突如現れたオルーバを退けた一同は『李 小狼(り しゃおらん)』の住むマンションへと移動し、その道中簡単に自己紹介を済ませ、マンションに着くと目を覚ました『のぞむ』を加えて更に『和美 ゆい』達が『プリキュア・トロピカルパーティー!』での出来事を通して『李 苺鈴』や『魔法つかいプリキュア!』と出会い・『木之本 さくら』が魔法使いであること・さくら達の学校の教育実習生である『夢原 のぞみ』がかつてキュアドリームとして戦っていた事・その『夢原 のぞみ』が説明してくれた『ダークドリーム』の事を一同は情報を共有し、再会を喜んでいるゆい達の姿もあったのだった
苺鈴 「へぇ~あの時の怪盗があなたなんだ?」
あまね「あぁ。その節は君達にも本当に迷惑をかけてしまったな?すまなかった」
みらい「頭を上げてください!?」
リコ 「そうです!?私達も気にしてませんから!?」
ことは「うんうん!!」
苺鈴 「操られてたんでしょ?仕方ないわよ?でもジェントルーだった頃の力があったからあの時『暗黒大使(あんこくたいし)』から皆を助けられた。感謝しかないわよ?」
あまね「そう言ってもらえると助かるよ?これからは私もゆい達と共にプリキュアとして戦って、罪を償っていくつもりだ」
苺鈴 「まぁでも菓彩さん?」
あまね「あぁそれなのだが、気軽に『あまね』と呼んでくれ?敬語もいらない」
苺鈴 「そう?なら遠慮無く。改めてよろしくねあまね?」
あまね「あぁ」
握手をした苺鈴とあまねを見てその光景に微笑む一同であったが、次の苺鈴の行動に一同は驚きの後に呆れてしまった
苺鈴 「まぁでも言葉だけじゃなくて、誠意も見せて欲しいわね?」
あまね「誠意?どんなふうに?」
あまねが頭上に?マークを浮かべている間に隣に座っている苺鈴はあまねの顎(あご)を『くいっ』と持ち、苺鈴とあまねの顔が近い
苺鈴 「『ご奉仕』でもしてもらおうかしら?」
あまね「ごっご奉仕!?」
あまねの脳裏にはR-18指定に入りそうな光景が浮かび、以前迷惑を掛けた一人として真面目な性格も合わさって本当に意を決した感じで「分かった」とつぶやいている
あまね「それで君の気が済むのなら!!」
苺鈴 「わぁーー!?止めて止めて!?冗談だって!?冗談だから!?」
頬を真っ赤にしながら上着を脱ごうとしたあまねを慌てて苺鈴とゆいが止めに入り、流石に冗談が過ぎたので苺鈴に向かって一同から呆れた視線が突き刺さっていた
ゆい 「もぉ~苺鈴ちゃんやりすぎだよ!?あまねちゃん真面目なんだからさ?」
苺鈴 「ごめん。まさか本当に脱ぐとは思わなくって?」
みらい「苺鈴。そんなんだから『ちゆ』ちゃんに『女ったらし』って言われるんだよ?」
苺鈴 「うっ!?」
ことは「苺鈴?」
苺鈴 「ぇっ?あの『ことはさん』?あの肩を掴むこの手は何でしょうか?痛い痛い!?っていうか顔は笑ってるけどなんか怖い!?怖いんですけど!?」
ことは「うふふふふっ・・・・・・」
苺鈴 「あからさまにその笑い怖いんですけど!?っていうか声の雰囲気がキュアフェリーチェなんですけど!?」
と、『ことは』と何故か『知世』にまで苺鈴は無言の恐怖を植え付けられ、一人床に正座し、『私はいたずらが過ぎました』と書かれたプレートを首から下げられ、ことはが魔法で作ったらしいギャグボールで口も塞がれ、余計な事をしばらく喋られなくされてしまい、とてもシュールな光景だ・・・
小狼 「本当に妙な光景だな?」
さくら・ララ「うん」
のぞみ「あははは・・・ところでそろそろ色々皆聞きたい事があるんじゃないかな?」
あまね「あぁそうでした。まず『平行世界』からやってきた私達の事から話しても?」
のぞみ「良いよ?聞かせて?」
あまね「ありがとうございます・・・そもそも平行世界から私達がやってきたのは・・・ゆい。すまないが君が説明してくれないだろうか?」
ゆい 「えっ?私?」
あまね「この世界に来る事を提案したのは君だからな?だから頼む」
ゆい 「そういう事なら分かった!!アタシから説明するね?私達、苺鈴ちゃんに聞きたい事があってきたんだ?」
名前が出たので「私?」と自分に指を指す苺鈴
ゆい 「私達の前に突然『ブラックサタン』って組織の怪人のえっと・・・何だっけ?」
あまね「デッドライオンだ?」
ゆい 「そう!!それ!?」
