仮面ライダー対プリキュア   作:狼と踊る男

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よく考えたら『エターナル』のあのキノコの人って春ごろに出て来てたっけ?という矛盾があった事に前回の話を投稿して読み返していた時に気付いたこの頃・・・

またストックが切れてしまったので次話はまた出来次第の投稿となります。

因みにちゃんとどうやって未来に帰るのか・それまでの残りの展開も考えています。予定ではエピローグを含めて残り3話です。



「ドリーム対ライダーマン」

 

藤兵衛「何!?V3の邪魔をした!?」

 

藤兵衛の返しに風見も「えぇ」と頷く。あれからユキエとひかりをライダー隊本部へと送り、アジトで起こった事をありのまま話していた・・・

それを聞いたシゲルも「敵も同じじゃないか!?」と率直な意見を述べその様子を見ていたのぞみもその話に加わっていた・・・

 

のぞみ「私も見てた・・・まるでV3を邪魔者扱いしてたみたいだった・・・」

 

ユキエ「そんなはずはありません!!皆さんと目的は同じはずです!!皆さんと同じ、デストロンと戦うという目的は」

 

風見 「確かに目的は同じかもしれない!!・・・しかし、違うとすればそれはその方法でしょう・・・」

 

のぞみ「・・・ねぇひかりちゃん。ちょっといい?」

 

のぞみは一度風見達との話を切り上げひかりにある事を問いかけている処であった。内容があまり他の人間に知られる訳にはいかないためか少し風見達と距離を置きのぞみとひかりだけに聞こえそうなぐらいの小声である

 

のぞみ「橋の上であなたは私のあの姿を見て『プリキュア』だって言ってたけど、どこでプリキュアの事を知ったの?」

 

ひかり「実は・・・私の仲間にも『キュアブラック』・『キュアホワイト』というプリキュアの仲間がいるんです」

 

のぞみ「『キュアブラック』と『キュアホワイト』?・・・もしかして立花さんが言ってたプリキュアってその二人の事かな?・・・」

 

ひかり「私自身も『シャイニールミナス』に変身できます。のぞみさんが『エターナル』という方々と戦っているように、あの二人と一緒に私は『ドツクゾーン』と戦っていたんです」

 

のぞみ「そっか。それでプリキュアの事を知ってたんだ・・・それにしてもひかりちゃんも変身できるなんてねぇ?」

 

ひかり「ブラックとホワイトには負けますけどね」

 

ひかりが『プリキュア』の事を知ったていた理由が判明しのぞみも納得した丁度その時、通信機が鳴りシゲルが取るととんでもない内容を聞かされそれを藤兵衛に伝えた

 

シゲル「会長大変です!!青葉団地の住民が原因不明で倒れて全滅です!!」

 

藤兵衛「行ってくれ」

 

風見 「はい」

 

連絡を受けてライダー隊本部を後にした風見の後姿を急いで店から出て来たひかりは見つめていた。すぐにのぞみも出てきてひかりに「どうかした?」と声をかける。ひかりはある仮説を立てていたのだ

 

ひかり「風見さんが行く所にデストロンがいるのだとしたら・・・そこに結城さんも現れるはず・・・」

 

のぞみ「あっそっか!!だったら私達も風見さんを追いかけよう!!」

 

ひかり「はい!!・・・っで、どうやって?」

 

のぞみ「あっ・・・もう・・・見えないね・・・」

 

藤兵衛「おぉい二人共!!」

 

ひかり・のぞみ「立花さん?」

 

藤兵衛「史郎を追いかけるならいい物があるぞ!!」

 

二人は藤兵衛が手招きして後を追いかけると倉庫の中の隠し扉の中から二つのスケートボードを取り出し「これを使え!!」とわたしてくれたのだった

 

のぞみ「立花さんこれは?」

 

藤兵衛「おぉ。お前達と同じプリキュアのキュアブラック・キュアホワイトが使っていたマシンだ。オートバイには劣るかもしれんが力強い馬力が出るぞ!!あいつらもこれで『ヘルショッカー』の怪人達と渡り合ったもんだ!!」

 

ひかり「ブラックとホワイトの使っていたマシン・・・」

 

のぞみ「でもいいんですか?勝手に私達が使っても?」

 

藤兵衛「かまいやしない。仲間のために使ってくれるならあいつらも本望だ!!未来であいつらに渡る時のために整備もしとったんだ。お前達なら使いこなせるはずだ!!行ってこい!!史郎を頼むぞ!!」

 

のぞみ「分かりました!!ひかりちゃん行こう!!」

 

のぞみの呼びかけに「はい!!」と力強くうなずいたひかりと共に藤兵衛が一緒に持ってきたライダー隊のヘルメットをかぶり、もう一つのぞみは藤兵衛から少年ライダー隊のペンダントを受け取る。しかし、V3印ではなく、緑がメインカラーの初期型のペンダントであった。どうやら今在庫がなくこれしかないそうで、それでもこれでV3の発する波長を追えるらしいのでペンダントと『トルネード』の操作方法を聞いた二人は風見の後を追いかけていくのであった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風見は目的の団地へと到着し、階段を上っていくと微量に残った毒ガスの匂いに気付き口を塞ぐ。更に他に誰かが階段を上ってくる音が聞こえたため体を手すりの外へと移しやってくる『誰か』をやり過ごす事にした・・・その数秒後、その誰かがやってきてその人物の顔を覗き見てみると風見は気付いていなかったが自分を尾行してきた『結城 丈二』がそこにいたのであった・・・少しの間そのまま見つからないようやり過ごしていくと風見は通路に体を戻していき今度は逆に結城の様子を見ることにしたのであった

 

結城 「・・・赤ん坊の声?・・・生き残りがいたのか!?」

 

結城は風見に気付かずに進んでいくと、赤ちゃんの泣き声を聞き部屋に入ると、偶然なのか生き残った赤ちゃんがおり、結城は赤ちゃんを抱きかかえ、背中に紐で赤ちゃんを縛って背負い病院へ向かうため団地を後にしようとするが、毒ガスの影響が残っているのか口と鼻を塞ぎ階段を下りていく・・・

 

