神と魔獣と仲間たち。   作:唯野アキラ

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エグドラシエルに別れを告げたサクヤ達は、ヒユリの装備を集めるために、ユニコーンに案内され、ドワーフの村へと向かうのであった。


そこで待ち構えていたドワーフ達は、サクヤ達に警戒心を抱いていたが。。。


第4話 ~ドワーフの村~

ユニコーンは、颯爽と森の中を駆け抜け、見えてきたのは、小さな村であった。

 

 

 

ユニコーン『ヒユリ、ここがドワーフの村です。』

 

 

 

ヒユリがサクヤにここがドワーフの村だと伝えた。

 

 

 

サクヤ『へぇ、ここがドワーフの村なんだぁ~!でも思ってたより小さな村なのね~』

 

 

ヒユリ『サクヤ、大樹を見てください!』

 

 

サクヤ『あれって・・・もしかして家?!?!』

 

 

ヒユリ『そうなのです。ドワーフ族は、あまり地面には家を作らず、大樹や、地中などに家を作り、そこで生活する種族なのです。』

 

 

サクヤ『上見てびっくりしたよ~!』

 

 

ヒユリ『知識としてはありましたが、私もドワーフ族の村を訪れたのは初めてなので、とても興味深いです。』

 

 

サクヤ達は、ドワーフの村へ足を入れようとしたその時、シュッと矢が飛んできた。

 

 

○○『おんまえらはどこぞのもんじゃぇ~、そこにおるのはユニコーンじゃながぁな』

 

 

ユニコーン『会うのは何年ぶりになられましたか、【ドワーフ族の長】、ドラフ様』

 

 

ドラフ『ひっさびさじゃなぁ、しっかしそこの侵入者2人はどこぞのもんじゃがぇ』

 

 

ユニコーン『この方達は怪しい者ではありません、私とエグドラシエル様が保証します。』

 

 

ドラフ『こりゃぁおどれぇたがや、あんのエグドラシエルが認めたんがぁ』

 

 

ユニコーン『サクヤ殿、あいさつを!』

 

 

サクヤ『私はサクヤ、ドラフさんよろしくね!』

 

 

ヒユリ『エルフ族のヒユリと申します。』

 

 

ドラフ『エルフとはめんずらしぃ客が来たもんじゃがぁ』

 

 

ヒユリ『そんなにエルフが珍しいのですか?』

 

 

ドラフ『そんりゃぁもう、エルフ族は姿を世に見せないもんでなぁ、100年に1度訪れるか訪れないもんじゃがぁな』

 

 

ヒユリ『そうなのですね・・・、実は私エルフではなく、ようせ・・・』

 

 

ユニコーン『ゴホゴホッ、これは失礼しました。ドラフ様お願いがあるのですが、ヒユリ殿の装備を作っていただきたく、やってきました。』

 

 

 

ユニコーンはヒユリが妖精だということを隠そうとし、本題に入ろうとした。

 

 

 

ドラフ『そんがぁ、武器、防具なら、ドワーフ族の力みしたるがぁ』

 

 

ドラフ『ヒユリ言うたが?どんな装備が欲しいんじゃぁ』

 

 

ヒユリ『職業がアーチャーなので、弓矢、そして軽い防具があれば幸いです。』

 

 

ドラフ『おし、ドワーフ族に作れんもなぁ~ねぇげさ、待っととくれ』

 

 

 

ドラフが村の中央にある鐘を鳴らした。

 

 

 

ドラフ『おぉい酒飲んどる暇じゃなくなったじゃがぁ、おんまえら手伝えい!!』

 

 

 

ドラフの鳴らした鐘と同時に、大勢の大型ドワーフが現れた。』

 

 

 

○○『よんだか~!鐘がなったっちゅうこっちゃ仕事だな!』

 

 

ドラフ『そうじゃがぁ、頑丈な弓矢と、アスチウルメイルを作ってさしあげぇいガラフ!』

 

 

ガラフ『鍛冶職人の力を見したるわぁ!』

 

 

サクヤ『ドラフさんは小さくいかにもドワーフって感じだけど、ガラフさんは、大きくて筋肉がすごいのね!』

 

 

ドラフ『少女よ、良い所に気ずいたじゃがぁ、ドワーフ族ってのは、仕事が決まっておっててな、酒造、鍛冶、大工って決まってんじゃ、その仕事によって体格も変わるんじゃげぇの』

 

 

サクヤ『それで体格も変わるんだぁ、すごい!』

 

 

ドラフ『人間に褒められるなんて初めてじゃがぁな、恥ずかしいが』

 

 

ガラフ『村長照れてないで、素材は何でも良いのですか?』

 

 

ドラフ『エグドラシエル様の知り合いじゃがぁ、素材にこだわらねぇで何ができるんじゃぁ!』

 

 

ガラフ『そうしたら、ユニコーン殿からいただいたエグボクトの木で弓矢を制作しましょう。モラフ、お前の店には、アスチウル鉱石はあるか?』

 

 

モラフ『アスチウル鉱石は、40個ほどあります』

 

 

ガラフ『40あれば余裕やな、おっしゃ造ったるから待っててな姉ちゃん』

 

 

ドラフ『そういうことじゃが、少しの間暇になろうじゃが、モラフ、この2人をお前の酒場へ案内させ~』

 

 

モラフ『分かりました村長!、サクヤさん、ヒユリさん、私はモラフ、ドワーフの村で、酒屋を経営してます!』

 

 

サクヤ『私まだ未成年だから、お酒は・・・』

 

 

