ハカセ「・・・よっと、ふぅ~・・・確かこの辺りのはずだったな?・・・」
ここ富士山の山頂付近に新生ショッカーに所属する謎の男『ハカセ』は降り立つ。すると彼の脳裏に老人の声が響いてくる。「そのはずだ」としかし、声の主はハカセがこの場所に探しに来たある『施設』の詳しい場所は知らないそうでハカセもため息を一つ吐いきながら「地道に探すか」とここで帰るわけにも行かないので探しだす。
しばらく雪道で歩きづらい道を進んでいたが、ハカセは見た目お歳に見えるのだが目が良いらしく遠くにあった施設を発見した。
ハカセ「おっ!?あれか?」
老人の声(恐らくな)
ハカセは急ぎ足で見つけた施設に向かう。遠目(とおめ)では分からなかったが近くで見ると「やはり」とつぶやいていた。施設はボロボロの廃墟になっていたようでこれは予想済みの状態であったようだ。また老人の声がハカセの脳裏に響く「でっどうする?」と、するとハカセは自信ありげに「こうするまで!!」と叫ぶ。
ハカセ「いでよ!!工具ザケンナァァ~~!!」
ハカセが叫ぶと背中から大小さまざまな工具に取り付いたザケンナーが現れる。それぞれがテキパキと修繕個所を直していく。それぞれの動きを見てみると、単体で作業する者や何体かで一組の者がおり、しっかりと『報・連・相』を全体で取りながら作業を進めていた。
ハカセは工具ザケンナー達の作業を見ながらある部屋にやってくると立ち止まり、とある装置をポイッと放り投げるとふわふわ浮きながら部屋の中央に飛んでいき勝手に取り付いた。
ハカセ「ふふふこれで良い。これならプリキュアのデータを取るのには打って付けだ!!そして上手くいけばライダーもプリキュアも倒せる!!ふふふ・・・ははははは!!」
ハカセの高笑いは修繕中の廃墟中に響き渡り、それはさらに山彦(やまびこ)として富士山に響いていくのだった・・・
トカゲロン軍団との死闘を終えてから二日後。とある山道にてストップウォッチを持つ『立花 藤兵衛』と何故かプリキュアに変身し両手を振って何かを応援しながらストップウォッチを持つキュアブラックとノートと鉛筆を持って今こちらに向かっている二つのオートバイを今か今かと待ちわびているキュアホワイトの姿があった。
ブラック「二人共~~!!がんばってくださぁぁ~~い!!」
藤兵衛「来るぞぉ~!!なぎさ・ほのか準備はいいか?」
ホワイト「はい!!」
ブラック「来るよ来るよ来るよ!!・・・来たぁぁーー!!」
藤兵衛「ふんっ!!・・・」
ホワイト「・・・立花さん・ブラックどうですか?」
藤兵衛「・・・隼人の方が1秒早かったようだ」
どうやら本郷と一文字もいたようだ。二人はオートバイレースに向けての練習をしていたようで藤兵衛が本郷の、ブラックが一文字のタイムをそれぞれ図ることになっていたようで、止めたタイムを見てみると一文字のタイムは藤兵衛の言う通り1秒本郷より早くゴールを通過していたようだ。Uターンして戻ってきた二人がそれを聞くと一文字は上機嫌になり反対に本郷は苦い顔をして悔しそうにしていた。
ブラック「おめでとうございます一文字さん!!」
一文字「おう。ありがとうななぎさ。本郷、今度は俺の勝ちだな!!」
本郷 「う~ん参った。今度は俺の負けか・・・」
ホワイト「今度は勝てばいいんですよ本郷さん。それにこのタイム私はすごいと思いますよ。」
藤兵衛「ようし!!二人は一度休憩だ!!次はなぎさお前の番だ!!」
ブラックは「はい!!」と返事を返し、そばに止めてあった『トルネード』の発信準備を整える。藤兵衛が「準備はいいか?」と尋ねるとそれに応えて「行けます!!」と返す。
藤兵衛「気を付けて行って来いよ!!」
ブラック「はい!!・・・それっ!!」
藤兵衛「ふんっ!!」
ブラックはトルネードのエンジンをかけると、先ほどまで本郷と一文字の走っていたコースを進んでいく。ブラックが走り出したのを確認したと同時に藤兵衛もストップウォッチをスタートさせる。しかし、次にストップウォッチを見てみるとボタンを押したはずなのに動いていなかったのだ。藤兵衛は急いで何度か押しなおしてみる。
藤兵衛「・・・・・・」
ホワイト「立花さんどうかしました?」
藤兵衛「嫌な予感がするな」
藤兵衛の突然の発言にホワイトは「えっ?」と思わず聞き返す。藤兵衛がそう思ったのはストップウォッチは何度押しても動く事がなかったからであった。そして、その予感は的中してしまう。もうすぐそこで・・・
ブラックは快調(かいちょう)に自身のマシン『トルネード』を走らせる。その様子はもうジャガーマンと蜂女の時に初めて乗った頃とは別人の腕であった。
メップル「ふぅ~気持ちいい風メポ~初めてこれにブラックが乗った時はこけまくってたから一緒に乗ってたメップルも何度か地面にぶつかってあれは痛かったメポ~」
ブラック「うるさいなぁ~あれ私の方が痛かったんだからねぇ~!!でも確かに気持ちぃ風ねぇ~これが特訓って事忘れそう。」
今ブラックが『トルネード』を走らせているのはというと、先日のトカゲロン軍団との死闘が終わりダブルライダーとの特訓の日々も終わりを遂げたのかと思わていたなぎさとほのかであったが、藤兵衛から「折角(せっかく)良いマシンを持っているんだ!!これからの事のために今度はトルネードでレーシングの特訓だ!!」とコーチ魂に火が付き、本郷・一文字の練習の傍(かたわ)ら二人も『トルネード』の運転をしていたのであった。ただし、流石(さすが)に変身前ではいざという時に危ないのであらかじめ変身してからの練習である。
ブラック(これスケボーだけど、オートバイって気持ちいいかも。私も免許取れる歳になったら取ってみようかなぁ~)
そんな事を考えながらもまだまだ快調に『トルネード』を走らせるブラック。しかし、ふと何かを踏んだような気がし、正体は分からないが何か嫌な予感が頭をよぎった。
そして、自身が通(とお)ってきた道やその先の適当な場所が突如爆発を起こす。どうやら地雷のようだった。5~6発ほど爆発し、横転しながらも立ち上がり「誰!?またショッカー!?」と叫びながらまだ見えぬ敵の存在を探す。すると、空から異形のカラスのような怪人とそれに乗っているエリマキトカゲの怪人が自身のすぐそばに降り立つ。
カラスの怪人「黒い娘、貴様がキュアブラックだな!!カァッ!!」
エリマキトカゲの怪人「ううぅぅっっ~~!!」
二体の怪人はそれぞれカラスの怪人はモリに似た槍を、エリマキトカゲの怪人は剣を構え、それぞれ切り掛かる。それぞれの攻撃を一度ずつ避けた後に更に繰り出されたカラスの怪人の突きを槍を掴むことで防ぐブラックだったが、その上にエリマキトカゲの怪人が更に自身の剣を力任せに重ねてブラックを押していく。少しの間(ま)の力比べの後(のち)、二つの槍と剣が離れていき、ブラックに隙が生まれカラスの怪人の槍が腹部に繰り出される。しかし、それを咄嗟に掴むことで串刺しになることを避けられたが、そのまま空中に放り出される。地面に激突したが、上手く衝撃を逃がしたためすぐに起き上がり反撃に出るため駆け出していく。
ブラック「だぁっ!!」
エリマキトカゲの怪人「うぶっぅ!?」
