仮面ライダー対プリキュア   作:狼と踊る男

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前回の話からですけど、この過去の話では流血ネタが結構あります。




『ifの世界・その2』

 

 

アラクネアに殺されたシャドーの残した地図の場所へとやってきたダークドリームは、廃工場の前に立ち止まり、改めて地図を見て、場所を確認している

 

Dドリーム「間違いない。ここにシャドー様が残した物が・・・」

 

廃工場に足を踏み入れ、中へと進んでいくダークドリームを茂みの向こうから見つめている二つの人影があった事にダークドリームは気付いていない・・・

 

廃工場の奥に分厚いビニールに覆われた何かが置いてあり、それをはぎ取ると、一台のオートバイが停めてあったのだ

 

Dドリーム「ピンクの・・・バッタ?」

 

ダークドリームの率直な感想はまさに『ピンクのバッタ』である。そのすぐそばの棚にはファイルが一冊置かれており、最初のページを開いたときに見たのは恐らくこのマシンの名前であろう?

 

Dドリーム「バトルホッパー?・・・何!?」

 

ダークドリームが驚いたのは廃工場が襲撃を受けたためだ。火花が無数に飛び散り、ダークドリームは急ぎ外へと出て、襲撃者の確認をすると、外には仮面を着けた赤と青の少女が立っており、ダークドリームはその少女二人の正体を知っていた物だから思わず名前を叫んでいた

 

Dドリーム「キュアルージュ!?キュアアクア!?」

 

ナイトメアの手先となったルージュとアクアは容赦無くダークドリームを襲い始める。ダークドリームは『夢原 のぞみ』のコピー。記憶も引き継いでいるからか『プリキュア5』の事もよく知っている。しかし、このルージュとアクアは『夢原 のぞみ』の記憶に無い技を使ってくる

 

アクア「プリキュア・・・サファイアアロー・・・」

 

ただのトリガーとして技名を喋るアクア。ルージュと肉弾戦を繰り広げるダークドリームに向かって、まるで味方事、撃ち貫くように水の矢を放ったのだ

 

ルージュ「プリキュア・・・ファイアーストライク・・・」

 

炎のボールを蹴り出すルージュ。そのボールを避け、距離を取ったダークドリームは構え、ルージュ・アクアは並び立ち、次の攻撃に備えているようだ?

 

Dドリーム「水の矢に炎のボール・・・『夢原 のぞみ』の記憶に無い技・・・あの機械か?」

 

構えながら二人をよく観察したダークドリームは、記憶を掘り起こし、絶望の仮面を着ける前のプリキュア5の姿を思い返し、現在の二人と比べてみる。すると、ルージュの右足とアクアの右手にベルトで固定した小さい機械が装着されており、どうやらこの機械で絶望の仮面によって本来のプリキュア5としての力を半減させてしまった状態を補っているようだ?

 

Dドリーム「希望の戦士が今は見る影も無いじゃない・・・いつまでも構ってられない!!喰らえ!!ダークネスアタァァッーク!!」

 

ルージュ「プリキュア・・・ファイアーストライク・・・」

 

ダークドリームの『ダークネスアタック』をルージュは『プリキュア・ファイアーストライク』で相殺し、爆発が起こる。煙の向こうからアクアの『プリキュア・サファイアアロー』が飛び出し、咄嗟に避ける事は出来たが、それから何発も矢が迫ってきてダークドリームは反撃の隙が無い・・・

 

Dドリーム「・・・なっ!?」

 

咄嗟に隠れた瓦礫の壁から少し顔を覗かせるが、その数センチずれた所に再び矢が刺さり、反射的に顔を引っ込ませ、どうするかを少ない時間の中で考えていた

 

Dドリーム「アクアの連撃とルージュのパワーに対抗するには私一人じゃ手が足りない・・・こんな時に他のダークプリキュアが生き残っていれば・・・」

 

『鏡の国』の一件で襲撃してきたナイトメアはアラクネア以外は倒す事が出来たが、シャドーも死んだ今、生き残っているのはダークドリームただ一人・・・

 

