仮面ライダー対プリキュア   作:狼と踊る男

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アマゾン編『東京火の海作戦!!  必殺の大切断!!』

 

 

 

 

・・・・・・あつい・・・・・・

 

 

・・・何か・・・・・・息苦しい・・・・・・

 

 

・・・・・・焼ける・・・・・・本当にもう焼き魚にでもなったみたい・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「ああぁっもう暑い!!何なのもうこの暑さ!!寝苦しいったらないわよ!?」

 

???「ふわぁぁっ~どうしたラピ咲?・・・何か暑いラピ・・・」

 

咲? 「どうしたもこうしたもないわよフラッピ!!人が気持ちよく眠ってたっていうのにこの異常なってあちぁあちぁ!?」

 

咲と呼ばれていた赤が中心のどうにもコスプレにしか見えないコスチュームを着た少女。『日向 咲(ひゅうが さき)』事『キュアブルーム』が勢いよく起き上がると、自身の服のお尻辺りに掛かっているスカートの端が燃えているのが分かりその熱がほぼ直撃しているのだから慌てて手でバタバタさせて火を消す。小さい火だったのが幸いしてすぐに消えたが、落ち着きを取り戻した咲の目の前にはもっととんでもない光景が広がっているのが見えた・・・

 

ブルーム「何・・・これ?・・・」

 

ブルームの目の前に広がっていた光景は、町が火の海に包まれている処であった。

 

フラッピ「何がどうなってるラピ!?」

 

ブルーム「もしかしてこれも『ダークフォール』の仕業?炎って事はモエルンバ?でもあいつは倒したからそんなはずは・・・」

 

フラッピ「とにかく行ってみるラピ!!」

 

ブルーム「うん」

 

ブルームはとりあえずこの騒動の中に向かって進んでいく。火と吸いこむと危険な黒い煙が立ち込める中、人々はブルームの目立つ格好を見ても特に気にも留めない。逃げる事で精一杯なのだ。それどころではないのだ。そんな中、ブルームの脳裏には一つの不安が浮かんでいた。親友の『美翔 舞』の存在である。彼女もこの火の海の中にいるかもしれない。そう思うと、不安でたまらないのだ。そんな中逃げ遅れた子供二人を見つけて、今まさに火の手がその子供達を襲う所であった。

 

ブルーム「危ない!!」

 

ブルームは咄嗟に子供達を抱えて高くジャンプする。そして、火が回っていない所へと着地すると子供達を逃がすと、フラッピが何かを察知してブルームに知らせた。

 

ブルーム「・・・あれって・・・虫?・・・」

 

フラッピ「あの虫ラピ!!あの虫から嫌な気配を感じるラピ!!」

 

ブルーム「本当!?じゃあまさか、あの虫も『ダークフォール』の・・・追いかけないと!!」

 

 

 

 

 

場所が変わり、木の一つに一匹の虫が飛びつく。ゲンゴローだ。そのゲンゴローが突如人間サイズへと変わりどこかへと向かおうとしていた。

 

ゲンゴローの怪物「コォ!!・・・」

 

???「ちょっと待ったぁ!!」

 

突如、ゲンゴローの怪物に向けられた静止の声に思わず振り返るとジャンプして自身の近くに着地する一人の少女の姿があった。ブルームだ。彼女はゲンゴローの怪物を見て睨むようにしながら構えを取る。

 

ゲンゴローの怪物「コォォォ~~!!」

 

ブルーム「あの火事はあんたの仕業ね!!」

 

ゲンゴローの怪物「コォォッ!!その通り!!あの火事は俺の分身であるゲンゴローを起爆剤として起こしたものだ!!」

 

ブルーム「やっぱり。『ダークフォール』の奴のくせに泉を狙わずこんなことするなんて思わなかった・・・あんたは私が倒す!!」

 

ゲンゴロー獣人「『だーくふぉーる』?何の事かは知らんが丁度いいそろそろ俺のエネルギーも切れかけていた処だ。このゲンゴロー獣人の力の贄(にえ)として、血を一滴残らず吸いつくしてくれる!!コォォッ!!コォォッ!!」

 

ブルーム「ふっ!!ふっ!!てやっ!!」

 

ゲンゴロー獣人「コォッ!?・・・コォッッッ・・・」

 

ブルーム「・・・ふんっ!!」

 

ゲンゴロー獣人「コォォッ!!」

 

ブルーム「てやっ!!」

 

ゲンゴロー獣人は両腕の刃物を突きだし、それをブルームは右腕を突き出されたら右手に光を宿(やど)しながら弾き、左腕を突き出されたら左手に光を宿して攻撃をはじき、カウンターでブルームは右腕を張り手のように突き出しゲンゴロー獣人の腹部にぶつけると、その威力に思わず後ずさりし、態勢を整えるとブルームとゲンゴロー獣人は駆け出し、ブルームは飛び蹴りを放つがそれを難なくかわされ両者はゆっくりと回り出し、互いの出方を伺っていた・・・

 

???「わあぁぁっっ~!!」

 

ブルームとゲンゴロー獣人がにらみ合っていると、横からゲンゴロー獣人に向かって飛び掛かってくる人影があった。その人物は猫のようにひっかきをしたり、動物のように噛みついたりといった野性的な動きをして戦っていた。

 

???「きぃぃっ!!・・・」

 

ゲンゴロー獣人「コォォッ!!お前がアマゾンだな!!」

 

ブルーム「あまぞん?・・・」

 