ブラック「ふっ!!・・・はぁっ!!」
カラスの怪人「ギァッ!?」
ブラック「・・・はぁっーー!!・・・」
ブラックは飛び蹴りをエリマキトカゲの怪人に放ち、カラスの怪人の腹部を数発、最後に頭部を一発殴り、カラスの怪人も転倒したところで、ブラックは反転ジャンプでその場を一度離脱する。
ほんの少しの間に目標に姿をくらまされ、その辺を捜索する二体の怪人。ここで逃がしてはわざわざ一人の所を狙った意味がない。何としてもここで獲物を仕留めようと躍起(やっき)になる。
カラスの怪人「ギェッ!?どこだ?」
エリマキトカゲの怪人「プリキュア何処(どこ)だ!?」
ブラック「ここよ!!・・・よっと!!光の使者!!キュアブラック!!」
自分を探す二大怪人に向かっていつの間にか高台に上っていたブラックは足元に落ちていた鉄棒を足で端を思いっきり踏みくるくると空中に飛ばすと、それを掴み二大怪人に向かって名乗りを上げる。それを見た二大怪人も「小癪(こしゃく)な!!」とカラスの怪人は槍をブラックに向かって投げる。ブラックもそれを迎え撃つかのようにジャンプし、空中でその槍を持っていた鉄棒で叩き落す。
ブラック「今度はこっちから行くわよ!!」
ギルガラス「ずに乗るなよ!!このギルガラス様のデッドマンガスで、あの世に送ってくれるわ!!」
ドクトカゲ男「うううぅぅぅ~~このドクトカゲ男様の毒液で溶けてなくなれプリキュア!!」
ブラック「やれるもんならやってみなさいよ!!」
三者は再び自分の得物を駆使しながら戦闘を再開させ、カキンッ!!カキンッ!!と金属音が周辺に鳴り響いていった・・・・・・
その頃、中々戻ってこないブラックを心配して、誰かが向かってみようと話し合っていた一同。取り合えず本郷が様子を見に行くことになり、まさに自身の愛機にまたがったその時であった。
藤兵衛「気をつけてな!!」
本郷 「えぇ。んん?・・・ほのか危ない!!」
藤兵衛の後ろの茂みから何かが動いたように見えた本郷はよく目を凝らしてみると緑色の怪人がホワイト定めてナイフを投げ飛ばしているのが見え、バイクから飛び降り咄嗟にホワイトを庇いながら地に伏せる。それにつられて一文字も藤兵衛を庇うように伏せだす。しかし、ナイフは一本しか飛んでこなかったようで一同は頭を上げ、ナイフを飛ばした犯人を探し出す。
藤兵衛「・・・どっから飛んできた?」
本郷 「確か・・・あっちの方からのはずだ・・・」
ホワイト「・・・あっいた!!」
ホワイトの視線の先には緑色の怪人がこちらを見つめており、ホワイトが自分に気づいた事を悟ると背を向け茂みに逃げ出す。
ホワイト「待ちなさい!!」
藤兵衛「あっおい!?」
本郷 「ほのか!!待つんだ!!」
一文字「本郷!!俺が行く!!」
本郷 「分かった!!」
ホワイト「待ちなさい!!」
緑色の怪人「ブゥゥブゥゥ・・・ブゥゥゥゥッ~~こいっ!!キュアホワイト!!」
???「ブワァッ~!!」
???「イイィィィィ~~!!」
緑色の怪人は近くで見ると、ハエの特徴を持っており、ホワイトの左右背後の地面から二体の怪人が姿を現す。一体はモグラのような怪人で、もう一体はよく分からないが昆虫の幼虫のような特徴を持っていた。三体の怪人はホワイトを取り囲みながらゆっくりと回り始めていた。
ホワイト「出たわね・・・ハエにモグラって事はハエ男にモグラングって怪人のはず・・・後は何かしら?よく分からないけど何か幼虫っぽいわね・・・・・・はぁっ!!・・・行くわよショッカーの改造人間!!とぉっ!!」
ホワイトはその場でジャンプをして、高台に着地し三体の怪人を見つめながら戦闘態勢に入る。高台から飛び降り繰り出されるフックパンチの連撃を難なくかわしていきながら何度か側転・バック転を繰り返し数歩分の距離をとる。
モグラング「ブワァッ!!」
ホワイト「ふっとぉっ!!」
側面からモグラングのシャベル状の手がホワイトに突き出されるがそれを右腕で咄嗟に払いのけそのまま右足で腹部を蹴り上げる。
そしてそのまま背を向けて駆け出し、三体の怪人もホワイトの後を追う。
ホワイト「・・・・・・」
ハエ男「ブゥゥッ!!」
ホワイト「ふっ!!とぉっ!!」
ハエ男「ブゥッゥ!?」
立ち止まり三体の怪人がまたホワイトを囲み、ハエ男が右正拳突きを放つがホワイトはそれを避けハエ男の背中にチョップを一撃当て坂を転げ落ちる。そして再びホワイトは怪人達に背を向け駆け出し、怪人達もそれを追いかける。
ホワイト「とおっ!!」
モグラング「ブワァッ!!」
正体不明の怪人「イィィィ~~!!」
ホワイトは高台から飛び降り、二体の怪人もそれを追い飛び降りる。走るのを止め、立ち止まった先にはいつの間にか先回りしていたハエ男が立ちはだかりホワイトは後ろにいたモグラングともう一体の怪人を見つめる。
ホワイト「とおっ!!」
正体不明の怪人「ギェェッ!!」
ホワイト「とぉっ!!」
正体不明の怪人「ギェェェッッ~~!?・・・ギェ・・・」
ホワイトはその場でジャンプし、幼虫の怪人もホワイトを追いジャンプする。それを顔面にドロップキックを浴びせて地面に墜落させる。ホワイトも着地し構えると怪人は糸を吐き出し、視界がぼやけたと思ったら繭(まゆ)を形成していた。それを突如一本の縄がからめとり、上空高く吊り上げられ、別の怪人が肩に担いでいる姿が目視できた。
別の怪人「あ~りゃりありゃありゃありゃありゃり~~・・・・・・」
ホワイト「ナマズの怪人?ぁっ!?」
モグラング「ブワァッ!!」
ハエ男「何処を見ている?お前の相手は俺達だ!!」
ホワイトは再び構え戦闘態勢をとる。その隙に繭を抱えたナマズの怪人は姿をくらます。この時に姿をくらました怪人こそが後に那智でなぎさ・ほのかが戦った『ナマズギラー』と成虫へと進化した『ドクガンダー』なのであったが、この時戦ったドクガンダーが幼虫なのであったという事を知らなかったため、全く気付く事は無かったのであった。
2号 「とおっ!!」
モグラング「ブワァッ!?」
ホワイト「一文字さん!!」
2号 「ほのか行くぞ!!」
ホワイト「はい!!」
2号 「とおっ!!」
ホワイト「とぉっ!!」
2号・ホワイト「ダブルキィィッ~~ク!!」
モグラング「ブワァッァァッッ~!?」
ライダー2号が突如乱入し、ライダーキックでモグラングを攻撃する。転倒したモグラングをよそに二人はその場でジャンプし、ダブルキックでモグラングに止めを刺す。まともに受けたモグラングは爆死し二人は無事着地を決める。残ったハエ男は憎らし気に二人を睨み付けていた。
ハエ男「ブウゥッッよくも、俺達の仲間をやったなぁ!!」
2号 「ほのか。こいつは俺に任せろ!!君は本郷とおやっさんと一緒になぎさの所に行け。」
ホワイト「分かりました!!」
ハエ男「ブウゥゥ!!」
2号 「こいハエ男!!・・・・・・」
ハエ男「・・・ブゥゥ!!」
2号 「ふっ!!・・・とぉっ!!とおっ!!・・・ライダァァーキィィック!!」
ハエ男「ブゥゥッ!?ブウゥゥゥ~~!?」
