エール「セレーネ!?お願いだから暴れないで!?」
苺鈴 「いい加減大人しくしなさいよ!?」
いぜん、セレーネとの戦いに望んでいるキュアエールと『李 苺鈴』。二人がかりで取り押さえたのだが、振り落とされ、苺鈴はたまらず転倒し、エールはボディを狙われた蹴りをガードして耐えていた
エール「フラワーシュート!」
一度距離を取ったエールは再びエールタクトを構え、フワラーシュートを放った。セレーネも対抗するためにセレーネアローを放ったが両者の技がぶつかると同時に爆発が起こり、どうやら互角だったらしい・・・
白い煙が晴れず、視界が悪い・・・煙の向こうから次の出方を伺っていたエールに向かって矢が次々と飛んできた!
エール「きゃあっ!?」
白い煙を裂くように飛んできたセレーネアローを、エールは咄嗟に横へ跳んで避けた。
だが、矢は一本ではない。二本、三本、四本と、次々に煙の向こうから放たれてくる。
エール「ちょっ!?多い多い多い!?」
エールは転がるように避け、片手を地面につけて側転する。さらに宙へ跳び、飛んできた矢を足裏で蹴り落とす。蹴り落とされた矢は地面に突き刺さり、乾いた音を立てた。
エール「セレーネ!お願いだから目を覚まして!私達、敵じゃないよ!?」
しかし、煙の向こうに立つセレーネは何も答えない。
ただ、冷たく弓を構え、次の矢をつがえているだけだった。
苺鈴 「もぉっ!……このままだと近づけないじゃない……!」
苺鈴は木の陰から飛び出し、セレーネの横へ回り込もうとした。
だが、その動きも読まれていたのか、セレーネの視線がわずかに苺鈴へ向く。
セレーネ「…………」
次の瞬間、セレーネアローが苺鈴へ向けて放たれた。
苺鈴 「わっ!?」
苺鈴は身を低くして避ける。だが、続けざまに放たれた矢が、彼女の式服の長い裾をかすめた。
一本、また一本。
避けたはずの矢が式服の端々を貫き、そのまま背後の木に突き刺さっていく。
苺鈴 「しまっ……!?」
気付いた時には、苺鈴の服の裾と袖の一部が矢で木に縫い止められていた。
身をよじっても抜けない。無理に動けば、服ごと破れるか、体勢を崩す。
苺鈴 「このっ……! 動けないじゃない!」
セレーネはゆっくりと弓を構え直した。
狙いは、動けない苺鈴。
エール「させない!」
エールが苺鈴の前に飛び込む。
セレーネの矢が放たれた。
エール「はぁっ!」
飛んできた一本目を右足で蹴り落とす。
続く二本目を左足で弾く。
三本目は腕で弾き、四本目は身をひねってかわす。
それでも矢は止まらない。
エール「くぅっ……!」
撃ち落とした矢の破片が足元に散らばり、地面はだんだんと踏みづらくなっていく。
苺鈴 「エール!無理しないで!」
エール「大丈夫!すぐに助けるから!」
セレーネはなおも無言のまま、弓を引き絞る。
その矢先が、まっすぐエールの胸元を狙っていた。
エール「来る……!」
エールは踏み込もうとした。
だが、その瞬間、足元に転がっていた矢の破片を踏んでしまった。
エール「あっ!?」
足が滑る。
体勢が崩れる。
その一瞬を、セレーネは逃さなかった。
セレーネアローが放たれる。
苺鈴 「エール!!」
エールは避けられない。
そう見えた。
だが、矢はエールの頬すれすれを通り過ぎ、背後の木へと突き刺さった。
エール「……え?」
苺鈴 「外した……?」
絶好の機会だった。
今の一撃なら、セレーネは確実にエールを仕留められたはずだった。
なのに、矢は外れた。
セレーネの手が震えている。
弓を握る指が、わずかに力を失っていた。
セレーネ「……っ……」
セレーネは弓を落としそうになりながら、両手で頭を押さえた。
エール「セレーネ?」
ふらり、と苦しむようにセレーネの体が揺れる。
赤く歪んでいた目元の気配が薄れ、牙のように見えていた口元も、少しずつ元の形へ戻っていく。
セレーネは膝をついた。
弓を持つ手が地面に落ち、肩で息をしている。
