今年中には出来るだけもう一話書きたいなと思っています
狂助side
太一と別れ、俺は大将を倒しに工場を徘徊していた
しばらくそうしていたら
「いたぞ!」
「あの男も東の奴だ!打ち倒せ!」
いつの間にか敵に囲まれていた。そりゃあミサイル乱射している男が東に居るなんて騒ぎ始めたからな
仕方ないとは言え、出来れば野郎より美女が良かったがな
「お客も集まったことだし派手にいくぜ。Come on!」
コートからエボニー&アイボリーを抜き取り構える
「この数を一人で挑む気か?愚かな奴だ!」
敵が一斉に迫ってくる
「
バチッ!!
フィンガースナップせず、ノーモーションで叫ぶと体から青いオーラが一瞬出る
敵の拳や武器が俺に当たる前に上に跳躍する
「Rain Storm!」
スガガガガガガガガガガガガ!!
『ぐぁああああああああああ!』
上下反転し真下の敵に銃弾の雨をお見舞いする。体をガトリング砲のように回転させて、高速で弾丸を下に撒き散らす。そして着地し、残りの敵をそれぞれ違う方向に銃を向け連射する
「うぉおおおおおおお!!」
その中に刀を持って迫る敵が一人
斬りかかろうとするが避け、エボニー&アイボリーを仕舞い
新たな銃器を取り出し後頭部に突きつける
バァン!
「ぐぉお!」
引き金を引いて、撃つ
今度の銃器は水平二連型のショットガン『コヨーテ・A』
「Fire Works!」
ヌンチャクのようにコヨーテ・Aを振り回しながら、
前・左右方向に3連続で撃つ
バァン!バァン!バァン!
「「「ぐはぁ!」」」
三人仕留めた所でコヨーテ・Aに弾丸を一発だけセットする
「背中がガラ空きだ《バァン!》ごはぁ!?」
「…Back Slide」
自分の真後ろに敵が攻撃する直前に
振り返らずコヨーテ・Aだけを後ろに構え撃つ
今のが最期だと思っていたら敵はまた、攻め込んでくる
「全く…人気者は辛いねぇ」
「それは違います。貴方はもう少し緊張感を持つ事を知りなさい」
後ろから声がしたので振り返ってみると
そこには俺のコートのような赤い長髪の軍服、そして左に眼帯の女―――――マルギッテがそこに居た
まぁ知ってたけどな
「マルギッテじゃないか。川神に居るのは、あの親馬鹿の命令か?」
「中将に対して、そのような発言はやめなさい。異国に居るお嬢様を心配しているだけです」
「それを親馬鹿って言うんだが、まぁいい。ところでお前は何しに来たんだ?」
「騒ぎを聞いてやってきただけです。最もその必要は無かったですが」
相変わらず堅いなぁマルギッテは
もう少し表情柔らかくすれば、男を掴めるのに
少しからかってみるか
「そうか…てっきり俺に会いに来たと思ったが、残念だ」
「なっ!?馬鹿な事を言うのはやめなさい!」
「Hey.そんなに否定すること無いだろ。折角会えたんだ」
俺は顔を赤くしたマルギッテに手を差し伸べる
「どうだいマルギッテ。この戦いが終わった後、デートでもするか?」
「デッ!?」
マルギッテの顔がさらに赤くなると顔を下げ俯く
しばらくして顔を上げると睨みつけながら近づいてくる
これはもしかすると…再会のkissって奴か?
おいおい、マルギッテにしちゃ思い切ったアプローチ―――――
ドスゥゥ!!
というのは無かった
俺が貰ったのは熱いkissではなく、熱いトンファーだった
分かってはいたが痛い
「…たまげたね。照れ隠しにしちゃあバイオレンスだな」
「黙りなさい。この程度で済むことだけでも、有難いと思いなさい」
「OK.そう考えておくがあいつ等の相手はどうする?」
「ここは私が引き受けます。貴方は九鬼の援護へ行きなさい」
「俺はオフェンスがやりたいが仕方ないな」
俺は残りの敵をマルギッテは残りに任せ、英雄の所へ向かう
途中トリックスターに変え、スピードを上げる
すると遠くから二つの影が遥か空へと上っていくのが見えた
やがて影は大きく反転し、流星のように落ちてくる
気の流れで一人はあずみだと分かった時
ドォーーーーーーーーーーーーーン!!
空中で爆破が起きる
たぶんあずみが自爆に使ったんだろう
助けに行きたいがトリックスターじゃ間に合わない
気をかなり使うが…このスタイルだな
「
パチンッ!