2号はホワイトを送り出し、一人かつて幾度か戦った怪人、ハエ男と対峙する。二人は少し周りながら構えている。ハエ男が右ストレートを放つがそれを難なく左腕でガードする。そしてカウンターを狙っていたのか右腕で腹部を一発殴り倒す。そのまま背負い投げを放ち背中を強打したハエ男に向かってその場でジャンプし、ライダーキックを放つ。それをまともに受けたハエ男はいつの間にか移動していた高台から転倒し、爆死する。そして、2号はそのままホワイトを追い、その場を離れるのであった。
ブラック「ふっ!!だぁっ!!ふんっ!!」
ドクトカゲ男「うぅぅっ~~!?」
ギルガラス「ギァァッ!?」
単身ドクトカゲ男とギルガラスと戦闘を続けていたブラックは鉄棒を駆使して、武器を持った二大怪人にも全く引けを取らない戦いをしていた。
ブラックは鉄棒を思いっきり振るいドクトカゲ男の持っていた剣を弾き飛ばし、そのまま左足で腹部を蹴り上げドクトカゲ男は後方に転げていき、後ろにいたギルガラスに向けて鉄棒をそのまま肘打ちをする要領で打ち出す。腹部に当たり、その衝撃でギルガラスも後方に転倒して転げていく。先に復帰したドクトカゲ男はブラックに向けて手を口に持っていき勢いよくそれの手をどける。
ドクトカゲ男「ひぉぉぉ~~!!」
ドクトカゲ男の口から細長い舌が伸び、それがブラックの右手首に絡みつく。少しの間の硬直の後、ブラックはその場で絡みついた舌ごとジャンプしキックを放つ。
ブラック「プリキュアキィィック!!」
ドクトカゲ男「うぅぅぅっっ~~!?・・・うっぅぅっ~~・・・」
ブラック「よっと・・・・・・」
ギルガラス「ギィアァッ!!」
ブラック「ふっ!!ふっふっふっ・・・はぁ!!」
ギルガラス「カアァァッ!?」
ドクトカゲ男を倒し、着地したブラックの背後に再びギルガラスが槍を構えて現れる。それを今度は素手ではたき落とし、右腕だけでまるでレイピアで突きを出すかのように正拳突きをギルガラスの首・胸元・腹部を適当に狙い攻撃する。そして、右手でショッカーベルトを掴み、左手でギルガラスの右手首を掴み倒れているドクトカゲ男の投げ飛ばし、二体の怪人はそのまま爆発を起こし爆死し、爆発したかしょに近づきながら煙を見つめていた。
ブラック「どんなもんよ!!」
メップル「お見事メポ!!」
ホワイト「ブラックゥゥ~~!!」
ブラック「ん?・・・ホワイト!!本郷さんに立花さんも!!」
突如ブラックを呼ぶ声が聞こえてきたと思い声の聞こえた方向に振り返って見るとそれぞれのマシンを駆っていた3人がブラックのそばへ寄ってくる。ブラックのそばでマシンを止めたホワイト・ライダー1号・藤兵衛の三人はマシンを降り駆け寄っていく。
1号 「なぎさ、そっちにもショッカーが出たようだな。」
ブラック「はい。カラスの奴とエリマキトカゲの奴が出てきました。確かぁ~・・・ギルガラスとドクトカゲ男って言ってたようなぁ~~あっでももうあの通りですほらっ!!」
ブラックの指さす方にあった煙と地面でちょろちょろと燃えている火を見て事のあり様を察した。ブラックはホワイトから向こうでもショッカー怪人が襲い掛かってきており、今2号が戦っていることを聞かされ、4人は2号の下へ急行しようとそれぞれのマシンに乗り込もうとマシンに近づくとメップルとミップルが突如、ギルガラスとドクトカゲ男の爆発した方に嫌な気配がすると警告してきた。
プリキュア「・・・・・・」
1号 「んん~・・・」
藤兵衛「んんっ?・・・」
ギルガラス「ギェァァ!!」
ドクトカゲ男「ひぉぉぉっ~!!」
ブラック「うそぉっ!?ありえなぁ~い!?」
1号 「ギルガラスにドクトカゲ男!?」
藤兵衛「おいおい!?こいつらたった今なぎさが倒したばかりじゃなかったのか!?」
ブラック「そうなんですけどどういうこと!?」
ホワイト「来るわ!!」
四人が煙をじ~と見つめていると、突如倒したばかりのギルガラスとドクトカゲ男が復活を果たし、4人に襲い掛かる。ギルガラスはブラックとホワイトに、ドクトカゲ男は1号に襲い掛かり、藤兵衛も隙を見ては1号の加勢をしようと様子を伺っていた。
ギルガラス「ギアァァッ!!」
ホワイト「ふっ!!・・・」
ブラック「うっ!!うぅぅっ・・・」
ホワイト「とぉっ!!とぉっ!!とぉっ!!」
ギルガラス「カァッ!?」
ギルガラスはホワイトに向かって引っかき攻撃を何発か放ち、隙だらけになったギルガラスの背後からブラックが羽交い絞めにし、その隙にホワイトがギルガラスに向けて力強いフックを一発、二発最後に頭部に三発目を放ちその衝撃でギルガラスはブラックからたまらず離れ転倒する。
1号 「うっ!?」
ドクトカゲ男「うぅぅぅっ~~」
1号 「おおっ!?」
ドクトカゲ男「ううぅぅっ~~・・・」
藤兵衛「こんにゃろ!!」
ドクトカゲ男「うぅっぅ~~!?」
1号は正拳突きを放つが、その繰り出された右腕を掴まれ背負い投げをお見舞いされ1号は背中を強打される。そのままドクトカゲ男は1号に馬乗りに乗り、首を絞めようと攻撃を始める。しかし、藤兵衛が横から突飛ばしその反動で1号から離れ転倒する。立ち上がった1号はドクトカゲ男を睨みながら出方を伺っていた。しかし、二体の怪人は一瞬にして消え去ってしまい代わりに別の怪人が4人の前に姿を現した。
???「・・・グワァァッ~~!!」
???「・・・ヒィ~ヒッヒッ!!」
ブラック「えっ!?嘘でしょ!?あんた達は!?」
ホワイト「トカゲロン!?ピラザウルス!?」
ブラック「あんた達はこの間あたしたちに倒されたばっかりじゃない!?」
ホワイト「さすがはショッカーってところかしら?再生怪人はショッカーの十八番(おはこ)だものね。」
ミップル「でも、様子がおかしいミポ?」
ホワイト「おかしいって?」
ミップル「あの怪人達から感じる気配がこの間感じた気配と違うミポ?」
ブラック「この間と違うってどういう事?」
メップル「今あの怪人達から感じる気配は、ザケンナーと同じ闇の気配メポォ!!」
ブラック「ザケンナーと・・・」
ホワイト「同じ?・・・」
藤兵衛「おっ!?おい!!後ろからも来たぞ!!」
藤兵衛の言葉を聞き3人が後ろを振り返るとそこには蛇(へび)の怪人とサボテンの怪人が立ちふさがっていた。それは先日ダブルライダーが倒したコブラ男とサボテグロンであったのだった・・・・・・
1号 「コブラ男に、サボテグロンか!?」
コブラ男「ワアァァッ!!」
サボテグロン「キキキィィィィッッ~~!!」
藤兵衛「お前らしつこ過ぎるぞ!!」
メップル「また来るメポ!!」
メップルが叫ぶと、4体の怪人がいる場所とはまた別の場所に立った今消えたはずのギルガラスとドクトカゲ男そして、2号が倒したハエ男の姿があった。合計7体の怪人が4人を取り囲んでいた。
ホワイト「ハエ男までどうして!?」
ブラック「ハエ!?ちょっと近寄らないでよバッチィ~!?」
藤兵衛「そんな場合かぁ!!」
ブラック「だってぇ~~・・・」
ホワイト(さっき戦った時に触っちゃった事は言わない方が良いわねぇ~)「・・・本郷さん私に考えがあります。私が合図をしたら立花さんを抱えて同じ方向に飛んでください!!」
1号 「分かった!!」
