仮面ライダー対プリキュア   作:狼と踊る男

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前書きも敢えて無し。


10話「死闘、大幹部連合軍!!」

藤兵衛「ここか・・・ホテルの人がいっとった海岸は・・・・・・」

 

なぎさ・ほのかの嫌な予感は的中し、藤兵衛は今まさに、行方不明者が続しつしていると聞いた海岸に来ていた。しばらく散策していると、洞窟を発見した。

不審に思った藤兵衛はそこに近づいていった。

 

藤兵衛「・・・・・・」

 

藤兵衛が洞窟のすぐ傍にまで近づいたその時、藤兵衛は誰かに肩を掴まれた。驚き咄嗟に振り返るとそこには見知った顔が二つあった。

 

本郷 「おやっさん。」

 

藤兵衛「なんだぁ~お前達かぁ~脅かすなよぉ~。」

 

一文字「何しているんですか?おやっさん。」

 

藤兵衛「おおそうだちょうどよかった!!二人とも、あの洞窟を調べるのを手伝ってくれ!!」

 

一文字「洞窟を?・・・」

 

本郷 「分かりました。」

 

三人は再び、洞窟に向かって歩き出そうとしたがその時、空中から静かに三人の前に降り立った人影があった。あのマントの男だった。男は本郷達を見つめると、右腕をかざした。

 

本郷 「何だ!?」

 

一文字「ん!?」

 

藤兵衛「・・・・・・」

 

本郷と一文字は男の行動に意図がつかめずにいたが、突然、藤兵衛がふらふらっと動き出すのを見て本郷が藤兵衛の肩を掴み呼びかけるとまるで気を失っていたかのように「わしは一体・・・」と口ずさんでいた。そして、マントの男も驚いていた。自分の暗示にかからなかった二人の男に・・・そして男は二人に話しかけた。

 

マントの男「貴様達、何者だ?」

 

本郷 「人に名を聞く前にまずはそちらから名乗ってもらいたいものだな・・・」

 

ピーサード「いいだろう・・・我が名は「ピーサード」。元「ドツクゾーン」の一人にして、今は新生「ショッカー」の幹部を務めている者だ。」

 

本郷 「ドツクゾーン!?」

 

一文字「その名は確か、以前なぎさ達が言っていた闇の世界の・・・・・・」

 

ピーサード「俺は名乗ったぞ。そろそろ貴様達の名を聞きたいものだな。」

 

本郷 「いいだろう。俺は・・・・・・」

 

???「そいつらの名前は「本郷 猛」・「一文字 隼人」だ。」

 

一文字「今の声は!?」

 

本郷「まさか・・・・・・」

 

???「はっはっはっそのまさかだよ本郷・一文字そして、立花 藤兵衛。」

 

笑い声がこだます中、ピーサードの横に突如、シマシマの兜をつけた男「地獄大使」が三人の前に姿を現した。突然の登場で驚きを隠せない三人だったが、すぐに臨戦態勢に入った。

 

本郷・一文字「地獄大使!?」

 

地獄大使「久しいな。本郷・一文字!!」

 

藤兵衛「地獄大使まで生き返ったのか!?」

 

地獄大使「わしだけではないぞ。「ゾル大佐」・「死神博士」も蘇っておる。それに、こやつ、ピーサードの仲間もなぁ!!」

 

ピーサード「地獄大使。こいつらが例の「仮面ライダー」か?」

 

地獄大使「そうだ。幾度もわしらの世界征服の邪魔をしてきた憎き相手。それがこの二人だ。」

 

ピーサード「そうか・・・貴様は先に戻っていろ。こいつ等は俺が相手をする。」

 

地獄大使「いいだろう。やって見ろ!!」

 

本郷 「おやっさん逃げてください。行くぞ隼人!!」

 

一文字「よし。」

 

二人はピーサードに向かって同時に正拳突きを放つが、ピーサードは簡単に受け止め、次第に握った二人の拳を握りつぶしていき、二人を背負投げで投げたかのように一回転

させて投げ飛ばす。素早く起き上がった一文字は繰り出したピーサードの2回の回し蹴りを後ろに飛び引き、バク転して避ける。

 

ピーサード「ハアッ!!」

 

一文字「ふっ!!」

 

ピーサードは右腕を一文字に向け叫ぶ。咄嗟に右に避けたが、一文字がいた場所に衝撃波のような何かがぶつかり、小さな爆発が起こった。

 

本郷 「ライダーーー変身!!とおっ!!」

 