左手を真上にフィンガースナップすると、体から白色のオーラが一瞬出る
「
次の瞬間
俺以外の全てが白に染まり、スローモーションになる
消費系の中で反則的なスタイル・クイックシルバーのタイムラグを使った
しかし気の消費が激しく、持続時間も10秒未満である
今の内に爆破が起きた場所まで向かう
今も落下しているがスローモーションで遅い。俺はあずみを抱えると同時にタイムラグを解除する
「ッ!?狂助!」
「なぬ!?いつの間に!」
急に俺が現れたことに驚くあずみと全身黒ずくめ野郎
「おいあずみ。怪我無いか?」
「あ、あぁ別に無い…ってか何抱えてんだ!?」
あずみが顔を赤くしながら暴れだす
今のあずみの格好?そりゃあ爆破を利用して脱出した時、メイド服を脱ぎ捨てたんだろう
その下は少し露出した水着姿で居てお姫様抱っこでいる。これはこれで中々…うむ
「お前さっきからジロジロ見るな!」
「おいおい、助けてやったのにそりゃないぜ。それにこれ位の役得があっても別に良いだろ」
「お前の助けなんか必要ねーよ!」
ったく人の親切は素直に受け取るもんだぜ。ママンに教わらなかったのか?
「何者だうぬは?一体どこから」
あずみとイチャイチャ(からかい)をしていたら後ろから黒ずくめ野郎が居た
俺はあずみを下ろし、こう答える
「ただの
「狩人だと?ふざけた事をぬかす奴だ。風馬もろとも討たせてもらう」
黒ずくめ野郎が一気に10人に増える
「へぇ~そいつは楽しみだ…
パチンッ!
右手を斜め前にフィンガースナップすると、今度は赤いオーラが一瞬出る
そしてコートからある物を取り出す
鉄の輪に付けられている三叉のヌンチャク
スピードに優れ、氷属性を持つ武器『ケルベロス』だ
「さて、お散歩の時間だぜ。ケルベロス」
「無駄だ。何を出そうが変わりはしない」
黒ずくめ野郎がそう言って全員直進してくる
「Crystal!」
ケルベロスの鎖を目前の地面に突き刺す
前一直線に大きな氷柱を三本突き出して残像を消す
「地面から氷だと!?」
「余所見してる場合か?Windmill!」
本体を見つけ、腕に取り付けたケルベロスを回転させて攻撃する
「ぐぉおおお!?」
「&…Revolver!!」
ズドォン!
「ぐはぁ!!」
ウィンドミルで怯んだ後、その場で跳び、空中で回転しながら近づいていき、ケルベロスを叩き付ける
黒ずくめは強烈な一撃で倒れる
「お前の攻撃は出鱈目すぎるな。しかも三叉のヌンチャクなんて奇妙な武器使いやがって」
「火力は低いが使いこなせば強いぜ?」
俺はケルベロスを仕舞い、あずみと共に英雄と合流する
太一side
「さて、どこいくか」
ワン子を連れ、前線に来ている
レッドクイーンを片手に倒していると
ピィーーーーーー!
「誰か私を呼んでいるわ!」
ワン子は急に何処かに走っていく
まさかだとは思ったが今でも犬笛で反応するのか
俺はワン子の後を追う
しばらく走っていたらワン子が島と戦っていた
さて俺は
「いく……ぐほあ!?」
大和に切りかかる
「太一!?」
「大和。怪我無いか」
俺が大和の安否を気にしていると
石田が睨みつけながら起き上がる
「戦道太一……貴様が東の武将だったとは!貴様等、西方十勇士の怒りを見よ、ぬああああーーーー!!」
石田の気が大きくなり放出し始める
髪は金髪になり逆立つ
「奥義・光龍覚醒!!!斬新だろう、東の!!!」
「あぁ…髪が金になるなんて見た事がねぇ!!」
大和、驚くところそこじゃないだろ
「西では、女よりも男が強い!ハハハハハ!貴様等、軟弱な東の男共と俺は違うのよ!」
妙な自身で言ってるところ悪いが
「その軟弱な男に右腕で叩きつけられたのはどこの誰だろうな……西軍大将?」
「貴様ぁ…その減らず口を叩けるのは今のうちだ!光龍覚醒した俺に勝てる奴など川神百代ぐらいだ!!あの時、貴様に受けた屈辱はここで晴らす!!」
「へぇ、やってみろよ」
石田は刀を構え、俺はレッドクイーンを背負った状態でエンジンを吹かす
―――その刹那
誰かが工場の垂直に近い壁を、駆け下りてくるのに気づいた
「!?、何やつ!?」
「源義経!推参!!」
ザシュン!!
