仮面ライダー対プリキュア   作:狼と踊る男

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『ifの世界・その4』

 

 

 

 

カワリーノ「ぶほぉっ!?いきなり現れて暴力とは感心しま」

 

Dドリーム「黙れ!!」

 

再びナイトメア本社へと足を踏み入れたダークドリームは、何処を通ってきたのか?最上階に近い階までやってきており、そこで待ち構えていたカワリーノに有無(ゆむ)をも言わさずに容赦無く右ストレートを顔面に叩き込み『黙れ!!』の叫びと共に、『プリキュア・ダークネスアタック』をカワリーノの胸部にゼロ距離で叩き込み、カワリーノの胸部には蝶の形の穴が開いていたのだ

 

カワリーノ「まだ・・・話してる、途中だっ・・・ってのに・・・」

 

あっけないカワリーノの最後に、近くでダークドリームに恐怖を覚えていたブンビーはダークドリームに胸倉を掴まれ恐怖をさらに増していた

 

Dドリーム「ドリームコレットは何処?」

 

ブンビー「あぁあぁっその!?ドリームコレットはデスパライア様が!?」

 

Dドリーム「やっぱりか・・・じゃあデスパライアは何処!?」

 

ブンビー「ひぃぃっ~!?わわ分かった!?話す!!話すからその光ってる手を向けないで!?」

 

Dドリーム「何処!?」

 

ブンビー「そっそこの階段を上った先の最上階の部屋だよ!?」

 

情報を聞き出したダークドリームはブンビーを放し、ブンビーは身の危険を感じたからか?ナイトメア本社の入口へと走っていく。どうやら逃げるつもりのようだ?

 

ダークドリームはブンビーから聞き出した情報通り、階段を上っていき、デスパライアが待つ最上階へと足を踏み入れたのだ

 

Dドリーム「デスパライア・・・」

 

ナイトメアの社長兼首領の『デスパライア』が四次元空間ともいえる闘技場にただ一人背の高い椅子に腰かけていたが、ダークドリームの姿を視界に入れると椅子から立ち上がりダークドリームを迎え撃つ姿勢のようだ?

 

デスパライア「最後のピンキーを渡してもらう」

 

Dドリーム「断る!!」

 

短いやり取りではあったがシンプルだ。交渉決裂。デスパライアから伸びていった影が人の形を形成し、無数の『影の戦闘員』が現れまずはこの戦闘員達と戦わなければいけないらしい?

 

一斉にかかってくる影の戦闘員達は容赦無く・息をもつかさない連続攻撃でダークドリームに向かってくる。全方位からの攻撃で避けるだけでも大変だが、ダークドリームはそれらを防ぎながらもカウンターを確かに決めていく。その攻防は激流のように速い。しかし、上半身が破裂する個体はいるが、すぐに再生するようで『イタチごっご』だ

 

Dドリーム「プリキュア!!ダークネスアタァァッーク!!」

 

空中に跳んだダークドリームは『プリキュア・ダークネスアタック』を一体の影の戦闘員に当てるが、必殺技でも影を消し去ることが出来なかったようで、顔をしかめており、着地すると同時に再び全方位360°から一斉に影達が襲い掛かってくる

 

Dドリーム「だあぁぁっー!!」

 

影達をうっとおしく感じたのか?ダークドリームの叫びと共に放たれた拳は地面に炸裂し、半径10メートルぐらいだろうか?それぐらいのクレータが出来上がり、破片に乗って影達も宙に浮かび地面から離れた影達は空中で破裂し、数が減った。今のデスパライアはドリームコレットを使う前なので年老いた体だ。そのため影達は地面から離れると破裂してしまう弱点があったのだ。もちろん初見のダークドリームはそんな事知る訳も無い。

 

Dドリーム「良く分からないけどチャンス!!これでも食らえ!!プリキュア!!ダークネスアタァァッーク!!」

 

クレーターから平地へと飛び移ったダークドリームは直線上にいるデスパライアに向かって『プリキュア・ダークネスアタック』を放つが右手で蝶を掴み、握りつぶしてしまう瞬間を見て顔をしかめる。なにせ自身の最強の技を簡単に破られたのだから?

