蜂女・ジャガーマンとの死闘から数日後。今だ姿を現さないトカゲロンとピラザウルスとの戦いに備えて、必殺技の特訓に励んでいたプリキュアだったが、もうじき必殺技も完全にモノに出来そうなところまで差し掛かっていた。
ブラック「だあぁーー!!」
1号 「おおっ!!」
ホワイト「テエヤァーー!!」
2号 「おおー!!」
ブラックは1号をきりもみ投げで投げ飛ばし、ホワイトは最初の頃よりも一回り大きな岩をも砕くことが出来るようになっていた。
藤兵衛「良し4人とも!!今日はこのくらいにしておこう!!」
4人 「はい!!」
5人は、とりあえずアミーゴへの帰路に着いていた。藤兵衛は本郷達から見てのなぎさ達の評価を聞いていた。
藤兵衛「どうだ。お前達から見て、あの二人は・・・・・・」
本郷 「ええ。なぎさはあの技をもうモノにしていると見ていいでしょ。彼女は元々運動神経がいいみたいで、筋が良かったんです。」
一文字「ほのかの方も、俺が思った通り力が強かったからなぁ~このまま行けば、もしかしたら俺を超えるかも知れないな。」
藤兵衛「ほお~二人にそこまで言わせるとは。これで、後4つほど年齢があれば~・・・・・・」
二人の評価は高く、藤兵衛も感心していたが、欲を言えば二人が中学三年生だと聞て、14か15歳だと思っているので(実際にはそうだが・・・)まだオートバイには乗れないので、トルネードの技術があっただけに尚更残念がっていた。
アミーゴについた藤兵衛は早速、店の準備に取り掛かった。本郷と一文字は特に手伝う事はなかったが、なぎさとほのかはアミーゴのロゴが入ったエプロンを着て、せっせとテーブルを拭いたりしていた。藤兵衛の家に居候していたため、「働かざるもの食うべからず」ということで、二人も何もせずに世話になるのも申し訳なかったからむしろ進んで手伝わせてもらっていたのだ。二人の接客も中々なもので、藤兵衛もすごく助かっていた。それもその筈、二人はたまに元の時代で「タコカフェ」という店の手伝いをしたこともあったので板についていたのだ。でもコーヒーはほのかの方が美味しく淹れられた。なぎさも藤兵衛から教わってはいたが、中々売り物として出せるものにはなっていなかった。決してまずくはないのだが、二人や本郷達に比べるとまだまだだったが、確実に腕は上がっていた。
その日の夜・・・・・・ショッカー基地の一つで、例の謎の男が、ある作戦に必要な怪人の最終確認をしていた。
謎の男「おい。アルマジロングの再改造はどうなっている?」
科学者戦闘員「イッ!!明日の12時までには完了いたします。」
謎の男「そうか・・・来い!!トカゲロン!!ピラザウルス!!サボテグロン!!」
トカゲロン「グアァ~・・・」
ピラザウルス「ヒィッヒィッヒッヒッ・・・・・・」
サボテグロン「キキキィィーー・・・・・・」
謎の男が呼びかけると、すぐさま謎の男のもとに姿を現した三体の怪人達。その三体にこれから発動させる作戦の説明をし始める。
謎の男「いいか!!明日、アルマジロングの再改造手術が終わり次第、トカゲロンとピラザウルスはアルマジロングとともに例の工事現場に迎え!!サボテグロンは東富士ダムに迎え!!この作戦は、私の野望のためだけではない!!この世界の人間どもに恐怖と絶望を与えるための作戦だということを忘れるな!!」
サボテグロン「キキキィィィーー任せろ。俺のメキシコの花が今にも人間共を餌食にしたくてウズウズしている。」
謎の男「ほお!!頼もしいな。トカゲロン・ピラザウルス!!お前達はどうなんだ?」
トカゲロン「グアァ!!仮面ライダーはともかく、あのプリキュアとかいう小娘など、俺達の敵ではない!!」
ピラザウルス「また現れたところで、返り討ちにしてくれるヒィッヒッヒッ・・・・・・」
