神と魔獣と仲間たち。   作:唯野アキラ

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サクヤ達はドワーフの村で、ヒユリの武器や防具を作ってもらい、ドワーフの村をあとにした。

そしてユニコーンの案内により、無事、始まりの街へとやってきた。

始まりの街へついたサクヤ達はクエストを受けるためにBARへ行く事に決め、そこで試験を受ける事になるのであった。


第5話 ~始まりの街~

サクヤ『やっと街についたわ~! 丘の上からだと結構小さく見えたけど、近づくと大きな街ね!』

 

 

ヒユリ『ここは、始まりの街と言い、冒険者はここから旅立つとされています、マスター』

 

 

サクヤ『へぇ、そうなんだ! にしても、ヒユリのマスター癖は直らないのね(笑)』

 

 

ヒユリ『私にとってマスターは、アルテミス様同様なのです。』

 

 

サクヤ『まぁいいわ!街で散歩しましょ!』

 

 

ヒユリ『ドワーフ村のBARとは違いますが、この村にもあると思うので、BARへ行ってみるのはどうでしょう?』

 

 

サクヤ『良いわね!またビール飲めちゃう!』

 

 

ヒユリ『私たちはまだ硬貨が無いので、何にも買えないかと・・・』

 

 

サクヤ『そういえばそうだった・・・、ドワーフ村では、エグドラシエル様の恩恵を受けたようなもんだったもんね』

 

 

ヒユリ『街のBARではクエストを受けれるので、それでお金を稼ぐのはどうでしょう?マスター』

 

 

サクヤ『じゃあ、そうしましょ!いざBARへ!』

 

 

 

ここは街の中心街にあるBARであり、初心者から、中級者の者が集まりクエストを受注して、クリア報酬として、硬貨(ベル)、素材、アイテムなどを貰える事ができる。

 

 

ドワーフ村では、ドワーフ族にしか受注できないクエストがあったため、サクヤ達はクエストの存在は知っていたが、受けれなかった。

 

 

そして、クエストを受けるには、【人間性】(ステータス)と呼ばれる物があり、力量、体力、魔力、敏捷、が必要とされ、その4つのパラメータを超えていれば、どのクエストも受ける事が可能である。

 

 

サクヤ達がBARの扉を開けると、そこには数十人も集まっており、ドワーフ村との違いがはっきり分かった。

 

 

 

サクヤ『へぇ、ここが街のBARなんだぁ!!』

 

 

○○『いらっしゃ~い、お客さん初めてのお顔ですね』とほほ笑む

 

 

サクヤ『はい、私たちは冒険者なのですが、BARでクエストを受けようと思ってきました!!』

 

 

○○『はぁ?こんなチビがクエスト受けにきただってよ、腹がよじれちまうわぁ』と笑う男が居た。

 

 

○○『まぁまぁ、ここは始まりの街、誰でもクエストは受けれるから心配ないわよ!』

 

 

シェリアス『私はここ(BAR)の店長シェリアスよ、よろしくね』とほほ笑み、店長はいつも笑顔で有名である。

 

 

サクヤ『私はサクヤ!で、隣に居るのがヒユリって言って私のパートナーなの!よろしくお願いします!』

 

 

ヒユリ『シェリアス殿よろしくお願いします。』

 

 

シェリアス『で、こっちのうるさいのは、ほら自分で挨拶しなさい』

 

 

サクヤ『うぅ・・・』少し怖い表情である。

 

 

ガジェス『ちっしょうがねぇな、俺はガジェス、ランクで言うなら中の上って所だな、この街ではこの名を知ないやつはいねぇくらいだ!』と自慢げに自己紹介をした。

 

 

サクヤ『ガ、ガジェスさんも、よろしくお願いします!』

 

 

ガジェス『こんな低ランクのやつに挨拶なんて普通はしねぇからな、シェリアスさんの頼みだからしただけだ!』

 

 

サクヤ『す、すいません・・・』

 

 

シェリアス『サクヤちゃん大丈夫よ、ガジェスはいつもの事だから』

 

 

