そこで待ち構えていたドワーフ達は、サクヤ達に警戒心を抱いていたが。。。
ユニコーンは、颯爽と森の中を駆け抜け、見えてきたのは、小さな村であった。
ユニコーン『ヒユリ、ここがドワーフの村です。』
ヒユリがサクヤにここがドワーフの村だと伝えた。
サクヤ『へぇ、ここがドワーフの村なんだぁ~!でも思ってたより小さな村なのね~』
ヒユリ『サクヤ、大樹を見てください!』
サクヤ『あれって・・・もしかして家?!?!』
ヒユリ『そうなのです。ドワーフ族は、あまり地面には家を作らず、大樹や、地中などに家を作り、そこで生活する種族なのです。』
サクヤ『上見てびっくりしたよ~!』
ヒユリ『知識としてはありましたが、私もドワーフ族の村を訪れたのは初めてなので、とても興味深いです。』
サクヤ達は、ドワーフの村へ足を入れようとしたその時、シュッと矢が飛んできた。
○○『おんまえらはどこぞのもんじゃぇ~、そこにおるのはユニコーンじゃながぁな』
ユニコーン『会うのは何年ぶりになられましたか、【ドワーフ族の長】、ドラフ様』
ドラフ『ひっさびさじゃなぁ、しっかしそこの侵入者2人はどこぞのもんじゃがぇ』
ユニコーン『この方達は怪しい者ではありません、私とエグドラシエル様が保証します。』
ドラフ『こりゃぁおどれぇたがや、あんのエグドラシエルが認めたんがぁ』
ユニコーン『サクヤ殿、あいさつを!』
サクヤ『私はサクヤ、ドラフさんよろしくね!』
ヒユリ『エルフ族のヒユリと申します。』
ドラフ『エルフとはめんずらしぃ客が来たもんじゃがぁ』
ヒユリ『そんなにエルフが珍しいのですか?』
ドラフ『そんりゃぁもう、エルフ族は姿を世に見せないもんでなぁ、100年に1度訪れるか訪れないもんじゃがぁな』
ヒユリ『そうなのですね・・・、実は私エルフではなく、ようせ・・・』
ユニコーン『ゴホゴホッ、これは失礼しました。ドラフ様お願いがあるのですが、ヒユリ殿の装備を作っていただきたく、やってきました。』
ユニコーンはヒユリが妖精だということを隠そうとし、本題に入ろうとした。
ドラフ『そんがぁ、武器、防具なら、ドワーフ族の力みしたるがぁ』
ドラフ『ヒユリ言うたが?どんな装備が欲しいんじゃぁ』
ヒユリ『職業がアーチャーなので、弓矢、そして軽い防具があれば幸いです。』
ドラフ『おし、ドワーフ族に作れんもなぁ~ねぇげさ、待っととくれ』
ドラフが村の中央にある鐘を鳴らした。
ドラフ『おぉい酒飲んどる暇じゃなくなったじゃがぁ、おんまえら手伝えい!!』
ドラフの鳴らした鐘と同時に、大勢の大型ドワーフが現れた。』
○○『よんだか~!鐘がなったっちゅうこっちゃ仕事だな!』
ドラフ『そうじゃがぁ、頑丈な弓矢と、アスチウルメイルを作ってさしあげぇいガラフ!』
ガラフ『鍛冶職人の力を見したるわぁ!』
サクヤ『ドラフさんは小さくいかにもドワーフって感じだけど、ガラフさんは、大きくて筋肉がすごいのね!』
ドラフ『少女よ、良い所に気ずいたじゃがぁ、ドワーフ族ってのは、仕事が決まっておっててな、酒造、鍛冶、大工って決まってんじゃ、その仕事によって体格も変わるんじゃげぇの』
サクヤ『それで体格も変わるんだぁ、すごい!』
ドラフ『人間に褒められるなんて初めてじゃがぁな、恥ずかしいが』
ガラフ『村長照れてないで、素材は何でも良いのですか?』
ドラフ『エグドラシエル様の知り合いじゃがぁ、素材にこだわらねぇで何ができるんじゃぁ!』
ガラフ『そうしたら、ユニコーン殿からいただいたエグボクトの木で弓矢を制作しましょう。モラフ、お前の店には、アスチウル鉱石はあるか?』
モラフ『アスチウル鉱石は、40個ほどあります』
ガラフ『40あれば余裕やな、おっしゃ造ったるから待っててな姉ちゃん』
ドラフ『そういうことじゃが、少しの間暇になろうじゃが、モラフ、この2人をお前の酒場へ案内させ~』
モラフ『分かりました村長!、サクヤさん、ヒユリさん、私はモラフ、ドワーフの村で、酒屋を経営してます!』
サクヤ『私まだ未成年だから、お酒は・・・』
モラフ『サクヤさん、失礼ですが、歳はおいくつですか?』
サクヤ『私はまだ17歳なの』
モラフ『なんだぁ冗談ですか~、成人してるじゃないですか!』