アマゾン「『ガランダー』の獣人!!」

 

ゲンゴロー獣人「俺の邪魔をするなら生かしてはおかん!!」

 

アマゾンと呼ばれた男性はブルームに「逃げろ」と呼びかけ自身はゲンホロー獣人に向かって行く。

アマゾンはゲンゴロー獣人に飛び掛かり、再び噛みつき攻撃を行ったがゲンゴロー獣人は体を回転させその遠心力を利用してアマゾンを振り払う。

 

アマゾン「うぅぅっ!!・・・」

 

ゲンゴロー獣人「コォォッ!!コォォッ!!コォォッ!!」

 

アマゾン「わあぁぁっ~~!!ううぅぅっっ~~!!」

 

振り払われたアマゾンは地面を転がるがすぐに起き上がり、迫るゲンゴロー獣人を睨む。そして、繰り出された攻撃をミリ単位で避けていき、3回ほど続いた攻撃の後の反撃で再び突進し、腕に噛みつく。苦しむゲンゴロー獣人は噛みつかれていない方の腕をアマゾンの頭部・背中に叩きつけてアマゾンを引きはがそうと攻撃を仕掛ける。

 

ブルーム「こんのぉ~!!」

 

ゲンゴロー獣人の背後からブルームは飛びつき羽交い絞めにする。二人の敵に前後から押さえられ身動きが取れない状況を打破するためかその場でゲンゴロー獣人は二人ごとジャンプしてすぐそばの川にその身を投じる。すると川には火の手が上がり、川に入った時の衝撃で二人はゲンゴロー獣人を放してしまい、ゲンゴロー獣人は一人川から脱出した。

 

アマゾン(掴まれ!!)

 

ブルーム(えっ!?はい!!)

 

アマゾンはブルームに対して水中でジェスチャーをしてブルームはアマゾンにしがみつく。そして、アマゾンは腕を交差させて水中であるにも関わらず声がはっきりと通った叫びをあげていた

 

アマゾン「・・・あぁぁ~~まぁぁ~~ぞぉぉ~~んんん!!」

 

ゲンゴロー獣人「コォォッッ!!」

 

アマゾン(R)「・・・・・・」

 

ブルーム「変身した!?」

 

アマゾン(R)「ケェッ~~!!」

 

アマゾンはその姿を変え、トカゲの印象が強い別の姿へと変身する。川から飛び出し太い木の枝に着地すると、ブルームを抱えながら跳び下り着地すると同時にブルームを放し、「逃げろ」と首を動かしジェスチャーする。そのままゲンゴロー獣人に向かって駆け出していく・・・

 

ゲンゴロー獣人「コォォッ~!!・・・」

 

アマゾン(R)「コンドラァァ~~!!わあぁぁおぉぉっっ~~!!」

 

ゲンゴロー獣人「コォォッ~!?」

 

アマゾン(R)は走りながらベルトに備え付けられている固有武器『コンドラー』を木の枝に投げつけ、絡ませてターザン飛びで勢いをつけてゲンゴロー獣人に蹴りを一発入れる。まともに受けたゲンゴロー獣人は転倒したがすぐさま立ち上がり構える。

 

アマゾン(R)「ケェェェェ~~!!・・・ケェェ!!ケェェ~~!!・・・ケェェ!!」

 

ゲンゴロー獣人「コォォ~!!・・・コォォッ!!」

 

アマゾン(R)はゲンゴロー獣人の目の前で回転ジャンプし、背後に着地するとしゃがみこんで回し蹴りを放ち足を取って再び転倒させる。転倒したゲンゴロー獣人に向かって腹部に蹴りを一発・・・更にもう一発放つが2発目は避けられ、素早く立ち上がったゲンゴロー獣人は構え右腕を突き出すとブーメラン状の刃物が飛び出し、それがアマゾンの頭上を通り過ぎ後ろあった木に被弾したのか綺麗な切り目が付きバッサリと木が倒れてしまう。その切れ味には声にも出さず、表情も変わっているのか分からないがアマゾンはその武器に警戒を強める。

それにはブルームも顔を青ざめ、厄介な攻撃を仕掛ける強敵だと、攻撃のチャンスを伺っている・・・

 

ブルーム「・・・ふっ!!はあぁっ!!」

 

ゲンゴロー獣人「コォォッ!?・・・」

 

ブルーム「はあっ!!」

 

ゲンゴロー獣人「コォォ!?」

 

ブルーム「・・・・・・」

 

ゲンゴロー獣人「コォォ~!!・・・コォォ!!」

 

ブルーム「ふっ!!・・・」

 

ゲンゴロー獣人「コォォ~!!」

 

アマゾン(R)「・・・ケェェ~~!!」

 

ブルームはジャンプキックを放ちゲンゴロー獣人を攻撃する。ゲンゴロー獣人は転倒し、ブルームはそのまま蹴りを一発、膝立ち状態のゲンゴロー獣人の顔に放ちまた転倒する。

しかし、素早く立ち上がったゲンゴロー獣人は再び構え右腕を突き出し刃物を飛ばす。それを咄嗟に後転してかわし、また放たれた刃物も側転してかわす。そして今度はアマゾン(R)が飛び掛かる。しかし咄嗟に気付いたゲンゴロー獣人は標的をアマゾン(R)に変更し、刃物を放つと、流石に反応できなかったのか腹部に直撃してしまい地面に激突して、起き上がらない・・・

 