モラフ『サクヤさん、失礼ですが、歳はおいくつですか?』

 

 

サクヤ『私はまだ17歳なの』

 

 

モラフ『なんだぁ冗談ですか~、成人してるじゃないですか!』

 

 

 

この世界では、16歳で成人の儀式が行われる。

 

 

 

サクヤ『あ、あぁ、そうね、変な冗談言ってごめんなさい!』

 

 

モラフ『では酒場へ案内します!ヒユリさんも成人してますよね?』

 

 

ヒユリ『イエス、私も成人してます。』

 

 

モラフ『ではこちらへ』

 

 

 

そこには大きな樽でできた、BARがあり、ホップの香りが店中に広がり、ビール工場なのかBARなのか分からないほど面白い光景であった。

 

 

サクヤ『ここがドワーフ族のBARなのね!とっても良い香りがするわ!』

 

 

ヒユリ『この香りが癖になりそうですマスター』

 

 

モラフ『お2人様は、ビールは初めてですか?』

 

 

サクヤ、ヒユリ『はい!』

 

 

モラフ『では、ぜひ、うちのホワイトビールのバニラ風味を飲んでみてください!』

 

 

サクヤ『じゃあそれ2つね!ヒユリ飲もうよ!』

 

 

ヒユリ『はい!』

 

 

 

こうして、サクヤとヒユリはドワーフの村に到着し、武器を作ってもらっている間に、ドワーフ族の産物を楽しむのであった。

 

 

 

サクヤ『いやぁ~モラフさん美味しいお料理もあるのね!ビールも初めて飲んだけど、美味しかったぁ~!ヒユリもそう思うよね?』

 

 

ヒユリ『イエスマスター、でも、私はお酒に弱いみたいでフラフラしてます~』

 

 

ガラフ『そんなくつろいでるお嬢ちゃん達には悪いけど、ほれできたぞ!』

 

 

ヒユリ『ふへぇ、こんなに早くできるんですね!』

 

 

ガラフ『当たり前やわ、わしらの力合わせればこんなもんよ!』

 

 

ガラフ『ヒユリ見ててな、この弓をだな』

 

 

 

ガラフは突然弓を大金づちで叩いた、しかし傷1つなかった。

 

 

 

ガラフ『どうや、これがドワーフ族お手製の弓矢だ!』

 

 

ヒユリ『すごいです!すごいです!』

 

 

ガラフ『まぁ名前を付けるなら、エグリアスボウって所だな!ユニコーンがエグドラシエル様の木を少しいただいてきたから、この強度ってことよ!アスチウルメイルも装備してみや』

 

 

ヒユリ『ものすごく軽いです!』

 

 

 

ガラフはいきなりヒユリ目がけて大金づちで力いっぱい叩いた。

 

 

 

ヒユリ『あれ、全然痛くないです、ドワーフ族のみなさんは本当に素晴らしいです!』

 

 

サクヤ『ヒユリ良かったね!すごい武器と防具が手に入ったじゃない!これで後は街に戻るだけだね!』

 

 

ドラフ『じゃが、戻る前にこれだけは守ってほしいんじゃがぁ、エグドラシエル様の事、わしらに会った事、その武器、防具についての質問には答えてはならないがぁ』

 

 

サクヤ『わかりました!本当にお世話になりました!』

 

 

ドラフ『気をつけてなぁや!』

 

 

サクヤ『これでやっと街に行けるね!』

 

 

ヒユリ『イエスマスター!』

 

 

ユニコーン『では私の背に』

 

 

サクヤ『ドラフさ~ん、ガラフさ~ん、モラフさ~んありがとね~!』

 

 

 

ドワーフ族は笑って手を振って、別れを告げた。

 

 

 

ユニコーン『街まではもう少々です。』

 

 

ヒユリ『そうですか、ユニコーン殿もありがとうございました。』

 

 

サクヤ『後少しでユニコーンともお別れかぁ、悲しいなぁ~』

 

 

ユニコーン『?!?!、ヒユリ殿が言ってないのになぜ分かったのですか?!?!』

 

 

サクヤ『あれ、私もしかしてユニコーンの声聞こえちゃってる?!?!』

 

 

ヒユリ『そうみたいですね!』

 

 

サクヤ『これで、お別れのあいさつもちゃんとできるね!』

 

 

 

サクヤの中で新たなる能力が解放された。

ドワーフ村を出て30分くらい経ち、丘の上からは、街が見えた。

 

 

 

サクヤ『あれが街なのね!、わくわくしてくる~!』

 

 

ヒユリ『あまり気を抜かないでくださいマスター』

 

 

ユニコーン『では2人共お元気で、また会う事があればお力になります。』

 

 

サクヤ『ユニコーンもここまでの旅の案内ありがとう!絶対また会おうね!』

 

 

 

大きな風が吹き荒れ、ユニコーンの姿はなくなった。

ヒユリはドワーフ村で新なる武器エグリアスボウと、防具アスチウルメイルを手に入れ、2人は街へと向かうのであった。

 




【ドワーフの村】
ドワーフ達はあまり、地面を好まず、大樹、地面の中に家を作る事が多い。
モラフのBARは半地面の中である
【ドラフ】
ドワーフ村の長でありながら、大工もやっている。
【ガラフ】
ドワーフ村1の鍛冶職人
【モラフ】
ドワーフ村のBARを経営している、才能もあり、そのビールのおいしさは、森中に広まっている。

【ヒユリ】
種族:エルフ
職業:アーチャー
武器:エグリアスボウ
防具:アスチウルメイル
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