「んっー!?んっー!?」と口枷のせいで喋れない苺鈴。このままでは話が進まないため、ゆいとあまねはことはと知世に目配せしてアイコンタクトを取り、二人から口枷を外す許可が下りたため、苺鈴は「やったー!!」と言わんばかりに口枷を外してやっと自由に呼吸が出来るようになった
苺鈴 「はぁ~やっと喋れる?んでっ?ゆい達の時代にブラックサタンのしかもデッドライオンが現れたって?」
ゆい 「そうなの?ほら前に暗黒大使の時にヒーリングガーデンで色々教えてくたでしょ?『仮面ライダー』の事?」
あまね「前に私もジェントルーだった頃にバダンと戦った記憶が残っていたから似たような連中だと思ってな?そこでゆいから君が『仮面ライダー』について敵についても詳しいという話を聞いてな?そこで私達は君を訪ねてきたっという訳だ」
みらい「あれ?じゃあここねちゃんとらんちゃん・・・マリーさんは?」
あまね「皆には元の世界に残ってブラックサタンの情報を集めてもらっている。だからここに来たのは私とゆい・コメコメとララとフワとプルンスだけだ」
ララ 「事情は聞いたけど、私のロケットはタクシーじゃないルン?」
ゆい 「ごめん。でもこっちの世界に来るには他に方法が無くってさ?」
ことは「あれ?ユニは?」
ララ 「ユニは丁度遠出してたからこれなかったルン。泊りがけらしいけど・・・」
苺鈴 「事情は分かったわ?でも参ったな?よりによってデッドライオンか・・・」
ゆい 「そんなに厄介な相手なの?デッドライオンは?」
あまね「確かに強敵だった・・・私の技もかき消してしまったしな?」
苺鈴 「正直言って・・・分からないのよ?」
あまね「分からない?」
苺鈴 「それが・・・デッドライオンは仮面ライダーストロンガーと決着がつかなかった大幹部なのよ?」
あまね「決着がつかなかった?」
ゆい 「そうなの?」
苺鈴 「デッドライオンは、私達の世界の物語の中の『仮面ライダーストロンガー』ではたった3話しか登場しなかった大幹部なのよ?しかも初登場は番組の終わるほんの数分だけ?しかもブラックサタンが壊滅する話では良く分からない内になんか・・・自然消滅したっていうか?」
あまね「すまない。聞いておいてなんだが、話が良く見えない?」
苺鈴 「そうね?・・・なんて言ったらいいのかしら?」
のぞむ「・・・デッドライオンは死んだ・・・私達はそう思っていた・・・」
苺鈴 「『私達』?」
あまね「そういえば君はやたらとブラックサタンの名に反応していたな?君はブラックサタンを知っているのか?」
のぞむ「えぇ知ってる。私は1975年で『城 茂』・・・『仮面ライダーストロンガー』と一緒にブラックサタンと戦っていたのだから?」
あまね「何!?」
苺鈴 「でも変じゃない?だってこの世界は『仮面ライダーが実在しない世界』なのよ?って言う事はあなたは平行世界の壁を越えてきたって事よ?しかも時代まで超えてさ?」
のぞむ「さぁね?そんな事、私の方が知りたいわよ?私は気が付いたらこの世界に来ていたんだから?」
リコ 「ねぇもう一つ気になってるんだけど?あなたはさっきのオルーバって人を見て『デルザー軍団』って言ってたけど?」
のぞむ「あいつはブラックサタンが壊滅した後に現れた『デルザー軍団』の一人よ?実際私達の前にあいつは現れた・・・もっとも、さっき会ったのはどうやらこの世界のオルーバだったみたいだけど?」
リコ 「どういう事かしら?もしかしてあのオルーバって人もしかして私達の世界でも40年以上前から活動していたんじゃ?」
苺鈴 「どうかしらね?もしかしたら本来未来の世界の住人のプリキュアが過去の世界で仮面ライダーと交わった事で歴史に分岐(ぶんき)が起こったのかも?前にキュアブラックとキュアホワイトから時空を超えてライダー1号・2号と一緒に過去で戦ったって話も聞いたことあったし?」
リコ 「成程?」
のぞむ「とにかく私達はブラックサタンの大首領を倒して、デルザー軍団と戦っていた。でもまさか生き残りがいたなんて・・・」
あまね「・・・苺鈴。すまないが、もう少し詳しい情報を教えてくれないだろうか?今は出来るだけ情報が欲しい」
苺鈴 「それならこれを見て?」
阿吽(あうん)の呼吸とでも言えばいいのか?タイミング良くタブレットを苺鈴に手渡した知世。苺鈴はインターネットで『仮面ライダーストロンガー』の動画を検索し24話の最後・25話~26話を鑑賞し、苺鈴が教えられる限りのデッドライオンの情報を伝え、苺鈴の言った『自然消滅』の意味がなんとなく理解できたようだ?