ブルーム「しまった!?直撃入ったよあれ!?」

 

ゲンゴロー獣人「コォォ・・・」

 

アマゾン(R)「ケェェ!!・・・」

 

ゲンゴロー獣人「コォォ~!?・・・」

 

アマゾン(R)「ケェッ!!ケェッ!!ケェェ~!!」

 

ゲンゴロー獣人「コォォッ~~!?」

 

アマゾン(R)「・・・ケェェェ~~!!」

 

起き上がらないアマゾン(R)に近づくゲンゴロー獣人だったが、死んだふりで油断を誘っていたアマゾン(R)は腹部に向かって蹴りを放ち、思わぬ不意打ちに思わず後ずさってしまうゲンゴロー獣人に向かって、アマゾン(R)は右脚から左脚で蹴りを2回放ち、更に一回転して薙ぎ払うかのように腕のアームカッターで切り裂く。切られた個所を押さえるゲンゴロー獣人の体勢が整う前におよそ1メートル程度のジャンプをして右腕のアームカッターを構え、それを力いっぱいゲンゴロー獣人に向かって振り落とす。

 

アマゾン(R)「大・切・断!!」

 

ゲンゴロー獣人「コォォッォォ~~!?・・・」

 

ブルーム「やった!!」

 

アマゾン(R)「・・・・・・」

 

ゲンゴロー獣人「ドンガ・ドンガ・べスベス・バンドラエ!!・・・」

 

アマゾン(R)「・・・逃げた・・・」

 

アマゾン(R)が放った『大切断』を両腕で防御の体勢を取ったためか致命傷にならなかったが背中から地面に倒れ、妙な呪文を唱えながらその姿を完全に消してしまった。ブルームも周辺を見渡すが、フラッピにも気配は察知できないほど距離が離れてしまっていたため見つけることは出来なかった・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゲンゴロー獣人「コォォ~・・・」

 

ゲンゴロー獣人はとある施設に帰還していた。彼の所属する組織『ガランダー帝国』のアジトである。倒れこんだゲンゴロー獣人を取り押さえるようにガランダーの黒従者(くろ

じゅうしゃ)に肩を掴まれ、大幹部である『ゼロ大帝』の前に連れ込まれたのであった。

 

ゼロ大帝「作戦半(なか)ばにしてその様はなんだ!!」

 

ゲンゴロー獣人は「東京中あちこちで火の手が上がっている」と作戦自体はちゃんと進行していると報告はしたが、それをゼロ大帝はただの言い訳としかとらえず、長槍を向けて

処刑しようとしたが、ゲンゴロー獣人は慌ててアマゾンに負けた原因を報告していた

 

ゲンゴロー獣人「お待ちください!!決して言い逃れではございません!!私(わたくし)めがアマゾンにしてやられたのは、アマゾンに匹敵する妙な娘がアマゾンと共闘したうえに、私(わたくし)めのエネルギーも尽き欠けていたからでございます!!」

 

ゼロ大帝「何?・・・アマゾンに匹敵する娘?・・・」

 

ゲンゴロー獣人「はい!!私を『だーくふぉーる』とかいう者と勘違いして襲ってきましたが、あの娘の力はアマゾンに近い力を持っていると思われます。」

 

ゼロ大帝「『だーくふぉーる』?聞いたことがないな・・・」

 

ゲンゴロー獣人「それに問題がもう一つ、この寒い季節では私のエネルギーも長くはもちません。ただ、もう一度あの娘の血を吸わせていただければ・・・」

 

「あの娘」という単語だけでゼロ大帝は誰の事かをすぐに理解したが、反対に「何故あの娘にこだわる?」と疑問を投げかける。実は、ブルーム・アマゾンと戦う前に「リツ子」という女性の血を吸っていたのである。質問に「あの娘の血は上手い」とつい本音が漏れてしまっていたが、「リツ子はアマゾンの友達」という情報も話すとゼロ大帝は「アマゾンの友達」という部分に興味を持ち、このことから1度だけ許しをもらったが、これで本当にゲンゴロー獣人には後が残されておらず、次の戦いはアマゾンにとっても、ブルームにとっても出会った時には本来の力を取り戻したゲンゴロー獣人との激戦が予想された・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まさひこ「アマゾォォ~ン!!」

 

藤兵衛「おぉい!!」

 

場所は変わり、アマゾンはブルームを連れて移動中であったところにアマゾンの姿を見て駆け寄ってくる二人の姿を確認する。

一人は低学年位の小学生『まさひこ』と『立花 藤兵衛』である。アマゾンも二人の姿を見ると駆け出して、アマゾンの近くで停止する。ブルームはさっと身を隠し、見られないように勤めていた

 

アマゾンは町中で起こっている火事は仲間から得た情報通り『ガランダー帝国』の仕業であったことを話すと二人も怒りとみすみすこんな事態を未然に防げなかったことに悔しさを覚えた顔をしていた。

 

アマゾン「出てきて大丈夫だ」

 

突如、アマゾンは後ろの物陰に向かって話しかける。「誰かいるのか?」と藤兵衛が尋ねると頷き、「俺の友達だ」と出てきても大丈夫だという事を説明すると、それを信じたブルームはその姿を藤兵衛とまさひこに見せる。

 

ブルーム「ども・・・」

 

まさひこ「アマゾン誰だい?この変な格好のお姉ちゃん?・・・」

 

アマゾン「あぁ・・・この子はキュアブルームというらしい・・・確か・・・」

 