誰かを囮にして戦う事も出来たが、それも出来ない。今自分が死ねばシャドーの願いを叶える事が出来ないから迂闊な事も出来ない・・・どうする?打開策が浮かばない中、ルージュが放ったファイアーストライクでダークドリームが隠れていた瓦礫の壁が破壊され、その余波でダークドリームも吹き飛び転倒して隙が出来た。その一瞬で二人はダークドリームに迫り、左右からダークドリームを押さえ、捕まってしまうのだった

 

Dドリーム「離しなさいよ!?もぉ!!何とか言ったらどうなの!?」

 

ルージュ「・・・・・・」

 

アクア「・・・・・・」

 

Dドリーム「くぅ・・・シャドー様・・・バトルホッパーーー!!」

 

藁(わら)にもすがる想いでバトルホッパーの名を叫ぶと、それが起動のためのキーワードだったのか?工場の中にあった『バトルホッパー』のエンジンが付き、誰も乗っていないのに急発進する。バトルホッパーはひたすらルージュとアクアに捕まっているダークドリームに向かって行き、バトルホッパーを視界に入れたためか?二人はダークドリームを放し、バトルホッパーを

避けたのだ

 

ダークドリームのそばに停まったバトルホッパーを見て、まるでバトルホッパー自身がダークドリームを選んでいるかのように思え、ダークドリームはバトルホッパーにまたがり、

ハンドルを回していき、エンジンを吹(ふ)かしていく・・・

 

Dドリーム「行くわよ!!」

 

発進させたダークドリームは、その速度を利用して一気に二人と距離を縮める。相手がオートバイに乗っている事もあり、避けようと二人も動き出し、それを追うダークドリーム・・・

 

避ける最中、いつの間にか距離を稼がれたのか、離れた位置にいるルージュとアクアを狙ってバトルホッパーで突進するダークドリームに向かってルージュは反撃に打って出たようだ?

 

ルージュ「プリキュア・・・ファイアーストライク・・・」

 

ルージュのファイアーストライクは真正面からバトルホッパーとぶつかり、爆発が起こる。その炎の中にダークドリーム・バトルホッパーは飲み込まれている・・・絶望の仮面を着けているから表情は分からないが、これが仮面を着けていない本来の姿であればこれに笑みを浮かべ『勝った!!』と思っていたであろう・・・しかし、爆炎の中からオートバイのエンジン音が聞こえてきたため、動揺をわずかにだがしていたようだ?

 

Dドリーム「・・・・・・」

 

爆炎を突っ切ってきたダークドリームはバトルホッパーで二人に向かって体当たりを仕掛ける。しかし命中したのはルージュだけで、アクアは避けた。生身でオートバイと衝突したためか吹き飛び転倒するルージュは転がり終わっても起き上がらない・・・

 

アクア「・・・・・・」

 

今度はアクアに向かって突撃するダークドリームであったが、正面を走らせていたバトルホッパーから上空に跳び、アクアが跳んだダークドリームに注意を向けていた間にバトルホッパーが正面から迫る。それ何とか避けルージュの二の舞は避けられたが、起き上がると同時に空中にいたはずのダークドリームが目の前に着地し、アクアが弓を構えるよりも前にダークドリームの右手がアクアの左腕に向けて、突き出される

 

Dドリーム「ダークネスアタァァッーク!!」

 

ダークドリームの放ったダークネスアタックは弓を構えるアクアの左腕に命中し、左腕を失ってしまう。しかし、絶望の仮面の影響か?アクアは悲鳴の一つも上げず、足元がおぼつかない様子で、たまたまだったが倒れているルージュのそばにまでふらつき、アクアの足がルージュの体に引っかかりコケて、アクアも左肩から大量に出血して二人は『一生』再び体を動かすことが無かったのだった・・・

 

Dドリーム「すごい力・・・これがシャドー様が残した『力』・・・これさえあればドリームコレットを奪い返す事が出来る!!」

 