ピーサードは再び、一文字に向かい歩き迫る。その隙に本郷は仮面ライダーに変身する。そしてピーサードの前に降り立った1号はピーサードを睨み、ピーサードは初めて見たプリキュアとは異なる戦士の姿を興味深く見ていた。

 

ピーサード「ほお~これが噂に聞いた「仮面ライダー」か・・・・・・」

 

1号 「隼人。こいつは俺が引き受ける。お前は地獄大使を・・・・・・」

 

一文字「分かった。」

 

ピーサード「逃がさん!!」

 

地獄大使を追おうとした一文字に向かって行こうとしたが、1号ライダーがそれを阻む。ピーサードは目障りだと言わんばかりに1号ライダーを振り払おうとするが、繰り出されるパンチやキック、衝撃波を避け、いなす。苛立つピーサードだったが、反対に1号ライダーの繰り出す攻撃の数々もピーサードにいなし続けられていた事に1号もこの男が地獄大使をはじめとした大幹部達と遜色(そんしょく)ない実力だということが分かり、全く油断ならない状況であった。

 

ピーサード「流石にやるなぁ・・・・・・」

 

1号 「お前もな・・・・・・」

 

この時ピーサードは、逃げようとしている藤兵衛の姿を見つけると、不敵な笑(え)みを浮かべながら、いきなり両腕を空高く伸ばしたと思ったら誰に向かってかはわからないが大声で何かを呼ぶかのようにしていた。

 

ピーサード「怒れる天空の妖気「ザケンナー」よ!!邪悪な心、闇の力の恐ろしさを見せつけてやるのだ!!」

 

ピーサードが叫ぶと、急に空が暗くなり、雲が渦を巻いて集まってきて、その中から怒筋(どすじ)マークの浮かんだ陰のようなモノが、藤兵衛に取りついていった。

そして、3~4M位の怒筋(どすじ)の入った巨人へと姿を変えた。

 

1号 「おやっさん!?」

 

藤兵衛ザケンナー「ザ~ケンナァーー!!」

 

1号 「おやっさんが・・・ザケンナーに!?こんなことも出来たのか・・・・・・」

 

ピーサード「行け!!ザケンナー!!」

 

藤兵衛ザケンナー「ザ~ケンナァーー!!」

 

1号 「むぅっ・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一文字「地獄大使ィィーー!!」

 

地獄大使を追って洞窟に入っていった一文字は途中出くわした戦闘員達を倒しながら奥に進んでいった。そして、外の光が見え進んでみると一度外に出たが、そこには海底に続いた通路があり、そのまま海底に進んでいった。

海底に作られた施設の通路はごちゃごちゃとしていて、明らかにまだ建造途中のようだった。さらに奥に進み、一際広いホールに出て来るとそこには建築作業をする大勢の一般人と、それを監視している戦闘員達がいた。一文字は近くにいた戦闘員を倒すのと同時に大声を上げて逃げるように促した。だが、誰もその言葉に耳を傾けることはなかった。

 

一文字「どうしたんだ!?何故、誰も逃げない!?」

 

???「はっはっはっはっだろうなぁ。ここにいる人間共は、今や我々の操り人形だからな。」

 

一文字「この声は・・・ゾル!!ゾル大佐!!」

 

ゾル大佐「ふっふっふっふっ久しいな、一文字 隼人!!」

 

地獄大使「こんなところにまでのこのこ一人でやってくるとは、「飛んで火にいる夏の虫」とはこのことだな一文字!!」

 

一文字「地獄大使まで・・・ここにいる人達に何をした!?」

 

地獄大使「はっはっはっお前もさっき見たはずだが?あれはピーサードによる洗脳だ。」

 

一文字「洗脳だと!?」

 

地獄大使「我々「ショッカー」顔負けの洗脳は見事としか言えまい。」

 

一文字「だったら、あのピーサードという男を倒すまでだ!!」

 

ゾル大佐「おおっと一文字。貴様はここに残ってもらおう。」

 

一文字「何!?」

 

一文字は急に背後から殺気を感じ、振り返ると同時に左に側転して避ける。避けたと同時に何かが一文字のいた場所をえぐり取るかのように床に穴を空けた。一文字は後ろにいたと思われる何かを見てみると、そこにはモヒカンが特徴の大男「ゲキドラーゴ」がそこにいた。

 

ゲキドラーゴ「ウガッ・・・・・・」

 

一文字「こいつ・・・・・・」

 

