ライダー1号・2号がコウモリ男・ヤモリゲスと戦っていた頃。逃げていた子供は一文字から「「アミーゴ」に行け」と言われたはよかったものの一文字の予感したとおり子供はどこに
「アミーゴ」があるか知らなかったのだ途方にくれていた子供は疲れたのかその場に座り込んでしまった。
子供 「はあぁー」
走り続けていたのもあるが、今のため息はなにか悩みでもあるのかと思わせるようなものだった。顔もすっかりショボンとした表情だった。そしてそんな少年を見つめる二人の人物がい
た。一人はショートカットのオレンジっぽい茶髪をしたボーイッシュな少女と黒髪の腰のあたりまであるロングヘアーの上品な雰囲気を持った少女で、気になったふたりは子供に話しか
けることにした。
ボーイッシュな少女「ねえ僕。どうかしたの?」
子供 「えっ?」
黒髪の少女「一人?お父さんかお母さんは一緒じゃないの?」
子供 「あの~誰?」
そんな三人のやり取りを建物の上から見つめる者が一つ。ダブルライダーから逃れた蜘蛛男だ。子供に追いついた蜘蛛男は三人に戦闘員を差し向けていった。
戦闘員「イッー!!」
ボーイッシュな少女「!!何、こいつら!?」
黒髪の少女「私達に何か用なの?私達には貴方達に用はないわ!!」
三人は戦闘員の群れにあっさり囲まれた。戦闘員の一人が少女たちに自分達の目的を話し出す。
戦闘員「そのガキをこちらに寄越せ!!」
二人 「!?」
黒髪の少女「この子が狙い!?」
ボーイッシュな少女「だったら。」
ふたりはアイコンタクトをとって合図したわけでもないのに同時に子供の手を引いて走り出し、戦闘員の中を無理やり突破していった。二人同時の突進だったため戦闘員も体勢を崩しや
すかったのが幸いしたのだ。
戦闘員「逃がすな!!追え!!」
三人はとにかく戦闘員たちから逃げるために走り続けていた。走りながらふたりは今起こっていることを分析しようとする。
ボーイッシュな少女「ねぇ、あいつらなんなの?」
黒髪の少女「判らないわ。」
ボーイッシュな少女「なんでこの子を追ってるの?」
黒髪の少女「知らないわよ!!」
ボーイッシュな少女「もう、いや!!ありえな~い!?」
黒髪の少女「とにかくこの子を安全な場所に連れて行かないと。」
子供 「あのーお姉ちゃん達ちょっと聞いて」
黒髪の少女「どうしたの?」
子供 「さっき僕を助けてくれたお兄ちゃん達が「アミーゴ」っていうお店に行けば匿ってくれるって言ってたんだ。そこに行こうよ。」
ボーイッシュな少女「えっ!?じゃああたしたちの他にもこの変なコスプレした連中に絡まれてる人がいるってこと!?」
黒髪の少女「そうなると思う。とにかくそのお店に行ってみましょう。そこなら多分安全なんだと思うし。」
とにかく逃げる宛が決まってそこに向かおうとしたが、ふたりの前に蜘蛛男が降り立ってきた。
三人 「!?」
蜘蛛男「ここから先には行かせん。」
ボーイッシュな少女「なっ何よこいつ!?気持ち悪い。」
黒髪の少女「あの触覚にあの目に模様・・もしかくて蜘蛛?」
ボーイッシュな少女は気味悪がり、黒髪の少女は怪人の特徴を見て蜘蛛のような外見をしていると分析していた。
蜘蛛男「さぁ、その子供をこちらに渡せ。」
常人ならばこんな異型の者と出くわすと迷わず逃げ出してしまうものだがふたりの少女は違った。二人共蜘蛛男も子供を狙っていると知るや否、目をキッと細めてまるで闘う者のような
目を蜘蛛男に向けた。
ボーイッシュな少女「冗談じゃないわよ!!あんたもこの子が狙いってわけ!?」
黒髪の少女「貴方達に従う義理は私達にはないわ!!」
二人 「この子は絶対に渡さない!!」
蜘蛛男「ふん。小娘二人に何が出来る?やれ!!」
戦闘員「イッー!!」
ボーイッシュな少女「その子をお願い。たあぁぁー!!」