 

デスパライア「希望の戦士をコピーして作られた力とはそんなものか?」

 

Dドリーム「私一人の力ではデスパライアには通じないの!?こんな時、プリキュア5なら力を合わせて戦ったでしょうに・・・そうだわ?私がキュアドリームのコピーとして作られた存在なら『アレ』が使えるかも?・・・『希望の蝶』よ!!私に力を貸して!!」

 

ダークドリームの想いに応えたのか?荒野でミルクと共に眠るキュアドリームの遺体のピンキーキャッチャーから光が溢れ、やがて一匹の蝶となる。まだプリキュアになる前の『夢原 のぞみ』の元に、後にピンキーキャッチャーとなるはずだった『希望の蝶』となってナイトメア本社へと飛んでいく

 

Dドリーム「うぅっ!?」

 

舞台はコロシアムに戻り、デスパライアとの距離を縮めようとしたダークドリームは衝撃波のような力で吹き飛ばされ地を転がる。これまで連戦だったこともありダメージの蓄積も相当・・・起き上がろうとするも、中々起き上がれない

 

デスパライア「つまらん・・・もう終わりか?」

 

Dドリーム「まだよ・・・まだ終わってたまるものか!?」

 

デスパライア「諦めて絶望しろ?そうすればすぐに楽になれる」

 

デスパライアの右手が黒い雷のようになっているエネルギーに包まれ、それを向けられ、ダークドリームは立ち上がってもふらつき、もう後が無い。ライフゲージがあればレッドゾーン確定であろうか?とにかくもうそんな状態だ。だが、デスパライアが力を放つ前にこの空間に流星のごとくやってきた光があった。ダークドリームが呼んだ『希望の蝶』だ。

 

ダークドリームの前で静止し、左腕に停まるとピンキーキャッチャーへと変身し、周辺にかなりの量の光を放っていた。その光は影の戦闘員達を徐々に消滅させていき、デスパライアも仮面越しに眩しさを感じているのか?腕で顔を覆うようにしている

 

Dドリーム「ピンキーキャッチャー・・・・・・キュアドリーム。あなたの希望の力、使わせてもらう・・・一緒に戦って!!」

 

デスパライア「あれは・・・絶望を跳ね返す、『希望の力』だというのか?・・・」

 

Dドリーム「デスパライア!!夢見る乙女の底力!!受けてみなさい!!」

 

デスパライア「うぅぅっ~~オオォォッーー!!」

 

Dドリーム「プリキュア!!ドリームアタァァッーーク!!」

 

ダークドリームが放ったのはキュアドリームと同じピンキーキャッチャーから放つ『プリキュア・ドリームアタック』だ。

後にブラックサタンと戦う時から使用される『プリキュア・ダークネスアタック』も『ダークネス手裏剣』もピンキーキャッチャーから具現化されるエネルギーの蝶々を使用するものだ。

今までの『ダークネスアタック』は左腕の甲から蝶の形に形成させたエネルギーを使っていた似せただけの技だ。

 

しかし、この『ドリームアタック』は今までの『ダークネスアタック』よりも、そしてキュアドリームが放った『ドリームアタック』よりも巨大な蝶だ。打ち出された瞬間から巨大化し、その大きさは『プリキュア・ファイブエクスプロージョン』の蝶ぐらいはありそうだ?

 

デスパライア「ふん!!」

 

デスパライアも反撃に特大の瘴気(しょうき)のようなモノを放って迎え撃ち、ドリームアタックの蝶とデスパライアの瘴気がぶつかり合う。どちらの力も均衡(きんこう)しており、両者とも一歩も引かない・・・

 

Dドリーム「あああぁぁっぁぁーー!!」

 

デスパライア「んんっ!?」

 

ダークドリームの叫びと共に力を増したドリームアタックの蝶は、瘴気をはねのけながらデスパライアに直撃し、大爆発を起こし、コロシアムは爆風と砂煙に包まれ、何とかダークドリームは踏ん張ってそれを凌いだ

 

Dドリーム「・・・やった?・・・ぅっ!?」

 

流石に無理に力を使い過ぎたかな?フラフラする・・・ピンキーキャッチャーにももう力をまるで感じ無い?無理も無いか?なにせキュアドリームも力をかなり失っていたものね?私も生み出された時ほどの力はもう回復しないかもしれない・・・

 

爆風が収まり、デスパライアの居た辺りの砂煙が晴れるのを待っていると、デスパライアがまだ立っており、ふらついているがゆっくりと、階段を一段づつ降りてくる。その様子を警戒しながらダークドリームは見つめていた・・・

 

階段を降り切ったデスパライアは更にふらつき、とうとう正面に倒れてしまい、その拍子に懐(ふところ)にしまっていたのか?未使用のドリームコレットがするすると滑ってきてダークドリームの前で停まったのだ