なぎさ「あっ!!いらっしゃいませ!!」
お客A「コーヒー二つね。」
なぎさ「はい!!立花さんコーヒー二つお願いします。」
藤兵衛「おう!!」
藤兵衛はせっせとコーヒーを淹れていく。それをなぎさが受け取り、お客二人に出していく。
お客A「ありがとう。」
なぎさ「ごゆっくり。」
一文字「すっかりアミーゴでの仕事が板に付いたな。なぎさは・・・」
本郷 「ホントだな。このままほのかと二人でここを継いでみるのもいいかもしれないな。」
ほのか「ちょっとお二人共!!そをゆう訳にも行きません!!私達もいずれは元の時代に帰らなければならないんですからね!!」
一文字「ははは、冗談だよ。なあ。」
本郷 「ああ。」
ほのか「もうっ!!」
お客B「それにしてもあの黒服・・・なんだったんだろうな?」
なぎさ「えっ!?」
ほのか・本郷・一文字「ん!?」
お客A「お前まだ言ってんのか?」
お客B「いや本当に見たんだって、すっごく怪しい黒服の奴があの辺りをうろついてたんだって!?」
お客が怪しい黒服の人物の話をして、思い当たるフシがありまくりだったなぎさは身を乗り出して聞いてきた。
なぎさ「あっあのお客さん!!ちょっといいですか!?」
お客A「なっ何!?」
お客B「どうかした?」
なぎさ「その怪しい黒服の人ってどこで見たんですか!?」
お客A「いや、俺は見てないけど・・・・・・」
お客B「見たのは俺だよ。さっき俺達ハイキングの帰り道に、町外れの林を通ったんだけどさぁ。そしたら全身黒服の変な奴がうろうろしてたんだよ。」
なぎさ「その黒服の人の服って前には、背骨の刺繍(ししゅう)が入ってませんでしたか?」
お客B「ああ~そういえばあったかも・・・・・・」
なぎさ達は確信した。それは間違いなく「ショッカー」の戦闘員だと。
なぎさ「あの、その黒服の人って、町外れの林で見たんですよね?」
お客B「そうだけど?」
なぎさ「ありがとうございます!!」
なぎさはお客にお礼を言うと、藤兵衛に午後からのシフトの変更を頼み込んだ。
その日の午後、本郷達となぎさ達4人は町外れの林の中にある廃墟に来ていた。ここにショッカーが潜伏しているかもしれなかったからだ。午前中に来店したお客から、ショッカーのアジトの手掛かりを手に入れて、様子を見に来ていたのだった。
本郷 「・・・いないな。・・・・・・」
一文字「本当にここであっているのかなぎさ?」
なぎさ「はい。確かにこの林だって聞いたんですけど・・・・・・」
林に来たまではよかったものの、中々見つからなかった。目立つはずなのに・・・・・・そんな中、突然メップルとミップルがなぎさ達に訴えかける。探していた方向とは真逆方向に嫌な気配を感じたと。そこで一同はメップル・ミップルのナビゲートに従い進んでいく。その先には、廃墟と見張りの戦闘員が二人いた。
本郷 「いたな・・・・・・」
なぎさ「ってゆうかあれじゃバレバレですよね・・・・・・」
仲間を呼ばれたら厄介だったので、気づかれないようにこっそり近づいて本郷と一文字が後ろから飛びかかった。戦闘員を倒したあと、廃墟に侵入した。
しばらく、歩き続けたらT字路に分かれていたので二手に別れた後、いくつかの部屋を見つけたが、それらの部屋には何もなかった。本郷と一文字は最後に、大きな鷲(わし)のマークのついた扉を見つけて、そこも調べることにした。そこには、薄緑色をした白衣を着た肌色の悪い眼鏡をかけた老人がいた。
謎の男「ん?」
本郷 「ん!?」
一文字「誰だ?」
謎の男「貴様らは!!「本郷 猛」・「一文字 隼人」何故ここにいる!!」
本郷 「お前は何者だ!?」
一文字「本郷!!こいつは今まで見たことも無い幹部だぞ!!」