シェリアス『自分よりランクの下の子達には厳しいのよ、許してあげてね』

 

 

サクヤ『べ、別に怒ってないですよ、逆に怖いというか・・・』

 

 

ガジェス『あぁん??』

 

 

サクヤ『ひぃ~』

 

 

シェリアス『サクヤちゃんそろそろ本題に入ろうかしら、まだあなたたちの【人間性】を見てなかったわね』

 

 

サクヤ『【人間性】??』

 

 

シェリアス『そうなの、冒険者たちには人それぞれの【人間性】があって、それを超えないと受けれないクエストもあるのよ、だから【人間性】を試す試験をやりたいから、BARの奥の試験会場へいらっしゃい』

 

 

サクヤ『そうなんですね!ヒユリ試験だって!楽しみじゃない?』

 

 

ヒユリ『私は、試験というのは初めてなものでよく分かりませんが、とにかくやってみましょう』

 

 

シェリアス『では行きましょうか、ガジェス、貴方も暇ならこの娘達の【人間性】でも見にくると良いわよ、きっと面白い展開が待っているかもしれないわ』

 

 

ガジェス『まぁ、暇だし見に行ってやるよ、さぁ、ドS嬢の裏の顔が見れるぞ小娘!』

 

 

サクヤ『ドS嬢??』

 

 

シェリアス『は~いサクヤちゃんそんな事は気にしないの~』

 

 

 

BARの奥にはデカい扉その扉の向こう側は試験会場となっていた。

試験会場は異次元であるため、どんなに物が破壊されても、元に戻せる事ができる。

 

 

ここでは、見習い冒険者が【人間性】をパラメータに表すために作られた、試験会場である。

 

 

 

シェリアス『ここが試験会場よ、にしてもさっきから気になるけど、サクヤちゃんが持ってる剣は凄そうね、私でも見たことがないわ、サクヤちゃんそれ扱えるのかしら?』

 

 

サクヤ(ゼノヴァブレードをフォルセティ様からいただいたなんて口が裂けても言えない)心の声

 

 

サクヤ『ある知り合いの人から貰った大切な剣なの』

 

シェリアス『大事にすると良いわよ!多分その剣は一生お付き合いする事になると思うわ』

 

 

シェリアス『サクヤちゃんその恰好からしてナイトなのね、ヒユリちゃんは・・・あれ、耳長くない?!?!』

 

 

ヒユリ『生まれつき耳が長いのですよ』

 

 

シェリアス『あなたもしかして、エルフ??』

 

 

ヒユリ『は、はい』

 

 

シェリアス『えぇ!!!』

ガジェス『なんだと・・・』

 

 

 

BAR始まっていらいの出来事に驚いた、シェリアスとガジェスである、なぜならば、この世界の住人はエルフ族、ドワーフ族は昔話の存在であったがためもう絶滅したと、思われていたからである。

 

 

 

シェリアス『あまり深く聞いちゃいけないんだろうけど、エルフ族の仲間は居るの??』

 

 

ヒユリ『私が知る際では、私1人です。』

 

 

シェリアス『そ、そうなのね、失礼な質問に答えてくれて、ありがとう!でも、BARの皆には内緒ね、騒ぎになったら大変よ!その耳もがれちゃうわよ!』

 

 

ガジェス『俺もエルフの耳は欲しいな、どんなに遠くの音でも聞こえるってのは便利だよな、もぎとって研究室の爺に持っていってやるか!!』

 

 

シェリアス『こら!ガジェス!!そんな事はダメよ!私が許さない』

 

 

ヒユリ『シェリアス殿ありがとうございます。ガジェス殿、私は実験材料ではないので、そのような事はやめてください』

 

 

ガジェス『ったく、分かったよ』

 

 

サクヤ『びっくりしたぁ』

 

 

シェリアス『では、試験開始ね!武器、防具は扱えるならそのままでも良いわ、最初はサクヤちゃんからね』

 

 

シェリアス『今から私の召喚獣を出して行くから、その召喚獣を倒すだけの簡単なお仕事よ』とほほ笑んだ

 

 