 

Dドリーム「ドリームコレット・・・」

 

ドリームコレットを拾うダークドリームの前で、倒れているデスパライアが苦しそうな声がかすかに聞こえてくる。様子を見ていると、徐々にデスパライアの体が砂のようになっていき、最終的には絶望の仮面以外は黒い砂へと変わり、デスパライアは完全に死んだようだ?それを見届けた直後、コロシアムのある空間に地震が起き、空にも亀裂が走る。どうやらデスパライアが死んだことにより、空間の維持も出来なくなり間もなく、この空間は消滅するであろう・・・そんな状況だが、ダークドリームはどこか落ち着いていた。理由は分からないが、何故だか落ち着くことが出来たのだ

 

Dドリーム「もうこの空間は、いいえナイトメアは終りね?・・・ミルク・・・あなたが託してくれた最後のピンキー・・・ドリームコレットに入れるわね?・・・・・・光った?そうか・・・これでもう願いを叶える事が出来るのね?・・・シャドー様・・・私とうとうここまでやりました。あなた様の願い。今ここに・・・・・・ドリームコレット。心から願うわ?『シャドー様を全世界の支配者として蘇らせて』?」

 

ドリームコレットが光だした?そうか・・・これでようやくシャドー様から与えられた使命を果たせる。長かった・・・これで私もお役御免かしらね?そうなれば私も自由になれるのかしら?そうなれば・・・出来る事なら・・・許されるのなら・・・もう一度・・・のぞみと、笑いあいたかったな?・・・

 

ドリームコレットから放たれる光が強くなり、空間すべてを白い世界へと変えるほど覆いつくす。光が晴れる頃にはダークドリームの姿は完全にコロシアムから消え、デスパライアが死んだ事によって崩壊していた空間もナイトメア本社も完全に崩壊した・・・

 

この世界・・・『プリキュア5が絶望に負けた』世界はこの先どうなってしまうのだろうか?

 

空も常に曇り空・・・

 

どこか寂しくなった街・・・

 

行方不明ということになってしまい、死に様を知らないプリキュア5の家族・・・

 

存在しているはずの別の組織『エターナル』・・・

 

それらの事がどうなっていってしまうのかは分からない・・・『マックスハート』・『スプラッシュスター』が守った世界なのかも分からず、『フレッシュプリキュア』以降のプリキュアが誕生する世界なのかもわからない・・・『プリキュア5』だけが誕生した独立した世界のなのかもしれない・・・

 

この世界はもう・・・終焉なのだ・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「キーンコーンカーンコーン」と2回聞こえる大きな音にダークドリームは意識を取り戻した。目を覚まし、起き上がるとどこかの屋上だったようだ?柵の無い端にまで進み、下の様子を見てみると、見覚えいや記憶の中にあった制服と下を見た時に見えた無数の少女達が来ている制服が合致した。それは『サンクミエール学園』の制服であった。どうやらここは学園の屋上のようだ?

 

Dドリーム「空が青い?・・・空って・・・こんなに綺麗だったっけ?・・・」

 

空を見ると綺麗な青空が広がっており、数秒間その景色を見つめ続けていた・・・

 

Dドリーム「あれ?そういえば何で私『夢原 のぞみ』達の学校の『制服』を着てるの?・・・ってそうだ!?シャドー様は!?願いは叶ったの!?ドリームコレットは・・・無い!?」

 

自身の制服に気付き、左手首にはピンキーキャッチャーを装備したままになっているのに気付いたと同時に肝心の願いは叶ったのかが気になっていたが、何かに気付き下に視線を移すと、『いるはずのない人物達』が仲睦(なかむつ)まじく帰路についているのが見えた事で更に訳が分からなくなっていた

 

Dドリーム「夢原・・・のぞみ?それに他のプリキュア5も?どういうこと?何で彼女達が生きてるの?彼女達は確かに私がこの手で・・・」

 

シャドー様が『全世界の支配者として蘇った』世界ならあの子達があんな風に笑っている世界なはずがない・・・どういう事?願いは叶ったんじゃないの?確かに私はドリームコレットに『シャドー様を全世界の支配者として蘇らせて』と言った・・・でもこれじゃあ願いが違う!?これじゃあまるで!?・・・私が望んだ世界じゃ・・・

 

Dドリーム「そっか・・・これが私の願いだったんだ・・・」

 