結城 (毒ガスの臭(にお)いに混じってデストロンの臭(にお)いもする?・・・)

 

結城が階段を降り切ると、各所からデストロンの戦闘員が何人も現れ結城と赤ちゃんを取り囲む。何とか小さな命を守りながらも戦うが状況が悪い・・・追い詰められ壁際に追いやられ結城は膝をついてしまう

 

結城 「重い!?・・・まるで、鉛(なまり)を背負っているようだ!?」

 

赤ちゃん「そうともさ!!カマクビガメの重さは1トン近い!!」

 

突如赤ちゃんが喋った事と『カマクビガメ』の単語が出て来た事で赤ちゃんの正体を察した結城は赤ちゃんを放り投げると、赤ちゃんは姿を変えカマクビガメへとなり結城を襲い始める

 

カマクビガメ「待っていたぞ『結城 丈二』!!」

 

結城 「ライダーマンとして戦うまでだ!!」

 

『結城丈二は仮面をかぶる事でにライダーマンとなり手術した腕が連動しアタッチメントを操る事が出来るようになるのである』

 

風見 (そうだったのか・・・)

 

ライダーマン「・・・ロープアァァーム!!」

 

カマクビガメと戦闘員達に囲まれたライダーマンは屋上に向けてロープアームのフックを飛ばし屋上へと登っていく・・・しかし、登った先にはカマクビガメが先回りしており、ライダーマンのロープアームを掴んでいた

 

ライダーマン「ふんっ!!・・・おっ!?」

 

カマクビガメ「ケェェ!!」

 

V3 「待て!!」

 

カマクビガメ「ライダーV3!?」

 

V3 「罪の無い人間を・・・何人殺せば気が済むんだ!!」

 

カマクビガメ「地上の人間すべてだ!!」

 

V3 「とおっ!!・・・」

 

ライダーマン「邪魔をするな!!」

 

別のビルからジャンプキックを放つV3に向かってライダーマンはロープアームを伸ばしV3の足を捉える。そのせいでV3は屋上に強打し好きが生まれてしまったが、カマクビガメはライダーマンの方を狙い攻撃してV3の方へと転倒してしまう

 

カマクビガメ「ライダーV3とライダーマンどっちが戦う?」

 

ライダーマン「もちろん私だ!!」

 

V3 「止めろ!!・・・利用されているのが分からないのか!?私が君と戦っていても、喜ぶのはデストロンだけだ!!」

 

シシキ「確かにそうだな?」

 

V3 「何!?ぐぅっ!?うぅ・・・」

 

ライダーマン「お前は!?」

 

突如V3でもライダーマンでもましてやカマクビガメのモノとも違う声が聞こえ声のする方を見るとそこにはデストロンのアジトでヨロイ元帥が首領から紹介された男『シシキ』がいつの間にか出現しておりV3を蹴り上げV3は転倒する

 

シシキ「俺の名は『シシキ』。『エターナル』の者だ」

 

ライダーマン「『えたーなる』?」

 

シシキ「俺が用があるのはライダーV3だけだ。カマクビガメ、こいつの相手はお前に任せる」

 

カマクビガメ「ケッ!!余計な事を!!」

 

シシキ「・・・はぁっ!!」

 

V3 「うぅっ!?」

 

シシキ「はぁっ!!」

 

V3 「うぅっ!?」

 

シシキ「はぁっ!!」

 

V3「がっ!?」

 

シシキはライダーマンに目もくれずにV3に向かって再び歩き出す。そして地に伏せっているV3に対して腹部に蹴りを入れてその度にV3もまた転がっていきダメージが溜まっていく

 

V3 「くぅ・・・とおっ!!」

 

シシキ「むぅっ!?はぁっ!!ふっ!!ふんっ!!」

 

立ち上がったV3は右フックを放ち見事命中するが、カウンターで左裏拳→左空手チョップ→左蹴りを受け再び背を地につけてしまいV3はそのままシシキに腹部を踏みつけられ身動きが取れなくなってしまう

 

ライダーマンの方もカマクビガメ相手に苦戦を強(し)いられていた

 

ライダーマン「とおっ!!」

 

カマクビガメ「ケェェ!!」

 

ライダーマン「ぐぅっ!?」

 

ライダーマンが右蹴りを放つとそれをさっと避けられカウンターに右フックを二発受け、二発目を受けた時にライダーマンは転倒してしまいその隙をついてカマクビガメはライダーマンの首を絞めるように掴み、動きを封じてしまう

 

カマクビガメ「ケェェ~!!」

 

ライダーマン「ぐぅっ!?・・・ぅっ!?」

 

カマクビガメ「ケェェ~!!」

 

カマクビガメはライダーマンを放り投げ、屋上の壁の無い落ちたら地上まで真っ逆さまになってしまう隅(すみ)に追いやり更に首を絞めようと両手に力を込めライダーマンの首を掴む

 

V3 「ライダーマン!!ぐぅっ!?」

 

シシキ「人の心配をしている場合か?」

 

ライダーマン「くぅぅっ~!?」

 

カマクビガメ「死ねぇ!!死ねぇ!!死んでしまえぇぇ」

 

のぞみ・ひかり「はあっ!!」

 

カマクビガメはライダーマンに集中していたため完全に背中が隙だらけになっていた。そのため背後から突如現れ、自身の両腕に両手を握って思いっきり叩きつけるのぞみとひかりに気付かずにその攻撃が効いたためかライダーマンの首を絞める両手を放して2・3歩ライダーマンから距離を取ってしまい、更にのぞみとひかりは同時に蹴りを放ちその衝撃に思わずカマクビガメも転倒してしまう

 

ひかり「大丈夫ですか?」

 

ライダーマン「君達は!?」

 

のぞみ「V3!!」

 

V3 「のぞみ・ひかり!?どうしてここに!?」

 

ひかり「ライダーV3が行くところにデストロンがいるなら、デストロンがいるところにライダーマンも必ず現れると踏んだんです」

 

のぞみ「立花さんから借りたこのライダー隊バッジでV3の波長を追って追いかけて来れました!!ここからは私達も戦います!!」

 

カマクビガメ「あいたたた・・・ふん!!小娘二人に何が出来る?」

 

のぞみ「ひかりちゃん。いける?」

 

