈の瀬戸際であっても変わらない。
洞観者は不要な混乱を招かないよう普通の艦娘には何も語らず、ハングド・キャットからの指示を待つばかりである。
『時津風隊』
時津風を旗艦とする練習部隊。やる気と面倒見だけは十分な時津風のふわっとした方針が要因となり解散した。
『特殊深棲監視艦隊』
傘姫や斑鳩の艦隊が天照隊に吸収される前の名称。
『トルピードランチャー』
誰がどう見ても四連装ロケットランチャーなのだが、装填するのはロケット弾ではなく専用に開発された魚雷。陸上の敵(味方)を始末するべく分隊の潜水艦が開発した。
魚雷らしからぬ速度で海面上を飛び、また水中での使用も可能と潜水艦の攻撃力を格段に向上させる兵器である。もちろん使用すれば隠密性はほぼ失われる。
●―【 な 】―●
『偽葛城』
斑鳩のこと。なぜか彼女が自身のことを「葛城」だと思い込んでいたことより。
『猫吊さん』
分隊の優秀な秘書。気配りができてお茶目な面もある妖怪。
『猫爪』
ネコノツメ。
長月のために武蔵と大和が開発した刀。バスタードソードみたいな日本刀、というコンセプトを掲げて開発を進めるうちに攻撃力(重量)を欲張り過ぎたため、出来上がったものは漫画「BLEACH」の主人公が持っていた巨大な出刃包丁のような斬魄刀、それに可能な限り刀装具を用意した風である。海での使用を想定しているため防食に特化しており、機密とされている材質は鉄かどうかも怪しい。
プロジェクトでは三本が制作されて、有効な兵器と確認されればさらに量産して一本三百万円で全国の艦隊に向けて販売される予定だった。しかしネコノツメの重量たるや大和や青い炎の力を使った斑鳩が気張ってなんとか持ち上げられるくらいで、刀としてまともに扱える人物は今のところ長月ただ一人しか確認されていない。
●―【 は 】―●
『売店のアルバイト』
艦娘を辞めた磯風は直後に傘姫に拾われ、南鎮守府の売店でアルバイトをしている。
叢雲と同室で、以前と変わらず駆逐艦たちと南鎮守府で生活を共にしていても磯風の雇用主はあくまで傘姫なので、竹櫛の提案・要望はだいたい無視する。
『抜猫』
①猫爪(ネコノツメ)を鞘から抜くこと。「長月の-術は魔法だと思うんだがな。いやホントに」
②鎮守府の全機能が猫によって停止すること。また、その猫。
③猫を駆除? 貴様如きが?
『ハングド・キャット』
THE HANGED CAT
洞観者の洞観者による世界のための秘密結社。伝書猫で情報交換を行い、指導者である武蔵の命令に従って活動している。
または秘密結社の本拠地であり財源でもある喫茶店。とても賢い猫たちを利用した猫喫茶のつもりで武蔵は店を開いたものの、客は手伝いで働いている艦娘(洞観者)や本格カレーを目当てに来店する。武蔵が最も力を入れているコーヒーは「極めて不味い」と撃沈王のお墨付き。実際不味い。
『ファランクス』
正式には『夕張砲改』という名称で登録されている産廃兵器。
10cm連装高角を妖精さんが魔改修したもの。(命が擦り減る程の)気合と根性を動力源として無敵の防空能力を得られる。現在は三機が南鎮守府の工廠に鍵付きで保管されており、その鍵は鎮守府正面海域の海底のどこかにある。
『扶桑皇国』
運が悪いと迷い込むことがある鏡写しのような世界、そこには扶桑皇国という日本に類似した国があり、空を飛ぶ怪物と空を飛ぶ艦娘のような少女たちとの戦があると言われている。
山城はその国に姉がいるかもしれないと見当を付けており、いつネウロイと遭遇してもいいように常に三式弾を数発隠し持ち歩いている。
『FLS』
フソウ・ロスト・ショック。
『古鷹ちゃん』
天使。
『古鷹のサーチライト』
ヤコブのはしご、天使の階段、薄明光線などとも呼ばれる、雲の隙間から柱状に降り注ぐ太陽光のこと。
『分隊』
北鎮守府を拠点とし、傘姫の指揮の下で活動する艦隊のこと。
軍隊編成単位としての意味はない。天照大艦隊(本隊)に色々と融通して貰っているため、本隊から別れた組織感をそのまま名前にした。
以前の艦隊名は「特殊深棲監視艦隊」で現在も新しくきちんとした名前があるのだが、長いので誰も使わないし覚えてもいない。
『非人道的タブレット』
出撃中あるいは交戦中の艦娘に事務仕事をさせるための堅牢かつ非情なタブレット。傘姫・斑鳩の艦隊が天照大艦隊と姉妹艦隊になったことにより人員に余裕ができて使われなくなった。