本郷も一文字も目の前のこの男には今まで戦ってきた海外の幹部を含めて見た覚えがなかった。だが、二人は何故かこの男とは初めて会った気がしなかった。
ハカセ「私の名か・・・そうだな・・・・・・「ハカセ」・・・とでも呼ぶがいい。」
二人 「ハカセ!?」
男が「ハカセ」と名乗ると、その直後に戦闘員達が二人を囲む。そしてハカセからこの基地がやけにガランとしていた訳を聞かされる。
ハカセ「ふふふふ、それにしても貴様ら、いいタイミングでこのアジトに来てくれたものだ。」
本郷 「何!?どおいうことだ!?」
ハカセ「冥土の見上げ聞かせてやろう。ついさっきにここにいたトカゲロンを初めとした怪人軍団がダム破壊と富士山の強制噴火の作戦のために向かっていったところでな・・・・・・」
一文字「トカゲロン達が!?」
ハカセ「その通り。火山の噴火によって、私はその噴火した火山の溶岩の莫大なエネルギーを手に入れる!!そして、「メキシコの花」を使い、東富士ダムを破壊することでダムの膨大な水が流れ出し、人類は恐怖するだろう。方(かた)や溶岩、方(かた)やダムの崩壊。まあ、間違いなく何千、何万と死人が出るだろうなぁ~ハッハッハッハッハッ!!」
一文字「「メキシコの花」!?ということはダムの方にはサボテグロンが・・・・・・」
本郷 「はっはっはっはっ・・・ハカセ。俺達にそんなことわざわざ教えて、後悔することになるぞ!!」
ハカセ「ハァー!?何だと!?」
本郷 「人類の自由と平和を守る戦士が俺達だけだと思うな!!」
ハカセ「・・・プリキュアか・・・トカゲロンとピラザウルスに勝てなかったあんな小娘達に何ができる!?」
本郷 「できるさ。あの二人は、もうこの間の二人ではない!!」
一文字「そうだ!!あの二人を甘く見ると痛い目を見るぞ!!」
ハカセ「貴様ら~言わせておけば~貴様らやれ!!」
戦闘員「イッーー!!」
一文字「本郷!!トカゲロン達のことを二人に伝えてきてくれ!!ここは俺が引き受ける!!」
本郷 「解った!!」
本郷は、戦闘員の群れを突き進み部屋を後にする。残った一文字は、部屋にいる残りの戦闘員達と戦った。
その頃、なぎさとほのかも慎重に部屋を見て回っていた。そのうちの一つの部屋に入った時の事だった。
なぎさ「1、2の3!!で入るよ。いい?」
なぎさが小声でほのかに確認を取ると、ほのかも頷きそして部屋に突入した。
なぎさ・ほのか「1、2の3!!」
といっても、自動ドアなので扉を「バァーン!!」という訳でもないが、部屋には何故かくつろいでいた戦闘員が数名いたが、なぎさとほのかを見て、すぐさま臨戦態勢を取った。
戦闘員A「イッ!?何者だお前達!?どうやってこの基地を見つけた!?」
なぎさ「いやいや、あんたらさぁ~こんな林の中にさ、そんな目立つボディースーツ着てる奴が入口に立ってたら嫌でも気付くでしょ?」
戦闘員B「あっ!!なるほど。」
戦闘員C「感心している場合か!!」
戦闘員A「ここは俺達が抑える。お前は基地に残った他の者達に知らせてこい!!」
そう言われて、戦闘員Bが部屋を出ていった。勿論阻止しようとしたが、残りの戦闘員に阻まれてしまった。
戦闘員A「さあ来い!!例え勝てなくとも時間を稼ぐぐらいのことは出来るぞ!!」
なぎさ「・・・何かさぁ~私達の方が悪人みたいじゃない?」
ほのか「セリフだけ聞いたら確かにそうねぇ~ところで気になっていたんだけど・・・・・・」
戦闘員A・C「ん?」
ほのか「あなた達はこの部屋で何をしてたんですか?」
ほのかはこの部屋で彼らが何をしていたのかがどうでもいいが気になっていた。部屋を見渡すと、給水ポッドやらお茶菓子やらが置いてあってまるで休憩所のような部屋だったからであった。
戦闘員A「我々はただ休憩時間に入っていただけだ!!」
