真剣でCrazyな兄弟に恋しなさい!S   作:銃剣

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悪魔は出ないはず?っとタグに書きましたが
すいません。コイツ等出しちゃいました


MISSION 10 ~兄弟双剣~ Dual leadership【二つの守護の暴走を止めろ】

太一side

 

 

夜の川神学園前

 

 

「早く来すぎたか」

 

 

「別にそうでもないだろ」

 

 

俺と兄貴はキャップ達を待っていた

モモ先輩と兄貴のじゃれ合いの後、学長にこっ酷く叱られヘロヘロになって帰って来た

そしたらキャップが急に『今夜、集会やるぞ!学園前に集合だ!』っと言い出した

他は全員ノリ気だった。そして、一回帰った後、私服に着替えて待っていた

 

 

「おーい。二人ともーー!!」

 

 

しばらくして遠くからワン子の声が聞こえる

その後ろにはキャップ達も居る。全員私服で

 

 

「っよ。これで全員か?」

 

 

「ゲンさんは、家の手伝いで来れないって連絡あった」

 

 

「あとはまゆっちが来てない」

 

 

まゆっち…という事は

 

 

「あ、あの遅れてすいません!」

 

 

すぐに後ろからさらっと伸びた黒髪、後ろで紐を二本に結った少女が走ってくる

うん、やっぱ由紀江だ

 

 

「由紀江。久しぶりだな」

 

 

「た、太一さん。お久しぶりです!」

 

 

由紀江が顔を赤くしながら挨拶する

すると京やユキから鋭い視線を感じる

 

 

「まさか、また浮気?」

 

 

「浮気~?」

 

 

「おやおや、太一君はモテモテですね」

 

 

「だから浮気じゃない。冬馬も言ってないで助けろ」

 

 

京とユキだけじゃなく、ワン子やクリスまで睨んでくる

兄貴は面白がって笑っている。って笑ってんじゃね!コラァ!

 

 

「よし!全員揃ったし行くぞ!」

 

 

そこにキャップが大声で言う

これで空気が変わって助かった

 

 

「ほら、早く行こうぜ太一!狂助!」

 

 

キャップが俺と兄貴を指差す……って今なんて言った?

 

 

「秘密基地に行くんじゃないのかよ?」

 

 

「今、クッキーが基地を改装中だから、無理だぞ」

 

 

大和が俺の問いに答える

それにしても…

 

 

「…クッキーか」

 

 

「あれ、太一はクッキーの事知ってるの?」

 

 

「開発してから俺と話す事があって、そこから仲良くなった」

 

 

「そう言えば、太一と狂助は九鬼に居たんだね」

 

 

ワン子に言った俺の後にモロがそう言った

しかし、問題なのは基地に行けない。そして俺達の名が上がったって事は

 

 

「一応言っとくが九鬼は無理だぞ」

 

 

「えーーー。せっかく楽しみにしてたのによぉ」

 

 

「確かに九鬼には行けないが、俺達の家だったら行けるぞ」

 

 

「あれ、もう出来てたのか?」

 

 

「あぁ。出来てるぞ」

 

 

兄貴はニヤリっと笑いながら先に行く

疑問に思うファミリーと俺は付いて行く

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここだ」

 

 

着いたのは俺達が住んでいた家

正確に言えば、家だった場所。そこに建っているのは周りの家とは明らかに違う作り

外国に建ってそうな家。簡単に言えばDevil May Cryそのものである

 

 

「本当に改装されてるよ。前の家の面影全然無いぞ」

 

 

「いいじゃねーか。九鬼から出て、ここに住むんだからよ」

 

 

兄貴は内ポケットから鍵を取り出し、ドアの鍵穴に挿し込み、錠を開ける

家の中に入ると内装もまんまである。奥にデスクに椅子、隣に服掛け。部屋の端にはジュークボックスにドラムセットにコンポにエレキギター、その近くに普通のソファーにL字ソファーにテーブル、天井には複数のランプとシーリングファン、娯楽としてビリヤード台にダーツマシーンが置かれ、壁には剣やナイフ、銃やライフルなどの武器が飾られ、バーカウンターまである

もちろん二階もある。ファミリー全員は家の中を見回す

 

 

「まぁ適当に座ってくれ。何か作ってくる」

 

 

「おい太一!ビリヤードやっていいか!?」

 

 

「おう。いいぞ」

 

 

「おいキャップ。次は俺にやらせろよ」

 

 

「僕もやろうかな」

 

 

「じゃあ、俺も」

 

 

「私達もやりませんか。準」

 

 

「若が言うなら」

 

 

キャップがビリヤードをやりたがっており、それに続いてガクト、モロ、大和、冬馬、準が言う

 

 

「さて、ピザだけにするか。兄貴」

 

 

「いや、ストロベリーサンデーも作る」

 

 

おい、デザートまで作る気かよ

俺は呆れながら、兄貴と一緒にキッチンに向かう

 

その時、少女六人が二階に行ったことに気づかず

 

 

 

 

 

 

 

 

 

百代side

 

 

太一と狂助が部屋の奥に行ったのを見てから全員を集める

 

 

「よし、あの二人がキッチンに向かったな。部屋に行くぞ」

 

 

「でもお姉様。本当にやるの?」

 

 

「私は大いに賛成」

 

 

「僕も~」

 

 

「自分はあまり乗り気ではないが」

 

 

「わ、わわわ、私も」

 

 

