皆さん2013年もあと僅かとなりました
今年の大晦日、皆さんはどのように過ごしますか?
それでは皆さん
一足早いですが、明けましておめでとうございます
これからもよろしくお願いします
太一side
東西交流戦から翌日
昨日九鬼に帰ってきて、弁慶と清楚と再会したら義経と同じく抱きついてきた
その後は与一と会い、色々旅の話しをしながら夜を過ごした
兄貴は揚羽さんに呼び出されたが、少し経って爆発と同時に逃げる兄貴と追う揚羽さんの姿を窓から見ていた
「あぁ~眠い」
「しょうがないだろ。鉄心さんに呼ばれたんだからよ」
そして今、生徒も居ない川神学園の廊下を歩いていた
格好も指定夏服だが、俺達の制服は違う
俺は紺の制服。二の腕辺りに赤い刺繍
中は脱着可能のボタン着きフードの赤いシャツ
兄貴は真紅の制服。丈と袖が長い
片方の袖は破いたような長さ。中は黒のノースリーブ
戦闘用のコートを制服風に九鬼の方で発注したのだ
かなりイケてるが、最初兄貴は何も着ないで前を全開にしようとしたが、全力で止めた
時間帯は7時過ぎだが…さすがの俺も眠い
「ったく。なんで俺達だけこんな早く」
「帝さんから言われた以上、無視する訳にもいかねーだろ」
俺達引き取ってくれた恩もあるしな
そんな愚痴を言いながら鉄心さんの居る部屋に着いた
「やっと着いたぜ。邪魔するぞ爺さん」
「もう少し礼儀正しくしろよ兄貴。失礼します」
兄貴がノックもせず、扉を開けて入り、俺も続いて入る
「狂助。太一のように出来ぬのかお主は」
「そうだよ狂助、少しは見習わないとダメヨ」
学長室には鉄心さんとルーの二人が居た
「んな事より爺さん。こんな朝早く呼び出して何のようだ?」
「用という訳ではない。ヒュームから聞いているぞ、お主は毎日のように寝坊するなり修行をサボるなりしているな」
「…返す言葉はねーな」
そこでやれやれな顔をするな
なんでそこまで余裕なんだよ
「編入初日に遅刻というのはイカンのでな。早めに登校してもらったんじゃ」
「もう少しで全校集会だから。二人とも待機しててネ」
そう言って二人は部屋を出て行った
大和side
川神学園のグラウンド
朝のHRでは、やはり臨時で全校集会が開かれた
「皆も今朝の騒ぎで知っているじゃろう、武士道プラン」
全学生達を前に、学長の説明が始まった
「この川神学園に、転入生が8人入ることになったぞい」
学長が示した人数を聞き、皆がざわめく
「武士道プランについての説明は、新聞でも見るんじゃ。重要なのは学友が増えるという事。仲良くするんじゃ…競い相手としても最高級じゃぞい、なにせ英雄」
学長が一回間を空け、話を進める
「武士道プランの申し子達は、全部で4人じゃ。残り4人は関係者と協力者じゃ。まず3年生、3-Sに1人入るぞぃ」
3-Sのクラスの生徒が学長の話に期待が高まる
「それでは葉桜清楚、挨拶せい」
学長の声と共に、女の子が1人じゃなりと目に出た
そのまま、ゆっくりと檀上に上がっていく
「こんにちは、はじめまして。葉桜清楚です」
男子達が全員がその姿に見惚れる
皆さんとお会いするのを、楽しみにしていました。これから、よろしくお願いします」
ふわり、と挨拶した後、周りの男子達からは歓声が巻き起こった
「が、学長、質問がありまーす!!」
そしてそんな大歓声の中、1人の男子生徒が言った
ふと見たらヨンパチだった
「全校の前で大胆な奴じゃのう。言うてみぃ」
「是非、3サイズと、彼氏の有無を…!」
「全校の前でこの俗物がーっ!みんな、私の教え子がすまん」
バチン!
