仮面ライダー対プリキュア   作:狼と踊る男

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まずは一つ謝罪があります。これまでの話で『風見 志郎』の名前を『風見 史郎』と間違えて書いていた事が判明しました。ここにお詫び申し上げます。


「デストロンのクリスマスプレゼント」

前回のカマクビガメとの一件から一週間ほどが過ぎ、現在のぞみは藤兵衛の元で世話になっており、昼間はもっぱら元の時代に戻るための手掛かりを探す事に時間を費やし、その傍らで

ライダー隊の臨時隊員としてデストロンの手掛かりも探すという生活を送っていた・・・

 

のぞみ「ただいまぁ~」

 

そう言ってライダー隊本部への隠し扉を開いて入室したのぞみは、来るなりソファーにダイブしてグデ~ンとしていた。そんな様子にライダー隊本部にいた藤兵衛も若干呆れながら

も声をかける

 

藤兵衛「おいおい、良い若いもんがこんな時間からだらけてどうする?んっ?」

 

のぞみ「だって疲れちゃったんですよぉ~この時代に来てからもう結構経つんですよ?カマクビガメの事件の後から帰る手掛かりを探し続けていますけど、全然見つからないし・

寒いし・周りクリスマスムード一色だし・・・」

 

藤兵衛「クリスマスかぁ~そうかぁ~そういえばもうそんな時期か・・・じゃなくてだな?もう12月なんだ。寒いのは当たり前だろう?それにクリスマスだからと言ってだらけていい理由に

ならん!!」

 

のぞみ「はぁ~い・・・はぁ~それにしてもひかりちゃんどうしたかなぁ~・・・」

 

前回のカマクビガメとの戦いの後、ライダーマンを追って行方をくらませたひかりはその後、『結城 丈二』を見失ってしまったらしく、現在はひかりも元に時代に帰る手掛かりを探すと同時に『結城 丈二』の捜索も続けている。という旨(むね)をつい数日前にライダー隊本部にやってきた際に聞いており、のぞみとひかりは別行動をとっていたのであった

 

藤兵衛「ん?・・・こちら藤兵衛。どうぞ?」

 

通信?誰だろう?結城さんの事で何かわかったらいいんだけどな・・・んっ?・・・立花さんの様子が何かおかしい・・・

 

『幸福の家』・・・そんな単語も聞こえてきた中、藤兵衛はマイクに向かって何度も呼びかける。様子から見て通信も切れたようで、すぐそばにいた『珠 純子』に風見に連絡を取るように指示を

出している。そのただならない状況にのぞみは藤兵衛に声をかける

 

のぞみ「立花さん!!」

 

藤兵衛「行ってくれるか?」

 

のぞみ「はい!!」

 

藤兵衛「分かった。行ってくれ。すぐに志郎にも向かわせる」

 

のぞみ「了解!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風見 「『幸福の家』・・・ここか・・・」

 

それから少し時間が経ち通信を受けてライダー隊本部に届いたペンダントの波長を辿ってきた風見は一足先に『幸福の家』と書かれた垂れ幕のような物が掛かった建物に到着し、オートバイを止めて中の様子を探っていく・・・

 

しばらく中を探索していると、ライダー隊のペンダントが落ちていて、それを拾い上げた直後、待ち構えていたデストロン戦闘員と突如現れた『サイタンク』に襲われ、V3へと変身して応戦に出る

 

 

 

 

 

 

 

 

風見が丁度サイタンクと遭遇した頃、藤兵衛から地図をもらってきたのぞみはトルネードを駆って『幸福の家』の付近にまでは来ていた。そこで一度停車して地図を確認していたところであった

 

のぞみ「えぇっとぉ~こっちでいいんだよね?初めて来る所だから分かんないなぁ~本当にこっちで合ってるよね?」

 

一度トルネードから降りて少し歩くと四方を囲むように木の上から飛び降りたり・茂みから姿を現したりするデストロン戦闘員が4名ほど現れ、のぞみを包囲する。のぞみも現れたデストロン戦闘員を一見するとある程度は予測していたためかすぐに構えて取り乱す様子もないようだ

 

のぞみ「はあっ!!ふっ!!」

 

背後にいた戦闘員一人に後ろ蹴りを放ち、のぞみはそのまま前転して正面の戦闘員2名をすり抜け、このまま正面突破を図ろうとしたが、茂みから蛇の頭が飛び出してきて流石にそれには驚き、思わず尻餅をついてしまう。