サクヤ『試験って召喚獣を倒すだけなんですね!何でもかかって来なさい!』

 

 

シェリアス(サクヤちゃんならこのくらいの魔獣は余裕でしょうね)心の声

 

 

シェリアス『魔法陣から少し離れていてね、いでよ、【我が盾となりさらには刃となる魔獣、キメイラ!!】』

 

 

 

キメイラとは、体はライオンに翼が生え、頭は3つに分かれており、蛇、ライオン、ヒツジになっている中型魔獣の1匹である。

 

 

 

ガジェス『なんだって、いきなりキメイラを出すとか、シェリアスも目が悪くなったのか、あの娘死ぬぞ・・・』

 

 

シェリアス『最初は皆死んだでしょ』ニコッと嬉しそうにほほ笑んだ

 

 

ガジェス『さすが、この街のドS嬢と呼ばれただけはあるわぁ・・・』

 

 

サクヤ『ど、どうしよう、初めての戦いだから、スライムとか弱っちいのかと思ったら、いきなりこんなの出してこられちゃった・・・、勝てるかなぁ』弱気になるサクヤであった。

 

 

キメイラ『シュルルルル、ウガガガガアアアアア、エメェェエエェエエ』

 

 

キメイラはサクヤ目がけて突進してきた。

サクヤは必至にガードの構えをとりこう言った。

 

サクヤ『ブレイクシールド!!!』

 

メリメリ、バキッ!!

 

キメイラ『メエェェエエェエエェエエ』

 

 

キメイラのヒツジの角が折れ、キメイラは痛さのあまり、叫び声をあげた。

 

 

シェリアス(さすがねサクヤちゃん、ナイトメイルをまといながら、あの俊敏さは凄いわ)心の声

 

 

ガジェス(なんだあの娘はいったい何者なんだ、キメイラの角を1撃かつカウンターで折るとは・・・)心の声

 

 

サクヤ『うぅ、スキルは使えたみたいだけど、体力が奪われた感じがするわね』

 

キメイラがサクヤの様子をうかがっている。

キメイラの蛇頭が【毒の霧】を放った。

試験会場一面に毒の霧が放たれ、ヒユリ、ガジェス、シェリアスは、シェリアスが作った安全な【リジェクトドーム】の中に避難した。

 

 

サクヤ『何これ、ブレイクシールドを使った時よりも体力の減りが早いじゃない・・・、これじゃあ本当に死んじゃう・・・、早くなんとかして、キメイラを倒さないと】

 

 

始まりの街のBAR、【シェリアス=バール】の試験会場で、サクヤ、ヒユリの【人間性】を見るために、シェリアスがキメイラを召喚し、試している最中であった。

必至に戦うサクヤだが、スキル【ブレイクシールド】を使った上に、キメイラの蛇頭の【毒の霧】でみるみるうちに体力が消耗されていく、サクヤはこの後の試験をどう生き延びるかで頭がいっぱいであった。

するとサクヤのゼノヴァブレードが光出し、辺り一面を光で覆った、これは一体・・・

 




【サクヤ】
17歳
種族:人間
職業:ナイト
武器:ゼノヴァブレード
盾:ブレイクシールド
防具:ナイトメイル

【ヒユリ】
16歳
種族:エルフ
職業:アーチャー
武器:エグリアスボウ
防具:アスチウルメイル

【ガジェス】
23歳
種族:人間
職業:ウォーリア
武器:ウォーレアックス
防具:鉄の鎧
その気性の荒さは街1番、喋り方も汚く、自分より下のランクの人間を見下している。

【シェリアス】
種族:人間
職業:サモナープリースト(最上位職)
武器:サモナスの杖
防具:鉄壁の羽衣
シェリアス=バールの店長であり、試験会の会長でもあるすぐれた人間性を持つ女性、年齢は不明、街の人からは通称、ドS嬢と呼ばれている。


サクヤとキメイラの戦闘は、サクヤがとても不利な状況であるが、これからどうキメイラに立ち向かっていくのか、サクヤは体力が減りつつも頭を使って戦略を練っているのだが・・・
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