ゾル大佐「一文字!!アレを見ろ!!」

 

ゾル大佐が指す方を見ると、ホールの中央に建てられたタワーと周りの壁と繋がっているむき出しの通路に立っている一般人の喉元に剣先を突きつける怪人がいた。

 

一文字「お前は、エイキング!?」

 

エイキング「フォッフォッフォッフォッ・・・一文字 隼人、余計なことをすればこの男の命は無いと思え!!」

 

一文字「ええいっ卑怯なっ!!」

 

ゾル大佐「はっはっはっ戦いとは、常に2手3手、先を考えておくものだ。ゲキドラーゴやってしまえ!!」

 

ゲキドラーゴ「ウガッ!!」

 

一文字「くそ~」

 

ゲキドラーゴは、一文字目掛けて何度もパンチを繰り出すが、その度に左右に避けられて中々当たらずにゾル大佐も地獄大使も苛立っていた。見かねたエイキングは人質を離して、槍となっている左腕を真上に向ける。

 

エイキング「走れ!!いなず・・・」

 

???・???「だあー!!・やあー!!」

 

エイキング「ごわぁっ!?ファッファッファッファッファッ・・・・・・」

 

エイキングは必殺の稲妻攻撃を放とうとした直後、背後から何者か二人のキックをまともに受けてホールの床に背中から受け身も取れずに強打した。

 

地獄大使「誰だ!?貴様らは!?」

 

地獄大使がエイキングのいた場所を鞭を向けながら指すと、そこには黒と白の衣装に身を包んだ二人の少女がいた。

 

ブラック「光の使者、キュアブラック!!」

 

ホワイト「光の使者、キュアホワイト!!」

 

二人 「ふたりはプリキュア!!」

 

ホワイト「闇の力の下僕たちよ!!」

 

ブラック「とっととおウチに帰りなさい!!」

 

地獄大使「プリキュアだとっ!?」

 

ゾル大佐「貴様らいつの間に!?」

 

ゲキドラーゴ「ウガッ・・・・・・」

 

ブラック「一文字さん!!お待たせしました!!」

 

ホワイト「この人は無事です。安心してください!!」

 

一文字「二人とも、どうしてここに?」

 

ホワイト「そこにいるゾル大佐と、えっえ~と~あっ!!そう、ゲキドラーゴを追ってきたんです。」

 

一文字「そうか。それよりも二人とも、ここにいる人達は皆ピーサードという幹部に洗脳されているそうだ。気を付けろ!!」

 

言われて見てみれば確かに助けた人だけではなく、周りにいる人間達もどこか人形のように意識を持っていないように見えた。

 

ゾル大佐「その通りだ。こいつらは、我々が一度(ひとたび)命令を出せば意のままに動く操り人形だ!!」

 

ブラック「そんな!?」

 

ホワイト「なんてことを・・・・・・」

 

一文字「くそ~」

 

メップル「ブラック・ホワイト!!アレを使うメポ!!そうすればきっとここにいる人達を助けられるはずメポ!!」

 

ブラック「あれ?」

 

ミップル「一年前にホワイト達が子熊のお母さんや、操られた人達を元に戻すときに使ったあの技ミポ。」

 

ホワイト「あれね!!」

 

ブラックも少し遅れて気づいて、洗脳された人達に向き直して二人は手を握りだした。それを見た一文字は「マーブルスクリューを人間に当てるつもりか!?」と思い慌てて二人を止めようとした。だが、二人はそのまま演唱を続けた。しかし、それはいつものセリフとは違っていた。

 

ブラック「ブラック・パルサーー!!」

 

ホワイト「ホワイト・パルサーー!!」

 

一文字「ん!?サンダーじゃない!?」

 

ホワイト「闇の呪縛に囚われし者達よ!!」

 

ブラック「今、その鎖を断ち切らん!!」

 

ゾル大佐「何だ!?何をする気だ!?」

 

プリキュア「プリキュア・レインボーセラピィーーー!!」

 

二人が叫ぶと、何十もの黒と白の輪っかが二人を包む込み、虹色の光へと変わり言葉を紡ぐと、洗脳された人達を、虹色の光が包み込む。そして、光が消えたと同時に洗脳されていた人間達は、自分の意思を取り戻していたのだった。

 

この事態にはゾル大佐も地獄大使も信じられないものを見たかのような顔をしていた。

 

ゾル大佐「こんなバカな!?」

 

地獄大使「こんなことが出来るとは聞いていないぞ!?」

 