ひかり「はい!!」

 

のぞみ「分かった!!行くよ!!・・・プリキュア!!・・・メタモルフォーゼ!!」

 

ひかり「・・・・・・ルミナス!!シャイニングストリィィーム!!・・・」

 

のぞみはキュアモを取り出しボタン操作の後、ピンクの光が彼女を包み込みキュアドリームへと姿を変えV3の元へと移動し、ひかりはその場から動く事なくその姿を『シャイニールミナス』へと変えライダーマンを背にカマクビガメと対峙する。ドリームの事は初見(しょけん)ではないため対して驚くことはなかったが、まさかひかりまで変身するとは微塵(みじん)も思っていないため、これには驚愕を隠すことは出来なかった

 

ライダーマン「ひかりちゃん!?その姿は?」

 

カマクビガメ「お前は何者だ!?」

 

ルミナス「輝く命、シャイニールミナス!!光の心と光の意志・・・すべてを一つにするために!!」

 

ライダーマン「シャイニールミナス?・・・」

 

カマクビガメ「ふんっ!!邪魔をするなら誰であれ殺す!!」

 

ルミナス「ライダーマン。ここからは私も戦います。一緒に戦いましょう!!」

 

ライダーマン「無理はするな!!」

 

ルミナス「はい!!」

 

ドリーム「V3から離れてデストロン!!」

 

シシキ「こいつらと一緒にするな」

 

V3 「ドリームこいつはデストロンじゃない!!『エターナル』だ!!」

 

ドリーム「『エターナル』!?もしかして『ローズパクト』を狙って過去にまで追いかけて来たの!?本当にしつこいんだから!!」

 

シシキ「何の話だ?いや待て!!貴様『ローズパクト』を持っているのか!?」

 

ドリーム「えっ?いや、今は持ってないけど・・・」

 

シシキ「まあいい。今の俺の目的は二つ・・・V3のダブルタイフーンとお前の持つ初代『少年ライダー隊のバッジ』だ。それを寄越せ!!」

 

ドリーム「どっちにしても嫌!!」

 

シシキ「お前の意志など聞いていない!!」

 

V3 「V3電撃チョォップ!!」

 

シシキと対峙していたドリーム。そして、ドリームに気を取られていた隙を狙ってV3は自身を踏みつけている右足に『V3電撃チョップ』を放ち、その電流にひるんで思わずV3から離れた瞬間、ドリームに背を向ける状態でシシキと対峙する。体勢を整えたシシキの顔のアップの後、画面がぼやけ、シシキの姿がカニの怪人へと姿を変えその場に立っていた

 

V3 「むっ!?」

 

ドリーム「これがこのエターナルの正体?」

 

シシキ「行くぞ!!はあっ!!・・・むんっ!!」

 

V3・ドリーム「ぅっ!!」

 

シシキ「ふんっ!!はぁ!!」

 

ドリーム「ふんっ!!」

 

V3 「とおっ!!」

 

シシキ「ぐおっ!?」

 

シシキはV3・ドリームに向かっていき、両腕を横一閃に振るい二人は前転して避け、振り返ると更にシシキも振り返り左腕を下から上へと振り上げ突きを繰り出すが、ドリームはその左腕のはさみを掴み、V3はその隙をついてシシキの腹部に正拳突きを放ち、まともに受けたシシキは後ろに下がってしまい転倒する

 

カマクビガメ「ケェェ~~!!」

 

ルミナス「ふんっ!!」

 

カマクビガメ「ぐぅっ!?・・・ぬぅ~・・・」

 

ライダーマン「やあ!!」

 

カマクビガメ「ケェ!!」

 

ライダーマン「ぐぅ!?」

 

ルミナス「ふんっ!!」

 

一方カマクビガメと戦うライダーマンとルミナスはというと、カマクビガメは首を回し頭部を伸ばしてルミナスを襲うが『ハーティエルバトン』を構え光のバリアを張るとそれを突破できなかったためかカマクビガメは後ろに転倒し、その衝撃で伸びた首も元に戻りゆっくりと立ち上がる・・・追撃にライダーマンはパワーアームを振り落とすが左腕を引っかけられて防がれそのままショルダータックルを受け後ろに下がってしまう。

ルミナスは飛びつくがカマクビガメには特に堪えている様子は無く反対に右腕で首を絞められてしまう

 

ライダーマン「やあっ!!うっ!?くぅ・・・」

 

カマクビガメ「このまま一緒に落ちろぉぉーー!!」

 

ルミナス「ぅぅっ・・・」

 

ライダーマン「くぅっ~・・・」

 

ルミナス・ライダーマン「ああぁぁっーー!?」

 

ルミナスを助けようと再びパワーアームを今度は突き出すが、なんと左腕でそれを掴んで腕をパワーアームごと振り落とし、ライダーマンの首も左腕で絞め二人と共に団地から飛び降り地面に強打してしまう

 

V3 「はっ!?ライダーマン!!」

 

ドリーム「ルミナス!!」

 

V3「とおっ!!・・・ふっ!!・・・とおっ!!」・ドリーム「はあっ!!・・・ふんっ!!・・・はぁっ!!」

 

ライダーマン「やあっ!!」

 

カマクビガメ「おぉぉっ!?」

 

V3とドリームも団地から同時にジャンプし着地地点をカマクビガメの背後として後ろからそれぞれ片腕を掴み一度後ろに下げると今度は思いっきり前方へと投げ飛ばし、ライダーマンは投げ飛ばされるカマクビガメの腹部に足を添えて追い打ちをかける。一回転して転倒するカマクビガメはすぐに立ち上がる事は無かった・・・

 

シシキ「はぁっ!!・・・ふんっ!!はぁっ!!」

 

V3・ドリーム「ふっ!?・うっ!?」

 

カマクビガメ「おぉっ!?」

 

シシキ「何をやっている!?」

 

ライダーマン「ロープアァァーム!!」

 

シシキ「ぐぉ!?」

 

ライダーマン・ルミナス「やあっ!!・はあっ!!」

 

シシキ「おぉぉっ!?」

 

シシキ・カマクビガメ「ぐぉっ!?・ケェェ!?」

 