藤兵衛「プリキュアなのか?・・・」

 

アマゾン「えっ?」

 

藤兵衛「お前さんプリキュアなのか?・・・」

 

ブルーム「おじさんプリキュアを知ってるんですか!?」

 

藤兵衛「おぉ知っているとも!!プリキュアには何度か助けられててな!!しかし、また新しいプリキュアが出てくるとはなぁ~・・・」

 

まさひこ「おじさんぷりきゅあって何?」

 

藤兵衛「たしかぁ・・・伝説の戦士・・・だったかなぁ~?アマゾンや他の仮面ライダー達にも引けを取らない頼もしい子達でな・・・懐かしいもんだなぁ~あいつらも今頃どう

しているのやら・・・」

 

ブルーム「おじさんちょっと聞きたいんですけど!!そのプリキュアって舞・・・キュアイーグレットってプリキュアですか!?私の友達なんです!!」

 

藤兵衛「いーぐれっと?はてぇ、そんなプリキュアは知らんなぁ~俺が知っているプリキュアはキュアブラックとキュアホワイトそれにシャイニールミナスとキュアドリームの4人だけでな」

 

ブルーム「そうなんですか・・・って!!プリキュアって他にもいたの!?知らなかった・・・」

 

藤兵衛(そういえば敬介の時だけはプリキュアは姿を現さなかったなぁ~偶然か?・・・)

 

ブルームは他にもプリキュアがいた事に驚愕したと同時に行方不明のパートナー『キュアイーグレット』の手がかりがつかめなかったことに落胆しており、藤兵衛もアマゾンの先輩である『Xライダー』の時だけはプリキュアが現れなかったことをふと思い出す。もっとも、『神 敬介』がプリキュアの事を知らなかったため、話すこともなかっただけであるが・・・そして、近くの地面からアマゾンを呼ぶ声が聞こえるのに気が付き、その方向へと視線を向けるとモグラのような怪人が姿を現す。その怪人を見たブルームは思わず構えていた。

 

アマゾン「モグラ!!」

 

ブルーム「またガランダー!?」

 

モグラ「チュチュゥゥ!!あんな恐ろしいやつらと一緒にするなよなぁ~!!つうか、お前誰だ?」

 

アマゾン「モグラ。この子はプリキュアって言うらしい。咲、こいつはモグラ。俺の友達」

 

ブルーム「友達?この怪人が、ですか?・・・」

 

アマゾンは「あぁ」と頷き、モグラ獣人も「そうともさ!!」と否定しない。すると割とあっさりブルームもモグラ獣人を受け入れ、「疑ってゴメン」と握手を求めた。対するモグラ獣人も握るというよりも手を重ねただけにも見えるが、握手を返した。藤兵衛もブルームがあっさりとモグラ獣人を受け入れた事を不思議そうに見てつぶやくとその理由を語り出していた

 

ブルーム「少し前に、敵だった子達と友達になったからかな?友達に怪人も人間もないのかな?って思ったんです」

 

藤兵衛「ほぉ~・・・」

 

モグラ「チュチュウいけね忘れてた。それどころじゃないんだよ!!リツ子がガランダーの黒従者達にさらわれんだ!!」

 

アマゾン「リツ子が!?」

 

ブルームは藤兵衛に「リツ子って誰?」と尋ねるとまさひこが「僕の姉ちゃん」と答え、モグラ獣人はアマゾンにリツ子が連れ去られた方角を伝えるとアマゾンは教えられた方角へと駆け出していこうとする。それを見たブルームもアマゾンと共に行こうとしたが「まさひことおやっさんと一緒に待っててくれ!!」とブルームを静止させアマゾンはリツ子救出に向かって行く。それからアマゾンの姿が見えなくなってすぐの事、ブルームの腰にいたフラッピが騒ぎ出し、ポシェットから飛び出しブルームが飛び出したフラッピを掴むとフラッピは「遠くから嫌な気配を感じる」と訴えてきたのだ

 

藤兵衛(やっぱりああいうのはプリキュアには欠かせんもんなのかなぁ~?・・・)

 

ブルーム「それってやっぱり『ガラガラ』のやつら・・・どっちから感じるの?」

 

藤兵衛「おい『ガラガラ』じゃないぞ。『ガランダー』だぞ。さっきはちゃんと言えてたじゃないか!?」

 

フラッピ「あっちの方からラピ!!」

 

ブルームはフラッピの指す『あっち』の方向を見て見るとその方向に何があるのか分からず「あっち?」と首をかしげる。ブルームと同じ方向を見た藤兵衛は少し考えた後、何かを思い出しそれをブルームに伝えた。

 

藤兵衛「あっ!!あっちの方角には確か『石油コンビナート』があったぞ!!」

 

ブルーム「石油のコンビナートが!?」

 

モグラ「おいおい、まさか『ガランダー』の奴らコンビナートを襲うつもりか!?」

 

藤兵衛「もしあそこを爆破なんかされたら東京中火の海だぞ!?」

 

ブルーム「そんな!?・・・・・・」

 

少しの間の後ブルームはもう一度藤兵衛にコンビナートの方向が合っているか確認すると、構えて意識を集中させる。すると足に光が集中し、力を溜終わったのか後ろにいた藤兵衛達に首を向けて「行ってきます」と声をかける

 

藤兵衛「あっおい!?一人で行く気か!?」

 