ブラック「どうよ私達の力は!!」

 

ホワイト「これでもうあなたたちの命令を聞く人は誰もいないわよ!!」

 

ゾル大佐「おのれ~・・・・・・」

 

地獄大使「ナマズギラー・シオマネキング!!その二人を殺してしまえ!!」

 

ナマズギラー「あ~りゃりありゃありゃありゃありゃり~~・・・・・・」

 

シオマネキング「アビィ~アビアビアビアビ、アビィ~・・・・・・」

 

地獄大使が叫ぶと、プリキュアのいる通路の前後に二体の怪人「ナマズギラー」と「シオマネキング」が現れた。

 

ブラック「もう~しつこ~い!!」

 

ゲキドラーゴ「ウガッ!!」

 

そこに更に、プリキュアを目の敵にしているゲキドラーゴがジャンプして「ドッシーン!!」と通路を大きく揺らして着地した。

 

ゲキドラーゴ「ウ、ガッ!!」

 

ゲキドラーゴの登場に構える二人だが、その直後、通路がゲキドラーゴが勢いよく飛び乗った衝撃で通路の真ん中から見事に真っ二つに割れてそのまま全員落ちていった。

しかし、咄嗟にブラックとエイキングに捕まっていた人質を抱えたホワイトはジャンプして一文字のそばに上手く着地したのでけがを負うことはなかった。

そして、ゲキドラーゴ・ナマズギラー・シオマネキングは瓦礫の下敷きになっていった。

 

一文字「二人とも、怪我はないか!?」

 

ブラック「はい。私達は何とも。」

 

ホワイト「この人も無事です。」

 

一文字「よし。二人は、ここにいる人達を外に避難させてくれ。俺は奴らの足止めをする。」

 

二人は頷くとそれぞれ行動を開始した。プリキュアは、「レインボーセラピー」で洗脳を解いた人達の誘導を、一文字は迫り来る戦闘員達をなぎ倒していきながら、ゾル大佐と地獄大使に向かっていった。

 

地獄大使「来るか。」

 

ゾル大佐「止むおえまい。ここを破棄するぞ地獄大使。」

 

地獄大使「何!?この海底基地を捨てろと言うのか!?」

 

突然のゾル大佐の提案に食って掛かる地獄大使だったが、「ライダー達に知られた以上この基地はもう使えない。」という理由に渋々引き下がった地獄大使は、ゾル大佐と共に後ろにあった扉からどこかに消えてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

藤兵衛ザケンナー「ザ~ケンナァー!!」

 

1号 「とうっ!!」

 

その頃、洞窟の外では1号とピーサード・藤兵衛ザケンナーの激戦が続いていた。藤兵衛ザケンナーは何度も力任せに1号目掛けてがむしゃらに攻撃を仕掛けていくが、それを見事に避け続けていた。しかし、取りつかれているとはいえ藤兵衛に攻撃を仕掛ける様で、中々1号も打って出られずにいた。

 

そんな最中(さなか)突如、洞窟から爆発とその時の煙が出てきて、その後から、プリキュアによって解放された人達が次々と洞窟から現れる。

それを見たピーサードは驚愕し、1号は捕まっていた人達が出てきたのだろうと思い安堵(あんど)した。反対に、外に出た二人が見たのは、ピーサードと戦う1号とどこか「立花 藤兵衛」を思わせるザケンナーだった。

 

ブラック「何アレ!?」

 

ホワイト「まさかあのザケンナーは・・・・・・」

 

1号 「二人とも気を付けろ!!そのザケンナーはおやっさんに取りついた姿だ!!」

 

ホワイト「やっぱり。」

 

ブラック「だったらまた「アレ」、やりますか!!」

 

ホワイト「ふふっそうね。」

 

そういうと、二人は再び手を繋ぎ、また叫びだす。

 

ブラック「ブラック・パルサーー!!」

 

ホワイト「ホワイト・パルサーー!!」

 

1号 「ん!?サンダーじゃない!?」

 

ホワイト「闇の呪縛に囚われし者達よ!!」

 

ブラック「今、その鎖を断ち切らん!!」

 

ピーサード「何だ!?何をする気だ!?」

 

プリキュア「プリキュア・レインボーセラピィーーー!!」

 

藤兵衛ザケンナー「ザ~ケンナァ~~!!」

 