戦闘員C「よくも我々の貴重な休憩時間を台無しにしてくれたな!!」
なぎさ・ほのか(・・・ショッカーにも就業規則みたいなのってあったんだァ~・・・・・・)
なぎさとほのかは若干「悪いことしたかな」と思ったが、構わず襲ってきた戦闘員に構えるがその直後、戦闘員の後ろにあった自動ドアが開き、さっき出て行った戦闘員Bが倒れ掛かってきて、その直後に本郷が入ってきて、戦闘員を全部片付けた。
なぎさ「本郷さん!!」
本郷 「おお二人共無事か。」
ほのか「本郷さん。一文字さんは?」
本郷 「隼人は今、「ハカセ」と名乗っていた幹部と戦っている。」
ほのか「えっ!?」
なぎさ「だったら私達も応援に・・・・・・」
本郷 「いや、君達二人には行ってもらいたい場所がある。」
ほのか「行ってもらいたい場所?」
なぎさ「それって・・・・・・」
本郷 「ああ。ついさっきまでここにはトカゲロンとピラザウルス。それに他の怪人軍団がいたそうなんだが、敵の作戦のためもうこの基地から移動したようだ。」
なぎさ「あいつらが!!」
本郷 「うん。他の怪人達は東富士ダムに向かったそうだが、トカゲロンは別の場所に向かったらしい。俺も奴がどこに向かったかは解らないが、メップルとミップルの力を借りれば、奴の居場所を突き止めることができるはずだ。そしておそらくそこにはピラザウルスもいるはずだ!!」
なぎさ「分かりました。ほのか行くよ!!」
ほのか「ええ。」
二人を送り出した後、本郷はサボテグロン達の待つ東富士ダムに向かった。
一文字「とお!!とお!!とお!!」
ハカセ「ふん!!ふん!!ふん!!」
戦闘員「イッー!!」
一文字「でぃっ!!」
戦闘員「イッ!?」
ハカセ「くぅ~不甲斐無い奴らめ!!」
一文字の相手の胸元を狙って「水平チョップ」を放ち、それを「袈裟斬りチョップ」で相殺するハカセ。そして戦闘員がやられた時にはもうハカセしか残っていなかった。
一文字「もう残ったのはお前だけだ。観念しろハカセ!!」
ハカセ「こうなれば!!」
一文字「待て!!ん!?」
ハカセは部屋の奥にあった扉から出ていきその後を追おうとしたが、入れ替わるように二人の銀色の体をした怪人というよりも戦闘員に近そうな者が入ってきた。その二人の額には怒筋(どすじ)が浮かんでいた。そして、聞き覚えのあったある言葉を言い放った。
ザケンナーA・B「ザケンナー!!」
一文字「こいつ等はまさか、なぎさ達が言っていた・・・・・・」
二体のザケンナーは同時に引っかき攻撃を繰り出すが、ザケンナー達の隙間を通り、振り返ると同時にザケンナーを蹴り飛ばす。その隙に、仮面ライダーに変身して、再びザケンナーに向かっていく。
2号 「とお!!とお!!とお!!とお!!」
ザケンナーA「ザケンナ!?」
2号 「とお!!」
ザケンナーB「ザケンナ!?」
2号はザケンナーAを左手でザケンナーAの右腕を抑え、右手で腹部を殴り続けそのまま背負投げを決めて、ザケンナーBに飛び蹴りを決める。そして起き上がったザケンナーBが2号に飛び掛かろうとしたが、2号はそのまま肩を掴み投げ技を放つ。
2号 「ライダーァァきりもみシュート!!」
ザケンナーA・B「ザケンナァァッ!?」
2号のきりもみシュートで投げられたザケンナーBはそのままザケンナーAに激突し、動きを止めたと思ったら、「ゴメンナー」へと変わりそのままどこかに消えていった。
その頃、なぎさ達がトカゲロン・ピラザウルスと戦った工事現場にアルマジロングを連れた三体の怪人がいた。トカゲロン・ピラザウルス・アルマジロングだ。
トカゲロン「よし。こちらも作戦を開始するぞ。」
トカゲロンがそう言い放つと、アルマジロングは体を丸めて「弾丸スクリューボール」の体勢になった。