V3とドリームを追って同じく団地からシシキも飛び降りV3・ドリームの背後に着地すると同時に両手で口を隠し、一気に離すとカットが変わり口に極端に短いストローのような物が付いた口がアップされ、その口からシャボン玉のような泡が噴き出すと、二人は咄嗟にかわし、代わりに起き上ったカマクビガメの顔に命中してしまいどうやら『溶解液』系ではないらしく、視界を奪ってしまうタイプの技であった・・・

 

ライダーマンは好機と見てロープアームをシシキに伸ばしライダーマンとルミナスの二人でロープを一気に引っ張ると空中で一回転した後、カマクビガメに激突し、両者は地に背を付けてしまう。4人はアイコンタクトを取ったかのように顔を合わせ、ばらけてその場を後にしこの場にはシシキとカマクビガメのみとなったのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は変わり墓地にて、『結城 丈二』を助けるために犠牲となった仲間達の墓参りに『片桐 ユキエ』とひかりは来ていた・・・

 

二人が離れたのを見計らって結城も墓の前に立ち花を添え、両手を合わせ「必ずヨロイ元帥を倒し、仇(かたき)を取る!!」と心の中で誓いを立て、復讐に燃えていた・・・

 

そんな中、結城の前に風見が現れ「結城さんですね?」とお互い素顔で会うのは初めてであったための確認を取っていた

 

結城 「僕に何の用だ?」

 

風見 「・・・あなたは何故『ライダーマン』になったんです?」

 

結城 「ユキエさんかひかりちゃんから聞いたのか?僕がライダーマンだという事を?」

 

風見 「いや・・・あの二人からは何も・・・俺もあの場所にいた・・・君が変身するところに居合わせていた・・・」

 

結城 「僕もあなたの秘密を知っている・・・『風見 史郎』!!実はライダーV3!!」

 

風見 「・・・・・・」

 

結城 「・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

のぞみ「風見さん・・・結城さんへの説得、上手くいっているでしょうか?」

 

藤兵衛「分からん。だが、今は史郎に任せよう。『改造人間』の苦しみは同じ『改造人間』にしか分らんだろうからな・・・」

 

のぞみ「『同じ改造人間』っか・・・立花さん。風見さんはどうして『仮面ライダーV3』になったんですか?」

 

藤兵衛「・・・それがな・・・あまり言わん方がいいだろうが、君ならいいだろう・・・史郎は家族をデストロンに殺されたんだ。それも史郎の目の前でな・・・」

 

のぞみ「ぇっ?・・・」

 

藤兵衛「その時の史郎の心境など計り知れないぐらいの怒りと悲しみに満ち溢れていただろう・・・だから史郎は仮面ライダー1号・2号に「改造人間にしてくれ」と頼んだんだ。しかし、ダブルライダーはそれを断った」

 

のぞみ「何でですか?」

 

藤兵衛「「個人の復讐のために力は貸せない」とな。だが、理由はそれだけじゃなかった」

 

のぞみ「他の理由?」

 

藤兵衛「改造人間になるって事は、『人間を辞める』って事だ。猛も隼人もその辛さを誰よりも知っていたからこそそんな事をしたくなかった・・・しかしダブルライダーが危機に陥った時、史郎は命がけで二人を助け瀕死の重傷を負ってしまった・・・ダブルライダーは自分達のために命をかけてくれた史郎を死なせたくない一心で苦渋の決断をしたんだ」

 

のぞみ「それが改造人間に・・・『仮面ライダーV3』にする事だったんですね?・・・」

 

藤兵衛「今の結城君はV3になる前の史郎と同じだ。それで史郎は昔の自分と結城君を重ねているんだろう・・・だからこそ、俺も結城君には復讐のためではなく平和のために戦う男になってほしいと思う!!」

 

のぞみ「・・・強いですね、風見さんは本当に・・・」

 

藤兵衛「でもなのぞみ。君には感謝しとる!!」

 

のぞみ「えっ?私何かしました?」

 

藤兵衛「君だけじゃない。キュアブラック・キュアホワイトそれにルミナスに変身するひかりもそうだ・・・君達はライダー達の体の事を知ったうえで分け隔てなく接してくれている。あいつらにとって、それがどんなに救いになった事か・・・」

 

のぞみ「キュアブラックとキュアホワイトも私やひかりちゃんみたいにか・・・そんなの当然ですよ。だって私にとっては風見さんは『風見 史郎』さん以外の何者でもないんですから。私はそんな事で風見さんや結城さんそれにその本郷さんや一文字さんを差別なんて絶対しない!!」

 

藤兵衛「そうか・・・強いなぁやっぱり君達は・・・だからこそ『プリキュア』の力を持つ事が出来たんだろうなぁ」

 

のぞみ「私なんてライダーの皆さんに比べたら全然です」

 

藤兵衛「ははは、そう謙遜するな。これからも史郎の事をよろしく頼む」

 

のぞみ「はい!!

 

藤兵衛「うん!!いい返事だ!!おっ?」

 

のぞみ「風見さん」

 

風見 「・・・・・・」

 

藤兵衛「辛い役目を押し付けてしまったな・・・」

 

風見 「いやぁ・・・別に俺は何とも思っちゃいませんよ・・・ただねおやっさん。あいつが、俺のあの姿を見て・・・もっと大きな事に目覚めてくれればね?あっははは・・・」

 

のぞみ「きっと、伝わりますよ」

 

風見 「んっ?・・・」

 

のぞみ「心から向き合っているんです。その思いは必ず伝わるって、私はそう思います」

 

藤兵衛「おっ!!良い事言うじゃないかぁこいつぅ~!!」

 

のぞみ「えへへ・・・」

 

風見 「のぞみ・・・ありがとうな・・・」

 

 

 

 

 

 

 

シゲル「前方後方良し!!運転手さんそのまま直進してください」

 

その頃、墓参りからライダー隊本部へと帰るためにタクシーに乗るシゲルとユキエそしてひかりの三人。シゲルは一応ボディーガードという名目(めいもく)で同行しておりシゲルはすぐそこでタクシーを乗り換える事を二人に告げていた

 

ユキエ「小さいボディーガードさん。大変ですこと」

 