ザケンナーに「プリキュア・レインボーセラピー」が決まり、藤兵衛はザケンナーから解放されて、反対にザケンナーはゴメンナーへと変わり果てて消えていった。途中1号とピーサードの言っていた言葉は二人にも聞こえていてブラックは「あれ?デジャブ?」と心の中で思っていたとかいないとか・・・・・・

 

無事、藤兵衛を救い出せたことに安堵した三人だったが、プリキュアの背後から自分達を呼ぶ聞き覚えのある声が聞こえてきた。振り返るとそこにはさっき自分達が蹴り飛ばしたあの怪人が立っていた。

 

エイキング「ファッファッファッファッファッ・・・・・・」

 

ホワイト「あなたは確かエイキング!?」

 

ブラック「何で!?さっきの基地の爆発に巻き込まれたんじゃなかったの!?」

 

エイキング「フォッフォッフォッ俺様を甘く見るなプリキュア。喰らえ、走れ稲妻!!」

 

エイキングが槍である左手を天高く突き上げると、プリキュアの居た場所に向かって、雷が落ちてくる。しかし、咄嗟に二人は左右に避けたのでそれが当たる事は無かった。

そして、体勢を立て直した二人はすかさず互いの手を握りだした。

 

ブラック「ブラック・サンダーー!!」

 

ホワイト「ホワイト・サンダーー!!」

 

ホワイト「プリキュアの、美しき魂が!!」

 

ブラック「邪悪な心を打ち砕く!!」

 

プリキュア「プリキュア・マーブルスクリューーー!!・・・マックスーーー!!」

 

エイキング「フォッ!?フォッフォッフォッ」

 

「プリキュア・マーブルスクリュー」をまともに受けたエイキングは、そのまま海に向かって吹き飛ばされ、空中で爆死した。

 

一文字「本郷!!なぎさ!!・ほのかー!!」

 

ブラック「一文字さん!!」

 

ホワイト「良かった無事で。」

 

いつの間にか洞窟の外に出てきていた一文字は、エイキングの爆発の少し後に姿を現した。それと同時に、海から何か巨大なものが飛び出して来て、ピーサードの横に降り立った。

それは、海底基地でナマズギラー・シオマネキングとともに瓦礫の下敷きになったはずのゲキドラーゴであった。それを見た三人は1号のもとに駆けつけようと動き出したが、三人の背後から二人の男が姿を現す。

 

???「一文字!!プリキュア!!」

 

一文字「ゾル!!」

 

ホワイト「現れたわねゾル大佐!!」

 

地獄大使「わしもいるのだがなぁ。」

 

一文字「地獄大使!!」

 

ブラック「一文字さん。ここは私達に任せてください!!」

 

一文字「大丈夫なのか?あの二人は強敵だぞ・・・・・・」

 

ブラック「大丈夫です。それに本郷さんのところにいる奴らも強敵ですから早く行ってあげてください!!」

 

ホワイト「あの二人を相手に一人では危険すぎます。ですから早く!!」

 

一文字「・・・分かった。お前達も気を付けろよ。」

 

一文字はそれだけいうと、二大幹部を二人に任せて1号の加勢に向かって行った。そして、プリキュアとショッカー幹部二人の睨み合いが始まった。

 

地獄大使「そういえば、わしはまだ名乗っていなかったな。わしの名は地獄大使。以後、お見知りおきを・・・・・・」

 

ブラック「って、もう見知りおきたくないわよ!!」

 

ゾル大佐「勝負はこれからだプリキュア!!」

 

ホワイト「ゾル大佐。頼みの綱の怪人達ももう現れないみたいね。」

 

ゾル大佐「ふふふ、「一文字 隼人」と「本郷 猛」が「仮面ライダー」に変身する如(ごと)く、俺達もまた、「変身」する。」

 

プリキュア「えっ!?」

 

ブラック「ってことは、まさかあんた達も・・・・・・」

 

ホワイト「一文字さん達と同じ・・・改造人間!!」

 

ゾル大佐「俺達の本当の姿を今見せてやる!!」

 

ゾル大佐はそう言うと、「わおぉぉぉぉ~~~~」とまるで狼の遠吠えのような雄たけびをあげながら、持っていた鞭を頭上から一気に振り落とすと、煙が上がり、煙が晴れたときにはすでにゾル大佐の姿はなく、代わりにそこに立っていたのは、黄金の毛並みをした狼人間、「狼男」がそこにいた。

 

地獄大使「ならば、わしも行くぞ!!ふ~ん・・・ぬぁーー!!」

 