「ぐはああああああ!!」
石田が振り向いた時には義経に斬られていた
「ぐ……はっ、その名前…お前も…俺や島と同じように、武士の血を引く人間か…」
「違う。義経は武士道プランで生まれた者。血を受け継ぐものにあらず…そのものだ」
「……?それにしても理不尽なまでの強さ…惚れ…る…」
石田は、気を失った
瞬殺とはいえ、石田は少なくとも腕はある
「…ッ太一兄!?」
「義経。久しぶりっておわ!?」
義経が俺に気づいたら駆け寄ってきたら急に抱きついてきた
「どうしてすぐに帰ってこなかったんだ。義経達は心配したんだぞ」
「悪かったよ。兄貴に連れてかれてよ。それよりその格好は?」
「これは川神学園の制服だ」
義経の笑顔で言う
そこに大和が俺に話しかけてきた
「知り合いか太一?」
「あぁ。お前等と会う前からな」
「…でも、俺は彼女のような目立つヤツ知らないんだけど」
「無理もない。義経は、今日から2-Sに編入された」
「……Sクラスなのか」
「そうだ。Sは実力最優先の、選抜クラスだそうだな。弁慶が、義経はやれば出来る子、というので頑張ろうかと」
義経と弁慶はSクラスか
正直エリートとかそういう場所に行く気がない。堅苦しいのは御免だ
俺も兄貴もだが
「覚醒し御大将が、ああもあっさりと…!」
「オジさん、今は勝負の最中よ!スキありーっ!!」
「何、はぐううっ!!」
俺達の会話を他所に
ワン子が一撃を与え、島はガクリと気絶した
「見事な薙刀さばき。義経は感動した!」
「あはは、どうもどうも」
「これぐらい感心した!」
苦笑いのワン子に義経が手をバッ、と横に広げている
何か知らんがワン子に似てるのかな。義経は
「…えーと、ところでどなた?」
「その話は後だ…ともかく、これで勝ったな」
「うん。敵将はすべて倒した。勝ち鬨を高らかにあげよう」
「そうと決まれば…」
俺と義経はワン子を見る
「え、あ、アタシが…勝ち鬨!?」
「その権利がある。義経が保証する」
「義経がそう言ってるんだ。遠慮するなワン子」
「いやははは、て、照れるけど…それじゃあ」
照れながらも大きく息を吸い込み、薙刀を持った手を上に挙げ、勝ち鬨を上げた
「敵将!全て討ち取ったわ――――!!!」
「勝ち鬨をあげろ――――!!!!!」
ワン子が声高らかに勝利宣言をする
それは戦場から東の者達に伝わり、怒号がなった
「フハハハハハ! 皆の者、大義であった!!」
そこへどこからか来たのか
英雄と冬馬が現れた
「おい九鬼英雄。なんなんだ彼女は。2-Sだそうだが」
「武士道プランの申し子か。予定よりも早く投入されたな」
「義経も武士だ。戦と聞いては武士の血が騒いで黙っていられない」
「貴方が義経のクローン…しかしまさか女性だとは」
「義経は義経だ。性別は気にするな」
「ええ、私もどちらでも構いません」
お前の場合、違う意味で言っているだろ冬馬
「太一君。まさか貴方が帰ってきたとは驚きです」
「サプライズって奴だ。どうしてお前等を驚かせたくてな」
「そうだったんですか。ユキが聞いたら驚きますね」
まぁその前に体当たりしてくると思う俺が居るわけだが
「我が友太一よ!帰ってきたか!!」
「よう英雄。相変わらずのテンションだな」
それが元気である事の証拠だし
別にいいか
「それにしても何だ武士道プランって…?」
「明日の朝、テレビを見よ。それが一番てっとり早いわ!」
「これから、よろしく頼む」
義経がぺこりとお辞儀する
「どうも、こちらこそよろしく」
大和も同じようにお辞儀する
「これから、よろしく頼む」
再び義経はお辞儀する
「大事なので義経は2回言ってみた。では、さらば」
義経は、姿を消した
しかしすぐに戻ってきた
「…大変な事に気づいてしまった…」
「どうした?」
「ヘリから投下されたのだが…帰り道が分からない」
「……俺と一緒に帰るか」
「…うん」
しょんぼりしながら頷く義経
俺は大和に俺達が帰った事を秘密にするよう行った後
義経と共に九鬼へ帰った