スキマの能力を持つ転生者   作:リリカル☆レモン

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投稿頑張った。次回の投稿はいつも通り遅れます。
どうでもいいですが、最近モンハンクロスでユーリのコスプレ装備思いつきました。ちなみに剣士です。
頭:適当 胴:金雷公 腕:フィリアEX 腰:銀レウス 足:地上最強

前回後書きでなのはやフェイト視点が多くなると言ったな、あれは嘘だ。書いてみたら三人称の方が書きやすかったからです。
それにしてもへったくそな戦闘描写だなぁ…


魔法少女同士の対決

宣言と同時に、フェイトが斬りかかる。なのはは飛行魔法で後退し、フェイトもそれを追い、互いのデバイスをぶつけ合いながら、少しずつビル群の中へと移動していく。なのはは距離を取るために上空に逃げようとするがフェイトに回り込まれ、叩き落とされる。なんとか空中で姿勢を直すが、その時にはフェイトはなのはの目前にまで迫っており、また叩き落とされる。

幾つかのビルを貫いて行きながら落ちていきくが、海に叩きつけられる寸前になんとか持ち直し、再び飛行する。その間にフェイトは後ろを取り、射撃魔法を放つ。

 

「フォトンランサー…ファイア!」

 

とは言え、フェイトの射撃魔法は直進型であり、一度弾道を見切ばそこから離れるだけである。なのははビルの垂直に飛びながら回避し、今度は逆にフェイトの後ろを取る。

 

「ディバインシューター…シュート!」

 

フェイトも持ち前の機動力で回避する。が、なのはの魔法は誘導型であり、一度躱した程度ではまた戻ってくる。フェイトはバルデッシュをサイズフォームに切り替え、誘導弾を切る。そしてなのはに向かい、再び斬りかかる。

 

「くっ!」

 

なのはは咄嗟にプロテクションを貼り、フェイトの攻撃を防ぐ。プロテクションとバルデッシュがぶつかり合い、拮抗していたが、なのははディバインシューターを操り、フェイトの後ろから攻撃する。フェイトもこれに気付き、サンダーバレットでなのはを撃ち抜き、顔を逸らしてなのはの攻撃を躱す。

フェイトはなのはがまたビルを貫きながら落ち、海面に叩き付けられたのを見届けながら近くのビルの屋上に止まり、息を整える。ビルごと貫いたのもあり、煙で落ちた場所が全く見えなくなっていた。が、一瞬だけピンク色に光ったことに気付き、飛び上がる。先程までフェイトが立っていた場所は消滅していた。

改めて、砲撃が放たれた場所を確認すると、バリアジャケットの所々が多少焦げていながらも、余りダメージを負っていないなのはの姿が見えた。

 

『やはり、彼女の方が実力が上です。簡単には勝てません』

「知恵と戦術はフル回転中、切り札だって用意してきた。だから後は、負けないって気持ちでぶつかって行くだけ!そうでしょ、レイジングハート?」

『all right,Master』

 

そして、再び両者は動き出す。デバイスをぶつけ合いながら、隙があれば後ろを取って射撃魔法を撃ち合い、2人は雲の上にまで向かっていく。

 

 

 

蒼SIDE

 

「なのは、強くなったなぁ…この前なんて一瞬で落とされてし」

「最近はずっと訓練や作戦を考えてましたもんね。私としては、あの子達が戦っているのは少し心苦しいですが」

「いや、アンタ達、何でそんなに呑気に話してるのさ?2人が真剣勝負してるんだよ?もっとこう…どっちに勝って欲しいとか、心配するとか、そういったのはないのかい?」

「いや、だって2人が決めたことなら心配するのはちょっと違うと思うし、どっちが勝っても問題ないし。強いて言うなら、なのはに勝って欲しいとは思うよ」

 

遠く離れた場所で、俺達はモニターを見ながら2人の勝負を見ていた。が、話しているうちに状況が変わっていた。

 