怪人達が一斉に飛び掛かろうとする直前、ホワイトは1号に藤兵衛を抱えて飛ぶように頼み込み、その直後怪人達が一斉に飛び掛かる。「今です!!」と合図を出したホワイトの後に続いてブラック・藤兵衛を抱えた1号もジャンプする。着地するまでの間に二人は手を繋ぎ、プリキュアの背後に着地した1号と藤兵衛をよそにプリキュアは着地した4人を襲おうと向かってくる怪人達に向かって両手を突き出す。
プリキュア「マックスゥゥゥーーー!!」
地面に着地したと同時に放たれたマーブルスクリューをまともに受けた怪人達は特に避けるそぶりも見せずに瞬(またた)く間に消滅する。
藤兵衛「やぁったぁ~~!!」
ブラック「良し!!」
1号 「あれをまともに受ければひとたまりもない。勝負あったな」
ホワイト「えぇ。これで終わってくれればいいんですけど・・・」
ブラックと1号・藤兵衛はこれで終わったと安堵(あんど)し、反対にホワイトは一抹の不安を抱えていた。その不安は的中してしまい今マーブルスクリューを放ち、怪人達が消えた場所にまた新たな影が複数現れる。
ギルガラス「カアァッ!!」
ドクトカゲ男「ひぉぉぉっっ~~!!」
ハエ男「ブゥゥッ!!」
トカゲロン「グワァッ~!!」
ピラザウルス「ヒィ~ヒッヒッ・・・」
モグラング「ブワァッ~~!!」
ブラック「嘘でしょ!?」
ホワイト「あれを喰らったのにまた!?」
1号 「いくら何でも再生が早すぎる!?」
藤兵衛「どうなっとるんだ!?」
4人が混乱しているのもお構いなしに再生怪人達は襲い掛かる。ブラックはトカゲロン・ハエ男と、ホワイトはギルガラス・ピラザウルスと、1号はドクトカゲ男と対峙する。
しかし、モグラングは藤兵衛を狙って来ており、藤兵衛はそれに何とか対処しようと反撃に出る。
ハエ男「ブゥゥッ!!」
ブラック「ちょっとちょっと来ないでよ!!いやぁ~~!!」
ハエ男「ブゥゥッ!?・・・ブッ・・・」
ブラック「あれ?なんかあっけな?」
ホワイト「てやぁっ!!」
ギルガラス「ギアァッ!?」
ホワイト「消えた?」
モグラング「ブワァッ!!」
藤兵衛「おおっ!?・・・こんなにゃろ!!」
モグラング「ブワァッ!?」
藤兵衛「いやっ!!」
モグラング「ブワァッ!?・・・ブァ・・・」
藤兵衛「ややっ?・・・消えちまったぁ・・・」
1号 「とぉっ!!とぉっ!!そうか、こいつら一体一体は大したことがないぞ!!とぉっ!!」
ドクトカゲ男「うぅぅっ~!?・・・」
ブラックは思いっきりハエ男を一発殴り倒し、ホワイトは飛び蹴りをギルガラスに放つ。藤兵衛はモグラングのシャベル状の腕の攻撃を避け近くに落ちていた少し分厚い木の棒を掴み思いっきりモグラングの頭部にたたきつける。モグラングは両手で頭を押さえ悶えていた一瞬の隙に藤兵衛はモグラングを突飛ばしモグラングは岩に頭をぶつけそのまま一瞬にして消えてしまう。ハエ男もギルガラスも同様に消え1号はこの再生怪人達はいつもの再生怪人として復活した時よりもだいぶ力が落ちている状態で復活していることに気付き、ドクトカゲ男の腹部に蹴りを放つと、ドクトカゲ男もまた消えてしまう。しかし、今度はさきのマーブルスクリューに飲まれたコブラ男・サボテグロンが復活してくる。
ブラック「もうっしつこぉ~~い!!」
ホワイト「これじゃあ霧が無いわ!!」
1号 「なぎさ・ほのかここは退くぞ!!」
1号が撤退を指示してプリキュアはトルネードに、1号は新サイクロンに、藤兵衛もジープに乗り込みこの場所を離れていく。その最中1号の鼻のランプが光りこの場にいない今こちらに向かっている2号に向けて連絡を取っていた。仮面ライダーの特殊能力の一つで仮面ライダー同士の専用通信の機能であった。
2号にもここから撤退するとの旨(むね)を伝え2号も1号達の方へ向かう道をUターンして合流場所であるアミーゴへと直行していった。
ハカセ「ふふふっ実験はおおむね成功か。とはいえ、怪人ですらあの程度の力で実体化するとはまだ改良しなければならんようだな。まあいい、それでも十分だ。者ども!!作戦を決行する時だ!!やれ!!」
科学者戦闘員A「イッー!!」
科学者戦闘員はボタンを幾つか操作すると、部屋に設置されていた映写機が動き出し、そこから放たれた光が東京の町中に向かって飛んでいったのであった・・・・・・
その頃、アミーゴにて無事合流出来た一同は不可解な再生軍団について対策を練っていた・・・・・・
藤兵衛の淹れてくれたコーヒーを飲みながら5人とメップル・ミップルは不可解な怪人達の正体の検討を進めている。本郷・一文字・藤兵衛はブラックで、なぎさ達は砂糖とミルク入りである。本郷は先の戦闘でメップルが言っていた「怪人にもザケンナーと同じ気配を感じる」と言う言葉に疑問を感じていた・・・
本郷 「メップル。さっき怪人にもザケンナーと同じ闇の気配を感じると言っていたが、普段俺達が戦っていた怪人達にも同じ気配を感じていたのか?」
メップル「いいや、ドツクゾーンの連中とショッカーの連中とじゃあ感じる気配が全然違うメポ。」
ミップル「でもさっきは怪人達からもザケンナーの放っている邪悪な気配を感じたミポ」
藤兵衛「どういう事だ?それじゃあまるで怪人の姿をしたザケンナーとかいう奴らってことなのか?わしはそのザケンナーとかいうのは見たことないからよく分からんが・・・」
ミップル「そういえば、怪人達が復活するたびに遠くの方から邪悪な気配を強く感じたミポ」
一文字「遠くから?」
ほのか「ミップル、それって何処から感じるかって分かる?」
ミップル「確か・・・」
メップル・ミップルが邪悪な気配をどこから感じたかを思い出そうとうねっていたら店の外が騒がしくなり藤兵衛が「騒がしいなぁ~」と外の様子を見に行くと「何だぁ~!?」と叫び、その声を聞いた4人とコミューンに戻ったメップルとミップルは外に出ると、大変な事が起こっていたのであった・・・・・・
黒装束の忍び刀を持ったザケンナー「ザケンナァァ~~!!」
男性A「助けてくれぇぇ~~!!」
蝙蝠男(こうもりおとこ)「キィィィィッッ!!」
女性A「助けてぇぇ~~!!」
なぎさ「何これ!?ありえない・・・」
ほのか「忍者ザケンナーに・・・こうもり!?」
本郷 「それだけじゃないようだ」
一文字「他の怪人もいるようだ。あれを見ろ!!」
なぎさ「危ない!!」
藤兵衛「おい!?なぎさ!!」
一文字が指さす方へ視線を送るとそこには先の戦闘で倒したはずのハエ男やモグラングがいた。他の場所にも視線を移すと、これまで倒してきた他の怪人達もよみがえっており、町の人間をあたりかまわず襲っていた・・・・・・
なぎさは飛び出し、近くにいた襲い掛かっていた怪人『死神カメレオン』に跳び蹴りを放ち、襲われていた人を助け出す。
なぎさ「大丈夫ですか?」
女性B「はい」
なぎさ「早く向こうに!!」
サラセニア「ギギギギッ!!」
なぎさ「ふっ!!・・・だあっ!!」
サラセニア「ギギッ!?」
なぎさに言われてとにかくその場を離れる女性B・・・なぎさのすぐ後ろにはまた別の怪人『サラセニア』が襲い掛かろうとする。
サラセニアが縄を振り回し、なぎさに向かって叩きつけようとするがそれを咄嗟にバックステップで回避してそのまま飛び蹴りを放つ。すると、サラセニアは転倒し消える。