京以外がノリが悪いが私はやめない。狂助の家に来たらコレを絶対にやると決めた

そう、部屋漁りだ。そして二階に着き、先に進むと部屋が複数ある

 

 

「どれかが狂助か太一の部屋だな」

 

 

「まずはこっちから」

 

 

京が一つ目の部屋に入る

それに続いて私も入る。部屋には机やベット、タンスなどもあり極普通である

服掛けには紺のコートが掛けられている

 

 

「これって太一のコートだから、ここは太一の部屋ね」

 

 

「太一のコート~~」

 

 

「太一の匂い……くんくん」

 

 

「ちょっと京!何してんのよ!?」

 

 

「そうだぞ!匂いを嗅ぐなど不潔な!」

 

 

「そ、そうですよ!」

 

 

「太一の匂い……すぅ~はぁ~」

 

 

「良い匂~~い」

 

 

ワン子とクリとまゆっちを無視してコートを嗅ぐ京とユキ

という事はどっちかが狂助の部屋か

 

 

「次ぎ行くぞって…何してんだ」

 

 

「「「えっ?」」」

 

 

さっきまで文句を言っていた三人がいつの間にか京とユキと同じように嗅いでいた

お前達は本当に太一の事が

 

私は先に部屋を出て、向かいの部屋に入る

さっきの部屋と明らかに違い、作業台に様々な部品

壁に女のポスターが貼られている。小さい冷蔵庫が設置され、壁際に大型のライフルが置かれていた

 

 

「ここは部屋というより作業場だな。ここも違うな」

 

 

私が部屋を出るとワン子達も出てきた

 

 

「お姉様、そっちはどうだったの?」

 

 

「こっちも違ったな。残るは」

 

 

通路の先にある残った部屋

そこはさっきの二つとは違い、何か異様な空気が漂っている

な、なんか出そうな気がする

 

 

「さっきより暗いわね」

 

 

「それに、何か嫌な感じがする」

 

 

「僕も感じる~」

 

 

「ほ、本当に行くのか?」

 

 

「………」

 

 

ワン子達も残った部屋の雰囲気に気づくが

まゆっちは黙っていた

 

 

「どうしたまゆっち?真剣な顔して」

 

 

「いえ…何か鋭い物を感じて」

 

 

まゆっちの言う通り、部屋の中から微量ながら気を感じる

それも只の気じゃない。刃みたいな物で斬られるような気が伝わってくる

 

ワン子達は部屋に入り、私は怖がりながらも部屋に入る

部屋は広く、何も無い。部屋は薄暗い

 

 

「何も無いわね。でも気は感じる」

 

 

「さっきより強い」

 

 

「あぁ自分も感じる」

 

 

ワン子、京、クリの三人は部屋に入った瞬間、気を感じ取った

でも周りには何も無かった。私は勘違いかと思った時

 

 

《兄者。久方ぶりの客人じゃ》

 

 

《客人じゃな》

 

 

『ッ!?』

 

 

私達ではない。誰かの声が聞こえる

しかし、誰も居ない。……これってまさか…

 

 

《客人は、もてなさねばなるまい》

 

 

《もてなさねばなるまいな》

 

 

《しかし―――どうやって?》

 

 

《知らん。どうしてくれようか》

 

 

「ど、どこから声がするんだ!?」

 

 

「お姉様、落ち着いて!」

 

 

私は周りから声がする事に怖がると

 

 

《兄者。客人が涙目で怯えておるが》

 

 

《―――ナミダメ?ナミダメとは?》

 

 

《ナミダメというのは―――――》

 

 

「いい加減に出てこい!!」

 

 

私は限界のあまり、気弾を撃とうとした時

何かが私達の近くに飛んでくる

 

 

《待たれい客人よ》

 

 

《ここで暴れては困る》

 

 

私達の目の前に出てきたのは赤と蒼の二つの剣だった

ノコギリのような刃で柄の部分は頭になっていた。喋っているのは頭の部分だ

 

 

「お、お前等が喋っていたのか?」

 

 

《以下にも》

 

 

《我等が話している》

 

 

「喋る剣とは、信じ難いな」

 

 

「これも九鬼の機械なのかな?」

 

 

クリとワン子が信用していない

 

 

《それは否だ。我々は強き者の剣》

 

 

《断じて機械なのではない》

 

 

「そう言われてもね」

 

 

「ねぇ~」

 

 

京とユキも同じような反応をするが

まゆっちは、未だに真剣のままだった

 

 

「あの、一つお伺いしても良いですか」

 

 

《何だ》

 

 

《我等に答えられるならば》

 

 

「……ここから強い気が感じるのですが、一体何処に?」

 

 

まゆっちがそう聞いた途端、二つの剣の気が強り、噴出しだした!

噴出した気は徐々に体のとうな形となっていく

 

 

《我等の務めは、此処を守る事!》

 

 

《在り処を話すわけにはいかぬ!》

 

 

《《もしも知りたければ……我等兄弟を倒すことだ!!》》

 

 

 

剣を抜き、逆手に構える

相手が本気だと知り、私達も構える。剣を持った奴等は迫ろうとした時

 

 

スガァン! ズガァン!

 

 

二発の銃声が響く

それと同時に喋る剣二本が弾かれ宙を舞い床に刺さる

 

 

「お前等、俺は言ったよな……No.Talking(しゃべるな)

 

 

声の方を振り向くと、銃を構え、片手にピザを持っていた狂助の姿があった

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