蜘蛛男の命令で後ろから来た戦闘員達が三人に襲いかかろうとしたがボーイッシュな少女が子供を黒髪の少女に任せると戦闘員の群れめがけて駆け出していく。無謀に見えた行動だっ
たが蜘蛛男にとって予想外のことが起きる。
ボーイッシュな少女「ふっ、やあぁっ、こんのぉっ!!」
戦闘員「ぎぃー」
なんと少女一人に戦闘員が押されていたのだ。いくら戦闘員がそこまで強くはないにしてもたかが小娘一人に負けているとは思いもよらなかったからだ。もう一人の少女の方も動きは
ボーイッシュな少女に比べたら少し鈍いが確実に戦闘員をいなしている。蜘蛛男は二人の少女が戦い慣れている動きをしていたように見えていた。
蜘蛛男(こいつらの動きは、戦い慣れをしている動きだ!!だが。)
戦闘員達があらかた片付いて残りは蜘蛛男と数人の戦闘員だけになったところでついに蜘蛛男も動き出す。
黒髪の少女「あの蜘蛛の人も来る気みたい。」
ボーイッシュな少女「どうする?流石に生身じゃキツそうだよ?」
蜘蛛男「死ね!!」
蜘蛛男は先にボーイッシュな少女を消そうと毒が塗ってある吹き矢を放つとそれをとっさに反応したボーイッシュな少女はなんとか横に転げて難を逃れた。代わりに後ろにいた戦闘員
に矢が刺さり戦闘員は苦しみながら泡となって消えてしまった。
二人 「!?」
ボーイッシュな少女「ひっ人が泡に!?」
黒髪の少女「あんなのを喰らったらひとたまりもないわ!!」
蜘蛛男「チッ外したか。」
ふたりは今の蜘蛛男の発言が信じられなかった。仲間が自分の放った攻撃で死んだというのに攻撃が外れたことのほうを悔しがっていたからだ。
ボーイッシュな少女「あんた!!今の人仲間だったんじゃないの!?」
蜘蛛男「戦闘員の代わりなど幾らでもいるからなぁ。問題ではない。」
黒髪の少女「貴方達は仲間をなんだと思っているの!!」
蜘蛛男「ふん。小娘二人に遅れを取るような役立たずなど我が「ショッカー」には不要。」
この言葉に二人の堪忍袋の尾が切れた。
ボーイッシュな少女「こいつら・・・」
黒髪の少女「なぎさ!!」
なぎさ「うんほのかもう頭きた。私達の本気、見せてやろうじゃない!!」
蜘蛛男「うん?本気だと?」
ボーイッシュな少女のなぎさと黒髪の少女ほのかはこの時代には普及していないはずのお揃いの携帯電話のような物を取り出し、トランプのクイーンのようなハート型のカードを携帯に
差込み一回転させる。そして、手をつなぎあった少女達はなぎさは右手を、ほのかは左手を天たかだかに伸ばすと二人同時にある言葉を叫ぶ。
二人 「デュアル・オーロラ・ウェーブ!!」
その掛け声とともにふたりの足元から虹色の光が天高く登って行き、二人を包んでいく。そして、その光を少し離れたところでバイクを走らせながら目撃していたふたりの男がいた。
コウモリ男・ヤモリゲスとの戦いが終わり。蜘蛛男を追いかけていた本郷 猛と一文字 隼人だった。
本郷 「なんだ!?あの光は!?」
一文字「本郷あの光の場所にさっきの子供と蜘蛛男がいるんじゃないのか?」
本郷 「ああ。急ごう一文字。」
ふたりのライダーは子供の無事を祈り、バイクの速度を上げていく。
そして光の中でなぎさは黒を基準とした服を、ほのかは白を基準とした服を身に付け光が晴れたと同時に名乗りを上げていく。
ブラック「光の使者、キュアブラック!!」
ホワイト「光の使者、キュアホワイト!!」
二人 「ふたりはプリキュア!!」
蜘蛛男「なっ何!?」
子供 「すっげぇ~。」
ホワイト「闇の力の下僕たちよ!!」
ブラック「とっととおウチに帰りなさい!!」
なぎさはキュアブラックに、ほのかはキュアホワイトに変身し、蜘蛛男に名乗りを上げた。これにはさすがに蜘蛛男は動揺を隠せない。
蜘蛛男「へっ変身しただと!?」