この世界では、16歳で成人の儀式が行われる。
サクヤ『あ、あぁ、そうね、変な冗談言ってごめんなさい!』
モラフ『では酒場へ案内します!ヒユリさんも成人してますよね?』
ヒユリ『イエス、私も成人してます。』
モラフ『ではこちらへ』
そこには大きな樽でできた、BARがあり、ホップの香りが店中に広がり、ビール工場なのかBARなのか分からないほど面白い光景であった。
サクヤ『ここがドワーフ族のBARなのね!とっても良い香りがするわ!』
ヒユリ『この香りが癖になりそうですマスター』
モラフ『お2人様は、ビールは初めてですか?』
サクヤ、ヒユリ『はい!』
モラフ『では、ぜひ、うちのホワイトビールのバニラ風味を飲んでみてください!』
サクヤ『じゃあそれ2つね!ヒユリ飲もうよ!』
ヒユリ『はい!』
こうして、サクヤとヒユリはドワーフの村に到着し、武器を作ってもらっている間に、ドワーフ族の産物を楽しむのであった。
サクヤ『いやぁ~モラフさん美味しいお料理もあるのね!ビールも初めて飲んだけど、美味しかったぁ~!ヒユリもそう思うよね?』
ヒユリ『イエスマスター、でも、私はお酒に弱いみたいでフラフラしてます~』
ガラフ『そんなくつろいでるお嬢ちゃん達には悪いけど、ほれできたぞ!』
ヒユリ『ふへぇ、こんなに早くできるんですね!』
ガラフ『当たり前やわ、わしらの力合わせればこんなもんよ!』
ガラフ『ヒユリ見ててな、この弓をだな』
ガラフは突然弓を大金づちで叩いた、しかし傷1つなかった。
ガラフ『どうや、これがドワーフ族お手製の弓矢だ!』
ヒユリ『すごいです!すごいです!』
ガラフ『まぁ名前を付けるなら、エグリアスボウって所だな!ユニコーンがエグドラシエル様の木を少しいただいてきたから、この強度ってことよ!アスチウルメイルも装備してみや』
ヒユリ『ものすごく軽いです!』
ガラフはいきなりヒユリ目がけて大金づちで力いっぱい叩いた。
ヒユリ『あれ、全然痛くないです、ドワーフ族のみなさんは本当に素晴らしいです!』
サクヤ『ヒユリ良かったね!すごい武器と防具が手に入ったじゃない!これで後は街に戻るだけだね!』
ドラフ『じゃが、戻る前にこれだけは守ってほしいんじゃがぁ、エグドラシエル様の事、わしらに会った事、その武器、防具についての質問には答えてはならないがぁ』
サクヤ『わかりました!本当にお世話になりました!』
ドラフ『気をつけてなぁや!』
サクヤ『これでやっと街に行けるね!』
ヒユリ『イエスマスター!』
ユニコーン『では私の背に』
サクヤ『ドラフさ~ん、ガラフさ~ん、モラフさ~んありがとね~!』
ドワーフ族は笑って手を振って、別れを告げた。
ユニコーン『街まではもう少々です。』
ヒユリ『そうですか、ユニコーン殿もありがとうございました。』
サクヤ『後少しでユニコーンともお別れかぁ、悲しいなぁ~』
ユニコーン『?!?!、ヒユリ殿が言ってないのになぜ分かったのですか?!?!』
サクヤ『あれ、私もしかしてユニコーンの声聞こえちゃってる?!?!』
ヒユリ『そうみたいですね!』
サクヤ『これで、お別れのあいさつもちゃんとできるね!』
サクヤの中で新たなる能力が解放された。
ドワーフ村を出て30分くらい経ち、丘の上からは、街が見えた。
サクヤ『あれが街なのね!、わくわくしてくる~!』
ヒユリ『あまり気を抜かないでくださいマスター』
ユニコーン『では2人共お元気で、また会う事があればお力になります。』
サクヤ『ユニコーンもここまでの旅の案内ありがとう!絶対また会おうね!』
大きな風が吹き荒れ、ユニコーンの姿はなくなった。
ヒユリはドワーフ村で新なる武器エグリアスボウと、防具アスチウルメイルを手に入れ、2人は街へと向かうのであった。
【ドワーフの村】
ドワーフ達はあまり、地面を好まず、大樹、地面の中に家を作る事が多い。
モラフのBARは半地面の中である
【ドラフ】
ドワーフ村の長でありながら、大工もやっている。
【ガラフ】
ドワーフ村1の鍛冶職人
【モラフ】
ドワーフ村のBARを経営している、才能もあり、そのビールのおいしさは、森中に広まっている。
【ヒユリ】
種族:エルフ
職業:アーチャー
武器:エグリアスボウ
防具:アスチウルメイル