そして茂みからゆっくりと何かが蛇の頭と共に姿を現し、その姿は一言で表せば機関銃と融合した蛇人間であった

 

蛇人間「シャシャシャ!!」

 

のぞみ「あっあなたもしかしてデストロンの怪人!?」

 

マシンガンスネーク「いかにも!!デストロンの改造人間『マシンガンスネーク』だ!!貴様が噂に聞く『夢原 のぞみ』・『キュアドリーム』だな!!」

 

マシンガンスネークの質問に対してのぞみが返した返事はわざとらしくも思えるほどの大きな安堵のため息であった。それにはマシンガンスネークも表情は変わらないが「はぁ?」と言っているかのような雰囲気が出ていた

 

のぞみ「だってただの蛇だったら怖いけど、相手が言葉が通じてデストロンが作った改造人間だってわかってるならまだいいかなぁ~?って思うとまだ怖くないって言うかさぁ?」

 

マシンガンスネーク「お前の感性にどうこういうつもりは無いのだが、お前それでいいのか?」

 

のぞみ「っていうかあんた達がいるって事は『幸福の家』ってやっぱり『デストロン』絡みだったのね!!」

 

マシンガンスネーク「そういう事だ。ここから先には行かせん!!死ねぇ!!」

 

のぞみ「ふっ!!・・・うぅっ!?・・・・・・」

 

マシンガンスネーク「ふふふ死んだか?『夢原 のぞみ』。口ほどにもない」

 

???「それはどう?」

 

マシンガンスネークは銃口を向け、のぞみを狙い撃つ。のぞみは側転で左右に転がり避けていくが、茂みに入った瞬間爆発が起こり、それにマシンガンスネークはのぞみの『死』を考えたが、背後の茂みから突如聞こえたのぞみの声に振り返ると同時にいつの間に移動したのかキュアドリームが姿を現す

 

マシンガンスネーク「生きていたのか!?シャシャシャ!!」

 

ドリーム「ふっ!!ふんっ!!はあっ!!」

 

マシンガンスネーク「シャシャ!?」

 

マシンガンスネークは右腕を突き出しそれを左腕で受け止めると同時に右蹴りでマシンガンスネークの左脇腹を狙い、続けて右フックを頭部にぶつけるとマシンガンスネークは転倒して、膝立ちで起き上がると同時に再び銃口をドリームに向け弾を撃ちだしていく。それを左右に避け一度さっと後ろに跳び引き空中に跳ぶと腕をクロスしながらマシンガンスネーク目掛けて突進する

 

ドリーム「プリキュアシューティングスタァァーー!!」

 

マシンガンスネーク「シャシャ!?」

 

ドリーム「・・・デストロン!!今はあなたに構ってる場合じゃない!!あんたの相手はまた今度よ!!・・・・・・」

 

マシンガンスネーク「ぬぅぅ~逃したか!!キュアドリーム!!次の会う時こそ必ず殺す!!」

 

『プリキュアシューティングスター』で突進したドリームであったが、マシンガンスネークの腕にぶつかり直撃は叶わなかったが、その衝撃で転倒してドリームはトルネードのそばに着地してマシンガンスネークに一言言い放ってからトルネードに乗りその場を後にするのであった・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マシンガンスネークの妨害を退け『幸福の家』へと急ぐドリームであったが、何故かエンジンを止めその直後空中を見上げると何かが空中を飛んでいるのに気付き目を凝(こ)らして見てみるとそれは『仮面ライダーV3』であった

 

ドリーム「・・・はぁっ!!」

 

 

 

 

 

V3 「駄目だ!!止まらない!!」

 

サイタンクによって投げ飛ばされたV3は空中で回転しながら猛スピードで飛びつづけていた。サイタンクの力が強すぎて中々勢いが弱まらず、身動きが取れないのだ。このままでは何にぶつかるのか?そして、その被害は?・・・そんな不安が頭をよぎったその時、何かが自分に向かって飛翔してくる

 

ドリーム「ふんっ!!・・・・・・ぅっ!?大丈夫ですか?」

 

V3 「私は大丈夫だ。それよりどうしてここに?」

 

ドリーム「立花さんから聞いて私も応援に来たんです」

 

V3 「そうだったのか。ありがとう助かった・・・それにしても、恐るべきデストロンの改造人間だ・・・」

 

ドリーム「一体何があったんですか?あなたほどの人が・・・」

 