今のダークドリームに『城 茂』と共に『ブラックサタン』・『デルザー軍団』と戦っていた頃には見せてくれていた『心』は持ち合わせていない・・・だからであろう?『夢原 のぞみ』の記憶を持っていたとしても、目の前の『記憶の中では』仲間達のプリキュア5の悲惨な有様を自分がやったとしても顔色一つ変えず、まだ読んでいた途中のバトルホッパーの取扱説明書をもう一度読みあさっているなんて事が出来るのであろう・・・説明書を読んで、工場も爆発に巻き込まれた事もあってか、一緒にあったはずのヘルメットを探して、ダークドリームは廃工場を後にして、ドリームコレットを手に入れるためにナイトメア本社へと向かって行くのだった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キュアルージュ・キュアアクアとの死闘を潜り抜け、ピンクのバトルホッパーを乗りこなしながらダークドリームはナイトメア本社へと向かって行く

 

これがただのツーリングであれば気持ちいい運転であったであろうが、これから命を懸けた戦いへ向かうのだからそんな気分にはなれない・・・

 

荒野を走っていたダークドリームの周辺が突如爆発を起こす。どうやら地雷のようで、バトルホッパーを急停止させ周辺を見渡すと、左右の崖から黄色の小柄な少女・緑の少女つまり先の二人同様、絶望の仮面を着けたキュアレモネードとキュアミントが立ちふさがったという訳だ

 

Dドリーム「いちいち構ってられない!!」

 

ダークドリームはアクセルを回し、バトルホッパーのスピードで二人を振り切ろうとしたがレモネードが放ったらしい黄色のエネルギー状のチェーンがバトルホッパーの前輪・後輪に絡みつきいくらアクセルを回しても全く動かなくなってしまう。バトルホッパーによる振り切りが不可能と咄嗟に判断したダークドリームはバトルホッパーから空中に跳んで離れた所に着地し、いつの間にかキュアミントがダークドリームと距離を約2メートル以内には縮めていたのだ

 

Dドリーム「・・・ふんっ!!」

 

1秒にも満たない様子見を破り、ダークドリームとミントの左右の腕がX字に交差するように振り上げられ、3回は繰り返された攻防は互いに一歩ずつ距離を取り、ダークドリームの跳び蹴りをかわすミント。しかも着地と同時に放ったダークドリームの2回の回し蹴りもしゃがみ→後ろに跳び引く事で避けられ、ミントはダークドリームと再び距離を取る

 

レモネード「プリキュア・・・プリズムチェーン・・・」

 

レモネードとミントの腕にはアクアとルージュ同様機械が装着されており、半減してしまった力を補って技を放っている。レモネードは『レモネードフラッシュ』の力を収束させるようにプリズムチェーンを創り出し、鞭(ムチ)のように振るってダークドリームを襲う。それを側転してかわしていくダークドリームだがすべてを避ける事は流石に不可能だったようだ?

 

数発のムチ攻撃により肌に跡が残るほどのダメージが残る。傍(はた)から見てもかなり痛そうだ?

 

ミント「・・・・・・」

 

レモネードの攻撃が止んだ思ったら再びミントが現れ、向き直ったダークドリームはその場で空中に跳びライダーキックのような体勢のキックを叩き込もうとするがミントの『守る力』は驚異のようだ?緑色の円のエネルギーのバリアを展開し、ダークドリームのキックを防ぎ、おまけにダークドリームをはじき返してしまうのだから?転倒したダークドリームはよろつきながらも立ち上がり、ミントはすかさず次の攻撃に移るようだ?

 

ミント「プリキュア・・・エメラルドソーサー・・・」

 

Dドリーム「ダークネスアタァァッーク!!」

 

ミントが放ったのは『プリキュア・エメラルドソーサー』であった。ミントの場合は全方位の『ミントプロテクション』を範囲を絞って強固なバリアにしたっといった処であろうか?