しばらく動かなかった彼女は、ゆっくりと顔を上げた。
そこにあったのは、鬼のような冷たさではない。
いつものキュアセレーネの瞳だった。
セレーネ「あれ……? ここは……?」
エール「セレーネ!」
エールは駆け寄ろうとしたが、すぐに足を止める。まだ完全に安全かどうか分からなかったからだ。
だが、セレーネは困惑した顔でエールを見つめていた。
セレーネ「キュアエール……? どうしてあなたがここに?」
エール「よかったぁ……戻ったんだね?」
セレーネ「戻った……? 私は一体……」
苺鈴 「覚えてないみたいね?」
苺鈴の声に振り返るとエールは苺鈴の元へと駆け寄り、服を縫い止めていた矢を一本ずつ抜き、苺鈴も体の自由を完全に取り戻した
セレーネは自分の両手を見下ろす。
セレーネ「私は……確か、敵に捕まって……それから……」
そこから先の記憶が無いのだろう。
セレーネは苦しげに眉を寄せた。
エール「今は無理に思い出さなくていいよ。とにかく、戻ってくれてよかった」
苺鈴 「そうね。詳しい話は皆と合流してからで――」
その時だった。
がさり。
林の奥で、何かが動いた。
苺鈴 「誰!?」
苺鈴の声に、エールとセレーネも身構える。
木々の隙間。
そこに、黒い影が立っていた。
鋭い眼光。異様な雰囲気。
その姿を見た瞬間、苺鈴の表情が凍りついた。
『そいつ』の特徴は昆虫のアブによく似ていたのだった
セレーネ「ネオショッカーの怪人!?」
エール「また!?」
苺鈴 「……!」
ただ一人、苺鈴は無言だった。
ただ、無意識に一歩下がっていた。
それほどまでに、林の中に立つその怪人からは、他の怪人とは違う不気味さが漂っていた。
アブンガー「……また会おう」
低い声で、それだけを残す。
次の瞬間、アブンガーは背中の翼を広げ、木々の間を突き抜けるように飛び去っていった。
エール「待って!」
エールが追おうとするが、苺鈴がその腕を掴んだ。
エール「苺鈴ちゃん?」
苺鈴 「追わない方がいい。今は……絶対に」
エール「でも……」
苺鈴 「あいつは・・・アブンガーは危険よ。今までの怪人とは違う」
苺鈴の声は、いつになく硬かった。
先ほどまでドラゴンキングや鬼となったセレーネを相手にしていた時でさえ見せなかったほど、険しい表情だった。
セレーネ「あなたはあの怪人をご存じなのですか?」
苺鈴 「とにかく皆と合流しましょう。セレーネが戻った事も伝えないといけないし、まだ1号のペンも取り返せてない」
エール「うん……そうだね」
セレーネは小さく頷いた。新手の怪人『アブンガー』について情報を得たい気持ちはあった。だが・・・
自分が何をしていたのか、まだ分からない。
それでも、今は立ち止まっている場合ではないことだけは分かっていた。
セレーネ「ご迷惑をおかけしました。私も、皆さんと一緒に戦います」
エール「うん!一緒に行こう!」
苺鈴はもう一度、アブンガーが飛び去った空を見上げた。
苺鈴 (アブンガー・・・厄介な奴まで出てきちゃったものね?)
今、南野島にいるメンバーの中でスカイライダーを除いてただ一人『アブンガー』の恐ろしさを知る苺鈴。自身が知るアブンガーそのままであったら・・・
そんな思考が頭をよぎり、その顔には、拭いきれない不安が残っていた・・・・・・
白い岩肌が幾重にも連なる荒野だった。
長い年月をかけて削られた地層が、断崖に縞模様を描いている。
真昼の太陽が照りつけるその場所に、三つの光が駆け抜けた。
スター「待てぇぇ〜タコギャング!」
先頭を駆けるのは、キュアスター。
その後ろをキュアソレイユとキュアコスモが追う。
コスモ「確かにこっちへ逃げたはずよ!」
ソレイユ「でも、姿が見えないよ?……」
乾いた風が吹き抜ける。
岩場の向こうには、幾重にも重なる奇妙な地層。 大小の岩柱が乱立し、死角が多い。
キュアスターは周囲を見回した。
スター「おかしいな……」
その瞬間だった。
ビュオッ!!