『羊の皮を被ったエイリアン』
傘姫のこと。
容姿だけは迷える子羊のような導いてあげたくなる雰囲気を気前よく撒き散らしているためタチが悪い。
『本隊』
南鎮守府を拠点とする艦隊のこと。正確には傘姫や斑鳩たちの世話を焼く天照大艦隊を指す。
●―【 ま 】―●
『「慢心、ダメ、ゼッタイ!」ポスター』
各鎮守府に月一で送られてくるポスター。何らかの写真や誰かの手描き絵に標語を配置したデザインとなっている。小中学生の勉学の一環で作成されたような見栄えのしないデザインが逆に緊張を削ぐと全鎮守府から苦情が集まっているはずなのだが、軍は頑なに作者を伏せたポスターを送り続けている。
『南鎮守府』
天照大艦隊・本隊の母港。何といっても外観の特徴は水平線に向かって2kmも細長く伸びた射撃試験・演習場である。よく視察を受け入れ、何の面白味もない防音壁を見せてガッカリされるのは毎度のことである。
居住地に近いこと、より重要度の高い防衛拠点である北鎮守府が近隣にあることから竹櫛の艦隊を一ノ傘の艦隊に統合させる計画は何度も検討され、しかし逆に一ノ傘の艦隊が南鎮守府に押し掛けてしまった。人口密度が非常に高い。
『叢雲艦隊』
天照大艦隊が結成される前の竹櫛が管理していた艦隊。深い意味は勿論無い。
『メガネパンチ』
霧島が放つ必殺のフィスト。
震えるぞハート! 燃え尽きるほどヒート! 刻むぞ血液のビート!
さらにメガネパンチはまさかのラッシュ技である。日本の厳しい気候にも負けない建材としての瓦を容易く砕くパンチが瞬間的に何十と繰り出されるため、霧島を怒らせることはあまり賢明とは言えない。
●―【 や 】―●
『ヤーナム島』
噂には存在する、かつて人が外界と遜色のない文明を築き上げていた島。血塗れになりながらも血に渇いて死ぬ覚悟があるのなら、その島を探す価値はあるかもしれない。
『闇プリン』
南鎮守府では争いの元となるプリンの所持・持込を禁止されている。しかしプリンのない生活などカラメルのないプリンも同然であり、艦娘たちは密かに楽しんでいる。
闇プリンの相場は寮によって大きく異なる。
『妖怪扶桑姉さま隠し』
いくら探せども姉の姿が見えない山城が創りだした幻影。あながち間違いではない。
『妖精さん』
南鎮守府の妖精全員が稀に軍人魂を失ったような何かに入れ替わることがある。もしアバウトな彼ら(彼女ら?)と上手く付き合うことができたなら、改修・開発で大きすぎる効果を得て大きすぎる代償を払うことができるだろう。
●―【 ら 】―●
『リアルナイファー・クマさん』
南鎮守府から比較的近いサバイバルゲームフィールドで、球磨は尊敬と畏怖と下心の念を込めてそう呼ばれる。「クマ」は偽名だと思われている。
球磨が本当に弾幕を回避していることをペイントボールで証明したためゾンビ疑惑は晴らすことができたものの、次はあまりに強過ぎるためゲームバランスを崩壊させると不満の声が上がった。貴重な女性ゲーマー(一ノ傘も含む)を失いたくないフィールドスタッフは装備のランクダウンという形で調整を重ね、ついには「クマさんだけはナイフアタックとフリーズコールのみ」までランクを下げることになった。勿論それでは球磨が何をしに来ているのか分からなくなり、また何十万もかけて整えた装備が少女とゴムナイフにやられる男共も面白くなく、球磨一人+物好き数人 vs 他全員というイベント戦が開かれることもある。
ちなみに球磨が本気を出す時の銃は東京マルイのハイサイクル電動ガンと電動マシンガンの両手持ち。
●―【 わ 】―●
『ワレアオバ・トリガー作戦』
敵艦隊が展開している海域――MAPのスタートマスとボスマスを繋いで自滅に追い込む、傘姫が指示し斑鳩がやってのけた裏技。
日が沈む直前にワレアオバ・トリガーを準備し、夜になって発動すれば、後は遠くから戦果を確認するだけでよい。出撃するのは高速艦たった一人でよく、必要な装備は副砲と非人道的タブレットのみ、ひたすら逃げ回るだけなので消耗は燃料と僅かな弾薬だけと、まさに裏技と呼ぶに相応しい作戦。
欠点はワレアオバ・トリガーの準備に失敗すると敵部隊に囲まれて撤退ができなくなること。また傘姫と斑鳩は怒られるだけで済んだが最悪の場合アカウントを停止される。