「設置型のバインド…フェイト、勝負を付ける気か」

「アルカス・クルタス・エイギアス。疾風なりし天神、今導きのもと撃ちかかれ」

「あれは…!?」

「知っているのか雷電!?」

「誰が雷電ですか!…私がフェイトに教えた魔法なんです。フェイトは防御が薄いので、防御手段用にと。あれが決まれば、なのはさんの負けです」

 

なるほど。通りでフェイトにしては珍しい中距離の魔法なのか。

 

「バルエル・ザルエル・ブラウゼル。フォトンランサー・ファランクスシフト」

 

そして、スフィアの数が38になった辺りで、フェイトの詠唱が止まった。恐らく、あれが限界なのだろう。

 

「撃ち砕け、ファイアー!」

 

そして、攻撃が始まった。一つ一つのスフィアからフォトンランサーが一秒に何発も発射され、なのはを襲っている。さすがにあれだけ多くのスフィアから発射されるフォトンランサーを一発ずつ調節するのは厳しいのか、何発か直撃せずに逸れていくのもあった。

ビルに直撃するものもあれば、海に落ちていくのもある。だが、それでも逸れていく弾は少しだけであり、殆んどのフォトンランサーがなのはに降り注いだ。

 

「うわ、凄いなあれ」

「当然です。何と言っても、フェイトの最大魔法ですから」

「なのは…」

 

しかし、長いこと続くかと思ったが、割と早めに終わった。たぶんあれ5秒くらいで終わってると思う。が、それで終わりではなかった。残ったスフィアを集めて、巨大な槍のような物を作り上げ、なのはに向かって投げ付ける。

 

「スパーク…エンド」

 

そうして、フェイトの全力の攻撃は終わったが、フェイトも完全に息が上がっており、呼吸を整えている。

 

「さて、なのははどうなって…」

「え、どうしたの、蒼…」

「……2人共、ちょっと目を逸らしておいた方がいいかと…」

 

煙が晴れたところには、左のツインテールを留めているリボンが消し飛び、ロングスカートの部分が一部消し飛んで足が見え、右腕とお腹辺りのバリアジャケットもちぎれているが、未だ健在のなのはがいた。

 

「今度は、こっちの番だね」

「わー、怖い。あの子俺の友達なんですけど」

 

すずかといい、なのはといい、俺の友達ってなんであんなに怖いんだろ。で、フェイトも当然逃げようとするが、バインドにかかっていた。

 

「え、いつの間に」

「ファランクスシフトをやる直前になんかフェイトの足元光ってたような…え、プロテクション使う前にそんな余裕あったのかいあの子」

「ディバイィィィィィン!バスターーーーーー!」

 

そして、今までの中で最大級のディバインバスターが放たれた。フェイトもプロテクションでなんとか防御している。

本日何度目かの煙が発生し、その煙が晴れた。フェイトの様子を見てみると、付けていたマントは海に落ち、グローブもいつの間にか消し飛んでいた。

 

「…あれ、なのはどこ行った?」

「え、さっきまでフェイトの近くに…」

 

全員がなのはを見失っていた。…が、戦闘空間がだんだんピンク色になってきた。

 

「あ、いた!フェイトのいる場所よりずっと上!」

 

ユーノが気付き、そちらの方を見ると…なんか馬鹿デカイ魔法陣を展開したなのはがいた。

 

「え、何やってんの…?」

「しゅ、収束砲撃…散らばった魔力を集めて放つ技術なんだけど…フェイトの魔力まで利用してる……」

「…リニス?」

「わ、私じゃないです!私収束砲撃なんて教えてません!」

 

え、てことは、あれなのはが自分で考えたのか?…アリサだけが俺の心のオアシスになってきた。

 

「受けてみて!これが私の、全力全開!」

「ぐっ……あああああああああ!!」

 