ブルーム「行きます!!あいつらを放っておくわけにはいきませんから!!ふっ!!」

 

藤兵衛「あっ!!・・・あぁっ~・・・行っちまった・・・」

 

モグラ「たまげたなぁ~よく飛ぶな~・・・」

 

藤兵衛「のんきな事言っとる場合か!!」

 

ブルームは藤兵衛の制止を振り切り大ジャンプしてその場を後にする。そして、ブルームは石油コンビナートへと急行するのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アマゾン「リツ子!!」

 

アマゾンはリツ子が連れ去られた場所にようやくたどり着き気を失って縛られているリツ子を揺さぶって意識を呼び戻す。意識を取り戻したリツ子はアマゾンの姿を視界に入れるとアマゾンにゲンゴロー獣人の狙いが何なのかを伝えた

 

アマゾン「コンビナート?」

 

リツ子「石油の貯蔵庫よ。私の事はいいから早く行って・・・」

 

アマゾン「リツ子!!リツ子!!・・・」

 

藤兵衛「おぉっ~い!!」

 

リツ子は貧血により気を失ってしまいアマゾンは縄をほどく。その最中ジープで追いかけてきた藤兵衛も到着しアマゾンに駆け寄った

 

藤兵衛「アマゾン大変だ!!コンビナートが狙われているらしい!!」

 

アマゾン「やはり・・・リツ子が言っていた通りだ」

 

藤兵衛「おぉ。それでさっきのプリキュアが止めるのも聞かずに先に行ってちまって」

 

アマゾン「ブルームが!?」

 

藤兵衛「リツ子さんの事は俺に任せとけ!!お前も早くコンビナートに!!」

 

アマゾンはリツ子の事を藤兵衛に任せ急ぎジャングラーに搭乗(とうじょう)してコンビナートへ向けて発進する。しかし、敵の動きの方が早かったのであった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アマゾンがリツ子を救出したその頃、石油コンビナートにはゲンゴロー獣人が今まさに起爆剤のゲンゴローを飛ばそうとしていた所であった

 

ゲンゴロー獣人「行け!!我が分身、ゲンゴローよ!!」

 

ゲンゴロー獣人の手から飛び立ったゲンゴローはコンビナートの一つに張り付こうと向かって行く。しかし、それは青と緑の光のバリアーで阻まれ地に落ちる。「誰だ!?俺の邪魔をするのは!?」とゲンゴロー獣人は姿が見えない邪魔者を探す。すると、コンビナートの影から叫びながら姿を現す者がいた。

 

ブルーム「そうはさせないわよ!!ガラガラ!!」

 

ゲンゴロー獣人「『ガラガラ』ではない!!『ガランダー』だ!!コォォッ~!!」

 

当然ながらブルームの言い間違いを指摘しながらブルーム目掛けて跳び下りるゲンゴロー獣人はブルームと睨み合い、お互い構える。

 

ゲンゴロー獣人「コォォッ!!・・・」

 

フラッピ「ブルーム!!あいつさっき戦った時よりも嫌な気配が強まっているラピ!!」

 

ブルーム「えっ!?何で!?あれから時間そんなに経ってないのに何があったの!?」

 

ここに来る前にゲンゴロー獣人はリツ子の血を吸って本来の力を取り戻していたのだ。それにより力も増しアマゾンや『美翔 舞』がいない今、ブルーム一人で戦わなければ事に内心ヒア汗もかいていた・・・

 

ブルーム「ふっ!!てやっ!!」

 

ゲンゴロー獣人「コォォッ~!!」

 

ブルーム「うわぁっとっと!!」

 

ブルームは右手を突き出すが、ゲンゴロー獣人は左腕でそれを防ぎ、すかさずブルームは左脚でゲンゴロー獣人の脇腹に蹴りを一発入れるが、ゲンゴロー獣人は左腕を左から右に大きく振りブルームを投げ飛ばし、転倒したブルームは膝立ちで立ち上がり、ゲンゴロー獣人に向き直る。

 

ゲンゴロー獣人「コォォッ!!・・・」

 

ブルーム「あいつ、全然答えてない!?」

 

ゲンゴロー獣人「コォォッ!!・・・コォォッ!!」

 

ゲンゴロー獣人は後方へと跳び、2・3メートルの高さはありそうな建造物へと着地する。構えて刃物を飛ばし、それをブルームは側転でかわし、続けて放たれた刃物もそのまま側転でかわす。

 

ゲンゴロー獣人「・・・コォォッ!!」

 

ブルーム「ふっ!!」

 

4発目ほどの刃物は立ち上がって両手を前にかざして精霊の光のバリアーで防ごうとするが、そのバリアーはあっさりと破られブルームを通り過ぎて後方の地面へと刺さる。

ヒア汗をかいていたブルームとは対照にゲンゴロー獣人は両腕を上げながら「コォォッ~!!」と余裕を持っているかのような素振りを見せていた

 

ブルーム「光が・・・あんな簡単に破られるなんて・・・」

 

フラッピ「精霊の光が弱まっているラピ!!それが原因(げんいん)ラピ!!」

 

???A「ヒョウッ!!」

 

???B「ヒョウッ!!」

 

ブルームの周辺に突如、黒ずくめの集団が現れブルームを取り囲む。正体は『ガランダー帝国』の戦闘員『黒従者(くろじゅうしゃ)』である。

 

ブルーム「何よあんたたち!?」

 