トカゲロン「必殺シュートだぁ!!・・・グワァッ!!」
アルマジロングを富士山目掛けて蹴りはなった。しかし、その先に黒い影が飛び出した。
ブラック「だぁーー!!」
アルマジロング「プルルルルゥゥッ!?」
トカゲロン「ん!?きっ貴様らは・・・・・・」
蹴り飛ばされたアルマジロングをトルネードで体当たりして跳ね返したブラックは、トカゲロン達の前に着地し、ホワイトもトルネードをブラックのすぐ傍で止めて二人は因縁の相手に目を向ける。
ブラック「ようやくまた会えたわね。」
トカゲロン「ふん!!懲りずにまたやって来たかプリキュア!!」
ホワイト「今度は負けないわ!!以前の私達と同じだと思わないことね!!」
ピラザウルス「ヒィッヒッヒッ何度やっても同じことだ。また返り討ちにしてやるヒィッヒッヒッ・・・・・・」
ブラック「ピラザウルス!!ここが水中でないことを後悔させてやるわ!!」
ピラザウルス「はぁっ!?どういうことだ?」
ブラック「ピラニアがモチーフのあんたは水中では強いんでしょうけど、地上戦なら勝てる!!」
ピラザウルス「・・・はぁっ!?何を勘違いしている!!俺様は「ピラニア」ではなく「ピラザウルス」という毒トカゲがモチーフなのだ!!」
プリキュア「えっ・・・・・・」
ピラザウルスの言葉を聞いて、ブラックはジト目で横にいたホワイトを見つめるが、ホワイトは人差し指と人差し指を着けて離してを繰り返し、ブラックから目をそらす。明らかにごまかそうとしている雰囲気だった。
トカゲロン「ふん。また仮面ライダーに邪魔をされる前に捻り潰してくれる!!」
ブラック「言ってなさい!!ホワイト!!」
ホワイト「うん!!」
プリキュア「だあぁぁーー!!・はぁぁーー!!」
トカゲロン・ピラザウルス「グアァ~・ヒィッヒッヒッ」
同時刻、東富士ダムでは・・・・・・
サボテグロン「おい!!メキシコの花の取り付け作業はどうなっている?」
戦闘員「イッ!!まもなく完了します。」
サボテグロン「キキキキーーそうか。よし完了次第すぐに退避するように伝えろ!!仮面ライダーが感づく前に作動させるのだ!!」
本郷 「それは不可能だサボテグロン!!」
本郷の声に思わず驚き振り返るとそこにはアジトから急行した本郷が立っていた。
サボテグロン「貴様は、「本郷 猛」!!もう感づいてきたのか!?」
本郷 「はっはっはっお前達の企みは必ず、俺達が阻止して見せる。来いサボテグロン!!」
サボテグロン「キキキィーー本郷!!ここにいるのが俺だけだと思うな!!見ろ!!」
サボテグロンが指さす方向を見るとそこには、蜘蛛男・コウモリ男・ヤモゲラス・サソリ男・サラセニア・カマキリ男・蜂女・コブラ男・死神カメレオン・ジャガーマン・ヒトデンジャー・カメストーン・スノーマンが待ち構えていた。
本郷 「お前達!!性懲りもなくまた蘇ったのか!?」
蜘蛛男「お前や「一文字 隼人」を地獄に送るまでは、我々は何度でも蘇る!!」
蜂女 「本郷!!今度こそ死ぬがいい!!」
本郷 「ふん!!ライダーーー変身!!とお!!」
1号 「行くぞ!!」
1号が駆けだしたと同時に怪人軍団も1号を迎え撃ってきた。迫り来る怪人達をチョップでいなし進みながらヒトデンジャー・カメストーンの肩を掴むと飛び上がり、前方にいたコブラ男を蹴り倒す。そしてそのまま右フック、左フックのパンチでヒトデンジャー・カメストーンを殴り倒す。
そしてジャンプすると、サラセニアの縄が1号の腕を取り着地するとそのままサラセニアと睨み合いになった。
その間に戦闘員は、メキシコの花の設置作業が間もなく終わろうとしていた。
戦闘員「よし。ライダーめ、今に見ていろ。」