蜘蛛男は残りの戦闘員に戦うように指示を出したが、たった一撃で吹き飛ばされてしまった。元々5、6人位しか残っていなかったが、それでも彼女たちの戦闘力が桁違いにパワー
アップされていたのは明らかだった。
ブラック「もう残ったのはあんただけよ!!」
ホワイト「諦めてここから出て行って!!」
ふたりの威圧感には蜘蛛男もたじろぐが、ちょっとやそっとのことで諦めるショッカーではないことを二人は知らない。
蜘蛛男「ふん。たかが戦闘員を倒したぐらいで意気がるな!!」
蜘蛛男は二人に接近戦を仕掛ける。俊敏に動く蜘蛛男に最初は戸惑うふたりだが2対1、俊敏な動きもすぐに読まれてブラックに捕まりパンチのラッシュが続く。
倒れた蜘蛛男は隙をついてホワイトの体に口から出した蜘蛛の糸を巻きつけて身動きを取れなくして壁にへばりついた。だが、口の糸とホワイトの体にまきついた糸がつながってい
たのがまずかったそのままホワイトは体を回転させて蜘蛛男を振り回す。たまらず口の糸を切った蜘蛛男はそのまま地面に転げ落ち、ホワイトの体の糸はブラックが力任せに引きちぎ
ったのだった。
蜘蛛男「ううっっうううっっっううっっ」
二人 「ハァァー、ダアァァー・ヤアァァーー」
蜘蛛男「うううぅぅぅぅーーーー」
よろよろと立ち上がった蜘蛛男に二人は止めと言わんばかりに同時にジャンプしてダブルパンチをおみまいする。まともに攻撃を受けた蜘蛛男はそのまま壁に激突して瓦礫の下敷きに
なった。
ブラック「やったぁー。」
ホワイト「えぇ。」
蜘蛛男を退け喜んでいた二人だったが、子供の方を見ると少し表情が影た。
ブラック「ねぇどうするあの子?」
ホワイト「そうねぇ。あの子には今見たことを黙っててもらうように頼むしかないわね。」
二人が相談していたとき、離れていた子供が寄ってきて二人に感激の目を向けていた。
子供 「お姉ちゃん達すごい!!」
ブラック「えっ!?いっいや~それほどでも~。」
ホワイト「もう~ブラックったら~。」
やっぱり褒められれば誰だって嬉しいものだ。ブラックは照れていたが、ホワイトは「そんな場合じゃないでしょ。」と言いたげに少し呆れていた。
子供 「お姉ちゃん達って仮面ライダーじゃないの?さっきプリキュアって言ってたし。」
二人 「仮面ライダー?」
二人は確かにさっき「仮面ライダー」では無く、「プリキュア」と名乗っていた。だがこのふたりにはその言葉はある噂話で聞いたことのある単語であった。
ブラック「ホワイト。「仮面ライダー」って確か・・・」
ホワイト「えぇ多分。でも今はそれよりも・・・」
ホワイトには「仮面ライダー」という言葉の真意よりもまず先にすべきことがあった。まず少年に自分たちのことを内緒にして欲しいとお願いすることと、さっき子供が言っていた
「アミーゴ」というお店に行くことだった。
ホワイト「坊や聞いて、今ここで見た私達のことは誰にも・・・」
ホワイトが子供に話していたとき、ふたりの耳にこちらに近づいているバイク音があることに気がついた。慌てて隠れようとしたが、バイクの方が早かったためバイクが止まったと同時
に見つかった。そこには、本郷 猛と一文字 隼人の二人ではなく「仮面ライダー」に変身していた二人がいた。
これが、出会うはずのない伝説の男達と伝説の少女達の最初の出会いだった。
次回の内容は決まっていますがいつ完成するかわかりませんので首を長くして待ってくださいね。
『スカイライダー』の章にて、ライダー1号とアマゾンのライダースターカラーペンをどちらに使ってもらうか?
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スター×1号・ミルキー×アマゾン
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スター×アマゾン・ミルキー×1号