仮面ライダー対プリキュア   作:狼と踊る男

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『令和(れいわ)』を祝して、番外編の後編をお送りいたします。どうぞお楽しみください。







番外編8,5後編『ショッカー大要塞を破壊せよ!!』

 

 

 

 

 

ジャガーマン?・カメストーン?の襲撃を何とかいなし、富士のおよそ5~6合目ほどの場所までトルネードで飛ばしてきた二人であったが、急斜面が多くなってきたためやむなくトルネードから降り何故か変身を解き、何時の間に用意していたのか防寒具を着て物陰に隠れながら辺りの様子を伺っていた。すると、ショッカー戦闘員が数人周辺を見回っているのが見えた。

 

なぎさ「やっぱりいた。どうする?」

 

ほのか「そうねぇ・・・時間もないし、ここは強行突破しましょう。」

 

なぎさ「分かった!!」

 

そう言って二人は飛び出そうとするがその直後、二人は背後から口をふさがれ体も暴れられないようにしっかりと掴まれ「油断した!!」と背後にいる相手を見てみると、そこにははぐれてしまった本郷と一文字がいたのだった。なぎさが咄嗟に「本郷さん!?」と大声でリアクションを取りかけてしまったが、「シー!!」と声を出さないようにジェスチャーしてなぎさも慌てて両手を口で塞(ふさ)ぎ声を殺す。

 

ほのか「お二人共ご無事で」

 

なぎさ「もう、びっくりしましたよ!?」

 

本郷 「はははっ君達の方も無事で何よりだ。」

 

一文字「ここを通るのはやめた方が良い。別ルートで行こう。」

 

本郷 「こっちだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なぎさ・ほのかは本郷・一文字の案内で雪道を進んでいき、かなりの所まで登ってきた頃であった。本郷はこの道が以前にも通った事のある場所だったようでその当時を思い出していた・・・

 

なぎさ「じゃあ前にもこんなことがあったんですか?」

 

本郷 「あぁ。こんな時に不謹慎(ふきんしん)かもしれないが懐かしいもんだなぁ~・・・あの時は滝と二人だけで登っていたんだ。」

 

なぎさ「滝さんって『滝 和也』さんですよね?前に話してたFBI捜査官で少年仮面ライダー隊の隊長の?」

 

ほのか「本郷さんや一文字さんと一緒に怪人とも戦っていたんですよね?」

 

一文字「あぁそうだ。あいつも今頃どうしているかなぁ~・・・」

 

本郷 「それにしても、こんな事でもなければゆっくりと登山を楽しみたかったものだな」

 

一文字「おっ!!本郷それはいいなぁ~富士の山から見る景色は絵になるだろうからなぁ~是非ともカメラに収めたいもんだな!!」

 

なぎさ「あっ!!それいいですねぇ!!その写真に私とほのかも入れてくださいよ!!」

 

一文字「はははっ悪いななぎさ、俺は女は撮らないんだ。だから駄目だ。」

 

なぎさ「えっ~~!?いいじゃないですか!?ちょっとぐらい!!ねぇほのか・本郷さん!!」

 

本郷 「はははっ」

 

ほのか「でも確かにいい写真になりそうねぇ~一文字さん私からもお願いします。」

 

一文字「はははっ駄目だ!!って言いたいところだが、記念に撮るのもありかな?どうだ本郷、帰る前には何枚か一緒にどうだ?」

 

本郷 「はははっいいなぁ乗らせてもらおうか」

 

ほのか「でも本郷さん大丈夫なんですか?」

 

本郷 「ん?何がだ?」

 

ほのか「この道って前にも同じような事があった時にも通ったんですよね?しかもその時すでにバレていたんですよね?」

 

なぎさ「あっそっか!?じゃあ駄目じゃないですか!?」

 

本郷 「はははっ確かにそうだが、逆に向こうも同じ道を使うとは思っていないだろう。裏をかいたんだ。」

 

なぎさ「あっ!?なるほど!!」

 

ほのか「う~~ん・・・」

 

本郷 「・・・おっ!?」

 

本郷がふと上り坂の方を見てみると大きな雪玉が何発も転がって来て4人を襲う。なぎさはジャンプでかわし、3人は左右に避けて対処していなす。雪玉が来なくなり雪玉が転がってきた方向を見てみると異形の影達が姿を現してくる。そして、4人を目視に捉えたからか声高々(こえたかだか)に名乗りを上げていった・・・

 

セミミンガ「セミミンガ!!」

 

ミミズ男「ミミズ男!!」

 

海蛇男「海蛇男(うみへびおとこ)!!」

 

モスキラス「モスキラス!!」

 

プラノドン「プラノドン!!」

 

ザンブロンゾ「ザンブロンゾ!!」

 

エジプトス「エジプトス!!」

 

キノコモルグ「キノコモルグ!!」

 

ムササビードル「ムササビ~ドル!!」

 

ザケンナーA「ザケンナァ~!!」

 

ザケンナーB「ザケンナァ~!!」

 

ザケンナーC「ザケンナァ~!!」

 

ザケンナーD「ザケンナァ~!!」

 

なぎさ「って!!さっそくバレてるじゃないですか!?」

 

本郷 「どうやら裏の裏をかかれたようだな?」

 

一文字「こうなったらやるしかないだろう!!」

 

ほのか「そうですね・・・」

 

なぎさ「っていうかあんたら!!ショッカーの怪人達は律儀に自己紹介してるけどさぁ~ザケンナーは「ザケンナァ~」としか言わないから何言ってるのか全然わかんないじゃん!!」

 

なぎさの一言を聞いたザケンナー一同は集まりひそひそと何かを相談し始めた。相談が終わったのかザケンナーの一体がセミミンガに話しかけると、セミミンガがめんどくさそうな顔をして「しょうがないなぁ~」と本郷達に向かって「もう一度やり直させてくれ!!」と頼み込んできたのだった。

 

ほのか「もう一度!?」

 

なぎさ「あっ・・・じゃあどうぞ・・・」

 

セミミンガ「すまん。では改めて・・・セミミンガ!!」

 

ミミズ男「ミミズ男!!」

 

海蛇男「海蛇男(うみへびおとこ)!!」

 

モスキラス「モスキラス!!」

 

プラノドン「プラノドン!!」

 

ザンブロンゾ「ザンブロンゾ!!」

 

エジプトス「エジプトス!!」

 

キノコモルグ「キノコモルグ!!」

 

ムササビードル「ムササビ~ドル!!」

 

忍者ザケンナー「忍者ザケンナァ~!!」

 

騎士ザケンナー「騎士ザケンナァ~!!」

 

教頭ザケンナー「教頭ザケンナァ~!!」

 

人体模型ザケンナー「人体模型ザケンナァ~!!」

 

なぎさ「あれ?普通に喋ってる?」

 

ほのか「やろうと思えば喋れるのかしら?そういえば前に執事のザケンナー二人が普通に喋っていたわねぇ~・・・」

 

