スキマの能力を持つ転生者   作:リリカル☆レモン

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くっそ適当なサブタイトル。ネタ浮かばなくなってきたから仕方ないと思いたい。


夜の街での魔法戦

あれから俺はジュエルシード探し、なのはの魔法戦の訓練を手伝ったりアドバイスをしたりなどの日々を送っていた。もちろん、なのはとユーノも訓練とジュエルシード探しをちゃんと行っている。

だが、以前女性に「懐かしいニオイがする」と言われていたのを思い出した。そのニオイは十中八九リニスなのだろう。なので、そろそろリニスにフェイトのことを聞いてみようと思う。

 

「リニスー」

「何ですか、急に。何かありました?」

「いや、リニスってさ。フェイトって子知ってる?」

「え?…まさか、フェイトに会ったんですか!?」

「ちょ、近い近い!肩掴むな!」

 

この反応からするに知っているのは確定したんだが…そこまで慌てるほどのことがあったのか?

 

「知ってることは分かったんだが…何があったんだ?」

「あ…それは…」

「話したくない、話せない、それか話しても信じてもらえるか分からないってことか。ならいいや。取り敢えず、フェイトはこっちに来てるって事だけは知っててくれ」

「…はい」

 

出来る事なら話を聞いて今後の対策を取りたかったんだけど…まあ仕方ないか。

 

《蒼くん、ちょっといい?》

 

そんな中、なのはから念話がかかってきた。

 

《おお、なのはか。どうした?》

《うん。あのね。私って砲撃魔法が得意だけど、前フェイトちゃんと戦った時に簡単に避けられちゃったでしょ?だったら、どうすればいいのかなって》

《…足の遅い相手だったら、前回やったように誘い込んでから撃ち落とす作戦でもいいだろうけど、フェイトみたいに速かったり技術でカバーするような相手じゃ厳しいだろうな。取り敢えず、バインドなり魔力弾なりで動きを封じるってのはどうだ?》

《なるほど。ありがと、蒼くん!色々考えてみる!》

《ああ、頑張れよ》

 

そう言って、なのはとの念話をきった。

 

「なのはさんですか?」

「うん。ちょっと魔法戦の戦闘技術…になるのか?それを教えてた」

「そうですか…私も協力したいんですけど」

「やめてください、維持するだけでも大変なのに戦闘に参加されたら魔力切れます」

「ですよね。私凄い優秀な使い魔ですし」

「胸をはってるとこ悪いけど、俺は家事をしているところしか見たことない」

 

手を腰に当てて自信満々に発言していた姿から一転、両手を地面につけて落ち込んでいた。

 

「…仕方ないじゃないですか。日常生活では魔法使うことなんてないですもん。私魔法戦ならすっごい強いんですよ?」

「あー、大丈夫大丈夫。リニスが魔法すっごい上手いのはちゃんと分かって…ん?」

「どうしたんですか?」

 

これ、リニスになのはの指導任せればいいんじゃないのか?

 

 

「と、言うわけで。今日からリニス先生が教えてくれます。はい拍手ー」

「わ、わー」

「私何も聞いてないんですけど」

「どうせ暇してるからいいじゃんか」

 

それはそうですけど、と言っているが気にしない。

 

「いいか、なのは。リニスは俺と少し違う事情で戦闘には参加できない。でも弱いわけじゃない。むしろ能力を使ってない俺より遥かに強い。だから色々技術を吸収していくんだ。分かったな?」

「う、うん。頑張る!」

「そこまで褒められると少し照れますね。…それはそうと、何処で訓練するんですか?」

「そこはほら、俺の便利空間で」

 

別名スキマである。空間広げれば十分な広さになるだろ。

 

 

「……暇だ」

 

なのはとリニスが訓練してるのはいいんだけど、かなり暇である。ジュエルシードも探してるけどなかなか見つからないし。

 

《ユーノ、見つかったか?》

《いや、僕の方でも見つからない。そっちはどう?》

《なのはの方は順調で、ジュエルシードは見つからない。フェイトの方も同じだと思うが…どうだろうな》

《魔力反応はないから、たぶんそうだと思う》

 

あー、ジュエルシード何処にあるんだろ。

 

「やっほーユーノ」

「うわ!顔だけ出すな!」

 

暇だからユーノと話しながらジュエルシードを探すことにした。スキマ開いてそこから顔だけ出してる。

 

「にしても、だいぶ暗くなってきたな。そろそろ戻った方がいいんじゃないのか?」

「うん。でも、もう少しだけ探してみる」

 

そう言って、ユーノは再び探し始めた。まあ、いざとなったら俺がスキマで送ればいいか。

 

「ん?」

「どうしたの、蒼?」

 

ビルの屋上にフェイト達がいるのを見つけた。けど、バリアジャケット着てるんだけど…

 

「ユーノ、結界魔法張ってくれ。フェイト達がジュエルシード強制発動させようとしてる」

「え!?わ、分かった」

 

ユーノに指示を出し、なのは達の所へ向かう。

 

「なのは。フェイトがジュエルシードを強制発動させた。行けるか?」

「え、あ、うん。大丈夫、連れて行って、蒼くん!」

 

そうして、街の方にスキマを繋げ、なのはを送り届ける。

 

「あの、蒼」

「ん、分かってる。フェイトの様子が見えるようにしてくれってこだろ?」

「ありがとうございます」

 

という訳で、街の上空に1つ、ビル群の中に1つスキマを置いておく。これは外からは認識されないようにしてあるので、バレることはないだろう。

 

「…本当に、フェイトなんですね……」

「会いに行かなくていいのか?喜ぶだろうに」

「私は前の主人の命令で、あの子達の前から何も言わずに姿を消したんです。出ていったところで、迷惑をかけるだけです」

 

