彼女は神の門【ゴッドゲート】へ転生され、神フォルセティのミスにより、咲夜を死なせてしまったがために、にチャンスを与えられ、オリンポス十二神の1人である、アルテミスの精霊(ヒューリー)と新たな世界へと旅立つのであった。
すさまじい光と共に転移された、サクヤとヒューリーであったが、転移先はどこか、暗い森の中だった。
サクヤ『ここがフォルセティ様とアルテミス様が言っていた世界なの、薄気味悪い森ね』
ヒューリー『マスターサクヤ、ここは嫌な気配がするので、早くこの森から出ましょう!!』
サクヤ『そうね、もしかしたら、魔獣が居るかもしれないし』
その時すさまじい風の音と共に、サクヤ達の前に人が現れた。
○○『なんじゃ貴様らは、ワシの森に何のようじゃ』
サクヤ『私たちは、まだこの世界の事を知らなくて、転移された場所がここだっただけなの』
○○『転移じゃと?その転移とやらで貴様らがワシの森に入ってきたというのか』
サクヤ『そういう事よ』
○○『信じられぬ、どこから来たというのじゃ』
サクヤ『どこって・・・(あそこの名前を知らなかった)』
ヒューリー『どなたか存じあげませんが、私たちは、【神の門】と言う所から転移してきました。』
ヒューリー『転移先がどこになるかは、聞いていなかったもので、貴方様の森に転移してしまった事をお詫びします。』
○○『信じがたいものじゃなぁ、しっかしこの小さい物は言葉を喋れると言うのか、気に入ったぞ』
ヒューリーは神の門ではサクヤと同じサイズであったが、この世界では小さくなっていた。
魔獣には、妖精は見えるが、人間で妖精を見れる者は限られた数しかいない。
○○『お前さん、もしかしたら、妖精とやらじゃないか?』
ヒューリー『はい、その通りです。』
○○『ワシは、何百年もこの森で生きてきたが、妖精を見たのは、これで2回目じゃな』
ヒューリー『この世界には、妖精は私しか居ないはずですが・・・、あなたは一体何者なのですか?』
エグドラシエル『ワシの名は、エグドラシエル、この大いなる生命の森を守りし番人じゃ!!』
エグドラシエル『貴様らはこの森を荒らしに来た人間共じゃぁなさそうだな』
サクヤ『はい、私たちは、先ほども言ったように、この世界に来たばかりですから』
ヒューリー『マスターの言う通り、この森に関しても、この世界に関しても、知識がないですから』
エグドラシエル『そうであったか、驚かせてすまなかったのぉ』
エグドラシエル『近頃この森を荒らす人間共がおって、そいつらと勘違いをしてしまったようじゃ』
サクヤ『ほっ・・・』
ヒューリー『安心しました。』
エグドラシエル『この世界に知らんようじゃったら、ワシの使い魔を出して、街まで案内させてやろう』
エグドラシエル『ワシが街へ行ったら戦争が起こりかねんからな』
サクヤ『ありがとうございます!』
エグドラシエル『我が使い魔(ユニコーン)よ、我の前に姿を現せせい!!』
ユニコーン『ヒヒィーンッ!!』
エグドラシエル『もう1つ良い事を教えてやろう、この世界にはワシみたいに、喋れる魔獣と、ユニコーンみたいに、喋れない魔獣の2種類が居る事じゃ』
エグドラシエル『喋れない魔獣については、気をつける事じゃな』
サクヤ『何から何までありがとうございます!』
サクヤ『この御恩は忘れません、いつか恩返しに来ます!』
エグドラシエル『恩返しなどしなくてよい、ワシはあまり人間が好きではないのじゃからな』
ヒューリー『偉大なるエグドラシエル様、頼み事があるのですが・・・』
エグドラシエル『なんじゃ妖精』
サクヤ『ヒューリーいきなりどうしたの?』
ヒューリー『エグドラシエル様、貴方様の背中の苔を少しだけ頂けないでしょうか?』
エグドラシエル『そんなもん勝手に取って持っていけぇい、聞くまでもないわ』
サクヤ『ヒューリー苔なんて何に使うのよ』
ヒューリー『こうして使うのです、マスター・・・』
エグドラシエル『まさか、貴様、そんな事に使うために、ワシの苔を・・・』
サクヤ『え・・・え?!?!』
サクヤは何が何だか、分からない様子であった。
エグドラシエル『許さん、今すぐ止めてやる!!!』
エグドラシエルは焦った様子でヒューリーを止めようとした。
ヒューリー『ゴクッ』
ヒューリーはエグドラシエルの苔を食べ、飲み込んでしまった。
ヒューリー『やっと私の夢が叶いましたよ、マスターサクヤ!!』
ヒューリーの体内から、もの凄い光を放ち、辺り一面が光った。
サクヤ『え・・・、これってどういう事・・・』
エグドラシエル『もう手遅れじゃ・・・』
ヒューリー『マスターサクヤ、貴方の旅にお付き合いできて良かった。』
サクヤは驚く様子でヒューリーの姿を見ていたが、エグドラシエルは飽きれた表情で、ヒューリーの顔をじっと睨んでいた。
【エグドラシエル】の姿は、山のように大きく、背中には大きな樹が何本も生えている。
その姿は亀の甲羅に森ができているような姿であった。
年齢は不明である。
【ユニコーン】
体毛は緑色をしており、角が生えた馬の魔獣である。