フェイトが悲鳴に近い叫びを上げ、プロテクションを何重にも貼る。いや、誰だって怖いわ。必死になって相手の最大魔法防いだと思ったら、それを軽く超える魔法使ってくるとか。しかもバインドで動けないし。

 

「スターライト…ブレイカーーーーー!」

 

そして、ディバインバスターなんて目じゃない砲撃が放たれた。それは真っ直ぐフェイトに向かっているのに、プロテクションで弾かれた一部のものですら、ディバインバスター並の威力があると思う。海に落ちれば爆発のようになり、ビルにあたればビルが消滅する。それを正面から受けているフェイトはもう残り魔力も殆んど残っておらず、無事な訳が無い。

 

「…ちょっと行ってくる。これ、もうさすがに戦闘終わったって考えていいだろ」

「…うん。行ってあげて」

 

ユーノから少し達観したような口調で言われる。フェイト、ピンク色がトラウマにならなきゃいいんだけど…

スキマを開いて、フェイトが海に落ちる前に抱き抱える。バリアジャケットは今のなのはの状態より酷く、あともう少しで見えちゃいけないところが見えそうであった。取り敢えずスキマを開いて自室からコートを取り、フェイトに着せる。

 

「うっ……蒼…?」

「ああ。…大丈夫か?」

「ん…ごめん、ちょっと休ませて…」

「ああ。お前は頑張ったよ。ゆっくり休んでくれ」

「あれ?なんで私が悪い子みたいになってるの?」

 

と、いつの間にか近くに来たなのはが言っていたが…さっきまでの一連の流れはどう考えても9歳の使う戦術じゃない。

 

《蒼、気を付けろ!次元跳躍魔法が来るぞ!》

《クロノか。防戦に徹するから、足ちゃんと掴んでくれよ》

《ああ、任せろ》

「なのは、俺から離れるなよ。離れたら俺みたいに雷に撃たれるからな」

「う、うん」

 

そして、周囲に雷が落ち始める。俺となのはのいる空間と世界の境界を操り、一時的に切り離す。こうすることで、仮にこの場所に雷が落ちても雷自体が離れて行くだろう。

暫くして雷が収まったが、恐らくジュエルシードはプレシアに回収されたのだろう。まあ、なのはが勝った場合はそれが狙いなんだけど。

 

《クロノ、居場所は?》

《エイミィ達が全力で追跡中だ。だけど、すぐに見つかると思う。蒼達はフェイトを連れてアースラに帰還してくれ》

《了解》「よし、じゃあなのは、戻るぞ」

 

そう言って、俺はスキマをアースラの艦橋に繋げる。勿論、リニス達のいる場所にスキマを出すことも忘れない。

…ところで、俺何時までフェイトをお姫様だっこしていればいいんだろう?

 

 

 

フェイトSIDE

 

気が付くと、そこは見たことのない場所だった。だけど、あの子や以前会った管理局の子がいるから、ここは管理局に関係する場所なんだと思う。…そういえば、視線が少し高い気がする。どうしてなんだろう?

 

「お、目が覚めたか?」

「…あ、蒼?」

「なんか、あっそうみたいに言われてるように聞こえてちょっと傷つくな…」

 

何かよく分からないことを言ってるけど…そう言えば、お姫様だっこされてたんだっけ…

 

「蒼、私はもう大丈夫だから、そろそろ下ろしてくれる?」

「ん、分かった」

 

そう言って、蒼は私をゆっくり下ろしてくれた。普段の私ならお姫様だっこをされていると気付いた時点で慌てているんだろうけど、あの子に負けてしまったことで虚無感があるせいか、特に何も思わなかった。

部屋を見渡してみると、巨大なモニターに、見慣れた部屋の景色が映し出されていた。局の武装隊員が庭園の中に入ったらしい。

暫くして、何時も私が母さんに「教育」されている部屋が映し出された。

 