自分が、と言うよりは前の主人がフェイトに何かするってことなんだろうな。なんとか原因探れればいいんだが…

思考していたが、取り敢えず止めてなのは達を見てみる。どうやら互いに魔力弾を撃ち合いながら動いているようだ。

 

「フェイトも教え子だったんだろ?俺から頼んでおいてなんだけどさ。教え子同士が戦ってるのってどんな気分なんだ?」

「正直に言えば結構複雑ですね。どちらにも勝ってほしいですし、負けてほしくもないです」

「まあ、現状なのはの方が厳しいと思うが…ん?」

 

なんか、ジュエルシードが発光しだしたんだけど…て思ってたら、なのは達がジュエルシードにトップスピードで向かって行った。

 

「もしかして、あいつらジュエルシードの事忘れてたんじゃ…」

「…そんなまさか」

 

そして、互いに封印魔法をかけようとしたが、同時に発動し、衝撃波が発生した。

 

「ちょっ!あいつら何やってんの!」

「ジュエルシードが活性化しました!このままだと危ないですよ!」

 

…傍観してれば終わるかと思ったけど、これ出て行くしかないよな。

 

「呼ばれて!飛び出て!八雲くん登場!」

 

スキマを開き、2人の前に飛び出す。

 

《誰も呼んでないですよ》

「え?蒼くん?」

「貴方は…」

 

普段なら2人に説教しているところだが、それよりも前にジュエルシード何とかしないとな。

 

「…あり、能力が効かない?」

 

いつも通り境界を操るが、ジュエルシードの暴走は止まらない。この状態だと魔力以外は効きづらいのだろうか。

 

「なのは、フェイト。封印魔法使えるか?」

「わ、私はレイジングハートが…」

「私も、バルディッシュが…」

 

振り返って見てみると、2人のデバイスにヒビが入っていた。あの様子だと暫くは魔法を使えないのだろう。

 

「しゃーない。んじゃ行ってくる」

「え?あ、危ないよ!」

「そうだよ!早く戻って!」

 

2人が止めようとするが、放置する方がよっぽど危ないので無視する。

と、近づいた途端、ジュエルシードから魔力弾が飛んできた。

 

「えっちょっ」

 

咄嗟にシリンダーで返すが、新たに来た魔力弾に相殺される。さらに魔力弾が発射され、それをシリンダーで返していく。

 

(なんでだ?今までこんなことなかったぞ?暴走するとこうなるのか?)

《蒼、大丈夫ですか?私も…》

《いや、大丈夫。この程度なら問題ない》

 

シリンダーを自分の周囲に張り、魔力を溜めていく。ジュエルシードに意思があるのかは分からないが、攻撃が激しくなった。だが、どれだけやろうとそもそもスキマには耐久値というものが存在しないので抜けることもない。

 

「フリーズレイン」

 

そうして準備が完了し、唱える。ジュエルシード上空に1つの球体を飛ばし、そこから無数のフリーズランサーを発射する。俺にばかり魔力弾を飛ばしていたせいで上空の守りは薄く、数発は防がれたが、それ以外は命中し、ジュエルシードが凍り付いていく。

 

「さて、ダメ押しに封印魔法もかけてもう一本」

 

フリーズランサーを手元に作り出し、それを全力で投げ付ける。そして、ジュエルシードの暴走が止まった。オーバーキル?知らん。

 

「あ、蒼くん?大丈夫?」

「怪我、なかった?」

 

そういいつつ、2人が心配しながら近付いてくる。うん、そうだな。まだやることあるもんな?

 

「2人とも、ちょっといいかな?」

「え?どうしたの?」

 

フェイトはただ疑問に思っているようだが、なのはは額に汗をかきながら後ずさった。何で離れるんだろうね、俺はただOHANASHIしようとしているだけなのに。

 

「すこーしだけ、話したいことがあるからちょっとだけ、正座してくれない?ああ大丈夫地面の硬さは調節しておくから座って話聞くだけでいいよさあ座って早く座りなよ」

 

そして、フェイトもなのはと同じように後ずさった。何処に行こうとしてるのかな?

 

 

「ごめんなさい…ごめんなさい…」

「今後、勝手に2人で戦おうとしません…ごめんなさい…」

「えーっと、これどういう状況なんだい?」

「さ、さあ…?」

 

OHANASHIを終えたあたりでユーノと女性がやって来た。2人にもしようかと思ったが、疲れて来たのでやめにする。

 

「ほれ、お前らももう帰れ。あ、そこの人もちゃんとフェイト連れ帰ってくれよ」

「あ、ああ。…ていうか、そこの人っての止めてくれよ。アタシにはアルフっていう名前があるんだし」

「ん、じゃあアルフ、頼んだぞ」

「ってまちなよ!まだアンタの名前聞いてn」

 

最後まで聞く前にスキマを開いてなのはとユーノを連れて帰った。だって疲れたし…

 

「ほれ、2人とも。着いたぞ」

「あ、うん。ありがとう」

「ごめんなさい…ごめんなさ…あれ?なんで家の前にいるの?」

「ほら、なのは。早く家に入ろう?みんな待ってるだろうし」

「う、うん…」

 

よし、あとはユーノが何とかしてくれるだろう。それじゃリニス呼んで帰るか。




久しぶりのリニスさん。そしてちょっぴりお茶目。たぶんあと2話くらいすればフェイトのこと話してくれるんじゃないかな(適当)。
あと、今回ジュエルシードくんが暴走時に能力に対して耐性を持つという強化をしました。暴走してればある程度そういったことはしてくれるんじゃないかという勝手な期待です。
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