あまね「成程。この後は一切触れられないのであれば確かに自然消滅だな?」
ゆい 「ねぇねぇ?この後ストロンガーどうなっちゃうの?『ゼネラル・シャドウ』って本当に何者?」
のぞむ「この後すぐ、私達もデルザー軍団との戦いが始まったわ。ユリ子・・・奴らさえいなければ、私がもっと強ければあなたを・・・」
苺鈴 (そっか・・・タックルは物語の通りに・・・)
一通りブラックサタンの情報を知る事が出来たからか?『和美 ゆい』のお腹の虫が鳴り、時刻もお昼に近かった
ゆい 「ハラぺこった~」
苺鈴 「相変わらずね~?」
あまね「まぁ仕方が無いさ?何せブンドル団にブラックサタンそれにこの世界に来て早々デウスマストだったな?その手先と戦ってずいぶんカロリーも消費している」
苺鈴 「しょうがない。折角だし、何か作りますか?『腹が減っては』だし?」
ゆい 「えっ!?いいの!?やったぁー!!苺鈴ちゃんの手料理ぃ~!!」
苺鈴 「何言ってんの?手伝いなさい?」
ゆい 「はぁ~い」
苺鈴 「小狼。冷蔵庫の食材悪いけど使っちゃうわね?」
あまね「私も手伝おう」
という事で台所もそんなに広い訳ではなかったため、苺鈴とゆい・あまねの3人で調理を始める。他のメンバーはお皿を出したり、食べる準備を進めていく。
そんな中、のぞむはどこか難しい顔をしながらベランダで外の光景をぼんやり見つめていた・・・そんなのぞむが気になったのか、のぞみが隣にやって来ていた
のぞみ「まさかあなたとこうやって街の景色を見れる日が来るなんてね?なんか信じられないや?」
のぞむ「・・・あなたはあんまりあの頃から変わらない感じね?背は伸びたみたいだけど?」
のぞみ「あぁ!?ひどい!?これでも私はもう昔の私じゃないんだよ!?」
のぞむ「ほんとかしらね?何せ、私はあなたのコピーだし?記憶もコピーされてるのよ?」
のぞみ「うん。そうだね?でもそれはやっぱり今の私じゃない。もう過去の私・・・私は今よりももっといい私に成長し続けたい。ううん。成長し続ける」
のぞむ「そういう感じ。やっぱり昔と変わらない。あの頃とほとんど同じじゃない?私のオリジナルとは思えないわね?」
のぞみ「そうだよ?」
のぞむ「え?」
のぞみ「『私の記憶をコピーしてる』って言ってたけど、どこか他人事のように私の事を語ってる。記憶をそのままコピーしたのにさ?」
のぞむ「そういえば・・・」
のぞみ「やっぱり私とあなたは違う。コピーなんかじゃない。私は『夢原 のぞみ』。そしてあなたは『夢原 のぞむ』。全く別の人間なんだよ?」
のぞむ「・・・そっか・・・そういえば茂もこの『のぞむ』って名前をくれた時に『私』を意識してくれてたわね?」
のぞみ「ねぇ?ずっと気になってたんだけど聞いてもいいかな?」
のぞむ「何?」
のぞみ「昔・・・『鏡の国』でシャドーと戦った時、あなたは私を庇ってクリスタルに戻った・・・あなたという存在は確かにあの時死んだはず・・・それがどうして今頃になって甦ることが出来たの?」
のぞむ「ぇっ?私があなたを庇った?私そんなことしてないけど?」
のぞみ「えぇっ!?でも確かにあの時・・・」
のぞむ「そっか・・・この世界での私ってあなたを庇って死んだのね?」
のぞみ「あなたの世界では違ったの?」
のぞむ「えぇ違う・・・折角だから教えてあげる。私の過去を・・・ストロンガーと出会うまでの私を・・・」
次回『ifの世界・その1』(仮)
『スカイライダー』の章にて、ライダー1号とアマゾンのライダースターカラーペンをどちらに使ってもらうか?
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