サラセニアが消え、なぎさに駆け寄ったほのか達は更に現れる敵軍団を退(しりぞ)け一度その場を後にしてアミーゴへと戻っていくのであった・・・・・・
場所が変わり、再びアミーゴに移る一同・・・
メップル・ミップルはさっきの戦闘中に分かった事を伝えていた・・・
ほのか「じゃあそこにあの軍団を送り込んでいるザケンナーがいるのね?」
ミップル「間違いないミポ。あいつらが新しく現れる度(たび)に感じたから間違いないミポ!!」
藤兵衛「しかし、また遠いくて高いところだな~富士山とは・・・」
本郷 「えぇ。まさかまたそんなところでショッカーが絡むとは思わなかった」
一文字「何処から来るのか分かったところで、本郷、それじゃあ行くとするか。富士山に」
本郷 「おう」
ほのか「待ってください!!お二人だけで行くつもりですか!?」
本郷 「あぁ。町に散らばっている奴らを放っておくわけにもいかん」
一文字「ほのか・なぎさ、こっちの事は任せたぞ」
ほのか「でも、あれだけの数の敵を送り込めるような基地ですよ!?そんなところを襲撃するって事は、警備体制も比べ物にならないほどの人員が敷かれているはずです!!そうなると持久戦ですと人数の少ない私達では・・・全員で行かないと危険すぎます!!」
一文字「しかし・・・町の方の人々を放っておくわけにも行かない・・・」
ほのか「それはそうですけど・・・」
藤兵衛「ふ~~ん・・・・・・良し!!なぎさ・ほのかお前達も本郷達と一緒についていけ」
ほのか「えっ?」
本郷 「おやっさん!?・・・」
藤兵衛「町の方の怪人達はわしらが何とかする!!」
ほのかと本郷・一文字のやり取りを聞いていた藤兵衛は何かを決めたように両ひざを叩き立ち上がり、藤兵衛『達』が何とかすると言い出すのだった・・・・・・
藤兵衛の顔のアップからカットが変わり、数十分後、一同はとある事務所に来ていた。そこには藤兵衛・本郷・一文字・なぎさ・ほのかそして、数名の少年少女達が同じ服装をしており、仮面ライダーの頭部をモチーフにしたヘルメットとペンダントをしていた・・・
藤兵衛「皆、よく集まってくれたな・・・解散したっていうのにこんなにすぐに集まってくれてわしは嬉しいよ・・・」
藤兵衛は集まってくれた子供達に対して礼と今回の招集の本題を説明していた。しばらく事態収拾のための指示を説明してそれを一通り話した藤兵衛は最後に「皆、行っとくれ!!頼むぞ!!」と号令を出すと子供達は「了解!!」と返事を返し、外に飛び出すと自転車に乗り数名の組に分かれ町中に飛び出していく。それを横目で見ていたなぎさとほのかは藤兵衛の統率力に感心していた・・・
なぎさ「すごいなぁ~あれが少年仮面ライダー隊なんだ。初めて見た」
ほのか「立花さんもすごいわねぇ~子供達の統率(とうそつ)もあんなにうまくとれてる。」
なぎさ「そういえば私達今年ってお互い部長になるよね?元の時代に戻る前に立花さんに色々聞いてみるのもいいかもね?」
ほのか「そうねぇ~立花さんの所にいると色々勉強になるのは確かだし、今回の事が片付いたら色々教えてもらいましょうか」
藤兵衛「良し!!わしも現場に出てくる。お前達はお前達で上手くやってくれ!!」
なぎさ「はい!!」
ほのか「分かりました!!」
本郷 「おやっさんも無茶しないでくださいよ?」
一文字「ほのかとなぎさもな」
はぎさ・ほのか「はい!!」
4人は少年仮面ライダー隊の隊員達を見送った後、なぎさとほのかはプリキュアに変身して、余っていた少年仮面ライダー隊のヘルメットをかぶり藤兵衛と別れショッカーの基地があると思われる『富士山』に向かってそれぞれのマシンに乗り込み走らせるのであった・・・・・・
メップル・ミップルの先導に従い富士山に向かいそれぞれのマシンを走らせ、いつの間にか本郷・一文字は仮面ライダーに変身していた・・・
整備されているアスファルトの見晴らしのいい道路を進んでいくと突如通路のそばで爆発が起きる。
4人は一度マシンを急停止させると辺りを見渡す。すると、左右からバイクに乗ったショッカー戦闘員軍団とそれを先導するサイの怪人と空中を縦横無尽に飛び回る蛇のようないや、鉄の蛇とも言えそうな何かが4人に向かってやってくる。
1号 「あれはサイギャングか!!」
2号 「あの空中にいる奴はザケンナーか?」
ブラック「あのザケンナーって確か?・・・」
ホワイト「私達が初めて戦ったジェットコースターのザケンナー!!」
1号 「ほ~う君達の思い出の仇敵(きゅうてき)か。俺でいえば蜘蛛男がそうだな」
2号 「何気に俺が初めて戦ったサボテグロンは海外の幹部怪人だったんだよなぁ~・・・」
ホワイト「って!!のんきな事言っている場合じゃないですよ!!」
1号 「あぁ。行くぞ!!」
1号の号令の後、4人はそのまま正面にマシンを走らせ左右からやってきていた集団を一組にまとめた事を確認すると、90度曲がり草原を走り出す。
1号 「・・・・・・」
戦闘員A「イッーー!!」
戦闘員B「イッーー!!」
1号は戦闘員数名を引きつけ、しばらく平らな道を走っていたが、上り坂を登っていくと、登るのに失敗したのか途中でこけてしまう戦闘員が2名ほど出てくる・・・
1号 「・・・・・・」
戦闘員C「イッーー!?」
戦闘員D「イッー!?」
1号は上り坂の先の崖からサイクロンで飛び出し見事に着地してそのまま走り出す。それを追っていた戦闘員Cは着地に失敗して地面を転がる。そして、その先にいた1号目掛けて横から突っ込んできた戦闘員Dも1号にぶつかることなく地面に転倒する。
ホワイト「・・・・・・」
サイギャング「ケケケケケケケッ!!」
ホワイトはサイギャングと一対一の対決をしていた。最初の方ではぶつかってはUターン、ぶつかってはUターンを何度も繰り返していた・・・
ホワイト「・・・んんっ!!・・・」
サイギャング「ケケケケケケケッ!!」
Uターン衝突を止め、ホワイトはトルネードを走らせる。それを追うようにサイギャングもホワイトの後を追う。そして、平(たいら)だったりちょっとした坂があったりする凸凹(でこぼこ)な草原を走る両者はサイギャングがホワイトを追い越したり、ホワイトが両手が空いているのを上手く活用し、横にサイギャングが来た時に首筋や肩などにチョップで攻撃を放ち、両者は一歩も引かない戦いをしていた・・・
サイギャング「ケッーー!!」
ホワイト「とぉっ!!・・・」
サイギャング「ケケッ!!」
ホワイト「・・・・・・」
サイギャングが前方からやってきたホワイトに向かって左手を口に当て、さっと放すと口から火炎放射がホワイトを襲い、すかさずホワイトはトルネードを台にして空中にジャンプする。
そして、サイギャングを飛び越しそのまま走り続けていたトルネードに上手く着地するとそのままサイギャングに背を向け走り続ける。すかさずサイギャングはUターンしてホワイトを追いかけると、ホワイトは一度後ろを振り返り険しい顔をしてサイギャングを見る・・・・・・
戦闘員E「イッー!!」
戦闘員F「イッー!!」
2号 「・・・・・・」
