これは、『プリキュア5』にとって大きな分岐点となって出来事に『もしも』の未来が流れた先の物語・・・・・・
カワリーノ「おはようございます。本日の業務の前に我が社に入社した新しい社員をご紹介いたします」
ここは『ナイトメア』本社。カワリーノがそう言って連れてきたのは絶望の仮面を着けた5人の少女。『プリキュア5』であった
プリキュア5は絶望を打ち破り、新たな力を得てギリンマを倒して、今回の一件をハッピーエンドで終えた。
しかし、もしも?絶望に負け、五人ともあのままナイトメアに入ってしまっていたら・・・これはそんな世界での出来事であった・・・・・・
あれが『プリキュア5』・・・ふふっ!!・・・
カワリーノ説明の最中、絶望の仮面を着けるプリキュア5を見て、不敵な笑みを浮かべるナイトメアの社員の一人『シャドー』の姿もそこにあったのだった・・・・・・
それからどれほどの時が流れただろう?数か月かもしれない?場所は地球ではない・・・宝石のような輝きを放つ物が無数に存在する世界『鏡の国』の城にシャドーはいたのだ
シャドー「ようやくよ?ようやく全世界は私のモノに・・・ふふふっ」
玉座に腰掛け、不敵な笑みを浮かべるシャドー・・・その手には『ドリームコレット』が握られ、目的がもうじき叶うらしい?しかし、城が振動で揺れ、壁をぶち破る何か巨大なモノが現れたのだ?
シャドー「ギリンマ!?」
黒いカードの仮面を着け、元の姿に戻れなくなったうえに理性も失ったギリンマが城を破壊し、その後ろからハデーニャやブラッディといった本来の世界ではプリキュア5と戦ったナイトメア社員が次々と城の中に入り込み、シャドーは気が気でない様子だ?
アラクネア「久しぶりねシャドー?」
シャドー「あ~ら久しぶりね?揃いも揃って何の用?」
アラクネア「白々しい。ナイトメアから奪った物を返してもらいに来たのよ?」
シャドー「さぁ?何のことやら?」
アラクネア「とぼけるつもり?そのドリームコレット以外に何があるのかしら?」
シャドー「あら?これは私の物になる予定だったのよ?だったら『返せ』っていうのはおかしいんじゃないの?」
アラクネア「同期のよしみよ?すぐにそれを渡しなさい?そうすれば楽に始末してあげる?」
シャドー「嫌だって言ったら?」
『力づくで!!』と言わんばかりに怪人体に変身したアラクネア。構えていたギリンマも再び動き出そうとする。するとシャドーの背後からゆっくりと現れた5つの影があった
シャドー「アラクネア。何でアタシがわざわざ『鏡の国』に拠点を作ったと思う?」
アラクネア「ピンキーを一気に集めるためでしょ?鏡の国の力を使えば欲しい物を取り寄せられるものね?」
シャドー「それもあるけど、もう一つ?アタシに忠実で、最強の僕(しもべ)を作るためよ?ナイトメアであの5人のDNAを手に入れる事が出来たのは思わぬ収穫だったわ?さぁ行きなさい!!アタシだけのプリキュア!!」
シャドーの背後にいた5つの影。『ダークプリキュア5』は襲撃してきたナイトメア社員達に向かって行き、鏡の国の城は無残なまでに破壊されていったのだった・・・・・・
『鏡の国』の戦いから数日は経っただろうか?プリキュア5が『エターナル』と戦うようになってから集まるようになった新しい方のナッツハウスにボロボロのローブマントを羽織った一人の少女が訪れていた・・・
少女 「地図だと確かこの周辺のはず・・・ぁっ!?アレかしら?」
ボロボロの地図を片手に彷徨う少女の視線の先には目的地であるその新しい方のナッツハウスが見え、距離が離れていたため急ごうとしたが、足を進め始めた直後、ナッツハウスから爆発が起こり、少女はナッツハウスに急行するのだった・・・・・・
少女 「待て!!」
湖の上に建てられた橋の先に蜘蛛の女怪人つまり『アラクネア』が立っており、その体には微量だが血痕のようなモノもちらりと見えた。それが誰の『血』なのか心当たりがあったのか、声を荒げてアラクネアと対峙している
アラクネア「あら?『偽物』がまだ一人残っていたのね?もう全員くたばったかと思っていたけど?」
少女 「五月蝿い!!シャドー様はどうした!?」
アラクネア「あいつなら・・・始末してやったわ?この手でね?」
Dドリーム「貴様!!シャドー様の仇だ!!この『ダークドリーム』があなたを倒す!!」
ローブマントをはぎ取り『ダークドリーム』が姿を現し、怪人体のアラクネアと対峙する。
ダークドリームは駆け出し、拳を振るうが、アラクネアはジャンプし、一気に距離を離す。それを追っていくかのようにダークドリームもジャンプし、二人の距離は再び縮んで行き、戦いは橋が架かっていた場所から反対方向へと移っていた
アラクネア「ふっふふふふ!!」
Dドリーム「ちょこまかと!?」
アラクネアはダークドリームを中心に回り始める。その速度は速く、まるで分身の術でもされているかのようだ?ダークドリームは目の前のアラクネアに飛び掛かるが、空振り、アラクネア
は余裕なのか?背後に立ち、ダークドリームをあざ笑っている
Dドリーム「このぉー!!」
互いに向かい合う両者。アラクネアが右に動けばダークドリームも同時に動き、左に動けばダークドリームも追って左に動く。両者が同時に手と手を掴み力比べのような状態であったが、ダークドリームはアラクネアを180°回転させ、背中を抑え、バックドロップのような体勢で投げ飛ばす。しかしアラクネアは頭を打つことなく着地し、反撃しようとしたが、先にダークドリームがアラクネアの頭部を右フックで数発殴った事でアラクネアは転倒する
アラクネア「ふん!!」
アラクネアは背中の蜘蛛の足から糸を噴射し、ダークドリームの体を絡めとってしまう。アラクネアは勝利を確信したが、そんなに甘い相手ではないらしい?