ひかり「仕事熱心ですね?」

 

シゲルの仕事ぶりにお茶目に返すユキエと感心するひかり。そして運転手にすぐそこでタクシーを止めるようにシゲルは指示を出す。ライダー隊本部へにはまだついていないうえにまだまだ距離がある。それなのにここで降りるというのだ。不審に思った二人だが念のためにタクシーを乗り換えて戻るという事であった

 

ひかり「なるほど。流石はライダー隊の隊員ですね。頼もしいです」

 

シゲル「ありがとう!!」

 

ユキエ「でもまさか、このタクシーが・・・」

 

確かにこのタクシーはたまたま通った物を引っかけて乗ったわけだが『そんな都合よく』と誰でも思ってしまうであろう・・・しかし、世の中『自分に限って』とか『そんなまさか?』とかいう事が案外ある訳で今回も例外ではなかったというか、デストロンが甘くなかった・・・

 

運転手が不敵に笑うと、正体を現す。それはデストロンの戦闘員であり、シゲルは後部座席に座る二人と共に逃げようとして車を出るが、後部座席のドアは鍵を掛けられ開ける事が出来ずシゲルを残して車はいずこかへと走り去ってしまう。シゲルは急ぎ藤兵衛に緊急連絡を入れるのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

藤兵衛の元に一本の通信が入る。相手はシゲルで内容は『ユキエとひかりがデストロンに連れ去られた』というモノであった。連絡を聞き、一度通信を切ると同時に少し離れた所からオートバイのエンジン音が響き、その方向を見ると結城がオートバイで急ぎこの場を離れていくのが見えるのであった

 

藤兵衛「あっ!?今の通信効いたな!?またでしゃばるつもりなのか!!」

 

のぞみ「という事は・・・結城さんはひかりちゃんとユキエさんを助けに!?」

 

風見 「彼もデストロンの脱走者だ。死刑室の場所を知っている・・・これは彼を誘い出す罠だ!!」

 

のぞみ「えっ!?」

 

藤兵衛「おいおい、それじゃのこのこ行ったんじゃ助かるユキエさんもひかりも助からなくなるぞ!?」

 

のぞみ「そんな!?風見さん!!」

 

風見 「彼を止めないと、おやっさん!!」

 

藤兵衛「おうっ!!」

 

のぞみ「風見さん、私も連れてってください!!私もひかりちゃんを助けたい!!」

 

風見 「・・・・・・」

 

藤兵衛「史郎」

 

風見 「うん。乗れ」

 

のぞみ「はい!!」

 

風見 「おやっさん。聞かない時は最後の手段取りますよ!!」

 

藤兵衛「よっしゃ!!」

 

 

 

 

 

 

 

港付近を並走(へいそう)していた二人だったが工場付近にいつの間にか移っており、二人はマシンを止め3人は降りる

 

結城 「風見!!お前を倒してでも僕は行く!!」

 

結城は風見に攻撃を仕掛け、頭部を殴ったり跳び蹴りを放ったりする。それを避けるか黙って受けるをしていたが、当たった攻撃は特に堪えている様子は無く、結城を見つめていた・・・

 

のぞみ「馬鹿ぁぁー!!」

 

結城「ぅっ!?・・・・・・」

 

風見 「・・・・・・」

 

のぞみ「結城さん!!風見さんがこれだけ言ってもまだ分からないんですか!?」

 

風見 「のぞみ・・・」

 

のぞみ「言いましたよね結城さん?『風見さんを倒してでも行く』って?だったら私があなたと戦う!!風見さんの邪魔はさせない!!」

 

結城 「何を馬鹿な!?」

 

のぞみ「風見さんここは私が引き受けます。ひかりちゃんとユキエさんをお願いします」

 

二人の間に割って入り結城をヘルメット越しにビンタし、痛む手をこらえながらも、そう言って風見に語るのぞみの気迫を感じ取った風見はマシンに乗りその場を後にする。結城は追いかけようとしたが、すぐにのぞみが障害として立ちはだかるのであった・・・

 

結城 「のぞみちゃんどいてくれ!!僕が君と戦う理由は無い!!」

 

のぞみ「あなたには無くても私にはあります!!それに風見さんだって、あなたにずっと同じことを言っているんですよ!!」

 

結城 「だったらその理由を聞かせてくれ!?」

 

のぞみ「結城さん・・・あなたの仲間達がきっと悲しんでいるから・・・」

 

結城 「何ぃっ!?僕の仲間達に会った事のない君に彼らの何が分かるというんだ!?」

 

のぞみ「確かに私は結城さんの仲間の事はよく知らない・・・だけど、命を懸けてまで結城さんを助けた気持ちなら分かります!!」

 

結城 「僕を助けた気持ち?・・・」

 

のぞみ「結城さん・・・仲間達はあなたに自分達の仇をとってもらうためだけににあなたを助けたんですか?・・・違う・・・あなたに・・・『結城 丈二』という大切な人に生きて欲しかったからじゃないんですか!?」

 

結城 「・・・・・・」

 

のぞみの言葉を聞いて感情的になっていた結城も思うところがあったのか言葉を失い黙り込んでしまう。更にのぞみは語り続けた・・・『鏡の国』で起こったある出来事を・・・

 

のぞみ「結城さん。少し前に私も友達になれた子を殺されたんです。それも、私を庇って・・・」

 

結城 「ぇっ?」

 

のぞみ「私はすぐに仇を取る事が出来た。でもあの子が・・・『ダークドリーム』が私の腕から消えていった後、私もシャドーって人に復讐に似た気持ちが湧いてきました・・・結城さん。仇を取るなとは言いません。けれど、復讐のためだけに片桐さん達の死を無駄にするような事だけはしないでください」

 

結城 「・・・・・・」

 

のぞみ「結城さん。私はあなたを止めます!!罠だと分かっていてみすみすあなたをデストロンの所に行かせる訳にはいかない!!行きます!!はぁっ!!」

 

のぞみは一言断ってから結城に向かって跳び蹴りを放つが結城は咄嗟に避け、すかさずのぞみは左フックを放つがそれを結城は右腕で防ぐ

 

のぞみ「ふっ!!はぁっ!!」

 

結城 「くっ!?」

 