なぎさ「っていうかあれ、教頭先生のザケンナーじゃない?声もそのままだし、この時代であの声を聴くとは思わなかったわ~っていうかこの場所であの人体模型のザケンナーの格好は見てるこっちまですんごく寒くなるぅぅ~~・・・」

 

セミミンガ「本郷・一文字・美墨・雪城!!お前達をこの先の再建したショッカー大要塞へは一歩も通さん!!かかれ!!」

 

セミミンガの号令で一気に下り坂を駆け下り4人に接近する怪人軍団。それを見た本郷も負けじと「隼人・なぎさ・ほのか行くぞ!!」と号令をかける。3人はそれぞれの返事で答え怪人軍団を迎え撃つ。

 

本郷はキノコモルグと忍者ザケンナーと、一文字はモスキラスと、ほのかはエジプトスとプラノドンとザンブロンゾと、なぎさはムササビードルと騎士ザケンナーと交戦する。残りの怪人は入り込む隙間がないため囲みながら隙を伺っていた。

 

本郷 「でいっ!!おぉっ!?・・・ふんっ!!」

 

一文字「とぉっ!!」

 

モスキラス「ブゥゥリォォン!!」

 

ほのか「あぁっ!?でいっ!!うっ!!・・・」

 

なぎさ「ぐぅぅっ~~・・・でいっ!!・・・あぁっ!?」

 

本郷はキノコモルグの頭部を殴り、忍者ザケンナーが忍者刀を何発か繰り出すが、三発目ほどの振りを避けた際の反撃で左脚で蹴り上げる。

 

一文字はモスキラスに飛びつき下り坂を速い速度で下っていく。その際に両者はがっちりと肩を掴んでいるためお互い中々離れない。

 

ほのかは雪に足をとられ背中から転倒しその隙を狙ってエジプトスが襲い掛かろうとするが腹部を蹴り上げ、その反動でエジプトスは下り坂を転げ落ちていき、プラノドンが追撃を行おうとするが、それを見たほのかは下り坂を自分から転げ落ちていき、それを回避する。

 

なぎさはムササビードルと取っ組み合いになり、下り坂を転げ落ちていきながらもお互いの頭部等を殴り、滑りが止まったところで立ち上がり、なぎさはムササビードルの顔面を右フックで殴りムササビードルは転倒する。そして、背後からやってきた騎士ザケンナーの剣の突きを回避したがなぎさは首と股を抱えられて上空に投げ飛ばされはしたが、空中で上手く回転して着地することに成功した・・・と思いきや足場が悪かったのか滑って背中から強打する。

 

なぎさ「あいたたたっ・・・」

 

一文字「大丈夫かなぎさ?」

 

なぎさ「はいなんとか・・・」

 

ほのか「本郷さん・一文字さんここは引き受けます!!その間にショッカー要塞の破壊を!!」

 

本郷・一文字「分かった!!・よし!!」

 

この場をほのかの指示通り二人に任せる事にした本郷・一文字はそれぞれ人体模型ザケンナーと海蛇男に飛びつき下り坂を転げ落ちていく。残った二人は背中合わせに怪人達を睨み付け、怪人達も二人を囲む。

二人は咄嗟に寝ころび飛び掛かろうとしたムササビードルと忍者ザケンナーに蹴りを決め、勢いをつけさせて転倒させていく。

 

なぎさ・ほのか「デュアル・オーロラ・ウェーブ!!」

 

プリキュアに変身した二人はその場で反転ジャンプを行い先ほどよりはマシな足場に着地する。それを追ってきた怪人達は素早く二人を囲い込み、キノコモルグが胞子の液を噴出しそれを見た二人は再びジャンプをして回避する。

 

ブラック「だあぁぁぁっ!!」

 

キノコモルグ「イィィィィっィっ~~!?」

 

プラノドン「グァッ!!」

 

ホワイト「ふっ!!・・・ん!!・・・てやっ!!」

 

ムササビードル「ギァッ!!・・・ギァッ!?・・・」

 

ブラックは回避と同時にキノコモルグに向かってライダーパンチと同じフォームで正拳突きをキノコモルグに容赦なくぶつける。頭部に渾身の一撃を受けたキノコモルグは転げていきながら爆死を遂げる。

着地した先でプラノドンとムササビードルに挟まれたホワイトはプラノドンが持っていたポールを振り回し攻撃するがホワイトはそれを難なくチョップではたき、いなす。背後に待ち構えていたムササビードルが攻撃を繰り出してきたが、それもチョップでいなし、首元に水平チョップを2発ほど放った後ムササビードルの右腕とショッカーベルトを掴み上空に放り投げる。ムササビードルはそのまま人体模型ザケンナーにぶつかり、お互い抱きあった状態で下り坂を転げ落ちながら林で姿が見えなくなったところで爆発が起き、黒い爆炎が上空に舞い上がる。

 

モスキラス「ブゥゥリォォン!!」

 

ブラック「くぅっ~・・・はぁっ!!」

 

モスキラス「ブゥゥリォォン!?」

 

ブラック「だあぁぁっ!!」

 

モスキラス「ああぁぁっっ~~!?」

 

モスキラスがブラックに上空から飛びつき、馬乗りになり首を絞めようとする。ブラック何とか足を上げてモスキラスの背中を蹴り上げダメージを与えて腕の力だけでモスキラスを放り投げ、前転させて打破する。すかさずお互い膝立ちの状態で睨み合いが始まりモスキラスが先に立ち上がり右正拳突きを放つがそれを手首を掴み自身の背後へと投げ飛ばす。そして、数センチほどのジャンプで勢いをつけモスキラスの腹部に向けて思いっきり右正拳突きをぶつけモスキラスは断末魔を上げてそのまま動きを止めた・・・

 

騎士ザケンナー「ザケ!!ザケ!!ザケンナ!!」

 

ホワイト「ふっ!!ふっ!!ふっ!!ふんっ!!ふんっ!!ふんっ!!んっ!?てやっ!!」

 

忍者ザケンナー「ザケンナッ!?」

 

ホワイト「ふんっ!!」

 

騎士ザケンナー「ザケンナ!?」

 

騎士ザケンナーの斬撃3発を回避して4発目の唐竹割を騎士ザケンナーの両手首を咄嗟に掴み膝蹴りを3発騎士ザケンナーの腹部に放ち、背後から迫っていた忍者ザケンナーにその状態から後ろ蹴りを一撃放つと、下り坂を転げ落ちていく。すかさず騎士ザケンナーを下り坂に向けて投げ飛ばし騎士ザケンナーも忍者ザケンナーの後を追うように坂を転がって行く・・・

 

ブラック「ふっ!!ふんっ!!ふんっ!!だあぁっっ~~!!」

 

ザンブロンゾ「イィッッ!?」

 

ホワイト「ふっ!!えいっ!!とぉっ!!とぉっ!!ふぅぅ~~ん!!・・・」

 

プリキュア「でやぁぁっっ~~!!」

 