ダークドリーム「こんなの効かない!!」
ダークドリームは力が入りづらい状態のはずだというのにあっさりと引きちぎってしまい、動揺したアラクネアに向かって両足を地から浮かせ、回し蹴りでアラクネアの横顔を蹴り飛ばし、アラクネアは吹き飛ぶ。転倒は防いだが、痛みをこらえながらダークドリームに背を向け、駆けていく。逃げた先は最初にアラクネアが立っていた場所。湖の上に建てられた橋の上であった
アラクネアを追ってきたダークドリームは追い詰めたといわんばかりにアラクネアを睨みつけ、アラクネアはヒア汗を掻いているようだ?
Dドリーム「ダークネスアタァァッーク!!」
背中の蜘蛛の足から糸を出し、防御壁を展開し『ダークネスアタック』を防ごうとしたが、思わぬ威力に防御壁があっさりと貫通し、蝶々の形の穴がアラクネアの腹部に空き、体の状態を理解し・意識がもうろうとしたのか?後ろの方へとふらつき、足を踏み外して湖へと落ちていく。落ちた後、湖にはアラクネアの遺体が浮かび、美しいはずの湖も濃い赤い色が混ざった歪な状態になってしまった・・・
Dドリーム「仇は取りました。シャドー様・・・」
そうつぶやいた直後、破壊されたナッツハウスから物音が聞こえ「もしや・・・」と急ぎ駆け寄り、瓦礫をどけるとそこには瀕死(ひんし)のシャドーがかろうじてまだ息をしていたのだった
Dドリーム「シャドー様!?」
シャドー「ようやくなのね?全く遅いわよ?」
Dドリーム「申し訳ありません・・・シャドー様、すぐに病院に!!」
シャドー「見てわからないの?もうアタシはダメよ?」
シャドーの言葉通り、シャドーの受けたダメージは相当深く、確かにもう駄目だとなんとなく分かってしまうほどだ。こうなることを予想していたのか?シャドーは保険を掛けていたのかもしれない・・・
シャドーはダークドリームに一枚の地図を渡し、何とか気力を振り絞って言い残しておきたい事をダークドリームに伝える。自分の野望のための最後の言葉を
シャドー「ドリームコレットを奪い返しなさい?そして願いを叶えなさい?」
Dドリーム「願い?」
シャドー「この私『シャドーを全世界の支配者として蘇らせなさい』とね?」
Dドリーム「分かりました」
シャドー「いい子ね?・・・その地図の場所に行きなさい?こんなこともあろうかと用意していた物があるわ?上手く使いなさい?」
Dドリーム「分かりました」
シャドー「頼むわよ?うぅっ!?・・・・・・・」
シャドーの名を呼びながら体を揺さぶるがもう意識が戻ることは無かった・・・創造主を失い、悲しさを感じていたのか、数秒うつむき・暗くなっていたが、シャドーから受けた使命を全うするため、ダークドリームはシャドーから託された地図を広げ、場所を確認する。どうやら現在は廃工場となっている場所らしい?
Dドリーム「シャドー様・・・必ず使命を全うしてみせます・・・」
シャドーの遺体をそのままにして、ダークドリームは急ぎ、地図の場所へと急行する。ナイトメアの妨害が入る前にシャドーの残した『役立つ何か』を手に入れ、ドリームコレットを手に入れるために・・・・・・
次回『ifの世界・その2』
『スカイライダー』の章にて、ライダー1号とアマゾンのライダースターカラーペンをどちらに使ってもらうか?
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