のぞみ「・・・はぁっ!!」

 

のぞみは右正拳突き→右蹴りを放ち結城は一瞬怯(ひる)み、結城の両肩を掴み背を地につけると同時にその反動を利用して結城を投げ飛ばす。両者はすぐ立ち上がり構えながら相手を見て、数秒の間が流れる・・・のぞみは懐からキュアモを取り出しボタンを操作し始める

 

のぞみ「プリキュア!!・・・メタモルフォーゼ!!・・・はぁっ!!」

 

ドリーム「はぁっ!!」

 

のぞみはボタンを操作した後ジャンプし、空中でピンク色の花びらに包まれながらキュアドリームに変身を果たし3メートルほどの高台に着地して結城を見下ろす

 

結城 「キュアドリーム!?」

 

ドリーム「私は本気ですよ結城さん!!ライダーマンにならないと怪我じゃ済みませんよ!!はあっ!!」

 

ドリームは高台からジャンプしキックを放ち結城は避けるが、ドリームのキックが当たった分厚そうな壁は見事に穴が開き、その威力には結城も表情をこわばらせ、両手を頭上よりも高く上げ叫ぶ

 

結城 「やあぁぁっーー!!」

 

ライダーマン「・・・・・・」

 

ドリーム「・・・ふっ!!」

 

ライダーマンへと変身した事によりドリームも構え二人は数秒の間、沈黙する・・・ライダーマンが先に動き出し右チョップを叩くこむ

 

ライダーマン「やあっ!!」

 

ドリーム「ふっ!!・・・」

 

ライダーマンのチョップを左手一本で受け止めライダーマンは振りほどくことも動かすことも出来ず動きを止める。それだけドリームの方が腕力が強い事を示しておりしかもドリームは顔色一つ変えていない・・・

 

ドリーム「ふっ!!・・・はぁっ!!はぁっ!!はぁっ!!はあぁぁっ!!」

 

ライダーマン「うぅっ!?くぅっ・・・・・・ロープアァァーム!!」

 

ドリームは左腕を振るいライダーマンを一回転させ頭部や胸部を交互に右左フックで攻撃を仕掛け計2×2発そして最後に左蹴り一発ライダーマンの腹部に決めその衝撃にライダーマンは転倒するが、すぐに立ち上がりアタッチメントを換装させ『ロープアーム』を飛ばす

 

ドリーム「ん!?・・・」

 

ライダーマン「・・・・・・」

 

ドリーム「・・・はぁっ!!」

 

ライダーマン「うわぁっ!?」

 

ロープが左腕に絡まり両者は円を描くように相手との距離を保ちながら動いていき、ドリームは右腕も使ってロープを掴みライダーマンを宙に投げ飛ばす。それが2~3回続いて背中を強打した事で動きが鈍り隙が生まれた間に絡まったロープを自身の足元に投げ捨てドリームは体の自由を完全に自由を取り戻し、ライダーマンが立ち上がるのを待つ・・・

 

ライダーマン「強い・・・こんな少女にこれほどの力が備わっているとは!?」

 

ドリーム「私だって伊達(だて)仲間達と一緒に『ナイトメア』や『エターナル』と戦ってきた訳じゃない!!昨日今日でライダーマンになったばかりのあなたには負けないつもりです!!結城さん、いいえライダーマン!!私一人を倒せないようで『デストロン』に勝てるなんて思わないで!!」

 

ライダーマン「くっ!!」

 

ドリーム「はぁっ!!・・・・・・プリキュア!!シュ~ティングスタァァーー!!」

 

ドリームは必殺技である『プリキュア・シューティングスター』を放つが、ライダーマンには当たらず分厚い壁を貫通しすぐに建物から飛び出し、ライダーマンに向き直る。

 

ライダーマン(強い・・・例え本気で戦ったとしてもこのままではやられてしまう!?これほどまでとは・・・)

 

ライダーマンはキュアドリームの『戦闘力』に驚愕していた。単純な『力』だけではなく、ライダーマンとの戦い方もドリームの方が『上手い』のだ。『結城 丈二』は『ライダーマン』となってまだ日が浅い・・・反対にドリームは何故か歳をとっていないが1年以上伊達に2代組織と戦っていない。経験の差が歴然であったのだ。おまけにライダーマンはあくまでも現時点では右腕のみの改造人間。ただでさえ歴代仮面ライダーと互角の能力を誇る『プリキュア』相手では分が悪すぎた

 

ドリーム「今のはわざと外しましたが次は当てます!!」

 

ライダーマン「くっ!?」

 

ドリーム「プリキュア!!シュ~ティングスタァァーー!!」

 

ライダーマン「ネットアァァーーム!!」

 

ドリームはわざとシューティングスターと外した事を警告の意味を込めて伝えたうえで今度は当てる事も宣言した。まともに受ければいくらライダーマンといえども怪我では済まないであろう・・・

 

更に警戒を強め構え直したライダーマン・再び必殺技を放つドリーム・・・再び両者がぶつかると思われた直後ライダーマンはロープアームを換装し『ネットアーム』をドリームに向けて発射すると、勢いがある分ドリームは網に絡まり地に落ちてもがいている。それを見たライダーマンは急ぎモンスーンへとまたがりエンジンをかける

 

ドリーム「待って!!」

 

ライダーマン「のぞみちゃん。ユキエさんとひかりちゃんを助け出し、必ず戻って縄をほどく!!君には悪いがそれまでそこで待っていてくれ!!」

 

ドリーム「ライダーマン!!」

 

ライダーマンは何とかドリームを封じ込め、単身先行した風見を追いマシンを走らせていくのであった・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、死刑室にてユキエとひかりは捕らえられカマクビガメからV3とライダーマンがこの場所に来たと同時に毒ガスを充満させると聞きその話の後戦闘員が「ハリケーン号が近づいてきている」と報告を済ませその戦闘員以外はカマクビガメも含め全員V3を迎え撃つために外へと出るのであった

 

シシキ「ん?どうかしたのか?」

 

カマクビガメ「おい!!こっちにハリケーン号が近づいてきているらしいが何か聞こえたか?」

 

シシキ「いや。ずっと見張っていたが何も聞こえなかったぞ?」

 