V3 「強力な怪人が待ち伏せていた。一先ずライダー隊本部に戻るぞ」

 

ドリーム「えっ!?子供達はどうするんですか!?」

 

V3 「私が行った時にはすでに子供達は連れ去られていた後だった・・・今行っても『もぬけの殻』だ」

 

ドリーム「分かりました」

 

空中でV3を受け止め、何とか着地したドリームはV3に事情を聞き、一度『ライダー隊』本部へと体勢を立て直すために帰還する事なった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

のぞみ「じゃあまだ結城さんとは合流できてないんだ?」

 

ひかり「えぇ・・・」

 

その翌日の事である。ひかりはライダー隊本部にやってきていて、どうやらまだ『結城 丈二』と合流できていないらしい。色々煮詰まってライダー隊本部へとやってきていたのだ。

 

そんな最中ライダー隊本部の表向きの店であるスポーツ用品店『セントラル』の前に一人の男が中をのぞいている様子が監視カメラに映っていたのだ。正体は『結城 丈二』であり、それを画面越しに見ていた風見は結城の相手をしていた純子に変わって結城の相手をする

 

風見 「結城君・・・俺に何か用か?」

 

結城 「デストロンのアジトを見つけたんだ。そこに子供達が捕まっている」

 

風見 「何!?・・・」

 

結城 「子供達を助けるのに力を貸してほしい。案内するから僕についてきてくれないか?」

 

風見 「よし分かった。案内してくれ」

 

風見は結城の先導に従ってデストロンのアジトへと向かっていく。二人がオートバイで出発したと同時にのぞみ・ひかりが店の外へと飛び出し二人の背中を見つめていた・・・

 

のじみ「ひかりちゃんひかりちゃんどうかしたの?血相変えてさ?」

 

ひかり「のぞみさん。気になりませんか?」

 

のぞみ「へっ?何が?」

 

ひかり「結城さんは誰に『ここに風見さんがいる』と聞いて来たんでしょうか?私、カマクビガメの一件の時も、それ以降も一言もこの場所の事は結城さんには話していないというのに・・・」

 

のぞみ「あれ?そうだったの?」

 

ひかり「のぞみさん。私ちょっと二人を追いかけてみます!!」

 

のぞみ「あぁちょっと!?私も行くよ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風見と結城を追いかけてトルネードを走らせるのぞみとひかりであったが山道に入ってしばらくすると突然地面が爆発し、4・5発ほどの爆発の後、二人はトルネードを急停車させ周辺を見渡す。すると、どこからかまるで二人の頭に直接響くかのように声が聞こえてくるのであった

 

のぞみ「誰!?」

 

デストロン首領「私は『デストロン首領』だ」

 

ひかり「『デストロンの首領』!?」

 

のぞみ「『デストロンの首領』が私達に何の用!?私達急いでるの!!」

 

デストロン首領「デストロンから君達二人にクリスマスプレゼントを送ろう」

 

のぞみ「えっ!?デストロンからのプレゼント?何々?逆に気になるんだけど?」

 

ひかり「のぞみさん・・・」

 

思わない人物からのプレゼントに思わず歳相応な反応を見せたのぞみにひかりは若干あきれ、のぞみは相手がデストロンの首領だという事も忘れたかのように目をキラキラさせていたがそれもすぐになくなることとなえる

 

デストロン首領「私から送るのは、お前達の『死』だ!!」

 

マシンガンスネーク「シャシャシャシャッ!!」

 

ひかり「デストロンの怪人!?」

 

のぞみ「アンタは!?」

 

マシンガンスネーク「デストロンの改造人間『マシンガンスネーク』だ!!さっきは外したが今度は外さん!!死ね!!」

 

のぞみ「ひかりちゃん!!」

 

ひかり「はっ!!」

 

どうやら先の爆発はマシンガンスネークの銃撃による物が原因(げんいん)だったようで、右腕から再び放たれた銃弾を二人はそれぞれ左右に避ける事で難を逃れる。そして避けたひかりの先の茂みからは別の怪人が姿を現し光の前に立ちふさがる

 

ひかり「金槌(かなずち)を持ったクラゲ?・・・」

 

ハンマークラゲ「デストロンの改造人間『ハンマークラゲ』だ!!『九条 ひかり』だな?ここで死ね!!」

 