ブラックはザンブロンゾを掴みながらチョップやげんこつを何発か放ち、ザンブロンゾを抱えながらホワイトに向かって駆け出す。ホワイトもエジプトスに向けて左水平チョップで何発も胸部や頭部を攻撃する。そしてホワイトはエジプトスの腕を掴みその場でハンマー投げの要領で回転しながら向かってくるブラックとザンブロンゾに向かってエジプトスを投げ飛ばす。ブラックもホワイトがエジプトスを投げ飛ばすのと同時にザンブロンゾを投げ飛ばす。

 

エジプトス・ザンブロンゾ「アブラッ!?・イィッ!?」

 

プリキュア「はあっ!!」

 

エジプトス・ザンブロンゾ「ブラブラ!?・イィィッィィっっ~~!?」

 

投げ飛ばされた衝撃で正面からぶつかった二大怪人だったが、すぐさま自身が相手をしていたプリキュアに向き直ると同時にブラックはザンブロンゾの首に、ホワイトはエジプトスの首にそれぞれキックを一発放ち、足を放したと同時に二大怪人はそれぞれの断末魔を上げながら下り坂を転げていった・・・

 

ミミズ男「あぶぶぶっっっ・・・ぶぶっ!!」

 

ブラック「あぁっ!?・・・うっ・・・」

 

ホワイト「やぁっ!!」

 

ブラック「うぅ~・・・だあぁっ!!」

 

更に追撃で残ったセミミンガ・ミミズ男・ウミヘビ男・教頭ザケンナーが二人の正面に現れ、ミミズ男は自身の固有武器「殺人リング」を二人に向けて2本いっぺんに投げ飛ばす。

ブラックは首を絞められ、ホワイトは殺人リングをチョップではたき落とす。首に絡みついたリングを掴みそれを力いっぱい引きちぎろうと引っ張る。するとブラックの力が強かったのか割とあっさりちぎれ二人は正面にいる怪人軍団を睨み付ける。

 

セミミンガ「プリキュア!!お前達が俺達と戦っている間に、再建したショッカー大要塞のスーパー破壊光線装置が完全に修復された!!今頃は東京に向けて発射の秒読みの頃だ!!」

 

ホワイト「スーパー破壊光線?しかも秒読みって!?」

 

ブラック「無駄よ!!こっちには仮面ライダーがいるんだから!!」

 

ホワイト「えぇ!!きっと彼らが止めてくれる!!あなたたちの思うようにはならない!!」

 

セミミンガ「ふっふっふっ・・・それはどうかな?」

 

ブラック「何がおかしい訳?」

 

セミミンガ「我々が何の切り札も用意していないとでも思ったか?今頃仮面ライダーも終わっている頃だろう・・・プリキュア!!ここで死ね!!」

 

プリキュア「はあぁぁっっ~~!!」

 

セミミンガの発言の後、ホワイトは駆け出し、ブラックはその場でジャンプして、空中で数回回転したのちプリキュアキックの体制に移行した・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、再建されたショッカー大要塞に潜入していた本郷・一文字は出来る限り戦闘員との戦闘は避け、隙を見て移動していた。そんな中、一つの自動ドアを通過した時だった、中に入るとその部屋は一際大きいホールになっており、中央には映写機とレーザー装置をごちゃまぜにしたような巨大な装置が設置されており、一言でいえばプラネタリウムの部屋の椅子だけを取り除いたような空間であった。ただし、通常のプラネタリウムよりもかなり広めの部屋であった。

 

一文字「本郷これは前にお前が話していた・・・」

 

本郷 「あぁ。多分前に破壊したスーパー破壊光線装置だ・・・まさかとは思っていたが、やはりこれを修復していたのか・・・」

 

???「その装置に近づくな!!」

 

装置に近づこうとした二人に向かって静止を呼びかける声が聞こえる。二人が警戒しながら辺りを見渡すと、画面の端から4体の2メートルほどの怪物が二人を取り囲む。4体には見覚えのある怒りマーク(ドスジ)が額(ひたい)についており、聞き覚えがある叫び声を放つ。そして、更に一体の怪人が二人が入ってきた扉の方から入ってきたのであった・・・

 

一文字「ゴースター!!」

 

ゴースター「グフゥゥッ~~!!本郷・一文字!!ここがお前達の墓場だ!!かかれザケンナー!!」

 

4体のザケンナー「ザケンナァ~~!!」

 

4体のザケンナーは、苺のショートケーキ・ミキサー・ミシン・果物の王様と言われるドリアンに取り付いたと思われるザケンナーであり、ケーキ・ドリアンザケンナーは本郷を、ミキサー・ミシンザケンナーは一文字をそれぞれ襲う。

 

ケーキザケンナー「ザケンナァ~!!」

 

本郷 「おぉっ!?・・・ふんっ!!」

 

ドリアンザケンナー「ザケンナァ~~!!」

 

本郷 「とうっ!!」

 

一文字「うっ!?ぬぅぅっん!!」

 

ミキサーザケンナー「ザケンナッ!!ザケンナッ!!ザケンナッ!!」

 

一文字「ふっ!!とおっ!!」

 

ミシンザケンナー「ザッケンナァ~~!!」

 

一文字「おっ!?とおっ!!」

 

本郷 「隼人変身だ!!」

 

一文字「良し!!とおっ!!・・・変~身!!」

 

本郷 「ライダァァ~~変身!!」

 

本郷はケーキザケンナーの口から放たれた何発かの生クリームの砲弾を地面を転がるようにする側転を繰り返し回避する。更にその巨体&体中に存在するトゲの凶悪コンボで突撃するドリアンザケンナーの突進をジャンプで回避する。

 

一文字はミキサーザケンナーの泡立て器状の両腕の猛攻を避けながら本郷同様ジャンプをして、ミシンザケンナーを通り越してミキサーザケンナーの背後に着地する。しかし、その直後にミシンザケンナーが追撃に針を刺して、置いておくふわふわのあれから何発かのまるで槍のような長さの針を放つが、それも地面を転がるかのような側転を繰り返し回避する。

 

場所が室内であるためジャンプして空中で変身を完了という訳にもいかず、地上で変身を完了させる。

 

1号 「とおっ!!・・・ライダァァーーキィィック!!」

 

変身を終えた1号はすかさずケーキザケンナーに向かってライダーキックを放つがそれをまともに受けたはずのケーキザケンナーは何事もなかったかのように涼しい顔をして、笑って体を揺らすかのような動きを見せる。この結果には1号も顔を強張(こわば)らせる。

 

1号 「とおっ!!とおっ!!とおっ!!」

 

ケーキザケンナー「ザケンナァァ~~!!」

 

1号 「駄目だ・・・まるで手ごたえがない!?」

 

ケーキザケンナー「ザケンナァァ~~!!」

 

1号 「むぅぅ・・・・・・おっ!?」

 

1号は何発か右フック・左フックのパンチを繰り出し攻撃を試みるが、柔らかいスポンジ状の体にはこれといったダメージを与えられず、これまでにも「ライダーキック」が通じない怪人と戦った時でさえ『物理攻撃が効いていない』といったような事は無く、何とか勝利を収める事があったが、この敵はあくまで『怪人』ではなく『ザケンナー』である。もはやプリキュアの『マーブルスクリュー』しか手はないか?とここにいない戦士達に頼るほかないと我ながら情けないと考えていたその直後、1号の後方から一本の針が飛んでくる。それを側転で回避すると、その先にいたケーキザケンナーの背に突き刺さる。

