昭和46年、西暦1971年世界の裏側でこの星を支配しようと企んだものたちがいた、その名は「ショッカー」・・・昆虫・動物等をモチーフにした怪人を従えて数々の悪事を働いて
きた。だがある日、二人の男が「ショッカー」の犠牲になったことから「ショッカー」壊滅へのカウントダウンが始まった。男の名は「本郷 猛」「一文字 隼人」二人は「ショッカー
」のバッタ型改造人間になるはずだったが、奴らは、人々は彼ら二人をこう呼んだ、「仮面ライダー」と・・・・この物語はゲルショッカー壊滅からデストロン登場までに起きた仮面ラ
イダー本郷 猛・一文字 隼人の二人のある少女達との出会いと闘いの物語。
---1973年---
東京のどこかの荒野、ここに二つのバイクが並走していた。並んで走っているわけではないむしろ激しく荒々しい運転だ。二つのバイクを駆っているのは「本郷 猛」「一文字 隼人」
の二人だ。そしてそれを見つめる老人がいた。
???「二人共ー!!あと一周だ最後まで気を抜くなー!!」
二人は老人の声が聞こえたのか頷きながらバイクを駆っていく。両者は一歩も譲らず一番を取ろうとしている。そして、直線のストレートに差し掛かったところで速度を上げるとゴール
までまっしぐらに進み老人がゴールの線を通過したところでストップウォッチを押す。
本郷 「おやっさんどうでしたか?俺の勝ちだったでしょう?」
一文字「おいおい本郷そりゃないだろ。あれは俺のほうが早かったはずだ?」
二人共ゴールまで走って、バイクを止めどちらが勝ったのかをコーチであるおやっさんこと「立花 藤兵衛」に確認していた。
藤兵衛「ふん・・・僅かだったが、猛のバイクの先のほうが線を超えてたな。こりゃ~猛の勝ちだな。」
藤兵衛の勝利宣言を聞いた本郷はしてやったりといった顔を浮かべて、一文字は残念そうな顔をしていた。
藤兵衛「よし隼人、もう一週だ。」
一文字「はい!!」と返事を返してそのまままたコーナーを走り出した。
藤兵衛「猛、確かに今の勝負はお前が勝ったが二人共、以前に比べたら少しタイムが落ちとるぞ!!いくら「ゲルショッカー」が滅んで平和になったからといってあまり平和ボケするの
は感心せんなぁ~。」
本郷 「ははは、全く手厳しいなぁおやっさんは・・・あれからもう1ヶ月か・・・」
「ゲルショッカー」・・・かつてのショッカー首領がゲルダム団とショッカーを大幹部「地獄大使」の死とともに結託させた第二のショッカー軍団である。ゲルショッカーも二人の仮面
ライダーによってほんの1ヶ月に壊滅させたばかりだった。
藤兵衛「一ヶ月しか立たんのにもう随分昔のように思えるなぁ。」
本郷 「えぇ、本当に平和を勝ち取ったんですね俺達は・・・・」
その日の深夜、都会の中に大きく佇(たたず)む研究所があった。その研究所には一人の化学者が新しいエネルギーの開発に没頭していた。今日はそろそろ帰ろうと仕度をしていた丁度
その時、背後に何か背筋がゾッとする様な気配を感じた。
化学者「・・・誰だ!!誰かいるのか!?・・・」
返事がない。気のせいか、そう思っていたが突然化学者の体が何かに縛られたように動かなくなってしまう。
化学者「な、なんだこれは動けない!!」
???「佐々木博士、こんなところに隠れていたとは探すのに苦労した・・・」
佐々木「誰だ!?」
佐々木博士が叫ぶと同時に天井から糸のようなものを伝って人の形をした蜘蛛のような異恐のモノが姿を現した。
佐々木「おっお前は!?」
蜘蛛男「久しぶりだな佐々木博士、そうだ俺は「ショッカー」の改造人間「蜘蛛男」様だ。」
蜘蛛男・・・かつて本郷 猛が始めて仮面ライダーとなって戦った怪人がこの蜘蛛男だ。
佐々木「おっお前達ショッカーは壊滅したはずじゃなかったのか!?」
蜘蛛男「お前には知る必要はない。一緒に来い佐々木、元ショッカーの化学者の貴様が必要なのだ。」
佐々木「いっ嫌だ!!私はもうお前たちとは関わりたくない。」