ハンマークラゲは右手の金槌を振り回し、ひかりを狙い何度も金槌を叩き付ける。その様子はのぞみにも見えておりその隙をついてマシンガンスネークも追撃に出る

 

のぞみ「ひかりちゃん!?」

 

マシンガンスネーク「シャシャシャ!!」

 

のぞみ「ぅっ!?・・・はあっ!!・・・プリキュア!!・・・メタモルフォーゼ!!はぁっ!!」

 

ドリーム「・・・はぁっ!!」

 

ハンマークラゲ「ぐぅっ!?」

 

ドリーム「ひかりちゃん。大丈夫!?」

 

ひかり「はい!!」

 

マシンガンスネークは蹴りでのぞみにダメージを与えるが、すぐに体勢を立て直したのぞみも蹴りで反撃してその一撃でひるんだ隙にキュアモを取り出しプリキュアへと変身し、空中で一回転して八ンマークラゲ目掛けてキックを叩き込みハンマークラゲは数歩後ろへと下がるが、雄たけびを上げながらハンマーをドリームに叩き込む。肩で受け止め、踏ん張ってハンマー事ハンマークラゲを掴むとハンマークラゲごと移動してひかりから距離を取る

 

マシンガンスネーク「シャシャッ!!」

 

ひかり「ぁっ!?・・・ルミナス!!・・・シャイニングストリィィーム!!」

 

マシンガンスネークの銃口がドリームに向けられそれに気付いたひかりはルミナスへと変身し、マシンガンスネーク・ドリームの間に入り、銃弾をルミナスのバリアで防ぐ事が出来た。

自慢の武器を防がれた事でルミナスを睨み付け標的をルミナスに絞ったマシンガンスネークとルミナスの攻防が始まった・・・

 

マシンガンスネーク「来い!!」

 

ルミナス「はぁっ!!うわぁっ!?・・・」

 

マシンガンスネーク「シャシャシャッ!!」

 

ルミナス「うっ!?ふっ!!・・・」

 

マシンガンスネーク「シャシャッ!!」

 

ルミナス「うぅっ・・・ぅっ・・・」

 

ルミナスは右ストレートを叩き込むが元々体中に弾丸を仕込んでいるのもあってか体が硬い。しかもルミナスの身体能力ではブラックやホワイト・ドリームと比べるとどうしても劣ってしまうのが痛かった。そのためはじき返され、カウンターに蛇頭・銃口となっている腕で腹部を2発殴り、3発目は何とか両手で掴む事で防いだが、『力』はマシンガンスネークの方が上だったため振り払われ、転倒してしまい余裕を見せているマシンガンスネークを睨み返す

 

ハンマークラゲ「ぬぅくっ!!」

 

ドリーム「・・・・・・」

 

ハンマークラゲ「ひぃやぁー!!」

 

ドリーム「ぁぁっ!?・・・」

 

ハンマークラゲ「ツゥゥッッカァァッ~~!!」

 

ドリーム「ぅっ!!ふっ!!ふんっ!!・・・」

 

一方で未だに腕にしがみつくドリームを振り払おうとハンマークラゲは大振りに腕を頭上にあげる要領で力を籠め、ドリームを振り払う。前転して地面を転がり、地に背がついていたドリームに追撃でハンマーを何発も独特の雄たけびを上げながら叩き込む。何とか頭を左右に動かすことで回避して3発目ほどの攻撃を両手で受け止め数秒の膠着状態になる

 

ドリーム「・・・はぁっ!!」

 

ハンマークラゲ「うぉっ!?」

 

ドリーム「・・・・・・」

 

ハンマークラゲ「・・・・・・ツゥゥッッカァァァッッ~~!!」

 

膠着状態からドリームは足を延ばし、ハンマークラゲの腹部を蹴りその衝撃で数歩後ろに下がりドリームはその隙に立ち上がる。ハンマークラゲは腕を金槌(かなづち)から鎖(くさり)付き鉄球に換装して鉄球を振り回しドリームはそれを警戒しながら構える

 

ハンマークラゲ「ツゥゥッッカァァァッッ~!!」

 

ハンマークラゲは振り回す鉄球をドリーム目掛けて投げつけるが、ドリームは鉄球がぶつかる直前にジャンプしてハンマークラゲの右腕目掛けて「かかと落とし」のために右足を高く上げる

 

ドリーム「はあぁぁっー!!」

 

ハンマークラゲ「ぐおぉぉっ!?ぐぅっ!?」

 