「あぅぅうんっ!…ウッ!」
ヨンパチが小島先生の鞭の制裁を受け、倒れる
「アホかい!…まぁ確かに3サイズは、気になるが」
「…ええっ」
学長も言葉に本人は赤くする
「ごほん…皆さんのご想像にお任せします」
『かーわいいーーーー!』
姉さんも混じって男子が大声の歓声が上がった
「それから彼氏は居ませんが……その…」
急に顔を赤くし俯きはじめる
「あの~すいません!なんて言ったんですか!?」
1人の男子が大声で聞く
「か、彼氏は居ませんけど……す、好きな人は居ます!!」
『………』
顔を真っ赤にし大声で叫ぶ
そしてしばらく沈黙が続き
『何だってぇぇぇぇぇええええええええええええ!!?』
「どこのどいつだ!!俺達の清楚先輩に毒牙をかけたのは!?」
「探せ探せ!!血眼になって探し出し炙り出せ!!」
「判決死刑!!即刻死刑!!」
「■■■■■■ーーーー!!?」
…ほとんどの男子は怒りにより狂気になりつつある
「総代、真面目にやってくださイ!」
「おぉ、すまんすまん。ついのう。葉桜清楚、という英雄の名を聞いたことなかろう皆」
「これについては、私から説明します。 実は私は、他の三人と違いまして、誰のクローンだか自分自身ですら教えてもらってないんです。葉桜清楚というのはイメージでつけた名前です。25歳ぐらいになったら教えてもらえるそうです。それまでは学問に打ち込みなさいと言われています。私は本を読むのが趣味なんです…だから清少納言あたりのクローンだといいなと思ってます」
清楚先輩の説明にさっきの狂気が徐々になくなり、男子のテンションがあがる
「皆、テンションが上がってきたようじゃな、良いぞ良いぞ。2年に入る3人と協力者を紹介じゃ。3人が2-S、協力者が2-Fとなる。まずは源義経、武蔵坊弁慶。両方女性じゃ」
男子は弁慶と聞いて、少し不満の声が出てくる
「では両者、登場」
そしてすぐに2人の少女が歩いてきた。
1人は源義経……もう1人は
「こんにちは、一応弁慶らしいです。よろしく」
くせっ毛のある美人
『うぉぉぉおおおおおおおおおおおーーーーーーーーーーーー!!』
さっきとは違い、歓喜の声が轟く
「…ん、ごほん、ごほんっ」
「義経ちゃん、落ち着いて…大丈夫」
「ん。義経はやれば出来る」
「…よし!」
義経が気合を入れる
「源義経だ。性別は気にしないでくれ。義経は、武士道プランに関わる人間として、恥じない振る舞いをしていこうと思う。よろしく頼む!」
義経がマイクでそう言うと
「うぉおおー、こちらこそよろしくだぜ!」
「女なのは気にしない!俺達にとってはご褒美だぜ!」
男子の怒号が、大地を揺らした
義経の紹介も終わり、学長が次に進める
「女子諸君次は武士道プラン唯一の男子じゃ」
今度は女子の期待が高まりはじめる
「2-S、那須与一!でませい!」
学長に呼ばれるが
待てども待てども一向に現れない
「照れているのかのう?よーい「HAHAHAHAHA!!」む?」
突然と高笑いが上から聞こえてきた
そしてそれは壇上まで近づき
ドォーーーーーーーン!!