蜘蛛男「ならば仕方がない。諦めよう。だがその代わりそこら辺の一般人を手当たり次第に消して回るか・・・」
佐々木「何!?」
蜘蛛男の発言に佐々木博士はやむなく「分かった連れて行け」と蜘蛛男に告げると蜘蛛男とともに何処かに消えていった。
その数日後、各地の研究機関で職員が行方不明になる事件が起こっていることがニュースになっていた。たまたまこれを再開させた喫茶店アミーゴのラジオで聞いていた本郷・一文字は
一抹の不安が頭をよぎる。
藤兵衛「研究機関の職員失踪事件か・・・せっかく平和になったと思った矢先でこれか・・・」
本郷・一文字「・・・・・・・」
藤兵衛「んん?どうした?二人共。」
本郷 「いや・・・今回のこの事件、何か引っかかってしまいまして。」
一文字「あぁ俺もだ。」
藤兵衛「おいおいなんだ二人共。まさかショッカー絡みだと思ってるんじゃないだろうなぁ。」
藤兵衛は二人が感じた何かをまさかショッカー絡みだと考えているのではないかと思い「そんなはずはない!!」と二人に論す。二人も同じことを思っていたが、どうしてもその不安が
拭いきれずにいた。二人は気晴らしにツーリングにでも行こうと店を出て、愛用のバイクにエンジンをかけて街を宛もなく走る。
しばらくバイクを走らせていると、どこかの港に着いた時だった。ちらりと子供が走り去っていくのが見えたと思ったら、何か複数の黒い人影のようなものが子供と同じ方に向かってい
るのが見えたのを見るとふたりは当たって欲しくない予感・感じていた何かを思い浮かべてしまって真相をそして、子供を助けるために人影を追う。
子供は本郷たちが思った通り黒い人影に追いかけられていた。その影は全身黒色の正面には背骨の絵が施されているボディースーツとマスクを付けていた。子供は行き止まりに進んでし
まいすっかり囲まれてしまった。子供が震えていたその時、黒ずくめの男たちの後ろからバイクのエンジン音が聞こえてきて、バイクが二つ子供の視界に入るとそのまま黒ずくめ達に向
かって進んでいき子供の前で止まる。
本郷 「坊や大丈夫か?」
子供 「うん。」
一文字「本郷。こいつら・・・」
本郷 「うん。坊や今の内に逃げるんだ。」
一文字「「アミーゴ」と言う喫茶店に行くんだ。そこに行けば匿ってもらえる。」
子供 「うん!!」
子供は二人の言葉に従い逃げようとするも黒ずくめ達が行く手を阻もうとするが、本郷・一文字が立ちふさがる。
二人は戦い慣れているのと相手が弱いのもあって順調に数を減らしていく。
本郷 「トウ、トウ!!・・・今ので最後か・・・」
一文字「あぁ。本郷こいつらのこの格好・・・」
本郷 「あぁ・・・ただの物真似ってわけでもなさそうだな。」
二人にはこの黒ずくめの男達には嫌というほど見覚えがあった。かつて壊滅させた「ショッカー」軍団の戦闘員と全く同じ格好だったのだ。それが意味することは一つしか思い浮かばなか
った。「ショッカーの復活」二人の脳裏にそのことが浮かんだ時、二人の足元に複数の吹き矢が刺さる。飛んできたと思う方向を見てみるとコンテナの上に怪人が一体二人を睨みつけてい
た。
本郷 「!!お前は・・・」
蜘蛛男「久しぶりだなぁー本郷 猛、そして一文字 隼人。」
一文字「蜘蛛男か。」
本郷 「何故お前がここにいる?ショッカーはおろかゲルショッカーも滅んだんだぞ!!」
一文字「お前たちを蘇らせたのは誰だ!?首領が生きていたのか!?」
蜘蛛男「首領は確かに死んだ。だが俺はもはやかつてのショッカーの一員ではない!!」
二人はこの言葉には驚きを隠せない。蜘蛛男は最早かつてのショッカーの一員でもなければかつての首領の配下でもないのだから。だとしたら誰が、何のために蜘蛛男を・・・考えてい
る二人は我に返り今はなぜ子供を追っていたのかを探ることにした。
本郷 「蜘蛛男。なぜあの子供を・・・」
蜘蛛男「お前たちに話すことなどない。」
本郷の言葉を遮り蜘蛛男が言い放った直後、空から巨大なコウモリのような人影が二人めがけて突進してきた。二人は左右に転がり避けて降り立った怪人を見つめると地面からもう一体