死ぬ間際にシャドーの残した遺言『私を全世界の支配者として蘇らせなさい』・・・ダークドリームは確かに間違えずにドリームコレットに言った。しかし、こうとも言っていた『心から願うわ?『シャドー様を全世界の支配者として蘇らせて』?』と・・・

 

願い事を口に出した後、使命を終えたダークドリームは心の底から願った事があった。

 

キュアドリームいや『夢原 のぞみ』の記憶の中でしか思い出せない笑顔が脳裏に浮かび、それを皮切りに色んな記憶ののぞみを思い出していた・・・

 

泣いたのぞみ・・・

 

怒ったのぞみ・・・

 

美味しそうな物を見て涎を垂らすのぞみ・・・

 

涎を垂らして幸せそうな顔して寝過ごしているのぞみ・・・

 

ココと一緒にいて時折見せる顔を赤くしたのぞみ・・・

 

そして笑ったのぞみ・・・

 

そして最後に『ありがとう』と伝えてくれたキュアドリームのかすかな笑顔・・・

 

脳裏に浮かんだのは『夢原 のぞみ』の記憶だけではない。

 

ナッツハウスで集まるいつものメンバーの中に・・・

 

学食で食事を共にするメンバーの中に・・・

 

教室で一緒に授業を受ける中に・・・

 

共に戦うメンバーの中に・・・

 

そして、学校に向かう最中、サンクミエール学園の制服に身を包んだダークドリームの後ろから声をかけ、肩を軽く叩いて挨拶を交わしていくのぞみとの一時(ひととき)・・・

 

そんな『もしも』の世界を無意識に想像し、ドリームコレットの光に包まれる直前からダークドリームの頬にはいつの間にか涙が流れていた。

 

そして今それに気付いたと同時にダークドリームは気付いてしまったのだ。自分の願いに・・・

 

私ってばなんてダメな子なのかしら?シャドー様から大事な願いを仰(おお)せつかったというのに、私個人の願いが出来てしまうだなんて・・・頭では分かってる。シャドー様がすべて。シャドー様の願いを叶えるべきだ!!って、分かっているのに・・・私の心がそれを拒絶していた。あははっ本当に皮肉なモノね?プリキュアから・・・『夢原 のぞみ』からコピーなんて作るからですよシャドー様?おかげで最後の最後に・・・わがままを叶えたくなったではないですか?・・・

 

シャドーが蘇っても、他のダークプリキュアが蘇る事も無い。いやそもそもダークプリキュア同士は仲間だった訳では無い。シャドーが支配する世界に『夢原 のぞみ』が過ごしてきたような、仲間達と『笑いあえる』ような世界になるのだろうか?

 

そんな世界はごめんだ・・・そんな想いが自然と膨れてきた。だからダークドリームは決めた。一度きりしかない人生・・・もうドリームコレットは失われた・・・ならば後は自分の

やりたい事をやってみようと・・・

 

そう思った瞬間、涙をぬぐい『のぞみに会ってみよう』と考えた。戸惑られてしまうかもしれない?敵として警戒されてしまうかもしれない?もしかしたら『あののぞみ』の事だ?満面の笑みで久しぶり!?なんて軽く挨拶してくるかもしれない・・・とにかく行ってみよう!!どうなるのかは会ってから考えればいい!!っと行動に移そうとしたダークドリームの背後から人の気配が感じられ、振り返ると深く帽子をかぶり、目元を隠した一人の・・・そうだな?大体・・・40代位の女性が立っていた

 

Dドリーム「あの・・・何か?」

 

『この学校の職員か?』とも考えたがどうにも様子がおかしいと感じた。おまけに体から大量の砂まで出しているのが明らかに以上だ?しかし、もっと恐ろしいのはここからだった

 

Dドリーム「怪人!?」

 

砂が集まったと思ったらなんか蜘蛛みたいな怪人になった!?私は訳が分からず一先ず戦おうとしたけど体がなんかいつもより重い!?一体どうして!?原因(げんいん)不明の不調のせいで捕まって女性の方へと引き寄せられてしまったけど、一体この二人は何者!?