ブラック「・・・・・・」
2号とブラックは戦闘員に追いかけられブラックは一度後ろを見て、反撃をチャンスを伺(うかが)う。二人は一度互いの顔を見て一度頷き、二人は左右に分かれる。
戦闘員E「イッーー!!」
戦闘員G「イッーー!!」
ブラック「・・・・・・」
戦闘員E「イッーー!!」
戦闘員G「イッーー!!」
ブラック「はあっ!!」
戦闘員E「イッ~!?」
戦闘員G「イッ~!?」
ブラックはしばらく走り続け、更に現れた戦闘員Gも引きつけUターンをして、正面から戦闘員二人を相手にする。そして、すれ違いざまにブラックは戦闘員二人の間に突っ込み、両隣の戦闘員二人の肩にチョップを繰り出す。それを受けた戦闘員二人はそのまま転倒し、ブラックはそのまま走り続ける。
2号 「・・・・・・」
戦闘員F「イッ~!?」
戦闘員H「イッ~!?」
2号の方では追い越してきた戦闘員Fのそばにまで一気に距離を詰め、素早く離れるとバランスを崩した戦闘員Fはバイクから転倒し、正面からやってきた戦闘員Hに対してはぎりぎりまで突っ込み、すかさず横にそれた事で通り過ぎ、またバランスを崩した戦闘員Hは転倒し2号はそのまま走り続ける。
ジェットコースターザケンナー「ザケンナァァ~!!」
戦闘員達と戦っていた3人と、サイギャングと交戦していたホワイトは一度合流し、空中から4人を狙う鉄の蛇が現れる。ジェットコースターザケンナーが動き出してきたのだ・・・
ジェットコースターザケンナーは右手を振りかざし、コマのようになった車輪を二人に向かって投げ飛ばす。一発が地面に着弾すると、それが爆発物だったようで着弾カ所が爆発を起こす。そこから何発も右手・左手交互に車輪を投げ飛ばし4人を狙う。しかし、4人も当たる訳には行かないからふらふらと左右に動きながらそれをかわしていく・・・・・・
ジェットコースターザケンナー「ザケンナ!!」
戦闘員I「イッー!!」
戦闘員J「イッー!!」
戦闘員K「イッー!!」
ジェットコースターザケンナーの攻撃が中々当たらない事に苛立(いらだ)ちを覚えたのかザケンナーはまるで誰かに命令をするかのようなそぶりを見せる。すると、ジェットコースターザケンナーの座席から戦闘員が3名現れ、手りゅう弾を持ち、ジェットコースターザケンナーは4人の頭上へと移動する。そのタイミングを見計らって座席に座っていた戦闘員I・J・Kは手りゅう弾を落としていき、4人を爆発の餌食にしようと目論(もくろ)む。
1号 「・・・とおっ!!サイクロォォ~~ンアタァァック!!」
ジェットコースターザケンナー「ザケンナ!!」
1号 「むっ!?」
1号はいつの間にか自分達よりも先を飛んでいたジェットコースターザケンナーに向かって、サイクロン号をウィリーの状態に移行し、次の瞬間一気に空中に跳ぶ。ジェットコースターザケンナーに対してサイクロンに乗った時限定の技『サイクロンアタック』を放とうとしたが、それをひらりとかわされ1号は何事もなかったかのように着地することになった。
1号 「やはり、自在に飛び回る敵には当てづらいな・・・」
ブラック「ホワイト!!」
ホワイト「うん!!」
ホワイト「プリキュアの、美しき魂が!!」
ブラック「邪悪な心を打ち砕く!!」
プリキュア「プリキュア・マーブルスクリューーー!!・・・マックスーーー!!」
1号のサイクロンアタックを避けたジェットコースターザケンナーは得意げに円を描くようにその場を回り出す。ホワイトを呼んだブラックがトルネードを再び走らせたと同時にホワイトも一時停止していたトルネードを走らせ、走行中二人は手を繋ぎ空いている手に黒と白の雷が集中する。そして、二人はマーブルスクリューをトルネードに乗ったままで放つのであった。ジェットコースターザケンナーも、二人が地上で自分の足で走っていた状態であればスピードが足りないため避けるのはまだ簡単であったであろうが、トルネードに乗り、速度が速く、ジェットコースターザケンナーの動きにも対応できたため、ジェットコースターザケンナーは直撃は間逃れたが、大体頭を含めて6車両ほどあった体の内2車両がマーブルスクリューに飲まれ4車両だけが残り、5車両目に乗っていた戦闘員も消えてしまい、体が亡くなったことでジェットコースターザケンナーは苦しみながら空中で動きを止める。
ジェットコースターザケンナー「ザケンナァァッ~~!?」
ブラック「今です一文字さん!!」
ホワイト「止めはお願いします!!」
2号 「良し!!・・・」
2号はサイクロンを走らせ、上り坂を一気に駆け上がりそのまま空中に跳び出す。
2号 「サイクロォォッーーン!!アタァァッッーーク!!」
ジェットコースターザケンナー「ザケンナァァッッ~~~!?」
戦闘員I・J「イッ~~!?」
サイギャング「ケケケケケケケッ~~!?」
2号のサイクロンアタックをまともに受けたジェットコースターザケンナーの胴体には貫通穴が空き、そのまま動きを制御できずに重力に従い自由落下する。落ちていく先には、サイギャングがおり、サイギャングはアクセルを全開するが、もう回避不可能の域に達しており木々に隠れたところでサイギャングとジェットコースターザケンナーの断末魔が響いたと同時に大爆発が起こり黒い煙が空高く上がっていく・・・
ブラック「やったぁー!!」
ホワイト「えぇ!!・・・あっ!?ブラック前々(まえまえ)!?」
ブラック「えっ?・・・なぁっ!?ありえなぁぁ~~い!?」
ホワイト「うぅっ!?」
1号 「なぎさ!!・ほのか!!むっ!?」
2号 「うっ!?」
ジェットコースターザケンナーとサイギャングを倒したのはよかったが、その直後、どこからか白い霧が発生し周囲を包み込む。それに突っ込んでしまったプリキュア・ライダーそして、残っていた残りのバイク戦闘員数名・・・
しばらくすると1号は霧を抜けるがそこには誰の姿も見えなかった・・・
1号 「・・・・・・」
2号 「本郷!!」
1号 「おぉ一文字」
2号 「なぎさとほのかは?」
1号 「分からん。あの霧ではぐれた」
2号 「戻るか?」
1号 「いや、行こう。二人の事は心配だが、目的地は同じだ。きっとそこで合流できるはずだ」
2号 「良し」
1号 「ふんっ!!」
ライダーははぐれてしまったプリキュアを探すのを止め、富士山に向かう事にし、一時停止していたサイクロンを再び走らせる。そして、2号は1号に語り掛けていた・・・
2号 「しかし、俺達ならこんな時は通信出来るが、彼女達みたいに連絡手段がないと不便だな・・・」
1号 「あぁ。せめて居場所を特定できればいいんだが・・・」
2号 「そうだなぁ~・・・上空からそれも10キロ位先の景色を見る事が出来るようなレーダーみたいな物が欲しいもんだな。後、ほんの少しの間でもいい。空を自由に飛べる物もあるといいな」
1号 「そうだな。今度試作品でも作ってみるか・・・」
この時の経験からか、後に彼らが一人の男に改造手術を施した際に取り付けた装備に『V3ホッパー』と呼ばれるレーダー装置と『グライディングマフラー』と呼ばれる滑空を可能とする飛び道具のような装備を作るきっかけになったそうな・・・・・・