戦闘員がサボテグロンに報告に行こうとしたが、こちらにオートバイのエンジン音とともに近づいてくる者がいた。仮面ライダー2号だった。2号はサイクロンに乗ったまま戦闘員に突撃して戦闘員の作業を妨害した。そのまま戦闘員を片付けるとサラセニアに飛び蹴りを放った。
2号 「とお!!」
サラセニア「ギィッ!?」
1号 「おおっ隼人。」
2号 「本郷、またせたな。」
サボテグロン「おのれ!!仮面ライダー2号!!」
2号 「行くぞ本郷!!」
1号 「おう!!」
二人のライダーは構えると再び怪人軍団に向かって駆け出していく。
1号 「とお!!とお!!とお!!とお!!とお!!」
1号はジャガーマンの頭部を連続で殴り、そのまま近づいてきたコウモリ男に飛び蹴りを放つ。
2号 「ふん!!とお!! とお!!とお!!とお!!ん!!とお!!」
2号は蜂女のレイピアを奪い、そのまま迫って来ていたカマキリ男を切り付ける。レイピアを手離しスノーマンを「袈裟斬りチョップ」から「水平チョップ」で攻撃。ひるんだスノーマンに蹴りを放ち、蛇の頭となっていた右腕を2号に突き出したコブラ男の右腕を掴みそのまま背負投げを決める。
1号 「ライダーァァキック!!」
死神カメレオン「イイッっ!!」
2号 「ライダーチョップ!!」
蜘蛛男「ぐうぅぅっ!!」
最後に残った死神カメレオンと蜘蛛男にそれぞれ必殺技を放ちとどめをさすと周囲には倒された怪人達が横たわっていた。
1号 「残ったのはお前だけのようだな。」
2号 「サボテグロン!!逃がさんぞ!!」
サボテグロン「キキキィィィーーこうなれば貴様達だけでも道連れにしてくれる!!」
そういうとサボテグロンは体中にメキシコの花を貼り付け、サボテン型のこん棒を振り回しながらダブルライダーに仕掛けていく。
ライダー「とおっ!!」
振りかざされるこん棒を左右に避け、サボテグロンの後ろに回ったダブルライダーにしゃがみながらこん棒を足に向かって水平に振り回す。それを少しジャンプしてかわして、着地と同時に二人同時に蹴りを放ち、サボテグロンは思わず後ろに下がってしまう。
ライダー「とおっ!!ライダァァァァーーーダァブルーーキーク!!」
サボテグロン「キキィィッッーーー!?」
ライダーは、ライダーダブルキックでサボテグロンを攻撃し、サボテグロンの吹き飛んだ先にはさっき倒された怪人達がいた。メキシコの花をつけたままのサボテグロンは怪人達とともに爆死した。
ブラック「たあ!!たあ!!たあ!!たあ!!」
ピラザウルス「ヒィッ!?ヒィッ!?ヒィッ!?ヒィッ!?ヒィー!!」
ブラック「あっ!?てぃっ!!ふん!!はあぁー!!」
ブラックはピラザウルスの頭部や胸部を何度か殴り続け、ピラザウルスはブラックの右手首を掴み右足を引っかけてブラックの足を取った。倒れたブラックに関節技を駆けようとしたが、咄嗟にブラックは左足でピラザウルスの腹部を蹴り、起き上がったと同時にピラザウルスに再び飛び掛かっていく。
ホワイト「テェヤッ!!」
トカゲロン「グウゥ~~・・・・・・」
ホワイト「ふん!!とお!!とお!!とお!!」
アルマジロング「プルッ!?プルッ!?プルルルッ!?」
ホワイトはアルマジロングを台にして、トカゲロンの腹部に飛び蹴りを放ち、後ろ向きになっていたアルマジロングの肩を掴み、ホワイトの正面に回転させてそのまま頭部に3度の「袈裟斬りチョップ」を放ち、たまらず倒れこむアルマジロング。そして、再びトカゲロンが反撃を仕掛けてきた。
トカゲロン「グワァー!!」
ホワイト「ふん!!はっ!!・・・とお!!だだだだだだだやあーー!!」
トカゲロン「グアァ~~!?」