ミントのエメラルドソーサーとダークドリームのダークネスアタックがぶつかるが、エメラルドソーサーがダークネスアタックを切り裂き、咄嗟に避けたダークドリームはその切れ味に恐怖し、自身の技が通用しない事に多少の焦りも感じている

 

レモネード「プリキュア・・・プリズムチェーン・・・」

 

ミントに集中し過ぎたのか?レモネードのプリズムチェーンに体を絡めとられてしまい、身動きが取れない。しかもアラクネアの糸と違って引きちぎれないときのだからさぁ大変!?

 

Dドリーム(まずい!?どうする?そうだ!?あの切れ味を利用すれば!!)

 

ダークドリームは腕を構えるミントを見て『狙うならこれしかない!!』とミントとレモネードに交互に意識を向け、恐らく一度切りのチャンスを逃さないようタイミングを見計らっているようだ?

 

ミント「プリキュア・・・エメラルドソーサー・・・」

 

Dドリーム「今だ!!」

 

エメラルドソーサーが投げられた瞬間、ダークドリームはチェーン事レモネードを引っ張り、ピーンと伸びたチェーンをエメラルドソーサーが切り裂く。そうして体の自由を取り戻したダークドリームは巻き付いたチェーンを放り投げ、完全に体の自由を取り戻し、レモネードに向かって駆け出していく

 

Dドリーム「やぁ!!はぁ!!たぁ!!はあっ!!」

 

レモネードとの距離が歩幅1歩分までに縮むと同時にレモネードの頭部に向かって左右から拳を合計4発叩き込み4発目でレモネードは転倒してしまう。しかしすかさず立ち上がり、プリズムチェーンを放ち、ダークドリームの右腕に絡ませるが、その場で回転をはじめ、レモネード事チェーンを振り回し、遠心力を加算してミントの方へとレモネードを投げ飛ばす

 

ミント「プリキュア・・・エメラルドソーサー・・・」

 

ミントはレモネードを助けるどころか、お構いなしにエメラルドソーサーを投げ飛ばし、ミントの方へと飛んでいくレモネードの胴体を切断してしまいレモネードの上半身と下半身が大量の血を流しながら地に落ちる。しかし敵であるダークドリームも特に気にする素振りも見せる事無く『ダークネスアタック』のエネルギーの蝶を具現化し、羽を掴むとまるでウルトラマンの『八つ裂き光輪』のような構えでその蝶々を迫るエメラルドソーサーに向かって投げ飛ばす

 

Dドリーム「ダークネス手裏剣!!」

 

二つの光輪がぶつかると同時に互いに弾け飛び、明後日の方向に散乱していく。それに構う事無くダークドリームは再びダークネス手裏剣を創り出し、短剣のように扱っているのか?

手に持ったままミントへと向かって行き、ミントも迎え撃つように次弾のエメラルドソーサーを創り出しているが、ダークドリームの向かってくる速度も速い・・・

 

ミント「プリキュア・・・エメラルド」

 

Dドリーム「遅い!!」

 

ダークドリームがミントの横をダークネス手裏剣を振るいながら通り過ぎ、数秒の間の後、ミントの胸から大量の流血が見られ、そのまま正面に倒れレモネード同様『二度と』動き出すことは無かった・・・

 

レモネードも倒れた事によりプリズムチェーンの鎖も消滅し、バトルホッパーは再び走行可能となった。ダークドリームはヘルメットを再びかぶり、アクセルを回す前にミント・レモネードの死体を一見し、その場をバトルホッパーで後にするのだった

 

Dドリーム(4人のプリキュアは倒れた。残るは・・・キュアドリーム・・・)

 

 

 




次回『ifの世界・その3』




ダークドリームはのぞみのコピーなのだから13か14歳でしょ?何でオートバイ運転できるの?という細かい事はこの際気にしないでください。オリジナルの世界ですし、そこはダークドリームですから「なんか出来そう」と雰囲気的な感じです。それにこの時点ではまだ『闇』よりの状態ですから法律とかを気にする状態ではないですから?

『スカイライダー』の章にて、ライダー1号とアマゾンのライダースターカラーペンをどちらに使ってもらうか?

  • スター×1号・ミルキー×アマゾン
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