スター「がっ――!?」
地面の陰から、ぬらりと触手が飛び出した。
キュアスターの首に触手が巻き付き、そのまま引き倒される。
ソレイユ「スター!」
コスモ「伏せて!」
さらに別方向から二本、三本と触手が襲いかかった。
昭和特撮さながらの素早いカット。
岩陰・伸びてしなる触手・プリキュアたちの苦悩の表情・乾いた地面を滑るブーツ。
次々に映像が切り替わる。
ソレイユが跳ぶ。放たれた急降下キックはスターの首を締める触手が生えている地点だ!
火花が散り、解放されたスターは苦しそうに咳き込む
「グェッヘッヘッヘ……!」
不気味な笑い声が響いた。
岩柱の影から現れたのは、ぬめる身体を持つ改造人間――タコギャング。両腕の触手がうねうねと蠢いている。
タコギャング「よくも追いかけてきたなァ、プリキュアァ!」
タコギャングの触手が大地を叩く。
バァン!!
土煙が舞い上がった。
スター「もう逃がさないよ!」
キュアスターが立ち上がる。
ソレイユ「ペンは返してもらうよ?」
タコギャング「フン! 小娘どもが!」
タコギャングは身体をぐるりと回転。 触手がムチのようにしなった。
ソレイユ「危ないっ!」
キュアソレイユが前へ飛び出す。
バシィィッ!!
腕で受け止めた衝撃で火花が散った。
スター「ソレイユ!?」
今度は地面を這うように二本の触手が迫る。
キュアコスモが高く跳躍。
コスモ「遅いニャン!」
空中で一回転。 青い軌跡を描きながら蹴りを放つ。
ドガッ!!
タコギャング「グオッ!?」
タコギャングの頭部が揺れる。
しかし――。
タコギャング「無駄だァ!」
触手が岩壁へ絡みつく。
そのまま巨体を振り子のように飛ばし、突進してきた。
ズドドドドッ!!
まるで昭和怪人特有の重量感ある体当たり。
三人は散開して回避する。
コスモ「しつこいわよ!」
ソレイユ「動きが読めない!」
タコギャングは岩場の死角へ潜り込む。
姿が消えた。
一瞬の静寂。
風の音だけが響く。
スター「また隠れた……!」
その時。
ズズズ……。
地面の砂が盛り上がった。
コスモ「下!」
キュアコスモの叫び。
次の瞬間、地中から触手が噴き出した。
ババババッ!!
『きゃあっ!!』
三人の足元へ同時攻撃。
キュアスターが転倒し、キュアソレイユの腕へ触手が絡みつく。
ソレイユ「しまっ……!」
タコギャング「グェッヘヘヘ! 捕まえたぞォ!」
タコギャングは触手を締め上げた。
ミシミシと音が鳴る。
昭和ヒーロー作品でよくある、“怪人の締め技”そのものだった。
スター「ソレイユ!」
ソレイユ「このくらい……っ!!」
キュアソレイユは歯を食いしばる。
太陽のイメージを思わせる金色の光が拳へ集まった。
ソレイユ「はあああっ!!」
ドォン!!
至近距離から拳を叩き込む。
タコギャング「ギャオッ!?」
衝撃で触手が緩む。
そこへキュアスターが飛び込んだ。
スター「スターパァァンチ!」
バキィッ!!
タコギャングがのけぞる。
だが怪人は倒れない。
むしろ不気味に笑った。
タコギャング「タコ忍法墨隠れ!」
口から黒い墨のような煙を噴射。
ブシュウウウッ!!
スター「うわっ!?」
視界が真っ黒に染まる。
画面いっぱいに広がる黒煙。
いかにも昭和特撮らしい、不気味な演出だった。
互いに何も見えない。だが順番にスター達3人の悲鳴が闇の中に響く
タコギャングは触手を使いターザン飛びによるキックを叩き込んでいた
目に見えない事で避けられないスター達は良い的だ
コスモ「みんな、伏せて!」
キュアコスモが空へ舞い上がる。
両腕を広げると、青白いエネルギーが集束した。
コスモ「レインボーパフューム!「ライダーマン」!」
空中でセットされたライダーマンのペン。標的は周辺を覆う闇だ
コスモ「プリキュア!レインボースプラァァッシュ!」
光のシャワーが炸裂。
ゴオオオッ!!
