神と魔獣と仲間たち。   作:唯野アキラ

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主人公、蔵川咲夜(くらかわさくや)17歳、性別(女)は、バイトへ行く途中で、大型トラックに轢かれ死んでしまった。

彼女は神の門【ゴッドゲート】へ転生され、神フォルセティのミスにより、咲夜を死なせてしまったがために、にチャンスを与えられ、オリンポス十二神の1人である、アルテミスの精霊(ヒューリー)と新たな世界へと旅立つのであった。


第2話 ~大いなる生命の森~

すさまじい光と共に転移された、サクヤとヒューリーであったが、転移先はどこか、暗い森の中だった。

 

 

サクヤ『ここがフォルセティ様とアルテミス様が言っていた世界なの、薄気味悪い森ね』

 

ヒューリー『マスターサクヤ、ここは嫌な気配がするので、早くこの森から出ましょう!!』

 

サクヤ『そうね、もしかしたら、魔獣が居るかもしれないし』

 

 

その時すさまじい風の音と共に、サクヤ達の前に人が現れた。

 

 

○○『なんじゃ貴様らは、ワシの森に何のようじゃ』

 

サクヤ『私たちは、まだこの世界の事を知らなくて、転移された場所がここだっただけなの』

 

○○『転移じゃと?その転移とやらで貴様らがワシの森に入ってきたというのか』

 

サクヤ『そういう事よ』

 

○○『信じられぬ、どこから来たというのじゃ』

 

サクヤ『どこって・・・(あそこの名前を知らなかった)』

 

ヒューリー『どなたか存じあげませんが、私たちは、【神の門】と言う所から転移してきました。』

 

ヒューリー『転移先がどこになるかは、聞いていなかったもので、貴方様の森に転移してしまった事をお詫びします。』

 

○○『信じがたいものじゃなぁ、しっかしこの小さい物は言葉を喋れると言うのか、気に入ったぞ』

 

 

ヒューリーは神の門ではサクヤと同じサイズであったが、この世界では小さくなっていた。

魔獣には、妖精は見えるが、人間で妖精を見れる者は限られた数しかいない。

 

 

○○『お前さん、もしかしたら、妖精とやらじゃないか?』

 

ヒューリー『はい、その通りです。』

 

○○『ワシは、何百年もこの森で生きてきたが、妖精を見たのは、これで2回目じゃな』

 

ヒューリー『この世界には、妖精は私しか居ないはずですが・・・、あなたは一体何者なのですか?』

 

エグドラシエル『ワシの名は、エグドラシエル、この大いなる生命の森を守りし番人じゃ!!』

 

エグドラシエル『貴様らはこの森を荒らしに来た人間共じゃぁなさそうだな』

 

サクヤ『はい、私たちは、先ほども言ったように、この世界に来たばかりですから』

 

ヒューリー『マスターの言う通り、この森に関しても、この世界に関しても、知識がないですから』

 

エグドラシエル『そうであったか、驚かせてすまなかったのぉ』

 

エグドラシエル『近頃この森を荒らす人間共がおって、そいつらと勘違いをしてしまったようじゃ』

 

サクヤ『ほっ・・・』

 

ヒューリー『安心しました。』

 

エグドラシエル『この世界に知らんようじゃったら、ワシの使い魔を出して、街まで案内させてやろう』

 

エグドラシエル『ワシが街へ行ったら戦争が起こりかねんからな』

 

サクヤ『ありがとうございます!』

 

エグドラシエル『我が使い魔(ユニコーン)よ、我の前に姿を現せせい!!』

 

 

ユニコーン『ヒヒィーンッ!!』

 

 

エグドラシエル『もう1つ良い事を教えてやろう、この世界にはワシみたいに、喋れる魔獣と、ユニコーンみたいに、喋れない魔獣の2種類が居る事じゃ』

 

エグドラシエル『喋れない魔獣については、気をつける事じゃな』

 

サクヤ『何から何までありがとうございます!』

 

サクヤ『この御恩は忘れません、いつか恩返しに来ます!』

 

エグドラシエル『恩返しなどしなくてよい、ワシはあまり人間が好きではないのじゃからな』

 

ヒューリー『偉大なるエグドラシエル様、頼み事があるのですが・・・』

 

エグドラシエル『なんじゃ妖精』

 

サクヤ『ヒューリーいきなりどうしたの?』

 

ヒューリー『エグドラシエル様、貴方様の背中の苔を少しだけ頂けないでしょうか?』

 

エグドラシエル『そんなもん勝手に取って持っていけぇい、聞くまでもないわ』

 

サクヤ『ヒューリー苔なんて何に使うのよ』

 

ヒューリー『こうして使うのです、マスター・・・』

 

エグドラシエル『まさか、貴様、そんな事に使うために、ワシの苔を・・・』

 

サクヤ『え・・・え?!?!』

 

 

サクヤは何が何だか、分からない様子であった。

 

 

エグドラシエル『許さん、今すぐ止めてやる!!!』

 

 

エグドラシエルは焦った様子でヒューリーを止めようとした。

 

 

ヒューリー『ゴクッ』

 

 

ヒューリーはエグドラシエルの苔を食べ、飲み込んでしまった。

 

 

ヒューリー『やっと私の夢が叶いましたよ、マスターサクヤ!!』

 

 

ヒューリーの体内から、もの凄い光を放ち、辺り一面が光った。

 

 

サクヤ『え・・・、これってどういう事・・・』

 

エグドラシエル『もう手遅れじゃ・・・』

 

ヒューリー『マスターサクヤ、貴方の旅にお付き合いできて良かった。』

 

 

サクヤは驚く様子でヒューリーの姿を見ていたが、エグドラシエルは飽きれた表情で、ヒューリーの顔をじっと睨んでいた。




【エグドラシエル】の姿は、山のように大きく、背中には大きな樹が何本も生えている。
その姿は亀の甲羅に森ができているような姿であった。
年齢は不明である。

【ユニコーン】
体毛は緑色をしており、角が生えた馬の魔獣である。
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