カマクビガメ「しまったぁ~!?」

 

カマクビガメの考え通り戦闘員に変装していた風見が隙を狙ってユキエとひかりを助け出そうと縄を切っている最中にカマクビガメが戻ってきてしまいV3なのかライダーマンなのか問い詰められる

 

V3 「V3だ!!ユキエさん達は返してもらう!!」

 

ライダーマン「カマクビガメ!!ライダーマンもいるぞ!!」

 

V3 「貴様ぁぁ~!!また邪魔を!!・・・のぞみはどうした!?」

 

V3に続いて登場したライダーマン・・・二人のライダーにカマクビガメは「どっちでも来い!!」と問いかけるとライダーマンが真っ先に「私が戦う!!」と言いながらユキエ達の方へと天井から降りていき、付近にいた戦闘員をパワーアームで蹴散らしていく。その様子はユキエとひかりを守るかのようであった

 

ライダーマン「V3ここは私に任せろ!!ユキエさんとひかりちゃんは私が!!」

 

V3 「頼むぞ!!ライダーマン!!」

 

カマクビガメ「ちぇっ!!いつの間にか味方同士になりやがった・・・」

 

V3 「来い!!カマクビガメ!!」

 

カマクビガメ「ケェェ~!!・・・」

 

V3とカマクビガメが睨み合っているその時、二人の横の壁から怪人体へと変身しているシシキが壁を突き破りV3と取っ組み合いとなる。「V3は俺の獲物だ!!」とカマクビガメに言い放ち、そのまま空けた穴からV3と共に外に出る。外に出て2・3歩ほどの距離を空けて両者が構えていた

 

V3 「エターナル、またしても邪魔を!!」

 

シシキ「言ったはずだ、お前は俺の獲物だと。大人しくダブルタイフーンを渡せ!!」

 

V3 「断る!!このダブルタイフーンはダブルライダーが私に託してくれた平和のための力だ!!貴様らなんぞに渡すものか!!」

 

シシキ「貴様の意志などどうでもいい」

 

V3・シシキ「ふっ!!・はぁっ!!」

 

V3とシシキは同時にチョップを繰り出し互いにつば競り合いの状態になる。数舜経つと互いに離れ2・3歩の距離を保つとゆっくりと円を描くように動き、シシキが先の動き出す

 

シシキ「ふんっ!!はぁ!!ふんっ!!」

 

シシキは右手で突きを放ちそれを頭部を横にずらしかわすとそのままシシキは右腕をふるうがそれも腰を落としかわし、更に右フックで攻撃を仕掛けるが今度は前転してシシキを通り過ぎる形で避け両者は再び向かい合う形で構える

 

シシキ「ふんっ!!はぁ!!ふんっ!!」

 

シシキは右手で突きを放ちそれを頭部を横にずらしかわすとそのままシシキは右腕をふるうがそれも腰を落としかわし、更に右フックで攻撃を仕掛けるが今度は前転してシシキを通り過ぎる形で避け両者は再び向かい合う形で構える

 

ライダーマン「やあっ!!やあっ!!うっ!?・・・」

 

カマクビガメ「ケェェ~!!」

 

ライダーマン「カマクビガメ!?」

 

カマクビガメ「逃げられると思うな!!」

 

ドリーム「ふんっ!!うっ!!はあっ!!」

 

カマクビガメ「ぐぅっ!?」

 

ライダーマン「ドリーム!?」

 

ドリーム「ライダーマン。二人を!!」

 

ライダーマン「うん!!さぁ!!」

 

ドリーム「・・・・・・」

 

カマクビガメ「えぇぃくそ!!またしても邪魔を!!」

 

二人を庇いながら外に出て戦っていたライダーマンの前にカマクビガメが現れライダーマンを威嚇(いかく)する。しかし、カマクビガメの背後からドリームが飛びつき、カマクビガメを一回転させ両者が向かい合うような立ち位置にすると同時に蹴りを一発カマクビガメに放ち、その一撃に硬いはずの甲羅で覆われた体が怯(ひる)みを見せる。その隙にライダーマンはユキエとひかりを安全な場所へと連れていき再びドリームはカマクビガメと対峙していた・・・

 

V3 「とおっ!!」

 

シシキ「ふん!!ふんっ!!ふんっ!!はぁ!!」

 

V3は右蹴りを放つが、シシキは右腕ではたき落としそのまま裏拳のように右腕を3回振るう。一発命中するたびに思わず体が一回転してしまい3発目は後ろに振り返りながら倒れてしまい背を地に回した時にはシシキは両手を突き出しV3の頭部か首を串刺しにしようとするが、咄嗟に両手で受け止め、数秒の膠着(こうちゃく)の後、シシキごと地に伏せったまま転がっていく・・・・・・

 

カマクビガメ「デストロンガス!!」

 

ドリーム「ふっ!!」

 

カマクビガメ「ケェ~!!」

 

ドリーム「ふっ!!うっ!!・・・・・・・・・はぁっ!!」

 

カマクビガメ「うぉっ!?」

 

ドリーム「ふんっ!!うぅっ・・・・・・はぁっ!!」

 

カマクビガメ「あいたたた!?」

 

カマクビガメは子亀を投げつけ爆発+デストロンガスの2段攻撃を仕掛ける。それを少し跳ねたり回転して避け、突如前転を数回して膝立ちのままカマクビガメの腹部に一発正拳突きを放ち、少し怯みはしたが立ち上がったドリームの首を絞めようと手を伸ばし、首を掴みと力を込める。ドリームは苦しみながら一度はカマクビガメの両手を掴むがすぐにカマクビガメの両肩を掴みなおし、下半身を一気に浮かせドロップキックを胸部に叩き込むとその衝撃でカマクビガメはドリームを放し、背中から転倒してまだ勢いが止まらなかったのか一回転してしまっていた

 

ドリーム「・・・・・・」

 

カマクビガメ「ケェェッ~!!」

 

ドリーム「あぁっ!?」

 

カマクビガメ「このまま俺の体の中で溶かしてやる!!」

 

ライダーマン「ロープアーム!!ドリームこれに掴まれ!!」

 