煙が吹き飛ばされる。
そこへ現れたタコギャングは、八本の触手を大きく広げていた。
タコギャング「まとめて潰してくれるわ!!」
触手乱舞。
バシィッ!
ドガッ!
ズバァッ!!
岩が砕け、土煙が上がる。
三人は飛び、滑り、回避する。
連続ジャンプ。 着地。 振り向きざまのキック。
テンポの速いカット割りが続く。
今度はスターが触手につかまる。手首だけではない。全身をぐるぐる巻きだ
タコギャング「どうだ?むぅっ!?」
「うりゃ!」と力任せに触手の拘束を解き放ち、その余波によりタコギャングは一歩跳び引いた
ソレイユ「今だ!プリキュア!・・・『V3』!ソレイユゥゥ~シュート!」
ドガァァン!!
渾身の一撃がタコギャングへ炸裂した。
悲鳴と共に空へと舞うタコギャングは地に強打。よろよろと起き上がるが、背中から倒れ、遂に爆死したのだった
やがて煙が晴れる。
残されたのは、静かな荒野だけだった。
スター「ってあれ!?1号のペンは!?」
ソレイユ「しまった!?」
コスモ「ペンなら無事よ?」
そう言って握りこぶしを解いた中にはライダー1号のペンが新品同様で無事だった
コスモ「今の爆発で飛んできたのをキャッチしたのよ」
ソレイユ「良かった~」
スター「皆の方は片付いたころかな?・・・」
キュアスターは空を見上げる。
三人の背後で、風が地層を吹き抜けていく。
その姿はまるで、昭和ヒーロー番組のエンディング直前のワンシーンのようだった・・・・・・
ウニデーモン撃破後、のエール・苺鈴対セレーネ
二人掛かりでセレーネと戦闘→フラワーシュートVSセレーネアロー→互角で爆発→さらに矢の追撃→跳んで避けるエール→避けた矢が苺鈴の式服の端々に刺さり、木に刺さる→動けない苺鈴に狙いが!→守る為にエールが次々来る矢を蹴落とし、弾く→次の矢が放たれる直前エール足を滑らせる(散らばった撃ち落とした矢の破片で足場が悪かった為)→放たれた!→絶好のチャンスだったのに矢が外れた→次にセレーネを見ると頭を抱えながらふらつき膝をついた→次にセレーネが顔を上げると元のセレーネに戻っていた→エールがいた事に驚くセレーネ(操られていた間の記憶はない様子)→物音で苺鈴誰かいることに気付く→林の中にアブンガーが!?→「また会おう!」と一言残して飛んで行ってしまった・・・→アブンガーの恐ろしさを知っている苺鈴の表情は他の二人よりも険しかった
ーーーーーーーーAi生成『セレーネ戦』(コピー)ーーーーーーーーーーーーーーーー
エール「きゃあっ!?」
白い煙を裂くように飛んできたセレーネアローを、エールは咄嗟に横へ跳んで避けた。
だが、矢は一本ではない。二本、三本、四本と、次々に煙の向こうから放たれてくる。
エール「ちょっ!?多い多い多い!?」
エールは転がるように避け、片手を地面につけて側転する。さらに宙へ跳び、飛んできた矢を足裏で蹴り落とす。蹴り落とされた矢は地面に突き刺さり、乾いた音を立てた。
エール「セレーネ!お願いだから止まって!私達、敵じゃないよ!?」
しかし、煙の向こうに立つセレーネは何も答えない。
ただ、冷たく弓を構え、次の矢をつがえているだけだった。
苺鈴 「くっ……このままだと近づけない……!」
苺鈴は木の陰から飛び出し、セレーネの横へ回り込もうとした。
だが、その動きも読まれていたのか、セレーネの視線がわずかに苺鈴へ向く。
セレーネ「…………」
次の瞬間、セレーネアローが苺鈴へ向けて放たれた。
苺鈴 「っ!?」
苺鈴は身を低くして避ける。だが、続けざまに放たれた矢が、彼女の式服の長い裾をかすめた。
一本、また一本。
避けたはずの矢が式服の端々を貫き、そのまま背後の木に突き刺さっていく。
苺鈴 「しまっ……!?」
気付いた時には、苺鈴の服の裾と袖の一部が矢で木に縫い止められていた。
身をよじっても抜けない。無理に動けば、服ごと破れるか、体勢を崩す。