着地する
「ふぅ…刺激的な登場だな」
「与一、生きてるか?」
「…し、死ぬかと思った」
そこにはファミリーの男子最強の兄弟
太一と狂助だった。そして太一に担がれた男子が一人
太一side
屋上から飛びありながらの登場
本当は兄貴が屋上でサボろうとしたから呼びに言ったら与一も居たので
ついでに連れてこうとしたら、もう集会が始まっていたらしく、こういう登場になった
「さて、問題児も来たことじゃ。那須与一と共に協力者を紹介する。戦道狂助!戦道太一!挨拶せい!」
俺達の名前が呼ばれ、壇上に上がる
「2-Fに編入する事になった戦道狂助だ。ファンレターは俺に直接渡すか下駄箱に頼む」
「同じく2-Fに編入する事になった戦道太一だ。バカな事を言っている奴の弟で、本人はおちょくりで言っているので気にしないように。クローンである義経達の護衛の協力でいるから、これからよろしく頼む」
「……那須与一だ。よろしく」
俺達が一通り紹介と挨拶をしたら
『キャアアアアアアアアアアアアアア!!』
女子からの歓喜が来る
「物凄くイケメン!!」
「お兄さんはちょっと危ない感じで、弟さんがしっかりしている所とかステキ!!」
「はぁ…はぁ…じゅるり」
こんな風に女子達からの声と
『………っけ!!』
男子達の冷たい態度である
壇上から下り、俺達は義経達の隣に並ぶ
兄貴は下りるまで女子達の歓声に対し、手を振って返事をする
「ありがとう太一。与一を連れてきてくれて」
「アイツと一緒にサボろうとしてた兄貴とついでにな」
「与一。後でアルゼンチンバックブリーカーだよ」
「げぇ!?勘弁してくれよ姉御」
「清楚、ブルーローズメンテしてるから集会終わったら呼んでくれ」
「えぇ!でも太一…ってもう聞いてない」
俺はブルーローズのメンテに取り掛かる
一回でも怠っていたら、まずいからな
しばらくしてから集会が終わり、俺と兄貴は2-Fに行く
「まさかお前等が九鬼の協力者とはな」
「悪いな。今まで黙ってて」
場所は変わり、2-Fの教室。時刻は昼休み
俺達の紹介の後、担任の小島先生に言われた席に着く
俺も兄貴も窓際の席…実に良い場所だ
兄貴はずっと授業中、寝てるか窓の外見てるかしていない
「どっちかって言うと今まで九鬼に住んでた事に驚きだよね」
「オイ太一!狂助!まさか清楚先輩達と一つ屋根の下で暮らしてたのか!?羨ましすぎるぞ!!」
「親の仕事関係でなモロ。それからガクトうるせぇから口閉じろ」
「んな事より、早く旅の話し聞かせろよ!」
「キャップも落ち着け」
俺が話をしていると
近づいてくる懐かしい気を感じる
「よぉクリス。久しぶりだな」
「太一!リューベックであってから連絡一つしないで何をしていたんだ!?」
「俺も色々やることがあったんだよ。Justice Foolish」
「?…どういう意味だ」
「正義バカ」
「誰が正義バカだ!?」
俺はクリスと冗談交じりの親しく会話をしていると鋭い視線が感じる
それも男子だけでなく京とワン子もである
「そういえばクリスと親しく話してたけど、知り合いか?」
大和が俺に尋ねてくる
「俺と兄貴がまだ旅で別れる前、ドイツのリューベックに居たんだ。そしたら兄貴が「ドイツといえばフラムクーヘンだろう」って言いながらどっかに行っちまって」
「仕方ないだろう。ピッツァ・ビアンカであるフラムクーヘンを一度食べてみたかったんだよ」
相変わらず兄貴のピザ好きには溜息が出る
各国回ってピザと聞けばすぐに居なくなるし
「そして一人になった俺が探していたら、大勢の男が一人の女の子を囲んで居たんだよ」
「それがクリだったって事ね」
「そうだワン子。俺はデビルブリンガーを使って男を全員投げ飛ばして助けたんだ」
「あの時は凄かったぞ。あの異型の右腕には」
「そしてクリスのお父さんのフランクさんと出会って色々世話になった」
正直あの時が本当に面倒だった
急にドイツ軍が俺の事を包囲し始めるし、まぁ右腕元に戻さなかったからな
クリスの説得がなきゃ逃げてたところだった。兄貴を置いて
「…本当にそれだけ?」
京がジッと見つめてくる
すると兄貴が笑いながら
「そういやクリスとデートしてたな。我が弟ながらやるねぇ」
「別に良いだろう。買い物ぐらい」
「……手を繋いでか?」
「やっぱり!」
「だからややこしくするな!!」
「…じゃあ今度私と付き合って。市役所まで」
「それに関してはNOと全力で言おう。好意は嬉しいがまだお友達で」
このやりとりも懐かしいな。クリスは顔を赤くしてるし
これはユキにもいえる事だが、京のオプローチは兄貴のピザ好きに匹敵するほどだ
俺はまだ誰かを好きになる事は……無いのかな?
こうして、俺と兄貴は川神学園で何気ない時間を過ごすのである