全身赤いヤモリのような怪人が現れる。
一文字「こいつらは。」
本郷 「コウモリ男にヤモリゲス!!」
蜘蛛男「コウモリ男、ヤモリゲスそいつらの相手はお前達に任せる。」
本郷 「待て!!」
本郷が蜘蛛男を追おうとすると二体の怪人が立ちふさがる。
一文字「本郷、蜘蛛男のことも気になるがまずはこいつらを倒さないとならないようだ。」
本郷 「あぁ。そのようだなぁ。」
コウモリ男「本郷・一文字積年の恨み晴らさせてもらいぞ。」
一文字「行くぞ本郷!!」
本郷 「おう!!久々の変身だ!!」
本郷は左腕を腰に添えて、右腕を左肩の上に突き出す。一文字は両腕を右に突き出す。本郷は突き出した左腕をゆっくりと円を描くように45度くらいのところで止めて一気に最初とは
両腕の位置を反対にしたポーズを取る。一文字は両腕を180度の半円を描くように腕を動かし、最後に両手をぐっと握る。そしてこの動作をある掛け声とともに行う。
本郷 「ライダーーー変身!!」
一文字「変身!!」
そして「変身」の掛け声の終了とともにふたりは空高くジャンプし腰のベルトの風車の部分が激しく回転し始める。
そして、空中で一回転して着地した時には二人は全く別の姿に変わっていた。バッタを思わせる仮面の戦士「仮面ライダー1号・2号」へと変身していた。
1号 「行くぞ!!」
1号の掛け声とともに怪人との戦闘が始まった。
1号はヤモリゲスと2号はコウモリ男と戦う。1号はパンチとキックを組み合わせて連続でヤモリゲスを追い詰めていく、2号は「力の2号」の異名もあるだけに1号よりも力があるた
め力強いパンチのラッシュをコウモリ男の顔面に放つ。地上戦では勝ち目がないと見たコウモリ男は空を飛び縦横無尽に飛び回る。2号は飛び回るコウモリ男の動きをよく観察して、再
び2号に向かって飛びかかろうとしたとき、2号もコウモリ男目掛けてジャンプし、ライダーチョップをコウモリ男の右翼目掛けて放つ。
2号 「とぉ、ライダァァァーチョップ!!」
コウモリ男「があぁぁぁああぁあ!!」
右翼を失ったコウモリ男はそのまま地面に転げ落ち腕を引きちぎられたような痛みに苦しんでいた。その隙に1号はヤモリゲスに飛びかかりライダーパンチを浴びせてヤモリゲスをコウ
モリ男の方に吹き飛ばす。
1号 「決めるぞ。」
2号 「おお。」
二人は変身ポーズと同じポーズを取りそれを解き二人同時に空高くジャンプして空中で2、3回回転して、1号は右足を2号は左足を突き出し2体の怪人に向かって放つ。
1号・2号「ライダァァァァーーーダァブルーーキーク!!」
怪人 「ぎゃあああああぁぁぁーーー!!」
ライダーが着地したと同時に怪人二体も断末魔を上げて爆死した。
変身を解除した二人は蜘蛛男を追おうとバイクに乗ると一文字があることを思い出す。
一文字「あっ・・・・・・」
本郷 「どうした一文字?」
一文字「そういえば本郷、あの子供・・アミーゴがどこにあるのか知っていただろうか?」
本郷 「あ・・・・・・・・・・・」
本郷・一文字「・・・・・」
本郷 「急いで追うぞ。」
一文字「おう!!」
そして同じ頃、さっき逃がした子供はまた戦闘員に追いかけられていた。だが、逃げていたのは子供だけではなかった。子供を庇うようにふたりの中学生くらいの女の子が一緒に逃げて
いた。一人はショートカットのオレンジっぽい茶髪をしたボーイッシュな少女と黒髪の腰のあたりまであるロングヘアーの上品な雰囲気を持った少女だった。
ボーイッシュな少女「もう、いや!!ありえな~い!?」
どうですか?戦闘描写は随分雑になっていますが、楽しんでもらえるように頑張りますのでよろしく~。
『スカイライダー』の章にて、ライダー1号とアマゾンのライダースターカラーペンをどちらに使ってもらうか?
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スター×アマゾン・ミルキー×1号