ゲンゴロー獣人「コォォッ!!娘!!俺はお前の相手をしている場合ではない!!お前の相手は従者達がしてやる!!やれ!!」

 

ゲンゴロー獣人が号令を掛けると黒従者達はブルームに向かって一斉に攻撃を仕掛ける。

 

黒従者A「ヒョウッ!!」

 

黒従者B「ヒョウッ!!」

 

黒従者達の連携は敵ながら見事なもので組体操のような体勢を組んだ黒従者達はそれぞれ一人の従者が跳ぶ為の足場を作り、その足場に跳び乗った従者のジャンプするタイミングに合わせて反動をつける。それによって跳びたった従者数名はブルームの頭上を通過していき、ブルームもその動きに目を奪われ右往左往する。

 

黒従者C「ヒョウッ!!」

 

ブルーム「ふんっ!!ふっ!!・・・ふっふっふんっ!!」

 

黒従者D「ヒョウッ!?」

 

黒従者E「ヒョウッ!!」

 

ブルーム「あっ!?」

 

黒従者F「ヒョウッ!!」

 

黒従者Cの左フックを右手で受け止めそのまま右足で蹴り上げるカウンターを放ち、更に迫っていた黒従者Dの右腕を掴み三発もの右正拳突きを放つブルームであったが、黒従者Dの背後にいた黒従者Eの蹴りをまともに受け後ろに転倒、転がった先にいた黒従者Fはブルームを避けるように上から前転して難を逃れ、素早く膝立ちでブルームも立ち上がる。

 

黒従者G「ヒョウッ!!」

 

黒従者H「ヒョウッ!!」

 

ブルーム「ぁっ!?・・・はぁぁっ!!」

 

黒従者A・Bのように組体操からジャンプしてくる黒従者達に向けて精霊の光のバリアーをはり対抗する。今度は破られる事は無くそのまま跳ね返して黒従者G・Hは地面に強打して気を失う。黒従者は一人一人は大した事は無いが今はゲンゴロー獣人を止める事が先決であるこの状況では数が多い黒従者達の相手は厳しいものがあった。

いつもなら二人で戦っているためこんな時はどちらか片方が離れる事が出来るのだがそれも出来ない。かといってこの黒従者達を放(ほう)っておくことも出来ない。「こんな時・・・イーグレットがいてくれたら・・・」と思わず弱音っぽくつぶやいてしまっていたブルームをよそに物陰から一人の黒従者がブルームに狙いをつけて他の黒従者達に気を取られている一瞬の隙を逃さまいと駆け出して一気にジャンプで飛びつこうと試みる。

 

黒従者I「ヒョウッ!?」

 

ブルーム「ぇっ?」

 

黒従者Iがジャンプしようとしたその直後、地面から何者かの手が伸びその足を掴む。すると、勢いがついていた分、咄嗟の引っかかりに対応できずに派手に顔面から転倒しそのまま気を失う。その様子を見たブルームは咄嗟に「イーグレット!?」と考えていたが、地面から「チュチュウゥゥッ~!!」とついさっき聞いた声が聞こえてき、一体の怪人が姿を現す。

 

ブルーム「モグラ!?」

 

モグラ獣人「チュチュウゥゥッ~!!黒従者は俺に任せろ!!お前さんはゲンゴロー獣人を追うんだ!!」

 

ブルーム「任せて大丈夫なの?」

 

モグラ獣人「なぁに、これでも元『ゲドン』のモグラ獣人と恐れられたもんだ。いくら『ガランダー』の一員でも従者ぐらいなら俺でもなんとかできる!!チュチュウゥゥッ~!!」

 

黒従者J「ヒョウッ!?・・・」

 

ブルーム「やるぅぅ~・・・」

 

モグラ獣人「さぁ、早く!!」

 

モグラ獣人は迫ってきた黒従者Jにかぎづめで攻撃し、黒従者Jの顔にはひっかき傷が出来る。そのまま地面に倒れその様を見たブルームも「やるなぁ」と感心していたが、モグラ獣人の「早く」の言葉に甘えて「うん!!」と頷きこの場を後にする。ブルームを追いかけようとする黒従者達の前に素早く立ち回り「来いっ!!」と黒従者達の相手を一手に引き受けたのであった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アマゾン(R)(咲・・・今行く!!・・・)

 

その頃、リツ子を救出したアマゾンはリツ子から聞いたコンビナートへと『ジャングラー』を駆って急行していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゲンゴロー獣人「コォォッ~!!・・・むっ!!」

 

ブルーム「よかった。追いついた!!」

 

ゲンゴロー獣人「コォォッ~!!」

 

再びゲンゴロー獣人と対峙することになったブルームであったが、正直このままでは勝てる気がしなかった。ただでさえ自慢の『力』が弱まっているうえにパートナーの『キュアイーグレット』もいない。しかも相手は初戦よりもパワーアップしていると来たものだ。明らかに状況が悪かった・・・

 

ブルーム「どうしよう・・・」

 

フラッピ「ブルーム!!いつも通りに力が使えないなら、使い方を変えて戦うラピ!!」

 

ブルーム「『使い方を変える』って?・・・」

 

フラッピ「いつもはブルームとイーグレットが二人一緒にいて本来の力が発揮できたラピ!!でもここじゃあそれが出来ないラピ!!」

 

ブルーム「確かにそうね」

 

フラッピ「そんな状態でいつものように力を使っていたら消耗が激しくてすぐに力を使い果たしてしまうラピ!!」

 