ブラック「ありえない・・・完璧にはぐれた・・・」
ホワイト「さっきの霧のせいね・・・仕方がないわ。このまま行きましょう。」
ブラック「えっ?本郷さん達と合流しなくていいの?」
ホワイト「そうしたいけど、探す手立てがないわ。それに一文字さん達もきっと富士山に向かっているはず。そこで合流できると思うわ。それに少年ライダー隊がいつまでもつか分からないし」
ブラック「分かった!!」
ホワイトの提案を聞き、富士山に向かう事を決めた二人はトルネードを走らせショッカーのアジトがあると思わしき富士山に向かって突き進む。その間に以外にもショッカーからの地雷やらなんやらの妨害がなく順調に進んでいた。
ブラック「今のところあいつら何も仕掛けてこないね?」
ホワイト「まだ分からないわ。アジトの近くの方が戦力は集中させやすいでしょうしね。そこで迎え撃つ気なのかも?」
思わぬ進み具合に少し拍子抜けしていた二人であったが、それもすぐに抜けることになった。二人が見晴らしのいい石だらけの更地に出た時それは起こった・・・
二人の進行先や付近に砲撃が放たれ、爆発が起こったのだから・・・二人は『トルネード』を急停止させ、砲撃手を探し始めた。
ブラック「遂に来たわね!!」
ホワイト「弾がやってきた方向からすると・・・あっちから?」
ブラック「・・・あっ!?あれじゃない!?」
二人は弾の軌道から考えた方向を見てみるとそこには高台に四つん這いから立ち上がりこちらを見つめる怪人が一体いるのを視認した。その怪人はプリキュアが自分を目視したことを認識するとその雄たけびをたかだかく上げた。
???「ズゥゥッッカァァッッ~~~!!」
ブラック「・・・亀?・・・」
ホワイト「亀の怪人って事は前に一文字さんが戦ったっていう『カメストーン』って怪人かしら?」
???「シィッザァァッッ~~!!」
プリキュアが『カメストーン』と思わしき怪人に注目していると、背後から何者かが切り掛かってくる。それに気付いた二人は咄嗟に左右に避け、起き上がりその怪人を見てみると特徴に目を疑った。
ホワイト「豹(ひょう)!?」
ブラック「って事はこいつってジャガーマン!?様変わりしすぎじゃん!?」
二人が見た怪人は豹を思わせる怪人で、それはかつて戦ったジャガーマンに雰囲気がよく似ていた怪人であった。しかし、決定的な違いがあった。それは基本カラーが黄色から赤になり、両腕には切れ味が良さそうな刃物が装備されていたのであった。見た目からしてパワーアップされた雰囲気を持っていた。
ジャガーマン?「シィィザァァッ~~!!」
ブラック「おぁっ!?」
ホワイト「ぅっ!!てやっ!!ふんっ!!」
ジャガーマン?はまずブラックに切り掛かり、ブラックはそれを前転する事でジャガーマンを通りすぎる形で回避し、ジャガーマン?は構わず続けてホワイトに切り掛かる。それも数センチ後ろに飛び引くことで回避したホワイトはそのまま更に繰り出された突き攻撃を蹴りで払いのけ蹴り上げた足でそのままジャガーマン?の腹部に蹴りを一撃放ち、それをまともに受けたジャガーマン?はそのまま腹部を押さえるかのようにしながら後ろに下がっていく。
ホワイト「んんっ!!・・・」
ブラック「ふっ!!」
プリキュア「はぁっ!!・・・はぁっ!!」
ホワイトはひるんだ隙を逃がさぬようジャガーマン?に飛びつき片腕を組む。ブラックも前転から立ち上がり空いている方の腕を組み、二人同時にジャガーマン?と腕を組みながら前転していく。起き上がると同時に腕を放していた二人はそのまま自分達よりも前にまで転び続けていたジャガーマン?に向かい駆け出しそのまままだ膝立ちの状態のジャガーマン?の頭部に向かって飛び蹴りを決める。まともに受けたジャガーマン?は再び転がっていき、結果プリキュアから距離が離れてしまう。しかし、その隙を狙ったかのように高台にいたカメストーン?が再び四つん這いになり、背中の大砲を二人に向け、雄たけびを上げていく。
カメストーン?「ズゥゥッッカァァッッ~~~!!」
ホワイト「ぁっ!?伏せて!!」
ブラック「やばっ!!」
ホワイトの忠告通りブラックもホワイトと一緒にその場から移動し数センチほど進んだ所ですぐさま同時に伏せる。そのすぐそばで砲弾が地面に命中する。地面に命中したその一発の煙が晴れたと同時に二人はまた走り出す。今度は進路方向を変えて行ったが二人が進む先にまた砲弾が地面に命中する。咄嗟にまた伏せたおかげで命中は間逃れた。二人は地に伏せたままでカメストーン?の対策を練っていた・・・
ブラック「も~う!!あの大砲うっとおしいぃ!!これじゃあ近づけないじゃない!?」
ホワイト「これじゃあジリ貧よ?何とかしないと・・・」
ブラック「どうする?」
ホワイト「二手に分かれましょう。カメストーンの狙ってきた方が引きつけ役になってもう一人がジャガーマンを・・・」
ブラック「分かった」
二人は少しの間の後に同時に起き上がり素早く二手に分かれる。それを見たカメストーン?は一瞬どちらを狙うか迷ったが、すぐさまホワイトの方へ狙いを定める。何発かホワイトに向けて放たれたのを見たブラックはホワイトと目が合い咄嗟にアイコンタクトを取る。そして、同時に頷くとブラックはジャガーマン?に向かって駆け出していく。それを見たホワイトもカメストーン?へ向かって砲撃を避けながらも向かって行く・・・
狙われた事でカメストーン?の相手をすることにしたホワイトであったが、距離がある上に砲撃が強力でホワイトもギリギリの距離でやっとかわせている状況であり、近づく事すら難しい状況であった。
カメストーン?「ズゥゥッッカァァッッ~~~!!」
ミップル「ホワイト来たミポ!!」
ホワイト「分かってる!!」
ホワイトは狙いを定められないよう常に走り続け、岩陰などに隠れながら砲撃をやり過ごしている。今放たれた砲撃もホワイトの数歩先の場所に命中しており着弾まじか、ホワイトは身を伏せやり過ごし、また駆け出す。
カメストーン?「ズゥゥッッカァァッッ~~~!!」
ホワイトは走り続ける。このまま持久戦になればもしかしたら弾切れを狙えるのではとも考えていたのだ。怪人一体の体にそんなにあれほど強力な砲弾を何発も仕込むこと自体が出来るものなのか?と推測しており、見たところ補充用の弾を隠し持っている様子も戦闘員が弾を用意して控えているようにも見えなかったからだ。しかし、『弾切れ』は狙えない手だとも考えていた。どちらかといえば望み薄だと言い切れるほどに・・・その二つの可能性が見えてこないという事は『その必要がないから』とも言えたからだ。つまりあの怪人の砲弾は無尽蔵なのではないかという可能性のほうが高いと推測できたからだ。しかし、ホワイトもただやみくもに走り続けていたわけではなかった
カメストーン?「ズゥゥッッカァァッッ~~~!!」
ホワイト(1・・・2・・・)
ホワイトはまだ走り続ける。そして、砲撃をやり過ごしながらも頭の中でカウントを取っていた・・・・・・
カメストーン?「・・・ズゥゥッッカァァッッ~~~!!」
ホワイト(3・・・3と5ね。厳しいけどやるしかない!!)