 

ケーキザケンナー「ザッ・・・ケン・・・ナァァ~~!?・・・」

 

2号 「本郷すまん!!」

 

1号 「大丈夫だ!!・・・効いているのか?・・・そうか!!あの背中の苺が弱点か!!狙うなら今だ。とおっ!!」

 

背の苺に突き刺さった針を見てこれは明らかに大きなダメージを追っていると踏んだ1号は倒すなら今とその場でジャンプし、3つの内2つ目の苺に向かって『ライダーキック』を放つが、それだけでは1号の猛攻は止まらなかった・・・・・・

 

1号 「ライダァァーー反テェェーンキィィック!!」

 

ケーキザケンナー「ザケンナァァ~~!?」

 

ドリアンザケンナー「ザケンナァ~~!!」

 

1号は通常のライダーキックの後にすかさず反転してもう一撃ライダーキックを放つ技『ライダー反転キック』を放ち3つ目の苺を攻撃する。3つの苺すべてにダメージを与えたためかケーキザケンナーは激しい痛みに耐えきれないかのように体をうねうねと動かしながらその場でのたうち回る。すかさずドリアンザケンナーは1号目掛けて突進を仕掛ける。しかし、それをすぐ察知した1号はジャンプでかわし、ドリアンザケンナーの背後に着地する。その時振り返ったドリアンザケンナーの頭部を見た時に1号はドリアンザケンナーの弱点とも言えそうなカ所(かしょ)を見つける。

 

ドリアンザケンナー「ザケンナッ!!」

 

1号 「あのドスジのカ所はもろそうだ。あそこが弱点か!!」

 

ドリアンザケンナー「ザケンナァァ~~!!」

 

1号 「こい!!」

 

ドリアンザケンナー「ザケンナァァ~~!!」

 

1号 「とおっ!!ライダァァースクリューキィィック!!」

 

ドリアンザケンナー「ザケンナッ!?」

 

ドリアンザケンナーのドスジのあるカ所をよく見るとトゲだらけの固そうな殻の体の中に一点だけ柔らかそうな果肉部分が露出しておりそこがこのザケンナーの弱点と見た1号・・・突進を始めたドリアンザケンナーを迎え撃つ姿勢を見せた1号は、駆け出しジャンプする。そして、きりもみ回転を行いそのままドリアンザケンナー目掛けて突き進む。見事、果肉のカ所にライダーキックを命中させることに成功した1号は着地して、衝撃で後方に吹き飛んだドリアンザケンナーはケーキザケンナーに激突し、痛みで動けないのかその場から動こうとしなかった・・・・・・

 

2号 「ライダァァチョォォップ!!」

 

ミキサーザケンナー「ザケンナッ!?」

 

ミシンザケンナー「ザ~ケンナァァ~~!!」

 

2号 「とおっ!!ふんっ!!むんっ!!・・・とおっ!!」

 

変身を終え、2体のザケンナーに向き直る2号。ミキサーザケンナーの両腕が再びカクハンを始めると、2号はその場でジャンプし、ライダーチョップをミキサーザケンナーの頭部にぶつける。すると、カクハンを止めた腕でチョップが命中したカ所を押さえ動きを止める。そしてすかさずミシンザケンナーが再び針の槍を何発も放ち2号はそれを側転でかわし、針の槍を一本掴む。そして、野球でバットを振るうかのように針を迎え撃ち一本打ち返す。打ち返した一本が追撃で撃たれた一本の針に命中し、それが予想外の動きを始め1号と戦闘中のケーキザケンナーに直撃したのだった。これによって1号はケーキザケンナーの弱点を発見することが出来、撃退することに成功したのであった。

 

2号 「本郷すまん!!」

 

1号 「大丈夫だ!!・・・」

 

2号は1号に謝罪の言葉を述べたのちミシンザケンナーに向き直る。ミシンザケンナーは針攻撃をやめ収納されていた糸を取り出しそれを2号目掛けて放つ。1号に注意が向いた事により隙が生じたためその糸が2号の腕に絡み2号は引っ張られないように踏ん張り、ミシンザケンナーは2号を引っ張り上げようと力を込める。

 

ミシンザケンナー「ザケンナァァ~~!!」

 

2号 「チィィッ!!」

 

ゴースター「ザケンナーしっかり押さえておけ!!・・・ブワッ!!」

 

2号 「んっ!?とぉっ!!・・・とおっ!!」

 

硬直していた2号とミシンザケンナーの戦闘に横やりを入れる者がいた。ここまで静観を決めていたゴースターであった。ゴースターは体の自由が利かない2号を倒すチャンスと見て口を両手で一度隠してから再び開けると火炎放射を放つ。それを察知した2号は咄嗟に前転し、ピーンと引っ張られていた糸に緩みをつけて体の自由を少し利きやすくする。そして、すかさず2号は両手で糸を腕を伸ばせるところまで横に広げゴースターの炎(ほのお)を糸に当てる。すると、糸に火が燃え移り2号は再びジャンプして着地したと同時に千切れなかった糸を引きはがし、その糸をポイッとその場に捨てるのであった

 

ゴースター「ぬうぅぅ~~しまった!?糸を切られたか!!」

 

2号 「詰めが甘いなゴースター!!」

 

ゴースター「ええぃやれ!!ザケンナー!!」

 

ミシンザケンナー「ザァァケンナァァ~~!!」

 

2号 「懲りないな!!ん?・・・あいつを利用するか・・・」

 

ミシンザケンナー「ザケンナァ~~!!」

 

2号 「来い!!」

 

2号とミシンザケンナー睨み合い、少しの間の後ミシンザケンナーは再び糸を放つ。それと同時に2号の背後にいたミキサーザケンナーが雄たけびを上げながら2号目掛けて泡だて器を回しながら突撃する。

 

2号 「とおっ!!」

 

ミキサーザケンナーが迫り、ミシンザケンナーの糸が伸びる瞬間、2号はその場で反転ジャンプを行い離脱する。2体のザケンナーの勢いは止まらず、ミシンザケンナーの糸はミキサーザケンナーの回転している泡だて器に絡まり、すぐに止まらないせいかはたまたミキサーザケンナーの回転の力が強かったのか、ミシンザケンナーの重い胴体が浮き上がりミキサーザケンナーに向かって飛んでくる。そして勢いが止まることもなく両者はぶつかり身動きが取れなくなっていた。

 

ミシンザケンナー「ザケッ!?」

 

ミキサーザケンナー「ザケンナッ!!」

 

ミシンザケンナー「ザケッザケッ!!」

 

ミキサーザケンナー「ザケンナァァーー!!」

 

どうやらお互いに「さっさとどけ!!」と言わんばかりに言葉はさっぱり分からないが何となく分かるやり取りをしていた。その隙を逃さまいと2号はその場でジャンプし、激しいきりもみ回転を行う。

 

2号 「ライダァァーー卍(まんじ)キィィッーーク!!」

 