地獄大使も、持っていた鞭を思いっきり地面に打ち付けると、途端に砂煙がプリキュアを襲い、一度視界が奪われたがすぐに晴れて次に二人が目にしたのはどこか「ガラガラヘビ」を思わせる怪人「ガラガランダ」が狼男に横にいた。

 

狼男 「はおぉぉぉ~~・・・・・・」

 

ガラガランダ「グア~ラァ~~!!」

 

ホワイト「あれが、ショッカー大幹部達の正体。」

 

ブラック「不気味~~・・・・・・」

 

狼男 「行くぞプリキュア!!」

 

ホワイト「来なさい!!」

 

 

 

 

 

ゲキドラーゴ「ウガーー!!」

 

1号 「とおっ!!」

 

ピーサード「隙あり!!ふん・・・・・・」

 

ゲキドラーゴが投げた大岩をジャンプで回避した1号だが、それを見ていたピーサードは好機と観て衝撃波を放とうと力を込め始めた。

 

一文字「変ー身!!とおっ!!」

 

2号 「とおっ!!」

 

ピーサード「どあっ!?」

 

しかし、衝撃波を放つ直前、2号ライダーに変身した一文字に背後からライダーキックを受けて、衝撃波は明後日の方向に放たれていった。振り返り2号を鬼の形相で睨み横から蹴り上げるが、それを2号もジャンプして回避、そのまま1号の隣に着地する。

 

ゲキドラーゴ「ウガッ?・・・同じ顔?」

 

1号 「おう一文字。」

 

2号 「本郷、待たせたな。」

 

ピーサード「貴様らぁぁ!!・・・ただで済むと思うな!!」

 

2号 「本郷!!やるか。」

 

1号 「おう。行くぞ一文字!!」

 

2号 「おう!!」

 

4人が駆けだすとそれぞれ1号はピーサードと、2号はゲキドラーゴと戦い始めた。

 

1号「とうっ!!とうっ!!とうっ!!とうっ!!」

 

ピーサード「ぐっ!!ぐっ!!ぐっ!!ぐっ!!ぬぅっ!!はぁっ!!」

 

1号 「おおっ!?」

 

1号はピーサードの頭部を何度も何度もパンチのラッシュを仕掛る。ピーサードは途中で1号の右腕を左腕の二の腕で受け止め、右手で1号の腹部を何度か殴ると最後に頭部を殴り、1号は後ろに倒れた。倒れた1号に近づいてチョップを叩き込もうとしたが、繰り出される度に左右に避ける。そして、隙を見てピーサードの腹部を蹴り上げて素早く起き上がった1号は再びピーサードに飛びつく。

 

2号とゲキドラーゴの戦いは、互いに決定打を与えられずにいた。

 

ゲキドラーゴ「ウガウガウガウガウガウガ、ウガッ!!」

 

2号 「ちぃっ!!・・・とおっ!!」

 

ゲキドラーゴの攻撃は力任せな単調の攻撃ばかりで2号は難なく避けていく。しかし、ライダーキックを放つが・・・・・・

 

2号 「とおっ!!わあっ!?ぬうぅ~・・・・・・」

 

ゲキドラーゴ「ウガッ?」

 

鋼のような筋肉を持つゲキドラーゴは、ライダーキックを受けても涼しい顔をしていてまるで応えていなかった。

 

 

 

狼男 「うおぉぉぉん!!」

 

ホワイト「ふん!!うっ!!ちぃっ!!」

 

狼男は、自身の持つその鋭い爪でホワイトを引き裂こうと何度もビンタに似た攻撃を繰り出していく。その攻撃をホワイトは紙一重で避けていき、隙を突いて狼男に飛びつき、両肩を掴む。咄嗟に狼男もホワイトの両肩を掴むと二人はそのまま下り坂になっていた場所を転げ落ちていった。

 

ホワイト「ヤァッ!!」

 

狼男 「ぬっ!!おおぉぉっっ!!」

 

そして、下りきったところでお互いに両肩を放して、ホワイトが右ストレートパンチを放つと、狼男は左手でホワイトの右手首を掴み、更に狼男は右手でホワイトの腹を掴みそのままホワイトを放り投げる。そのまま、投げられたホワイトは別の下り坂になっている場所に落ち、ホワイトの体は重力に従って坂を転げていった。

 

ホワイト「ううっ・・・・・・」

 

狼男 「はおぉぉっっ~~!!」

 