ホワイトは何かを決めたようで、決死の覚悟でカメストーン?に接近する。しかし、その隙を逃さまいと再び砲身をホワイトに向け狙いを定めて再び放つ。しかし、ホワイトはそれを着弾寸前に側転やバック転・伏せでかいひし、合計4発ほどの砲撃をやり過ごす。そして、それこそがホワイトが待ちに待っていた瞬間であった。
ホワイト「今!!とおっ!!」
カメストーン?「ぬぅっ!?」
ホワイト「ふっ!!」
カメストーン?「むんっ!!」
ホワイト「うっ!?でぃっ!!うぅっ!!」
ホワイトはただ逃げ回っていたわけではない。カメストーン?の砲撃の隙を見つけるためにあえて『逃げ』に専念していたのだ。連続で撃ってくるのは約4発で5秒ほど休むことなく撃ち続けていたのだった。そして、インターバルにおよそ3秒の隙が生まれているのも見つけていた。連続で4発撃ち続けていたのを数えていたからこそ最後の一発を放った直後にジャンプし、一気に距離を詰めたのであった。
ホワイトは高台にいたカメストーン?のそばに着地し左正拳突きを放つが手首を掴まれ逆に腹部にカメストーン?の左正拳突きのカウンターをもらう。しかし、すぐに右足でカメストーン?の腹部に蹴りを一発反撃を行いホワイトはカメストーン?ごと坂を転がりながら下っていく。
ホワイト「・・・ふん!!・・・うぅぅん・・・とぉっ!!」
カメストーン?「ズゥッカァァ!?」
素早く起き上がった両者であったが、ホワイトの方が早かった。亀という事もあり地上では動きも鈍り、加えて背中の大砲の重みで余計に動きが鈍くなるためであった。
ホワイトは隙やりと言わんばかりにカメストーン?の頭部に空手チョップを放つ。まともに喰らったために再び地に伏せってしまうカメストーン?を無理やり起こし、背負い投げを放ち、すかさずカメストーン?に背を向けどこかを見る。その視線の先にはブラックが写っていた・・・・・・
ブラック「はぁっ!!あぁっ!?」
ジャガーマン「シィザァァ!!」
ブラック「だあっ!!」
場面が変わりブラックとジャガーマン?の戦闘シーンに移る。ブラックは1Mほどの高台からジャガーマン?に向かって飛び蹴りを放つがそれをあっさりとかわされ、そのまま正拳突きを放つがそれを逆にいなされ、ブラックの力を利用して背中を見せてしまったブラックに対して背中をたたき、そのまま正面から地面に転倒した。すかさずジャガーマン?はブラックに両腕の刃物を突き付け、切り裂こうとするが咄嗟にブラックも近づいてきたジャガーマン?の腹部に足を突き出し、バランスを崩したジャガーマン?はブラックに投げ飛ばされそのままブラックを通り越し前転して背中を強打してしまう。
ブラック「だぁっ!!だぁっ!!だぁっ!!だぁっ!!・・・はあっ!!」
ブラックは素早く起き上がりジャガーマン?の頭部を何度も左右フックで殴り続けダメージを与えていく。6発ほどそれが続いたのち、その場で数センチ単位のジャンプを行うと、そのままジャガーマンに向かって右こぶしを力いっぱいぶつける。しかし、ジャガーマン?は咄嗟に斜め十字受けでそれを防ぐとブラックは反動で後方に吹き飛ばされてしまう。
ブラック「あぁっ!?・・・っ・・・かったぁぁ~~・・・」
ジャガーマン?「シィィザァァ~~俺のハサミはそんなに軟(やわ)ではない!!今度はこちらの番だ!!シィザァァ!!」
ブラックの正拳突きは両腕の刃物を斜め十字に重ねたジャガーマン?が完全に防いだことで逆に拳を痛めるといったしっぺ返しを食らう形になり、ブラックは手をバサバサさせていた。ジャガーマン?は再びハサミをブラックに向けて何発も突きや切り付けを振りかざし、ブラックもその動きに合わせるかのようにかわしていく。
ジャガーマン?「シィザァァ!!シィザァァ!!シィザァァ~~!!」
ブラック「うっ!!つぅっ!!ちぃっ!!・・・」
ジャガーマン?「シィザァァ!!」
ブラック「くぅっっ!!・・・ぅぅっ~~・・・」
ジャガーマン?「シィィザァァ~~・・・」
ブラック「うぅぅっっ~~・・・ふっ!!・・・」
ジャガーマン?「シィザァッ!!」
ブラック「ふっ!!・・・はぁっ!!」
ジャガーマン?は両手を重ね、上から見るとまさにハサミの形にして、ブラックの首目掛けて切り掛かる。咄嗟にそれを掴み止めたブラックとジャガーマン?は少しの間、膠着状態(こうちゃくじょうたい)になりブラックは右足でジャガーマン?の脇腹に蹴りを放ち、ジャガーマン?はブラックの腕を上に振り上げ、強引に引きはがし右腕を振りかざすが、ブラックはそれを前転で回避し、ジャガーマン?のそばを通り過ぎる。そして、すかさず振り返ると同時にその場でジャンプを行いプリキュアキックの体制に移行する。
ブラック「はあぁぁっっーー!!」
ジャガーマン?「シィッ!?」
ブラック「・・・はあぁぁっっーー!!」
ジャガーマン?「シィィザァァッッァァッ~~!?」
ブラックは『プリキュアキック』を放つがそれをジャガーマン?は再び斜め十字受けで防ぐが、ブラックはその反動を利用して再び反転ジャンプを行い今度は『ライダーチョップ』もとい『プリキュアチョップ』をジャガーマン?の左腕に目掛けて渾身の一撃を放つ。見事命中し、ジャガーマン?の左腕は地に落ち左腕を失ったジャガーマン?は左腕を押さえながらその苦しみに耐えようともがいていた・・・
カメストーン?「むっ!?いかん!!」
ホワイト「ふっ!!」
カメストーン?「えぇぃどけっ!!」
ホワイト「あぁっ!?」
カメストーン?「ズゥッカァァッッ~~!!」
ジャガーマン?の様子を見ていたカメストーン?はしがみついてきたホワイトを振り払いホワイトは転倒する。そして、カメストーン?はブラック・ジャガーマン?の方角目掛けて四つん這いになり射線を修正して大砲から砲弾を放っていく。それに気づいたブラックは咄嗟に地に伏せる。
ホワイト「っぅ・・・やめなさい!!」
カメストーン?「ぬぅっ!?きっ貴様!!」
ブラック「ふっ!!はぁっ!!・・・ふん!!」
プリキュア「はぁっ!!」
カメストーン?「ズゥゥッッカァァッッ!?・・・」
カメストーン?の砲撃はやはり強力で、援護射撃のはずが逆にジャガーマン?に被弾したのか、ジャガーマン?の姿が爆発が晴れると同時に消えてしまっており、肝心のブラックには被弾せずにいるという敵にとっては一番うれしくない結果になってしまっていた・・・起き上がったホワイトはカメストーン?の背後からしがみつき射撃を止めようとする。
そして、砲撃がやんだのを見たブラックはジャンプして一気に距離を詰めてブラックもカメストーン?の腕と肩を掴み、ホワイトも反対の腕と肩を掴み、同時に空中に放り投げる。
空中から地面に激突したカメストーン?は起き上がり、二人に向かって再び四つん這いになり、大砲を向ける。
カメストーン?「ズゥゥッッカァァッッ~~!!」
プリキュア「ふっ!!」
カメストーン?「ズゥゥカァァッッ~~!!」
ブラック「・・・うん?・・・」
ホワイト「引き上げたのかしら?・・・」
カメストーン?は再び砲撃を3発ほど放ち、それも地に伏せ回避した二人・・・カメストーン?は起き上がり背後にあった茂みに向かって駆け出し、雄たけびを上げながら茂みの中へとその姿を完全に消し去ってしまった。
ホワイト「・・・まさか仲間ごと撃つなんてね・・・」
ブラック「やっぱりありえないよね?あいつら・・・」
ホワイト「まぁそのおかげで倒せたからこれはこれで良しとしましょう。それにしても時間を食っちゃったわ。私達も急いで富士山に向かいましょう。一文字さん達に追い付かなきゃ」
ブラック「分かった。行こう!!」
二人は気付かなかった。今戦ったジャガーマン?とカメストーン?のベルトは鷲のマークではなくサソリの形をしていたことを。そして、ある意味本当に『ショッカー』が復活したような組織が動き始めていたことを・・・・・・
~~次回予告~~
さて次回、我らのヒーロー達を狙う新生ショッカーが送り出す次なる怪人は『強化蜘蛛男』更なる力を手に入れた蜘蛛男は大軍団を引き連れ再び4人の戦士達に最後の勝負を挑む!!
次回『仮面ライダー対プリキュア』「ショッカー大要塞を破壊せよ!!」をお楽しみに・・・・・・
『平成』の終わりを記念して、お送りいたしました。次のお話も満足頂けれたらと思います。
『スカイライダー』の章にて、ライダー1号とアマゾンのライダースターカラーペンをどちらに使ってもらうか?
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スター×1号・ミルキー×アマゾン
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スター×アマゾン・ミルキー×1号