ミキサーザケンナー「ザケッ!?・・・」

 

ミシンザケンナー「・・・ンナッ!?・・・」

 

『ライダー卍キック』の直撃を食らい、風穴が空いた2体のザケンナーはゆっくりとその動きを止めていき、ミシンザケンナーは頭部をだらりと下げ、ミキサーザケンナーは横に倒れる。

 

ゴースター「ぬぅぅぅっ~~!!」

 

1号 「ザケンナー達はもう動けまい」

 

2号 「ゴースター、次はお前の番だ!!来い!!」

 

ダブルライダーが合流し、残ったゴースターと対峙していると、ダブルライダーの背後から何かがライダーの頭上を通過し、ゴースターの横に転倒する。その姿をよく見てみるとつい先日にも戦い、懲りずにまた再生された怪人であった。二人がその怪人を凝視しているとまたも背後から今度はライダーを呼びながらそばに駆け寄り、隣に並び立つ人影が二つあった。

 

ブラック「1号・2号!!」

 

ホワイト「お待たせしました!!」

 

1号 「おぉっ!!二人共無事だったか!!」

 

2号 「すると、あいつも君達が戦っていたのか?」

 

ホワイト「えぇ。ここに来る途中で襲い掛かってきたんです。」

 

ブラック「蜘蛛男!!あんた富士ダムでも出てきたんでしょ?これで3度目の復活でしょ!?懲りないわよねぇ~あんた?もう私達には敵わないことぐらいわかるでしょ?」

 

蜘蛛男「うぅううぅぅっっ~~・・・確かに・・・もう今のままではお前達には勝てそうにもない。だが忘れたのか?お前達に名乗った俺の新しい名を!!」

 

ブラック「え~と・・・何だっけ?」

 

ホワイト「強化蜘蛛男だったわね?でも前に戦った時と特に違いはないと思うけど・・・」

 

1号 「見た目も変わらないな」

 

強化蜘蛛男「そう言っていられるのも今の内だ!!今から俺の新しい力を見せてくれる!!来い!!ザケンナァァーー!!」

 

蜘蛛男がザケンナーの名前を呼ぶと、周囲に倒れていた4体のザケンナーは取り付く前の影の状態に戻り、その4つの影は蜘蛛男に向かって飛びつき、蜘蛛男に吸収される。

そして、蜘蛛男の体は黒い影に包まれその中で蜘蛛男の体が新たな形態に変化していく。体はより赤くなり、マントも光沢まぶしく新品のようになり、何より蜘蛛の下半身のぷっくりと真ん丸の尻が出てきてこれまでの蜘蛛男とは段違いの気迫も出していた。

 

強化蜘蛛男「ううぅわぁぁっっ~~!!」

 

ブラック「ザケンナーを吸収した!?」

 

ホワイト「あの時は一体だけ、しかもザケンナーに意識を乗っ取られていた感じだったのに今回は違うっぽいわね?」

 

1号 「伊達に強化と名乗ってはいないという事か?」

 

スペース蜘蛛男「そうだ!!そして俺はこの瞬間から蜘蛛男改め『スペース蜘蛛男』だ!!俺は再生手術を受けた時に以前の失敗を糧としてこの体にザケンナーと体を完全に同調出来るように強化手術も受けた!!今の俺はあの時の未完成の蜘蛛男ザケンナーではない!!ザケンナァァーー!!」

 

蜘蛛男改めスペース蜘蛛男が手をかざすと、ゴースターとスペース蜘蛛男の後ろに無数の影が現れ種類は2種類もいたようであった。1種は忍・もう1種は騎士の集団であった。

 

忍者ザケンナー一同「ニンジャ!!ニンジャ!!ニンジャ!!」

 

忍者ザケンナーA「ザケンナッ!!」

 

ザケンナー侍一同「ザケンナァァ~でござる!!」

 

2号 「またザケンナーか・・・」

 

ブラック「ねぇホワイト見て見てザケンナー侍だよ!!」

 

ホワイト「あのねぇ~・・・」

 

1号 「ほのか、なぎさは何故目をあんなに輝かせているんだ?」

 

ホワイト「すみません。ブラックは時代劇が好きで、前にもあのザケンナー侍が出てきた時にもこんな感じで目を輝かせていたんです・・・」

 

2号 「意外に・・・渋い趣味しているんだな?なぎさ」

 

ブラック「はい!!結構面白いんですよ!!2号と1号も見て見たらきっとはまりますよ!!お二人には水戸黄門なんかがおススメかも!!」

 

ホワイト「言ってる場合じゃないでしょ!!来るわ!!」

 

スペース蜘蛛男が「掛かれ!!」と号令をかけると同時にザケンナー軍団が一斉に4人に襲い掛かる。4人はそれぞれザケンナー達に対処していき確実に一体一体倒していく・・・

 

1号 「とぉっ!!とぉっ!!とぉっ!!とぉっ!!とおっ!!・・・」

 

ブラック「だあっー!!・・・ふんっ!!ふっ!!はあっ!!」

 

ホワイト「ふっ!!ふっ!!ふっ!!・・・てやぁっー!!」

 

2号 「とぉっ!!ふっ!!・・・とおっ!!」

 

1号は一体のザケンナー侍の頭部を何発もフックで攻撃していき、ザケンナー侍が背を向け倒れこむと同時に背後にいた忍者ザケンナーの腹部に蹴りを一撃叩き込む。

 

ブラックはザケンナー侍に飛びつきザケンナー侍の肩を掴みながら共に転がっていき起き上がると同時進行でザケンナー侍の持っていた刀を奪い更に向かってきた2体のザケンナー侍に向かって一太刀(ひとたち)目は敵の斬撃を防ぐのに振るい、二太刀目は右手で右から角度でいえばおよそ-15度ほど斜めにから振るい切り付け、三太刀目は2体目のザケンナー侍に向かって両手でしっかりと握り左から約115度ほどの角度から刀を振り落とす。それをまともに受けたザケンナー侍二体はよろよろと後方に下がっていく・・・

 

ホワイトは忍者ザケンナーの団体の頭上にジャンプし、何体もの忍者ザケンナーの肩を踏み台にしていきながら進んでいき、大ぶりの回し蹴りを放つと周辺にいたザケンナー侍・忍者ザケンナーは吹き飛ばされ地に背中をつける事になった・・・

 

2号は飛び蹴りを放ち、前方にいた忍者ザケンナーを後方に向けさせて前のめりに倒れさせる。すかさず狙ってきたザケンナー侍の刀の突き攻撃をかわすと同時に頭部に『ライダーチョップ』を放ちザケンナー侍を地に伏せさせる。そして再び反対方向からやってきたザケンナー侍も同様に刀で突きを放つが両手首を咄嗟に掴まれその勢いを利用されて、2号は地面に背中をつけザケンナー侍の腹部に足をのせて前転させてカウンターを取る。

 

 

ブラック「・・・・・・」

 

ザケンナー侍「・・・・・・」

 

ブラックは上段の構え・枝のような物を咥(くわ)えたザケンナー侍は居合(いあい)の構えを取りながらゆっくりと円を描くように回っていく・・・

 