トカゲロンが蹴り上げた無数の岩をホワイトは側転、バック転を数回、更には蹴り上げられた岩に飛び乗り、その岩を足場にしてその岩をジャンプするとそのままトカゲロンの頭部に向かって連続蹴りを放つ。最後の一撃を放つと同時に勢いをつけて後ろに反転して着地する。流石のトカゲロンも頭部に何度も食らったのは堪(こた)えた様でクラクラしているように見えた。
ブラック「ハアッーー!!」
ピラザウルス「ヒィッー!!」
ブラック「ライダーーキィィッック!!」
ピラザウルス「ヒィッー!!ウルトラパンチ!!」
ブラック・ピラザウルス「ああっ!?・ヒィッー!?」
ブラックは、前回の蜂女戦で使った「ライダーキック」もとい「プリキュアキック」をピラザウルスに向かって放つ。対するピラザウルスも渾身の力を込めた必殺パンチ「ウルトラパンチ」で迎え撃つ。両者の技はぶつかると同時にお互い後ろに吹き飛ぶ。
ピラザウルス「ヒッヒッヒッ・・・・・・」
ブラック「がはっ!!・・・ん?」
ピラザウル踏ん張りながらも後ろにズルズルと下がっていき、ブラックは着地できず地面を転がっていったが、すぐに体制を立て直すとピラザウルスが「ウルトラパンチ」を放った腕を痛そうに押さえているのが見えた。これをチャンスとみてさらに仕掛ける。
ブラック「ハアッ!!だあーー!!」
ピラザウルス「ヒィッー!?・・・・・・ヒ・・ヒっ・・・」
ブラック「今ならいける!!・・・たぁ!!たぁ!!たぁ!!たぁ!!たぁ!!はぁー!!(本郷さん。貴方に教わったこの技で決めて見せます!!)・・・プリキュアきりもみシューート!!」
ピラザウルス「ヒィッーーー!?」
ブラックは、腕を押さえていたピラザウルスの首筋に向かって跳(と)んで、回し蹴りを放つ。まともに食らったピラザウルスは足もとがおぼつかずブラックは決めるにはここしかないと勝負に出た。ブラックはピラザウルスの頭部を何度か殴り、肩を掴んでそのままジャンプする。そして、1号から特訓で教わった技「ライダーきりもみシュート」をピラザウルスに向けて放った。ピラザウルスは土砂の山から落ちていき、再びよろよろと立ち上がったと思ったら再び倒れたのだった。
トカゲロン「グアァ~~!!」
ホワイト「ふん!!キャッ!?」
トカゲロンは力任せにもう一つの自慢である尻尾(しっぽ)をホワイトの頭目掛けて振ったが、咄嗟にしゃがんだことで回避されたが、続けてもう一周今度は足を狙ってきた攻撃には対処できずに足を取られて転倒してしまう。転んだ隙を狙おうとすかさずホワイトを踏みつけようとしたが、なんとか踏みつけられそうになった時に寝たままの体制で何度か左右に転がりながら避ける。
ホワイト「ふっ・・・やあー!!」
トカゲロン「ぐうぅぅ~~!?」
ホワイトは起き上がると同時にトカゲロンの頭上にジャンプしてトカゲロンの頭を腕を交差して添えると一気にトカゲロンとホワイトの立ち位置が変わった。ホワイトは空中に逆さまになっているトカゲロンをそのまま地面にたたきつける。
トカゲロン「ぐう~~おのれ~こんな小娘に後(おく)れをとるとは。こうなったら。アルマジロング!!お前の体の中の特別性の「メキシコの花」で奴らを始末するぞ!!」
アルマジロング「何!?そんな勝手なことをしていいのか!?」
トカゲロン「かまわん。プリキュアさえ倒せればそれでいい!!」
アルマジロングは「分かった」と頷くと再び「弾丸スクリューボール」の形態になる。トカゲロンはアルマジロングに近づき今、ホワイトに最後の攻撃を仕掛ける。
トカゲロン「必殺シュートだ!!・・・グアーー!!」
蹴り上げられたアルマジロングはホワイト目掛けて向かってくる。ホワイトも2号との特訓で会得(えとく)した新必殺技で最後の反撃に出る。
ホワイト「ふっ!!とお!!」