ブルーム「じゃあどうすればいいってのよ!?」

 

フラッピ「イメージするラピ!!」

 

ブルーム「イメージ?」

 

フラッピ「そうラピ!!いつもみたいに広い範囲で力を使うんじゃなく、一点に精霊の力を集中させるイメージをするラピ!!」

 

「一点に・・・」とブルームはつぶやくが、どうにもブルームはピンと来ていないらしい。フラッピは更に「ブルームが力を集中させやすい戦い方を想像すればいいラピ!!」とアドバイスを送ると、ブルームは右手の平を見ると、ふとアマゾンライダーの幻影が見えてきて両腕を交差させていた・・・

アマゾンの幻影が見えなくなったと思ったら今度はブルームは目を閉じ、構えを解き、無防備な状態になる。ゲンゴロー獣人は「何かの作戦か?」と警戒していたが、それでも微動だにしないブルームを見て、再び構え右腕を突き出し、刃物を飛ばす。

 

ゲンゴロー獣人「コォォッ!!」

 

ブルーム「・・・・・・ふんっ!!」

 

ゲンゴロー獣人「コォォッ~!?」

 

ゲンゴロー獣人の放った刃物はブルームのチョップによって叩き落された。ブルームの右手を見て見ると光が集まり手首辺りには拡大したのこぎりの歯のように鋭そうなカッターが形作られており、それは左手にも、似たような物も両足に形作られていた。ついでに言うと爪にも光が集まり見るからに人に向けたら危ないぐらい尖(とが)っており、次の瞬間ブルームは両腕を腰を少し落とし体を若干斜めにしながら両腕を交差させながら叫び始めた

 

ブルーム「ケェェ~~!!」

 

ゲンゴロー獣人「コォォッ~!?」

 

フラッピ「ブルーム?そのフォームにその叫び方は?」

 

ブルーム「これが・・・私が考えた力を集中させすい戦い方よ!!」

 

フラッピ「アマゾンの戦い方がラピ?」

 

ブルーム「そういうこと!!・・・行くわよ『ガランダー』!!」

 

ゲンゴロー獣人「コォォッ!!アマゾンの真似のつもりか!!小癪(こしゃく)な!!」

 

フラッピ(でも、叫び方まで真似しなくてもいいような気がするラピ・・・・・・)

 

ブルーム「ケェェ~~!!」

 

ブルームは駆け出していき回転ジャンプでゲンゴロー獣人を通り越すとしゃがんで回し蹴りを放ちゲンゴロー獣人を転倒させる。

 

ブルーム「ケェェ~!!」

 

ゲンゴロー獣人「コォォッ~!?」

 

ブルーム「ケェェ~~!!」

 

ゲンゴロー獣人「コォォッ!!・・・コォォッ!!」

 

ブルーム「うっ!?・・・・・・」

 

転倒したゲンゴロー獣人の腹部に向かって腕のアームカッターで切りつけようと数センチのジャンプをして切りつける。それはまともに入ったが、2度目の攻撃は両腕を交差させて防がれそのまま横に振りはらわれ転倒する。素早く立ち上がったゲンゴロー獣人は再び刃物を飛ばす構えを取った。

 

ゲンゴロー獣人「コォォッ!!」

 

ブルーム「ふっ!!・・・んっ!!・・・ケェ!!ケェッ!!」

 

ゲンゴロー獣人「コォォッ~!!・・・コォォッ!!・・・」

 

ゲンゴロー獣人の繰り出す刃物を避け、側転してさけ、アームカッターで叩き落す。そして、ゲンゴロー獣人はまたしても2・3メートルはありそうな建造物に飛乗りブルームの出方を伺う。しかし、ブルームもすかさず次の手を打ってくる。

 

ブルーム「コンドラァァ~~!!・・・」

 

ブルームはアームカッターを消滅させる代わりに一本の縄を形成する。アマゾンライダーの固有武器の一つの『コンドラー』と呼ばれる丈夫な縄を基にした物である。それを振りまわし、狙いを定めてゲンゴロー獣人に向けて投げつける。するとうまい具合にゲンゴロー獣人の右腕に絡みつき、両者に引っ張り合いが始まった・・・

 

ゲンゴロー獣人「コォォッ!!・・・」

 

ブルーム「くぅっ!!・・・」

 

ゲンゴロー獣人「コォォッ!!・・・」

 

ブルーム「はあぁぁっ!!」

 

ゲンゴロー獣人「コォォッッ~~!?」

 

引っ張り合いはブルームの勝利に終わったようだ。ゲンゴロー獣人は空中に放り出され反動に腕に絡みついた縄も取れたようだが、コンビナートから離れた近くに港にまで飛ばされ背中を強打する。よろよろと立ち上がった直後にブルームもゲンゴロー獣人の下にたどり着き、再びアマゾンライダーと同じような構えを取る。

 

ゲンゴロー獣人「コォォッ・・・」

 

ブルーム「今だ!!・・・ケェェ~~!!」

 

ブルームは跳ぶ。そして、右腕を高く掲げ膝も曲げて右腕に力を集中させる。先の戦いで見たアマゾンの技を思い出しながら・・・

 

そして、叫んだ。必殺の『あの技』を・・・・・・

 

ブルーム「大・切・断!!」

 

ゲンゴロー獣人「コォォッ~!?」

 

ブルーム「ケェェ~~!!・・・ケェェ~~!!」

 

ゲンゴロー獣人「コォォッ~~!?」

 