ブラック「・・・だぁっー!!」

 

ザケンナー侍「・・・ザケンナ!!」

 

ザケンナー侍は向かってくるブラックに対して居合切りを放つ。しかし、それを咄嗟にジャンプすることで回避する。そのまま空中で何回か回転し、ザケンナー侍を飛び越えザケンナー侍の背後に着地し、背後に振り向くと同時にザケンナー侍に向かって左斜め下(約200度)から右斜め上(約45度)にブラックの方へ向き直ったザケンナー侍を切り付ける

 

ザケンナー侍「ザケンッ!?」

 

ブラック「ふっ!!・・・はあぁぁっっーー!!」

 

ザケンナー侍「ザケンナァァーー!?」

 

ブラック「・・・また・・・つまらぬ者を切ってしまった・・・」

 

忍者ザケンナー「ザケンナッ!!」

 

ブラック「あいたっ!?どこ蹴ってんのよ!!」

 

忍者ザケンナー「ザケンナ!?」

 

ブラック「ったくもう~・・・」

 

ライダー「・・・・・・」

 

ブラック「ん?何、皆?・・・」

 

ホワイト「それはブラックがふざけたからでしょ?」

 

ブラック「えぇっ~~!?」

 

ブラックは刀を両手で右下(約-15度)に構えザケンナー侍に向かって一閃(いっせん)を放ちながらザケンナー侍を通り過ぎる。少し進んだところで立ち止まり、ザケンナー侍は時代劇で切られた悪役が倒れるような動きを見せながらスッーと消えて行く。そして、格好(かっこう)をつけたかったのか、刀を構えながら決め台詞っぽい事を言っていると、隙ありと言わんばかりに忍者ザケンナーがブラックの背後に忍び寄り、ブラックのお尻に向かって蹴りを一発入れる。それをまともに受けたブラックは突然の痛みに蹴られたお尻を片手で押さえながら蹴ってきた忍者ザケンナーに向かって回し蹴りを放ちを放ち忍者ザケンナーを倒す。

 その様子を見ていたダブルライダーは「ふざけてるからだろ?」と言わんばかりの痛い視線を送り、見かねたホワイトはツッコミを入れる。それを聞いたブラックは不服だったようで「なんでよぉ~!?」と納得のいかない顔をしていた。一応本人はまじめだったようだったからだ・・・

 

忍者ザケンナー・ザケンナー侍一同「ザケンナァァーでござる!!」

 

2号 「とぉっ!!いくら倒してもキリがない!!」

 

1号 「あぁ。これではさっきのギルガラス達と同じだ」

 

ブラック「全くもぅ~これじゃあ大江戸スタジオの時と一緒じゃない!?」

 

1号 「大江戸スタジオ?」

 

ホワイト「えぇ。前にもこんな風に忍者ザケンナーとザケンナー侍の大群に襲われた事がありまして・・・」

 

ブラック「そうそう。あの時みたいに一体一体は大したことなかったんですけど確か『映写機』のザケンナーがしつこい位にザケンナー侍を映像から送り出してきて・・・・・・」

 

プリキュア「あぁぁっ~~!!映写機のザケンナァァー!!」

 

ブラック「あいつがいたんだ!!」

 

ホワイト「あのザケンナーの力を使っていたんだったら何度もすぐに復活していた事の説明がつくわ!!」

 

1号 「一体どういう事なんだ?」

 

ホワイト「はい。映写機のザケンナーがいて、そのザケンナーの力で生み出された兵隊達は一体一体はそこまで強くないんですけど、そのかわり無限に増え続ける事が出来るんです。」

 

2号 「そんなザケンナーがいたのか?」

 

1号 「だとすると、俺達が戦ったすぐに再生し続けたコブラ男やドクトカゲ男達もそのザケンナーが復活させていたという訳か!!」

 

ホワイト「間違いないと思います!!」

 

1号 「だとすると、そのザケンナーを倒さない限りこいつらは増え続けるという事か・・・」

 

ブラック「どこなのよ?映写機ザケンナーは?」

 

1号 「恐らくあれだ」

 

1号が指を指す方を見て見ると、この部屋に入ってきた時に最初に見た映写機とレーザー装置をごちゃまぜにしたような装置が見える。4人の視線が一点に集中したことにより、装置に紫色の影が現れ、それがザケンナーへと変わる。それを見たプリキュアは「やっぱり・・・」とこのザケンナーが無限の軍団を送り込んでいた張本人だと確信する。

 

ブラック「1号・2号、あいつは私達で何とかします!!」

 

ホワイト「お二人は援護してください!!」

 

1号 「分かった!!」

 

2号 「頼むぞ!!」

 

プリキュア「はい!!」

 

スペース蜘蛛男「そうはさせん!!」

 

スペース蜘蛛男は4人に向かって吹き矢を何発か放つ。それを左右に避ける事で4人は回避するが、スペース蜘蛛男は標的をブラックに変え、蜘蛛の糸を砲弾のように丸めた弾を発射し、ブラックは不覚にもそれを喰らい腕と体が引っ付き、両足は地面から離れなくなってしまう。スペース蜘蛛男は更に追撃にもう一発吹き矢を放とうと狙いを定めた・・・

 

ブラック「やばっ!?」

 

スペース蜘蛛男「喰らえっ!!」

 

ホワイト「ふっ!!・・・てやっ!!」

 

スペース蜘蛛男「うぅぅっうっぅっ~~!?」

 

2号 「とおっ!!・・・ライダァァパァァンチ!!」

 

スペース蜘蛛男の放った吹き矢は咄嗟にブラックの前に飛び出したホワイトが掴んで止め、それを投げ返すことでブラックは危機を脱(だっ)した。カウンターを受けたスペース蜘蛛男は自身の放った毒の吹き矢によって苦しみ、2号は空中に跳び『ライダーパンチ』をスペース蜘蛛男の頭部に命中させる。その隙にホワイトはブラックの腕と足に絡みついた蜘蛛の糸を引きちぎり、ブラックは体の自由を取り戻すと、スペース蜘蛛男・映写機とレーザー装置の合体ザケンナーの正面に立ち、手を繋ぎだす。

 

ブラック「ブラック・サンダーー!!」

 

ホワイト「ホワイト・サンダーー!!」

 

ホワイト「プリキュアの、美しき魂が!!」

 

ブラック「邪悪な心を打ち砕く!!」

 

プリキュア「プリキュア・マーブルスクリューーー!!・・・マックスーーー!!」

 

スペース蜘蛛男「うぅっ!?」

 

放たれた『プリキュア・マーブルスクリュー・マックス』を受けたスペース蜘蛛男と映写機とレーザー装置の合体ザケンナーはそれぞれ影が飛び出し『ゴメンナー』へと姿を変え周辺にいた忍者ザケンナー・ザケンナー侍は一斉に消えてしまう。そして、装置の前にはザケンナーがいなくなり力を失った蜘蛛男が前のめりに倒れていた。

 

ホワイト「蜘蛛男!?」

 

ブラック「あいつまだ動けるの!?」

 