 

蜘蛛の怪人「へへへ・・・ふんっ!!」

 

ちょちょちょっと!?何々!?女の体が二つに割れて緑の空間が!?へっ!?ちょっと!?止めて止めて!?放り込む気!?抵抗むなしく私は緑の空間に放り込まれ、空間の入口が閉ざされたのがかすかに見えた・・・何よ!?こんなのあんまりじゃない!?折角願いが叶うと思ったのに・・・

 

蜘蛛の怪人「へへへっ、これで契約は完了だな?これで俺様も過去に・・・あぁ!?まだ残ってるだぁ!?そいつらも過去に送らないと契約はまだ終わらない!?っチッ!!仕方ねぇな?契約続行だ!!ったく・・・」

 

後、・人・・・次は・・・

 

帽子を深くかぶった女性の視線の先には『夢原 のぞみ』が映っていた・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

緑の空間の中をまるで激流に飲まれるかのように流されていく制服姿のダークドリーム。いつの間にか気を失い、次に目を覚ました彼女が見た景色はサンクミエール学園とは全く違う場所の景色であった

 

Dドリーム「なんだったの一体?・・・」

 

起き上がったダークドリームが周辺を見渡そうとすると「助けてくれぇ~!?」と叫ぶ男性の声が聞こえ『何事か!?』と声のした方へと急行する。そこまで距離は離れておらず、駆け付けた時に見たのは助けを求めた男性と思われる方が左右から迫る2台のトラックに轢(ひ)かれそうになり、一組の男女が救出した直後の様子だ。

 

Dドリーム「やるわねあの二人?それにしてもなんなのあのトラック!?危ないじゃない!?って・・・何あの黒服達?」

 

トラックから出てきたのは『ニュゥッ!!』と叫ぶ、明らかに怪しい黒服の集団だ。男女はそれらに全く動じず戦っていき男性が後ろへと跳び、距離と高さを稼ぐと手袋を脱ぎ始める。

その手を見たダークドリームの反応もありきたりだが『何あの手!?』とやはり驚きを隠せない反応だ

 

男性 「ふん!!・・・変~身・・・ストロンガァァァーーー!!」

 

両腕に内蔵されたコイルをこすり合わせ電気を起こし、その姿を変え決めポーズを取ると、背後から火花を散らし、黒服達・・・『ブラックサタン』の戦闘員達は足を止める

 

ストロンガー「天が呼ぶ!!地が呼ぶ!!人が呼ぶ!!・・・悪を倒せと俺を呼ぶ!!・・・聞け悪人共!!俺は正義の戦士・・・『仮面ライダーストロンガー』!!」

 

『ストロンガー?』とつぶやき、『ブラックサタン』と戦い始めるストロンガーを目で追っていくダークドリーム。彼女は物陰に隠れて様子を見ているため誰にも気付(きづ)かれてはいない。

すぐ後に『電波人間タックル』までも現れ、戦闘員達はそれぞれ2台のトラックに乗り込みこの場から離脱していき、ストロンガーとタックルはそのトラックを追うため、自分のマシンに乗り込み、この場を後にしていく

 

二人が行った後にダークドリームも物陰から出ていき、去って行った二人の方角を見つめていた

 

Dドリーム「『仮面ライダーストロンガー』・・・一体何なのあれ?ナイトメアじゃない事は確かだけど・・・それにしても・・・カッコよかったな?『アレ』?」

 

ダークドリームが思った『アレ』とは先のストロンガーの決め台詞の事だ。良く考えてみればキュアドリームも恥ずかしげもなくむしろ堂々と『大いなる、希望の力!!キュアドリーム!!』と名乗りを上げている。まぁ本人の意思とは無関係なだけだが・・・

 

心を持ったことで感じる事が増えたのか?とはいえ一先ずそれは置いておき、現状を知るためにも先のストロンガーやブラックサタンを追う事に決め、ダークドリームは走り出す・・・のだが、

そこそこ走ると息が上がっていた

 

Dドリーム「おかしいな?私の体力ってこんなになかったっけ?」

 

普段走るとこんなにすぐ疲れる事は無かった。これではオートバイで走るストロンガー達に追いつけない・・・息を切らしながら、ふとピンキーキャッチャーが視界に入り一つの仮説が頭をよぎり「まさか?」と思いつつもとりあえず試してみる事にしたのだ

 

Dドリーム「集中・・・」

 

ダークドリームは深呼吸しながら念じていた。自身の本当の姿『ダークドリーム』の姿を。体が一瞬炎に包まれ、炎が消えると変身を終えたダークドリームが現れ、力も感じている。

どうやら仮説は正しかったようだ?

 

Dドリーム「思った通り。さっきまでの私は『夢原 のぞみ』と同じただの人間の状態だったのね?でもなんでいきなりこうなったのかしら?」

 

って?どう考えてもさっきのデスパライアとの戦いの影響よね?キュアドリームの力を私の中に取り込んで、無茶な力の開放をして、体の仕組みもそりゃ変わるわよね?