ドリーム「・・・はぁっ!!・・・プリキュア!!シュューティングスタァァーー!!」

 

ハンマークラゲ「ツゥゥッッカァァッッ~~!?」

 

ドリームのかかと落としを受けたハンマークラゲは腕と鎖が離れ離れとなってしまいそのまま鉄球が飛んで行く・・・

 

痛む右腕を押さえながら膝をついてしまっていたハンマークラゲを見て、ドリームはその場でジャンプして腕をクロスして『プリキュアシューティングスター』を放ちハンマークラゲに止めを刺す。ドリームの技をまともに受けたハンマークラゲは後方に大きく吹き飛び地面を一回転したのち、爆死するのであった

 

マシンガンスネーク「シャシャシャ!!」

 

ルミナスと交戦していたマシンガンスネークは再び銃口をルミナスに向けて銃弾を発射する。それを側転で左右に何度も避けていくが、それでは勝てない。ルミナスは思い切ってその場でジャンプして空中で一回転した後、右足を突き出す

 

ルミナス「はあぁぁっー!!」

 

マシンガンスネーク「シャシャ!!」

 

ルミナス「・・・うぅっ!?」

 

マシンガンスネーク「どうした?貴様の力はそんなモノか?」

 

ライダーキックと同じ体勢でキックを叩き込んだルミナスだが、その硬い体と腕力に跳ね返されてしまい地に背中を強打して余裕の表情をマシンガンスネークは見せていた

 

そんな最中、ルミナスの眼前を通り過ぎて何かが落ちてきてルミナスもマシンガンスネークも落ちてきたそれに注目し、マシンガンスネークは「それ」の正体にいち早く気付いた

 

マシンガンスネーク「これはハンマークラゲの鉄球!?」

 

ルミナス「そうだ。これを使えば!!」

 

そう言ってルミナスはドリームによって引き裂かれ、近くに落ちたハンマークラゲの鉄球の鎖の端っこを掴み、それを力一杯振り回し始める。ハンマークラゲのように頭上で振り回すのではなく、競技のハンマー投げの要領でその場で何度かルミナス自身の体も回転しながら次第に鉄球にかかる遠心力も強まっていき、マシンガンスネークに狙いを定め、タイミングを計ったルミナスはパッと鉄球を手放す

 

マシンガンスネーク「シャシャシャシャシャ!?」

 

ルミナスの腕力ではマシンガンスネークを倒すのには力不足である。だからこそハンマークラゲの鉄球を利用して足りない威力を補(おぎな)い鉄球はマシンガンスネークに激突し、マシンガンスネークは雄たけびを上げながら崖に落ちていき何度か崖をバウンドして物陰に消えると同時に爆死するのであった

 

ドリーム「ルミナス!!」

 

ルミナス「ドリーム」

 

ドリーム「怪我はない?」

 

ルミナス「えぇ。私は大丈夫です。それよりも、デストロンの怪人がわざわざ現れたという事は・・・」

 

ドリーム「・・・・・・どゆ事?」

 

ルミナス「がくっ!?結城さんが風見さんを連れ出したのもデストロンが仕掛けた罠だったかもしれないという事です」

 

ドリーム「えっ?そんなまさか!?結城さんがデストロンに寝返ったっていうの!?」

 

ルミナス「私もそんな事信じたくはありません!!ですが、そうでなくとも何らかの形で利用されている可能性もあります・・・とにかく二人を追いましょう!!結城さんに会って真意を確かめないと」

 

ドリーム「分かった!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

V3 「くぅっ!?何とか脱出しなければ」

 

その頃風見はルミナスの予想通り、結城は囚われた子供達の開放を条件に風見をサイタンクと共に倒すために利用され、V3となり応戦したがライダーマンとただでさえ強敵のサイタンクの二人の相手はしきれずサイタンクによって土壁と作業用の車に挟まれた状態となっていた。車もサイタンクが押してやっと動いたぐらいの重量であり、しかも体制が悪い・・・力が入りにくく脱出は困難であった

 

どうする?『逆ダブルタイフーン』を使うか?いや駄目だ。あれを使っては3時間は『V3』に変身できなくなる!!あのサイタンクと戦うためには『V3』の力が必要だ。一体どうすれば・・・

 

ドリーム「ルミナス!!待って!!あれ!!」

 

ルミナス「V3!?」

 