1号 「おぉっ!!やったか!!」

 

ゴースター「おのれぇぇ~~だが、破壊光線発射装置はまだ生きている!!それを東京に向けて発射すれば、我々の勝ちだ!!」

 

1号 「そうはさせん!!隼人!!」

 

2号 「おぉっ!!とおっ!!」

 

1号 「とおっ!!」

 

ゴースター「させるか!!ゴフゥッ~~!!」

 

ゴースターと交戦していた1号と、2号はその場でジャンプし、『ライダーダブルキック』を放とうとするが、それを見逃すほどゴースターも甘くはなく、炎をまとった岩を口から放ち、ダブルライダーを仕留めようとするが、岩とライダーの間に白と黒の雷が通過し岩を消滅させる。ゴースターは雷がやってきた方向を見ると、そこには2発目の『マーブルスクリュー』を放ったプリキュアがいた。

 

プリキュア「邪魔はさせない!!」

 

ゴースター「おのれぇぇ~プリキュア!!」

 

ライダー「ライダァァーーダブルキィィック!!」

 

プリキュアの援護を受け、ダブルライダーはレーザー装置に『ライダーダブルキック』を命中させ、貫通穴をあけ装置を完全に破壊する。ライダーが無事着地すると同時に基地全体が大きく揺れ始めいかにもまずいといえる状況になっていた。

 

ゴースター「おぉっ!?何だ!?」

 

1号 「この基地はもうじき爆発するぞ!!」

 

2号 「脱出だ!!」

 

プリキュア「はい!!」

 

 

 

 

 

ハカセ「何事だ!?」

 

基地の揺れの影響は別室にいた戦闘員達やこの基地で直々に指揮をとっていた『ハカセ』にも起こり、「何事か!?」と原因(げんいん)を戦闘員に尋ねていた・・・

 

戦闘員A「イッー!!仮面ライダー達によって、破壊光線装置が破壊され、この基地も爆発寸前です!!」

 

ハカセ「何っ!?おぉっ!?おのれぇぇ~~仮面ライダー!!それにプリキュアども!!全員(ぜんいん)退避ぃぃ~~!!」

 

 

 

 

 

戦闘員A・B「イィッ~~!?・・・イィッ~~!?・・・・・・」

 

場所が変わり、雪のない見晴らしのいい山道に出てきた4人とゴースター・蜘蛛男そして、移動途中で倒してきた戦闘員数名。1号とホワイトは蜘蛛男と、2号とブラックはゴースターとそれぞれ戦闘を繰り広げる。

 

ブラック「だあっー!!」

 

ゴースター「グフゥゥッ~~!?」

 

2号 「ふんっ!!・・・とおっ!!とおっ!!とおっ!!とおっ!!」

 

ブラック「ふんっ!!・・・はぁっ!!・・・だあぁぁっーー!!」

 

ブラックは、『プリキュアキック』を放ちゴースターは転倒する。すかさず2号はゴースターを起こしあげ、頭部に6発ほど拳を打ち込み、最後に腹部を一発蹴りを打ち込む。

2号の蹴りを受け、背を向けながらよろよろと動いていると、今度はブラックに掴まれ両肩を押さえられると、ゴースターを抱えたままブラックはその場でジャンプし、『ライダー返し』ならぬ『プリキュア返し』をゴースター放つ。

 

ゴースター「グフゥッッ~~!?」

 

2号 「とおっ!!・・・ライダァァ~~二段返し!!」

 

ゴースター「グフゥゥッッ~~!?」

 

2号もブラックの後を追うようにジャンプし、投げ落とされたゴースターを空中で掴むと、更に今度は『ライダー返し』を放つ。しかも今度は2号の改良技『ライダー二段返し』である。ゴースターは背中から強打し、中々起き上がることが出来ないようであった・・・・・・

 

ホワイト「ふぅぅ~ん!!」

 

蜘蛛男「うぅぅっうっ~~!?」

 

ホワイト「やぁっ!!」

 

蜘蛛男「うぅっ!?・・・」

 

1号 「ライダァァフライングチョップ!!」

 

蜘蛛男と交戦していたホワイトは蜘蛛男の腕を掴みハンマー投げのような回し方をしながら、突如蜘蛛男の腕を放し蜘蛛男は反動でそのまま前方を走っていき、ホワイトはそれを追うように駆け出していき、飛び蹴りを一発放つ。それを背中から受けた蜘蛛男は転倒し、1号は空中に跳び、蜘蛛男に向かってただの『ライダーチョップ』よりも威力の増した『ライダーフライングチョップ』を蜘蛛男の頭部にぶつける。まともに受けた蜘蛛男は頭を押さえながらよろよろと動きまわる。

 

2号 「とおっ!!」

 

ブラック「だぁっ!!」

 

2号 「とおっ!!」

 

ブラック「だぁっ!!」

 

2号「とおっ!!」

 

ブラック「だぁっ!!・・・ふっ!!・・・はあっ!!・・・プリキュアきりもみシュッッ~ト!!」

 

ゴースター「あああぁぁっっぁっ~~!?」

 

2号とブラックもゴースターに対して交互に正拳突きを放ち、突如ブラックはゴースターに飛びつき、ゴースターの両肩を掴みながらその場でジャンプし、『プリキュアきりもみシュート』を放つ。ゴースターは地面に激突し、一度起き上がるがそのまま前のめりに倒れこむ・・・

 

蜘蛛男「うぅっ~・・・うぅっ~~・・・」

 

ホワイト「ふっ・・・・・・・・・てやぁっ!!」

 

蜘蛛男「うぅっ!?」

 

1号 「とおっ!!ライダァァヘッドクラッシャァァッーー!!」

 

蜘蛛男「ううっぅっ~~!?」

 

ホワイトはよろよろ動く蜘蛛男に接近し、右手で蜘蛛男の手首を掴み、左手で蜘蛛男の腹部に手を添えて空中に放り出す。そして、ライダー1号は空中で両足の内膝(うちひざ)のみで蜘蛛男の頭部を足で挟み空中で一回転を行いゴースターの倒れている方へ向かって放り投げる。そして、地面に激突した蜘蛛男は断末魔を上げながらゴースターごとその場で大爆発を起こし跡形もなく爆散するのであった・・・・・・

 

1号 「終わったな」

 

ブラック「今回も手ごわかったですね」

 

2号 「だな。しかし、これで破壊光線装置も完全に破壊できた。もうアレが使われることもないだろう」

 

ホワイト「えぇ。・・・こんな綺麗な山の中に、あんなものあってはいけないですものね」

 

2号 「よし。ショッカーも片付いたことだし、折角ここまで来たんだ、どこかで富士山を背景に記念撮影でもして帰るか」

 

ブラック「あれ?2号、女の子は撮らないんじゃ・・・」

 

2号 「これはまた別の話だ」

 

ブラック「それもそうですね!!」

 

1号 「じゃあ、行くか!!」

 

ブラック「はい!!」

 

ブラックの返事を聞くとライダーを先頭に再び歩き出す。しかし、ホワイトだけは歩き出そうとせず、何かを探すようなそぶりを見せていた・・・不審に思ったブラックはホワイトを呼ぶことにした・・・