うつ伏せになったまま首を伸ばしドリームの足に噛みつき、飲み込んで溶かし殺そうとする。咄嗟にライダーマンがロープアームを伸ばし、フックをキャッチした事で何とかまだ膝ほどまでで止まったが、ライダーマンの引っ張る力よりもカマクビガメの引っ張る力が強いようで徐々にまたドリームの体がカマクビガメの中に飲まれていく・・・

 

ひかり「のぞみさん!!」

 

ドリーム「私あんまりおいしくないって!?」

 

カマクビガメ「そんな理由で食うかぁ!!」

 

ポルン「ひかり!!プリキュラを助けるポポ!!」

 

ひかり「うん!!・・・ルミナス!!シャイニングストリィィ~ム!!」

 

ルミナス「・・・・・・」

 

カマクビガメ「ふん!!もう遅いわ!!今更お前に何ができる?」

 

ルミナス「ルミナス!!ハーティエル!!アンクション!!」

 

三者の攻防に参戦したルミナスは『ハーティエル・アンクション』を放ち、ドリームとカマクビガメの体は虹色に輝きカマクビガメは体が動かなくなり、その隙にライダーマンは一気にドリームを引っ張りだし、食べられたせいか少し脚がベタベタしていたが、それも忘れてしまうほど体に力が漲(みなぎ)っており、カマクビガメが動けない『今』というチャンスに勝負をかける

 

ドリーム「プリキュア!!シューティングスタァァーー!!」

 

ドリームの必殺技『プリキュア・シューティングスター』がカマクビガメに炸裂して、蝶(ちょう)の形をしたピンクの光が出て数秒後に爆発が起こりカマクビガメは消滅する。

カマクビガメの最後を見たライダーマンも「良し!!」と左拳を握りルミナスも安堵(あんど)の表情をしていた

 

V3 「とおっ!!とぉ!!とぉ!!とおっ!!」

 

シシキ「ぐおっ!?・・・はぁっ!!」

 

V3 「ふっ!!・・・とおっ!!・・・Vスリィィきりもみ反テェェンキィィック!!」

 

シシキ「うおぉぉっ~~!?・・・ぐぅっ・・・」

 

V3はシシキの頭部を右フック・左フックで攻撃して最後の右フックの後に、反動で一回転して再びV3と向かい合うと一瞬両手で口を隠し、さっと離すと口から泡が勢いよく吹き出しV3に向かって飛んでいく。回転して泡を回避し、再びシシキの正面に向き直るとその場で空高くジャンプし空中できりもみ回転後、反転キックをする。V3の必殺技の一つ『V3きりもみ反転キック』を放ったのだ。まともに受けたシシキは空高く吹き飛び、正面から地面に叩きつけられよろよろと立ち上がっていく・・・すると、シシキの後ろからドリームもシシキと戦うために駆け

つけて来たのであった

 

ドリーム「V3!!」

 

シシキ「むっ?はあっ!!・・・」

 

ドリーム「うっ!?」

 

シシキ「こうなれば!!『あれ』だけでも!!」

 

V3 「・・・とおっ!!・・・Vスリィィチョォォップ!!」

 

シシキ「ぐおっ!?ぐぅっ~・・・」

 

V3 「大丈夫か?」

 

ドリーム「何とか・・・」

 

シシキはドリームに向けて泡を吐き出しそれが体に付着することでドリームの体は硬直(こうちょく)してしまい倒れこんでしまう。倒れた拍子にドリームから何かが落ちていきシシキはそれを拾っていたため隙が出来、V3はジャンプして『V3チョップ』を叩き込む。背中からまともに受けたため前転してしまうシシキを睨みながらV3はドリームの前に立ち、ドリームを庇うかのように構える。

 

シシキ「『ライダー隊ペンダント』はいただいていくぞ!!」

 

どうやらシシキはドリームが持っていたもう一つの目的である初代『少年ライダー隊ペンダント』だけを持ち去っていったようだ。瞬間移動で消え完全にこの場から消えてしまったようである。

その直後にライダーマンとルミナスも二人に駆け寄ってきてV3とルミナスはドリームを支えるが、泡も消え始めまともに動こけるようになるのにそう時間はかからないであろう・・・

そんな中V3はライダーマンを見るなり名を呼びながら自身の右手を差し出す。ドリームもルミナスもV3の意図がすぐに分かり笑みがこぼれていたがライダーマンの行動はその笑みを曇らせる事となった・・・

 

ライダーマン「・・・・・・」

 

V3 「ライダーマン!?・・・」

 

握手を求めたV3の手を払いのけライダーマンは茂みの中へと消えていく・・・ルミナスはドリームをV3に任せ駆け出し一度振り返ると軽くお辞儀をして、そのままライダーマンを追って同じ茂みに消えていくのであった・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから少しだけ時間が過ぎ、場所も変わってここは『エターナル』。シシキの在職するところだ。シシキは戦利品の『初代ライダー隊ペンダント』を館長へと届けた所であったが、

シシキは館長に思わぬパワハラを受けていたところであった・・・

 

シシキ「かっ館長!?これは一体!?」

 

館長 「まさかデストロンの手駒を利用して没収できたのはこれ一つとはな?私を失望させてくれるな」

 

シシキ「次こそは必ずライダーV3のダブルタイフーンを手に入れて!!」

 

館長 「もうよい興(きょう)が冷めた。もうダブルタイフーンなどいらん・・・お前には部署を移動してもらおう」

 

シシキ「館ちょぉぉぉっーー!!」

 

館長はシシキがデストロンを利用したというのに戦利品が一つだけであったことに失望し、直々(じきじき)にただ階段をひたすら歩き続けるだけのワースト1の部署への扉を開き、そこへシシキを送り込む・・・

 

シシキが扉の中に吸い込まれると扉は完全に閉まりその場から消滅し、館長は一人静かに一人の人物の名前をつぶやくのであった

 

館長 「『キュアドリーム』・・・あの力・・・まさかな・・・」

 

 





「次回、『デストロンからのクリスマスプレゼント』にご期待ください」


この後、V3編の前半の没ネタ集を投稿

『スカイライダー』の章にて、ライダー1号とアマゾンのライダースターカラーペンをどちらに使ってもらうか?

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