 

と考えながらも、ダークドリームはストロンガー達を追いかけるために動き出す。

 

それから翌日、ようやくストロンガーとブラックサタンを見つけ、様子を窺っており、ストロンガー対奇怪人トラフグンとの戦いも電キックを叩き込まれ、トラフグンは爆死。

ストロンガーの勝利で幕を閉じたのだった

 

ストロンガー達がその場から去り、姿を見せる事も無かったダークドリームは彼らの戦いを見て決心した事があるようだ

 

Dドリーム「悪の組織『ブラックサタン』と勇敢に立ち向かう『仮面ライダーストロンガー』・・・なんだか似てる?プリキュア5とナイトメアに?決めた!!私も『ブラックサタン』と戦う!!調べたらこの世界は過去の世界。未来に帰る方法を探しながらこの力を、世界の平和いいえのぞみ達の居た時代にまで繋げるためにこの力を使って行こう。こんな事で罪滅ぼしになるかは分からないけれど、やつらはナイトメアと同じなんだ・・・もう『夢原 のぞみ』達のような犠牲者を出さないためにも、私はやる!!」

 

こうしてダークドリームはブラックサタンと戦う事を決意し、独自にブラックサタンの足取りを追う旅を始めた。奇怪人ワニーダの作戦の前にクラゲ奇怪人の作戦が繰り広げられていたが、その時には『自身の体の変化』や『身の回りの持ち物』を確認して、どうやらこれからの変身はピンキーキャッチャーを使った変身をしなければならないようだ。と言ってもピンキーキャッチャーに念じれば構えもセリフも無しで変身は出来るのだが・・・変身するまでは身体能力も普通の人間よりも多少高い程度にまで落ち、変身してもどうやらかつてほどの力は残っていないようだ?

 

荷物も何故か預金通帳に???万円も入っており、とりあえず餓死する事は無い。『闇』側に生み出されたからなのか?お金の不自由は無いらしい?いつそんなに稼いでいたんだ?という疑問は恐らく晴れる事は無い。何故なら考えてみても欲しい?

 

マックスハートの時代ではサーキュラス達が『九条 ひかる』に与えていたおもちゃや『買ってきた』といって自分達も食べていた食べ物はどこからお金を出していたのか?

 

スプラッシュスターの時代ではキントレスキーがパンパカパンのチョココロネを買った時にいつ人間の世界の仕事をして稼いでいたのか?

 

中にはハピネスチャージ!プリキュアでもチョイアークが『大盛弁当』を購入している事もあった。

 

他にもあるが、とにかく例外もあるが何故かお金持ちの場合が多い。その影響だろう?

 

そして合流が遅れたのにはもう一つ理由がある。何をしていたのかというと・・・

 

Dドリーム「大いなる!!希望の力!!キュアドリーム!!・・・とりあえず真似してみたけれど、なんか違うわよね?私、闇から生み出されたようなものだし、でも希望の力を受け継いでいるようなものだし・・・」

 

っと、人目に付かない茂みでメモに色々書いては二重線を引いて消し『う~ん・・・』と唸っている。どうやら決め台詞が欲しいらしい?

 

Dドリーム「私ってキュアドリームの鏡なのよね?・・・鏡・・・鏡映(きょうえい)・・・そうだ!?ここをこうしてっと・・・良し!!・・・大いなる!!希望の鏡映!!ダークドリーム!!・・・良し!!決まった!!二重の意味で!!これで仮面ライダーストロンガーにも後れを取らないわ!!」

 

純粋にストロンガーの決め台詞にあこがれを持ち、ちょっと対抗意識を持ったのか?悩みに悩んでキュアドリームと同じ名乗りも違うと悩み、希望を映した存在という事で『希望の鏡映』と名乗る事にして、ダークドリームは決意を新たにブラックサタンと戦う日々を送る事になって行ったのだった・・・

 

 

 

 

 





次回『サブタイトル未定』




実はこの話の終盤を書いている途中でとんでもない失敗をしていたことに気付いたのですが、今更引き返すことも・新しい設定も浮かばないのでこのまま続行といたします。
何処のシーンを言っているのか?というのは最終話の『前書き』か『後書き』の欄にでも発表致します。

『スカイライダー』の章にて、ライダー1号とアマゾンのライダースターカラーペンをどちらに使ってもらうか?

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