V3が脱出の手段を考えていたその最中、トルネードを駆ってやってきたドリームとルミナスがV3に気付きトルネードを降りてV3に掛けよる。V3は二人が今場に来た事に・二人は結城の姿が見えず、今のV3の状態に「一体どうして?」と互いに驚愕していたのだった

 

V3 「話は後だ。二人共すまないが手を貸してくれ!!」

 

ドリーム・ルミナス「はい!!」

 

ドリームとルミナスは車の側面からV3のいる向きと反対側に向けて力を込める。しかし、車はほとんどびくともせず、V3と車の間にわずかな隙間も出来なかった

 

ドリーム「はぁ駄目。全然動かない」

 

V3 「止むおえん。こうなったら『逆ダブルタイフーン』を使うしかないか?」

 

ドリーム「『逆ダブルタイフーン』?」

 

ルミナス「それは一体?」

 

V3 「私のダブルタイフーンの風車を逆回転させて全エネルギーを放つ技だ。だがこれを使用すれば3時間はV3に変身出来なくなる」

 

ドリーム「えぇっ!?それってまずいんじゃ!?」

 

V3 「出来る事なら今使いたくは無かったがやむおえない。二人共離れてくれ!!」

 

ルミナス「待ってください!!」

 

ドリーム「ルミナス?」

 

ルミナス「V3。その技を使う前に試してみたい事があります」

 

V3 「試したい事だって?」

 

ドリーム「どうするの?」

 

ルミナス「私の技を受けてもらいます」

 

ルミナスの言葉に二人は意味が分からず?マークが浮かんでいる様子だ。ルミナスは一度離れ、ハーティエルバトンを取り出しルミナスの『あの技』をV3に向かって放つ

 

ルミナス「ルミナス!!ハーティエル!!アンクション!!」

 

ルミナスの放った『ハーティエルアンクション』は見事V3に命中し、V3の体が虹色に輝きV3自身も技を受けた直後、体中に力が漲ってくる感覚があった。かつてダブルライダーが自分宛てに四国にまで送ってくれたメダルを装着した時のように・・・

 

ルミナス「今です!!」

 

V3 「良し!!逆ダブルタイフーーン!!」

 

V3は逆ダブルタイフーンを放ち、車は爆発し粉々となった。肝心のV3は空中に跳び無事着地するとある事に気付く。自身がまだ『仮面ライダーV3』に変身しているままだという事だ。

いつもならエネルギー切れで使用直後は変身が強制解除されているはずだというのにエネルギー切れを起こしていなかったのだ

 

V3 「これがルミナスの力か・・・」

 

二人 「V3!!」

 

V3 「すまない二人共。おかげで助かった」

 

ルミナス「V3。結城さんは?」

 

V3 「結城君はデストロンに騙されている。囚われた子供達のために・・・俺は結城君を助けに行く。二人はデストロンに捕らえられた子供達を救出してくれ」

 

ドリーム「yes!!」・ルミナス「分かりました!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、デストロンのアジトにて『結城 丈二』はサイタンクの先導で案内されていたが「ここで待て」と止められ結城を置いて先に進んだサイタンクを追いかけようとすると扉が閉まり『結城 丈二』は閉じ込められてしまった

 

ヨロイ元帥「ふっふふふっ・・・」

 

結城 「ヨロイ元帥!?」

 

ヨロイ元帥が壁の先に現れ閉じ込めた結城の事を鼻で笑いながら「裏切者の処刑だ」と閉じ込めた部屋の仕掛けを作動させて棘(とげ)付きの壁をゆっくりと結城に向けて進めていく。

『棘が刺さる』+『壁に押しつぶされる』のダブルパンチで絶体絶命のピンチに結城は死を覚悟しながら最後の懇願(こんがん)をヨロイ元帥にする

 

結城 「良し!!俺の事はあきらめよう。死んでもいい!!せめて子供達は返してやってくれ!!頼む!!」

 

ヨロイ元帥「せいぜい吠えろ。念仏代わりに聞いてやる」

 

結城 「ヨロイ元帥!!貴様と言う奴は!!」

 

死にゆく者の最後の願いですら嘲笑い『結城 丈二』の最後をこの目で見てやろうと意気込むヨロイ元帥であったが、警報が鳴り、戦闘員が内容の報告に来たことでヨロイ元帥もそっちに意識を向け、内容を聞いたヨロイ元帥は歯を食いしばり、戦闘員から聞いた名前の人物達に怒りを覚える

 