ブルームはアマゾンライダーの技である『大切断』を自己流で放ち、縦に一閃・反転して着地すると同時に横に一閃と十字に切り裂き、ゲンゴロー獣人は紙を4枚にちぎられたかのように綺麗に4等分されて爆死する。幸いにもコンビナートから離れていたため爆発の影響による被害は最小限にとどまりこれによって『ガランダー帝国』の『東京火の海作戦』を防ぐことが出来たのであった。

それからすぐの事であった。『ジャングラー』に乗ってアマゾンライダーがこの場に到着して、

ブルームのそばにマシンを止めて降り立つと、ゲンゴロー獣人の事を問いかけた。

 

アマゾン(R)「獣人を倒したのか?咲は強い!!」

 

ブルーム「いやぁ~それほどでも~でも、あいつに勝てたのはアマゾンさんのおかげですよ」

 

アマゾン(R)「俺の?」

 

ブルーム「はい。アマゾンライダーの戦い方が、あいつを倒すヒントになったんです!!」

 

アマゾン(R)「そうか・・・」

 

モグラ「おぉ~~い!!」

 

二人が話していると黒従者の相手をしていたモグラ獣人が駆け寄ってくる。この辺りはアスファルトの地面であったためいつものように地面から出てくることが出来なかったからだ。

モグラ獣人は「黒従者は全部片づけたぞ!!」と黒従者もすべて倒したことを話して、今回の戦いの勝利を分かち合っていた。そして、アマゾン(R)はブルームにある提案をしていた

 

アマゾン(R)「咲。行く当てないなら俺達の所にくる。俺達もう仲間、友達」

 

ブルーム「アマゾンさん何ですかその手?」

 

アマゾン(R)は両手を重ねて独特な形にする。すると妙な効果音が流れ、その手を不思議そうにブルームは見つめる。アマゾン(R)の話によるとこれは「友達」の印でありアマゾン(R)はもうブルームの事を「友達」と思っているからこその提案・印であったのだ。すぐにその印を真似しようとしたが、中々うまくいかないようだ。フラッピも妖精の姿に戻り、モグラ獣人が咄嗟に両手で踏み台を作り、フラッピはモグラ獣人の手の上で『友達の印』を作ろうとする。

 

ブルーム「・・・中々・・・難しいな・・・」

 

フラッピ「ラピ・・・ラピィィ・・・」

 

ブルーム・フラッピ「・・・出来た!!」

 

二人はほぼ同時に印を結んだようで、印が結べた時の独特な効果音も流れた。という事はちゃんと結べているという事になる。フラッピをうらやましそうに見つめながらモグラ獣人は「いいなぁ~」とつぶやいた

 

モグラ獣人「俺、手がこんなだからそれ出来ないんだよなぁ~」

 

ブルーム「あはは・・・でもさ、モグラももう私の友達でしょ?」

 

モグラ獣人「チュチュウッ違いねぇ」

 

ブルームの言葉に納得して、4人は思わず笑みを浮かべながら笑っていた。そんな時だった。突如としてブルームとフラッピの体が光だし、粒子のような光に変わっていこうとしていたのだった・・・

 

モグラ獣人「なっなんだこりゃ!?」

 

アマゾン(R)「咲!?」

 

ブルーム「体が!?・・・フラッピどうなってんの!?」

 

フラッピ「分からないラピ!?もしかすると・・・」

 

ブルーム「もしかすると・・・何よ?」

 

フラッピ「もしかすると、元の世界に戻ろうとしているのかもしれないラピ!?」

 

ブルーム「本当なの!?」

 

フラッピ「わからないけど、そんな気がするラピ」

 

ブルーム「そんな・・・折角アマゾンさん達と知り合えたっていうのに・・・」

 

アマゾン(R)「咲・・・」

 

ブルーム「ん?」

 

アマゾン(R)「離れていても・・・すぐに会えなくても、俺達は『友達』。それは変わらない!!」

 

アマゾン(R)は再び『友達の印』を結び、「どんな事になっても友達」とブルームを元気づける。その言葉を聞いて安心したのかブルームも自然と笑みを浮かべて『友達の印』を再び結び、お互い笑みを浮かべ合うとブルームとフラッピはパァッと光の粒子となって消えてしまったのであった

 

アマゾン(R)「・・・・・・」

 

モグラ獣人「消えちまった・・・あいつら元の世界ってとこに帰ったのか?・・・」

 

アマゾン(R)「分からない・・・けれど・・・元の居場所に戻れていたらきっと、いいな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゼロ大帝「全能の支配者よ!!どうかお許しください・・・」

 

同じ頃、『ガランダー帝国』アジトにてゼロ大帝は作戦の失敗を悔やみ、ガランダーの首領である『全能の支配者』へと謝罪をしていた。

 

全能の支配者「ゼロ大帝よ!!我は『全能の支配者』だ。われの力は無限だ。いくらでも湧いてくる。一日でも早く、地上に我ら『ガランダー帝国』を建設するのだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ガランダー帝国が企んだ『東京火の海作戦』はアマゾンライダーとキュアブルームによって防がれた。だが、敵の組織は底知れぬ力を見せつつある・・・『全能の支配者』

とは何者なのか?・・・負けるなアマゾンライダー!!・・・」

 

 

 




次週、『俺、参上!!』にご期待ください

『スカイライダー』の章にて、ライダー1号とアマゾンのライダースターカラーペンをどちらに使ってもらうか?

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