ホワイトが坂を転げ落ち切ったところで、狼男は両手を顔の前でクロスして、横にしてから一気に両手をホワイトに突きつけると指先からドクガンダーのように「ロケット弾」を発射した。それを見たホワイトは左右に転がりながら回避する。

 

ブラック「だだだだだだだ!!」

 

ガラガランダ「むむっ!?・・・グア~ラァ~!!」

 

ブラック「ふん!!・・・たあっ!!」

 

ガラガランダ「グア~ラァ~!?」

 

ブラックはガラガランダの喉元・頭部にパンチのラッシュを放つ。最後の一発を受けて、少し距離を空けたガラガランダは、右腕のムチをしならせブラックを襲うが、三回目のムチ攻撃の時に、頭上に振り落とそうとした右腕を掴み走り出すブラックは、走りながら背おい投げをかけていき、ガラガランダを投げ飛ばす。

 

狼男 「おおおぉぉぉ~~!!」

 

ホワイト「ふっ!!とおっ!!・・・テヤァー!!」

 

狼男のロケット弾を躱(かわ)し続けたホワイトはジャンプして狼男にキックを放つ。まともに受けた狼男は転がりながらも素早く起き上がるが、すかさずホワイトは狼男の足元に移動して、しゃがみ込むと回し蹴りを放ち、再び狼男は転倒。その隙に狼男の両足を掴み、その場で回転を始める。

 

狼男 「うおおぉぉん!?」

 

ホワイト「ヤアァァーー!!」

 

狼男 「はおおぉぉぉ~~~!?」

 

ホワイトはハンマー投げの要領で回転して、掴んだ狼男を崖に向かって投げ飛ばす。あまりに強力な「力」で崖に打ち付けられた狼男は、雄叫びを上げながら転げ落ちていき、地面に落ち切ったところで爆死した。そしてそれを見たガラガランダは驚愕し、思わずゾル大佐の名を叫ぶ。そして、ブラックはチャンスと見て一気に仕掛けていく。

 

ブラック「今なら!!・・・ふっ!!ふん!!ふん!!ふん!!だぁ!!・・・はぁー!!」

 

ブラックはガラガランダの右腕を掴み、右手で腹部を三回殴り、ガラガランダごと空中に飛び、「ライダー返(がえ)し」のように空中で相手を回して背中を強打させる。しかし、腐っても大幹部。中々タフで、直ぐに起き上がりブラックに向けて口から毒液を放つ。しかし、左に回りながら毒液を避けたブラックは、その場でジャンプした。

 

ブラック「はぁっー!!・・・プリキュア・キィィッーーク!!」

 

ガラガランダ「グア~ラァ~~~!!・・・グア~ラァ~~~!!」

 

ブラックの「プリキュアキック」を受けて、よろよろ立ちあがったガラガランダの周りに急に砂の風が吹き、それが晴れた後にはガラガランダの代わりに「地獄大使」が立っていた。

狼男を倒したホワイトもブラックのそばに近づき、地獄大使を二人して見つめる。そして、地獄大使は最後の力を振り絞って、二人に向けてこう言い放った。

 

地獄大使「・・・伝説の戦士「プリキュア」・・・その名、覚えておこう。ふふふ・・・ショッカー軍団・・・バンザァーーイ!!・・・・・・」

 

それだけ言い終わると地獄大使はバンザイをして、背中から倒れ、爆死した。

 

ホワイト「ショッカーの大幹部達も、手強かったわね。」

 

ブラック「うん。でも・・・まだ、終わってないんだよね?」

 

ホワイト「ええ。最低でももう一人残ってる。」

 

ブラック「その幹部の名前って確か・・・・・・」

 

ホワイト「死神博士。」

 

二人は今倒したショッカー幹部、「ゾル大佐」・「地獄大使」の他にもう一人幹部がいた話を本郷達から聞いた事もあった。二人はそのことを思い出したが、すぐに二人は本郷達のもとに向かっていった。

 

 

 

 

2号 「ちぃ~~・・・・・・」

 

ゲキドラーゴ「ウガッーー!!」

 

1号 「ん!?まずい!!」

 

ピーサード「よそ見をするなぁー!!」

 

1号 「ん!!とおっ!!」

 

ピーサード「のおぉっ!?」

 

2号が放ったライダーキックをもろともせずに、逆に2号は跳ね返されて転んでしまう。それを見たゲキドラーゴは今まさに2号に止めを刺そうと言わんばかりに飛び掛かろうとする。