 

ホワイト(そういえばあれから大砲を背負ったカメストーンは現れなかった・・・一体どうして・・・)

 

ブラック「ホワイト、どうかした?」

 

ホワイト「ううん。なんでもない」

 

ブラック「そう?じゃあ早く行こうよ!!」

 

ホワイト「えぇ。今、行く!!・・・・・・」

 

呼ばれたホワイトはブラック達を追いかける。不審に思ったことを後回しにして・・・自分達が知らない所で仮面ライダーが倒してしまっていたのであろうと深く考える事を止め、4人は記念撮影を済ませると、山を下っていくのであった・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒いスーツの男A「キキィ」

 

黒いスーツの男B「キキィ」

 

どこかの施設の中、ショッカーの戦闘員によく似たようなボディースーツを着た者達が数名何かの作業を行っていた・・・

 

施設の自動ドアの一つがウィィーンと音を立てて開くと、そこからブラックが戦い、カメストーン?によって同士討ちされたはずのジャガーマン?がブラックに叩き落されたはずの左腕を修復された状態でやってきたのであった。その部屋には壁に埋め込まれているサソリのブロンズ像とカメストーン?と黒スーツの男が数名おり、サソリの像から声が響いてくる・・・

 

サソリの像「ふむっ腕は元通りになったようだな」

 

ジャガーマン?「シィィザァァ~~ただ修復されただけではありません。シィザァァッ~~!!」

 

黒スーツの男A「キキィッ!?・・・」

 

ジャガーマン?は新しくなった刃物を試すかのように近くにいた黒スーツの男を突き刺し、体を貫通させる。引き抜かれた黒スーツの男はそのまま倒れ動く事はなかった・・・・・・

 

ジャガーマン?「ふふふっ更にハサミを改良し、切れ味も鋭く、強度も上げました。もう同じ事は起きません」

 

カメストーン?「だといいがな」

 

ジャガーマン?「何だと!?どういう意味だ!!」

 

カメストーン?「油断をしているとそうやって足元をすくわれると言っているんだ!!あの程度の小娘達に手こずりおって!!」

 

ジャガーマン?「何だと!?俺がいつ、奴らに手こずったというんだ!!」

 

カメストーン?「ふんっ!!俺の助け船がなければ今頃やられていたくせによく言えるわ!!」

 

ジャガーマン?「えぇい貴様!!言わせておけば!!」

 

カメストーン?「ズゥッカァァッ~!!貴様のハサミでも、俺の甲羅は貫けまい!!」

 

ジャガーマン?「試してみるか?」

 

カメストーン?「やってみろ!!」

 

サソリの像「止めぬか、馬鹿共!!我らで争ってどうする!?」

 

サソリの像からの静止の声を聞くと二体の怪人は黙り込んでしまい、サソリの像に向き直る。どうやらこの怪人達にとってはこの像が上司に当たるようで逆らう事は『死』を意味しているからだ。

 

サソリの像「それでどうだった?例の『プリキュア』とかいう妙な小娘達の力は?」

 

ジャガーマン?「シィザァァ~油断したとはいえ俺のハサミを切り落とした。その実力は認めなければならないかと」

 

カメストーン?「まさに仮面ライダーと同等の力を持っていることは明らかだと思われます。」

 

サソリの像「『ライダーと同等』か・・・」

 

カメストーン?「えぇっ。同等かと」

 

サソリの像「仮面ライダー以上の者であれば用心していたが、同等であれば本気を出した我々の敵ではないな」

 

ジャガーマン?「では首領、今すぐにでも奴らを始末してまいります!!」

 

サソリの像「まぁ待て。今は放(ほう)っておけ」

 

ジャガーマン?「何故です!?」

 

サソリの像「『プリキュア』と名乗る小娘達はともかく、『ショッカー』・『ゲルショッカー』の構成員達だけではなく、『ドツクゾーン』とかいう妙な連中も関わっている『ヘルショッカー』はまだまだ得体のしれない組織だ。それがライダー達と敵対して、『ドツクゾーン』とかいう連中の事も報告を聞く限りでは『プリキュア』とは因縁浅からぬ関係と聞く。ならば奴らにそいつらの始末をつけさせれば良い。『漁夫(ぎょふ)の利』を狙い我々はその隙に着々と世界征服のための計画を進めていけばよい」

 

ジャガーマン?「分かりました」

 

カメストーン?「俺達の出番が来るのは、どちらかが滅んだその時!!」

 

サソリの像「そうだ。私の最後の組織『デストロン』が仮面ライダーやその仲間達を倒し、この世界を支配する日もそう遠くはない!!ふふふっははははっっ!!」

 

サソリの像の口にした組織『デストロン』・・・・・・密かに生き残っていた『ゲルショッカー首領』が組織した第三の軍団でプリキュアの二人が遭遇したのは『デストロン』の誇る精鋭怪人『ハサミジャガー』と『カメバズーカ』の二体であったのだった・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 






なぎさ「いやぁ~やっと終わったねぇ~」

ほのか「そうねぇ。でも私達も元の時代に戻ったらまた『ドツクゾーン』との戦いが待ってる。まだまだ気は抜けないわ・・・」

なぎさ「そうだね。でもきっと大丈夫!!本郷さん・一文字さんそして、立花さん達と過ごしたあの時間が私達の大きな支えになってくれるよ!!」

ほのか「ふふっそうね。私達も頑張らないとね!!次の話も!!」

なぎさ「うん!!・・・へっ?・・・『次の話』?・・・」

ほのか「そう。本来考えられていた二つの番外編の内の一つはこの8、5話と次の話よ。第0話は考えていたけど書く予定はなかった話だったの」

なぎさ「じゃあ次の話ってどんなの?8.5話の時みたいな『仮面ライダー』本編の次回予告を意識した予告は?」

ほのか「今回は他の話の都合でサブタイトルぐらいしかまだ書けないのよ。話の内容は確定しているんだけど・・・」

なぎさ「じゃあさっさと投稿すればいいのに・・・」

ほのか「言ったでしょう『他の話の都合』って、それにまだほとんど書けていないのよ。それに彼女達の方も頑張らないといけないんだから」

なぎさ「彼女達?・・・」

ほのか「ふふっ分かる人は分かるわよ。誰の事なのかは感想にでも送って当てられたら答えるつもりらしいけど」

なぎさ「ふ~~ん・・・じゃあほのかサブタイトルの予告お願いするね」

ほのか「えぇ。こほんっ・・・次回『仮面ライダー対プリキュア』「ディケイド強襲!!  集結!!ライダー1号・2号」をお楽しみに・・・」

なぎさ「うぅ~~ん・・・誰なんだろう彼女達って・・・」

ほのか「ふふっなぎさは一度会っているわよ」

なぎさ「えっ!?ホントッ!?」

ほのか「あっ!!因みに関係ないけど、次の話は番外編の没ネタ集よ」






『スカイライダー』の章にて、ライダー1号とアマゾンのライダースターカラーペンをどちらに使ってもらうか?

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