戦闘員A「大変です!!キュアドリームとシャイニールミナスが訓練場で暴れまわっています!!」

 

ヨロイ元帥「何ぃっ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドリーム「はあぁぁっーー!!」

 

ヨロイ元帥の元に来た戦闘員Aの報告通り、訓練場にドリームがトルネードを駆って現れ子供達を取り囲む戦闘員達を追いかけまわし子供達と戦闘員を引き離していく。崖の方にも控えていた戦闘員には別ルートから訓練場に潜入していたルミナスが対応しておりルミナスは肉弾戦を繰り広げていた

 

戦闘員B「キキィ!!」

 

ルミナス「ふっ!!はぁっ!!」

 

戦闘員B「キキィ!?」

 

ルミナス「皆逃げて!!」

 

繰り出された戦闘員Bの右フックを両手で受け止め、崖に向かって振り回し、戦闘員Bを崖から落として子供達に「逃げろ」と叫ぶ。ドリームが戦闘員達を引き離した事で子供達も身動きが取れるようになったこともあり、子供達はドリームの先導に従って訓練場から逃げていくのを見たルミナスも更に現れた戦闘員と再び戦闘を開始する

 

戦闘員C「キキィ!!」

 

ルミナス「ふっふっ!!ふっ!!はぁっ!!」

 

戦闘員C「キキッ!?」

 

戦闘員D「キキィ!!」

 

ルミナス「・・・はあっ!!」

 

戦闘員D「キキャッ!?・・・・・・」

 

ルミナス「・・・はぁっ!!」

 

戦闘員Cの繰り出す槍の突き二発を数歩下がる事で避け、槍を掴み左足を伸ばして腹部に蹴りを入れ戦闘員Cは背中を向けながら転倒し、戦闘員Cの槍を奪って背後にいた戦闘員Dとの槍の攻防が2回繰り広げられルミナスが咄嗟に槍を戦闘員Dの腹部に突き刺し、一瞬の間の後戦闘員Dは崖を落ちていく。槍を捨てたルミナスはその場でジャンプして着地した先に止まっていたトルネードにエンジンをかけ、ドリームと子供達の後を追うためこの場を後にするのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヨロイ元帥「何ぃっ!?ぬぅぅっ~処刑は後回しだ!!」

 

一度時は戻りヨロイ元帥の「何ぃ!?」のセリフの後・・・よほど『結城 丈二』の最後をこの目で見たかったのか『結城 丈二』を殺すための部屋の仕掛けを止めてしまい訓練場に足を運ぶ。それからほんの数秒後であろうか、奥から現れた戦闘員2名ほどが吹き飛ばされてきて壁にぶつかり倒れていき、更に奥からV3が姿を現すのであった

 

結城 「V3!?」

 

V3 「少し我慢してくれ、とおっ!!」

 

V3は結城のいる部屋の扉をライダーチョップで破壊し、結城は部屋から脱出する。それには安堵した結城であったが、結城はすぐに子供達に意識を向ける

 

結城 「V3!!子供達は!?」

 

V3 「安心しろ。子供達はドリームとルミナスが助け出している。我々もここを脱出するぞ」

 

結城 「何故僕も助ける?俺は君をはめたんだぞ?」

 

V3 「君は俺の仲間だからだ」

 

結城 「僕が仲間?」

 

V3 「うん。私だけではない。立花のおやっさんやライダー隊の皆。のぞみやひかりも、君の仲間だ」

 

結城 「・・・・・・」

 

V3 「脱出するぞ?しっかり掴まれ!!・・・とおっ!!」

 

V3は結城の問いに答え終わると、結城の体をしっかり掴みその場でジャンプする。天井は破かれ二人はデストロンのアジトから無事脱出する事に成功する。その後訓練場から戻ってきたヨロイ元帥はもぬけの殻となったこの場所を見てV3にしてやられたことに怒りを覚え、壁を殴りつけ怒りを爆発させていたのだった・・・・・・

 

 

 

 

 





デストロンの罠にはまり窮地に立たされるV3。デストロンと風見との間で心が揺れ動いていく結城丈二の下した決断とは?

窮地の中キュアドリームの新たな技が強敵サイタンクに炸裂する!!V3の必殺キックをことごとく跳ね返すサイタンクに勝機があるのだろうか?・・・

次回『さらばドリーム。また会う日まで』

『スカイライダー』の章にて、ライダー1号とアマゾンのライダースターカラーペンをどちらに使ってもらうか?

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