ホワイトは構えて、その場で大ジャンプをすると同時に目まぐるしいほどのきりもみ回転を空中で行い、アルマジロングに向かって一直線に更に右足を突き出しながらきりもみ回転をしていく。特訓初日の「風」程度の回転が今では2号と同じ「嵐」の域に達していた力強いきりもみ回転のキックその技こそ2号ライダーとっておきの技のホワイト版。
ホワイト「プリキュア!!卍(まんじ)キィッーーーク!!」
アルマジロング「プルルルッ!?」
トカゲロン「グワァッー!!おっ!?」
ホワイトの「プリキュア卍キック」を受けて、トカゲロンの方に吹き飛ばされたアルマジロングは「弾丸スクリューボール」状態のままでトカゲロンが見事にキャッチしたが、キャッチしたと同時に近くにいたピラザウルス共々大爆発を起こした。元々再改造をして特別性の「メキシコの花」を体に埋め込んだため、通常の爆死以上の爆発が起こったのだった。それもこの建設現場を巻き込むほどに・・・
トカゲロン・アルマジロングの近くにいたホワイトは爆発に巻き込まれそうになったが、次に目を開けると空高く跳んでいたブラックとお姫様抱っこで抱えられていたホワイトだった。
ホワイト「ブラック・・・・・・」
ブラック「ぎりぎりセーフだったね。」
ホワイト「・・・ありがとう。」
ブラック「どういたしまして。」
ブラックは「にひ!!」っと笑いながらホワイトに話しかけ、ホワイトも口元が少し緩みブラックに微笑み返す。建設現場から近くの道路に上手く着地するとこちらに向かってくるエンジン音が聞こえてきた。
ホワイト「ブラックあれって・・・・・・」
ブラック「あっ!!1号、2号!!」
東富士ダムから急いで二人を追ってきたダブルライダーは二人を見つけると二人のそばまでバイクを移動させて止まる。
1号 「おお!!二人とも無事だったか。」
2号 「ピラザウルスとトカゲロンは?」
ブラック「あいつらはさっき、私達がもう倒してきました。」
ホワイト「お二人に伝授してもらった技でやっと・・・・・・」
1号 「そうか。」
2号 「それより二人とも・・・何があった?・・・・・・」
プリキュア「え?・・・・・・」
ライダー「はっははははは。」
ホワイトはまだブラックにお姫様抱っこされたままだった。二人は改めて自分たちの状態を見てほんのり頬を赤くしてホワイトを降ろしていく。妙に意識した二人はちょっと気まずそうにお互いに顔をそむけてしまう。そんな二人を見てダブルライダーはつい笑いだしていった。
そして変身を解いたライダー・プリキュアの4人はなぎさは一文字の、ほのかは本郷のバイクに乗りながら道路を走っていく。
「強敵、トカゲロン・ピラザウルスに打ち勝ち、敵の二大作戦を阻止した仮面ライダーとプリキュア。しかし、新たに姿を現した新幹部「ハカセ」とは何者なのか?
新たな謎と強敵の出現に気持ちを新たに、再び打倒ショッカーへ向け行(ゆ)け我らのプリキュア・仮面ライダー!!」
どうでした?最後の「」の処、ライダー本編の最後のナレーションを参考に書いてみました。
後、わかりにくいかもしれないのでちょっと補足事項です。
「袈裟斬りチョップ」は簡単に言うと縦に攻撃する。「空手チョップ」と同じ。
「水平チョップ」は手のひらを下に向けて手の平で水平に放つチョップ。と言っても、この小説内で使っていたのは手の甲を上にして打ち込んでいるイメージです。
『スカイライダー』の章にて、ライダー1号とアマゾンのライダースターカラーペンをどちらに使ってもらうか?
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スター×1号・ミルキー×アマゾン
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スター×アマゾン・ミルキー×1号