だが、そこに待ち受けていたのは、魔獣、エグドラシエルであった。
エグドラシエルがサクヤ達を森を荒らしにきた冒険者たちと勘違いしていたが、サクヤ、ヒューリーの説明により、誤解は解けた。
そして、ヒューリーはエグドラシエルに背中に生えている苔をもらったが、それを飲み込んだヒューリーは・・・
なんと、ヒューリーは小さな妖精から、エルフへと変化をとげ、
その姿に、サクヤは驚き、エグドラシエルは飽きれた表情であった。
ヒューリー『マスター、そしてエグドラシエル殿、私をお許しください。』
ヒューリー『私の脳はアルテミス様とリンクしており、アルテミス様の知識は、私の頭にも入ってくるのです。』
ヒューリー『私は、過去にアルテミス様が見た、【四獣王の書】の中で、【ユグドラシエル大地を司る四獣王】だと知っていました。』
ヒューリー『その背中に生えている苔のDNAは、エルフ族のDNAとほぼ一致しており、もしやと思いこのような行動をとりました。』
エグドラシエル『貴様それを知っておったのか、この世界の冒険者たちはそれ欲しさに、この森を荒らし、ワシが痛い目にあわしておるのじゃ』
エグドラシエル『まぁ良い、今回だけは気に食わぬが許してやろう、さっさとユニコーンに乗って街へ行け』
サクヤ『エグドラシエル様、仲間が失礼な事をしました・・・』
エグドラシエル『過ぎた事はもう良い、はよう行け!』
ヒューリー『マスター、エグドラシエル様すみません。』
サクヤ『その見た目でヒューリーって名前じゃあれだし、この世界ではヒユリって名前を使ってみない?』
ヒユリ『ヒユリ!良き名ですね、そうしましょう!』
サクヤ『だから、マスターって言うのはなしね!、サクヤで良いから、仲良くやろう!』
エグドラシエル『話が長いやつらじゃ・・・(心の声』
エグドラシエル『話忘れておったが、さっきヒユリが申した、四獣王の事じゃが、これもこの世界ではあまり話さぬ方が身のためという事と、他の四獣王には気をつけろ、ワシみたいに優しくはない。』
エグドラシエル『また会う機会があっても次は、この世界の冒険者とみなし、ワシも容赦せぬからな!』
サクヤ『ありがとうございました。色々とお世話になりました。』
サクヤとヒユリは、ユニコーンにまたがり、エグドラシエルとの別れを告げた。
サクヤ『にしても、ヒユリが魔獣になっちゃうのかと思ってビックリしたよ~』
ヒユリ『私は、魔獣にはなり下がりませんので、ご安心を』
ヒユリ『そして、私は新たに職業が変わり案内人から、アーチャーに変わりました。』
サクヤ『って、ヒユリは案内人だったの?!?!』
ヒユリ『マスターアルテミス様から、そう命じられていたので』
驚きながら笑うサクヤであった。
ヒユリ『サクヤ、この森で、私の武器の素材を集めたいと思っているのですが、よろしいですか?』
サクヤ『旅は始まったばかりだし、寄り道も全然OKよ!』
ヒユリ『ユニコーン殿、この辺に硬くて丈夫な木があるところまで案内してはいただけぬか?』
ユニコーン『何を作るつもりですか?』
ヒユリ『弓矢を作りたいので、それに合う素材が集まる所まで案内してもらいたいのですが・・・』
サクヤ『え・・・、ヒユリ何で1人でユニコーンと話してるの?』
ヒユリ『エルフ族には魔獣と話せる力があるので、それが反映されたのでしょう』
サクヤ『へぇ・・・(驚き』
ユニコーン『ならば、森で探すよりも、ドワーフ族に聞いた方が早いでしょう』
ユニコーン『ですが、くれぐれも、失礼の無いように気をつけていただきたい、ドワーフ族は怒りの沸点が低いですから』
ヒユリ『そうですね、サクヤ、くれぐれも、普通の人間とエルフを装いましょう』
サクヤ『何が起こるかも分からないから、そうしよう!』
ヒユリ『気をつけて行きましょう!』
ユニコーン『私の知り合いのドワーフ族が1人居るので、交渉はしてみます。』
ヒユリ『ユニコーンどの、ありがとう!』
サクヤ『ユニコーンがどうしたの?』
ヒユリ『ドワーフ族の中に1人知り合いが居るので、交渉してくれるみたいです!』
サクヤ『なんとかなりそうで良かったぁ!、じゃあユニコーン、そこまで案内よろしくね!』
ユニコーンはうなずいた。
こうして、サクヤ、エルフになったヒューリー、ヒユリは、ユニコーンの背中にまたがり、ドワーフの村へと向かった。
ヒューリーはエグドラシエルの苔を食べる事により、妖精から、エルフへと変化を解けた。
サクヤの名案で、この世界ではヒューリーではなく、ヒユリと名乗るようにした。
こうしてサクヤ達は、エグドラシエルに別れを告げ、ヒユリの装備を集めるために、ドワーフの村へと寄り道をするのであった。
【ヒユリ】
種族:エルフ
職業:アーチャー
武器:無し
防具:エルフ族の服