『プレシア・テスタロッサさんですね? 貴方には時空管理法違反、及び、管理局艦船への攻撃容疑がかけられております。武装を解除したのち、御同行願います』

 

母さんはそう言われたのだけど、何も反応しない。一体どうしたのだろうか。

母さんの目の前に1人だけが残り、玉座の後ろの扉に残りの人達が入っていく。そこは、母さんの言い付けで決して入ってはいけないと言われていた部屋。

中は沢山のカプセルのような物があり、それには人一人が余裕を持って入れるだけの大きさがあった。だけど、私が…私達が見ていたのは、そっちじゃなくて。

 

「…私?」

 

私によく似た、裸の女の子が入っていた。

 

『私のアリシアに触らないで!』

 

そう言って、母さんが魔法を放ち、部屋にいる人達を気絶させた。

 

「っ…!すぐさま武装隊員を転移させてください!」

 

女の人がそう指示を出す。だけど、私はそんなことよりも、大事な事があった。

アリシア。幸せな記憶の中で、私は母さんにそう呼ばれていた。

 

『もう、終わりにしましょう。幸い、ジュエルシードは全て回収出来た。後はアルハザードに向かうだけ。これでようやく、代替品などではなく、アリシアと過ごせる』

 

…代替品?母さん、何を言っているの?

 

『アリシアの記憶を写してあげたのに、まったくアリシアとは似ていない。似ているのは外見だけ。ジュエルシードを集めてきなさいという単純なお願いさえ、まともにこなせない役立たずの模造品。人形なら人形らしく、操手の指示通り動けばいいのに、そんなことも満足に果たせない。まるで出来損ないの人形ね。誰の事を言っているのか分かるでしょう、フェイト?』

 

人形…私が…?

 

「…プレシア・テスタロッサは、何年も前に大きな事故を引き起こしているんだ。その事故のせいで愛娘を亡くし、あの人は肉体と記憶を写し取る人造生命体を作り出す、プロジェクト『F.A.T.E』の研究を行っていたんだ」

 

蒼が、淡々と言葉を述べていく。そっか、知らなかったのは、私だけなんだ。

 

「待って、蒼君!知ってたの!?」

「ああ。なのは達が居ないときに、リニスから聞いた」

「なんで…なんで教えてくれなかったのさ!」

「言ったら、なのははフェイトに同情するだろう。そんな状態で、暴走したジュエルシードの対応が出来たか?フェイトと戦えたか?」

「…それはっ」

 

…よく分からないのだけど、あの女の子と男の子だけは、知らされてなかったみたいだ。

 

『あなたと違って、アリシアはとても良い子だった。私の言うことはよく聞いていたし、時々言う我儘も可愛いものだったわ。あなたは、アリシアとは全然違う。結局は作り物、所詮は偽物だったということよ』

 

女の子は私の手を握ってくれ、アルフは私の肩に手を置いてくれる。だけど、その感覚すら、殆んど感じられない。

 

『…フェイト、貴方はもう用済みよ。どこへでも行けばいいわ』

 

嫌だ…もう聞きたくない…!

 

『この際だから言ってあげるわ!私は貴女のことを、1日たりとも娘だなんて思ったことはなかったわ!』

 

言葉の刃が突き刺さっていく。だけど、耳を塞ごうとしても、体が震えて、思うように動かない。

 

『フェイト。私はね。貴女のことが』

「やめて!もう言わないで!」

 

この先の言葉が予想出来て。絶対に聞きたくなくて。それでも、私の体はちっとも動かなくて。

 

『大嫌いだったのよ』

 

その言葉を聞いた瞬間、私の中で、何かが壊れた。




あ、あれ?おかしいな。戦闘より会話の方が文字数多くないか?何か黒い主人公。溢れ出るシリアスをしっかり描写出来ているか不安。怒られないかビクビクしてます。
次回、リニスが大活躍する「かも」。嘘予告(決して故意ではなく先を見据えてない結果)が多過ぎて信憑性薄いですね。
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