それを見た1号は、咄嗟に攻撃を仕掛けてきたピーサードも右腕を掴み、その場でピーサードごとジャンプした。その行動は、先のキュアブラックとガラガランダの戦いと同じものだった。

 

1号 「ライダァァー返ぇぇ~し!!」

 

ピーサード「のおぉっ!?だあっ!!」

 

ゲキドラーゴ「ウガー!?」

 

ピーサードを「ライダー返し」でゲキドラーゴにぶつけて、2号を救出した1号は2号に止めを刺そうと話しかけ、ダブルライダーは一気に駆け出していく。その頃、互いにぶつかったピーサードとゲキドラーゴは罪の擦り付け合いをしていたが、ライダーが駆けだしてきたのを見ると再び構えたが、少し遅かった。

 

1号 「とおっ!!」

 

2号 「とおっ!!」

 

ピーサード「んん!?」

 

ゲキドラーゴ「ウガッ?」

 

1号 「とおっ!!・・・・・・」

 

2号 「とおっ!!・・・・・・」

 

ダブルライダーは、空中で何度も回転して、1号はピーサード、2号はゲキドラーゴに再び必殺技を放っていく。

 

1号 「電光、ライダァァァーーキィィィック!!」

 

ピーサード「ぐあぁーー!!なっ何故だ!?わあぁぁぁぁーーー!!」

 

2号 「ライダァァァーー回てぇぇーーんキィィック!!」

 

ゲキドラーゴ「ウガァァァーーー!!大首領様ぁぁぁーーー!!」

 

2大幹部は、言い争っていたおかげでライダーへの反応が遅れて、防御する間もなく1号・2号のそれぞれの技を受けて吹き飛ばさると同時に断末魔を上げながら闇へと帰っていった。

 

ピーサード達が闇に帰るのを見届けた二人はブラック達と合流して藤兵衛を抱えてホテルに戻っていった。

 

 

 

 

 

 

 

藤兵衛「そうかぁ~わしが気を失っている間に地獄大使達を倒したかぁ~。」

 

ホテルに戻った一行は、藤兵衛が目を覚ましたと同時にこれまでに起こったことを話していた。

 

本郷 「ええ。といっても、地獄大使とゾル大佐を倒したのはなぎさ達ですがね。」

 

一文字「あの二人を倒すとはな、大したもんだ。」

 

一文字はそういってほのかの頭を撫で、ほのかはちょっと照れくさそうに頬をほんのり赤くしていた。

 

ほのか「それを言ったら、お二人もすごいですよ。あの二人を倒してしまうだなんて。」

 

なぎさ「ホント、ホント。私達二人がかりでやっと倒した相手なのに・・・・・・」

 

一文字「確かに強かったなあいつら・・・・・・」

 

本郷 「ああ。しかし・・・依然聞いた二人の話の通りだとすればまだあと3・・・いや、二人いるのかもしれない。」

 

一文字「それに、途中から現れたという新幹部だった三人も・・・・・・」

 

なぎさ「確か「ショッカー」にもまだいましたよね?幹部が一人?」

 

本郷 「死神博士か・・・・・・」

 

藤兵衛「そういえば地獄大使は死神博士も蘇っていると言っていたよなぁ~。」

 

一文字「だが、今回現れたのは他の二人と「ドツクゾーン」の二人か・・・・・・」

 

藤兵衛「まあとにかくだ!!せっかく観光に来たんだ。「ショッカー」と「ドツクゾーン」の事は少しの間忘れて、羽を伸ばそうとしようや!!」

 

なぎさ「賛せーーい!!」

 

本郷 「おやっさん・・・・・・」

 

ほのか「なぎさも・・・・・・」

 

一文字「いいんじゃないか?折角来たんだ。俺も「ショッカー」の事がなければゆっくりと温泉と那智の滝を堪能しようと思っていたしな。」

 

本郷 「おいおい・・・・・・」

 

ほのか「もう、一文字さんまで・・・・・・」

 

藤兵衛が笑いだすと、みんなもつられて笑い始めていき、そうやって、部屋ではにぎやかな笑い声が響いていき、各々(おのおの)那智を堪能していったのだった。

今、着々と進んでいる「ショッカー」大幹部、死神博士達の計画の事も知らずに・・・・・・




この後も、2話連続投稿です。お楽しみに!!

『スカイライダー』の章にて、ライダー1号とアマゾンのライダースターカラーペンをどちらに使ってもらうか?

  • スター×1号・ミルキー×アマゾン
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