苺鈴 「このっ……! 動けないじゃない!」
セレーネはゆっくりと弓を構え直した。
狙いは、動けない苺鈴。
エール「させない!」
エールが苺鈴の前に飛び込む。
セレーネの矢が放たれた。
エール「はぁっ!」
飛んできた一本目を右足で蹴り落とす。
続く二本目を左足で弾く。
三本目は腕で弾き、四本目は身をひねってかわす。
それでも矢は止まらない。
エール「くぅっ……!」
撃ち落とした矢の破片が足元に散らばり、地面はだんだんと踏みづらくなっていく。
苺鈴 「エール!無理しないで!」
エール「無理でもやる!苺鈴ちゃんを守るって決めたから!」
セレーネはなおも無言のまま、弓を引き絞る。
その矢先が、まっすぐエールの胸元を狙っていた。
エール「来る……!」
エールは踏み込もうとした。
だが、その瞬間、足元に転がっていた矢の破片を踏んでしまった。
エール「あっ!?」
足が滑る。
体勢が崩れる。
その一瞬を、セレーネは逃さなかった。
セレーネアローが放たれる。
苺鈴 「エール!!」
エールは避けられない。
そう見えた。
だが、矢はエールの頬すれすれを通り過ぎ、背後の木へと突き刺さった。
エール「……え?」
苺鈴 「外した……?」
絶好の機会だった。
今の一撃なら、セレーネは確実にエールを仕留められたはずだった。
なのに、矢は外れた。
セレーネの手が震えている。
弓を握る指が、わずかに力を失っていた。
セレーネ「……っ……」
セレーネは弓を落としそうになりながら、両手で頭を押さえた。
エール「セレーネ?」
セレーネ「……いや……私は……」
ふらり、とセレーネの体が揺れる。
赤く歪んでいた目元の気配が薄れ、牙のように見えていた口元も、少しずつ元の形へ戻っていく。
苺鈴 「まさか……ウニデーモンが倒された?」
エール「じゃあ、操っていた力が……!」
セレーネは膝をついた。
弓を持つ手が地面に落ち、肩で息をしている。
しばらく動かなかった彼女は、ゆっくりと顔を上げた。
そこにあったのは、鬼のような冷たさではない。
いつもの、香久矢まどかの瞳だった。
セレーネ「あれ……? ここは……?」
エール「セレーネ!」
エールは駆け寄ろうとしたが、すぐに足を止める。まだ完全に安全かどうか分からなかったからだ。
だが、セレーネは困惑した顔でエールを見つめていた。
セレーネ「キュアエール……? どうしてあなたがここに?」
エール「よ、よかったぁ……戻ったんだね?」
セレーネ「戻った……? 私は一体……」
苺鈴 「覚えてないの?」
苺鈴は服を縫い止めていた矢を一本ずつ抜きながら、セレーネに問いかけた。
セレーネは自分の両手を見下ろす。
セレーネ「私は……確か、敵に捕まって……それから……」
そこから先の記憶が無いのだろう。
セレーネは苦しげに眉を寄せた。
エール「今は無理に思い出さなくていいよ。とにかく、戻ってくれてよかった」
苺鈴 「そうね。詳しい話は皆と合流してからで――」
その時だった。
がさり。
林の奥で、何かが動いた。
苺鈴 「誰!?」
苺鈴の声に、エールとセレーネも身構える。
木々の隙間。
そこに、黒い影が立っていた。
鋭い眼光。異様な雰囲気。
その姿を見た瞬間、苺鈴の表情が凍りついた。
苺鈴 「アブンガー……!」
エール「知ってるの!?」
セレーネ「ネオショッカーの怪人ですか?」
苺鈴は答えられなかった。
ただ、無意識に一歩下がっていた。
それほどまでに、林の中に立つその怪人からは、他の怪人とは違う不気味さが漂っていた。
アブンガー「……また会おう」
低い声で、それだけを残す。
次の瞬間、アブンガーは背中の翼を広げ、木々の間を突き抜けるように飛び去っていった。
エール「待って!」
エールが追おうとするが、苺鈴がその腕を掴んだ。
エール「苺鈴ちゃん?」
苺鈴 「追わない方がいい。今は……絶対に」
エール「でも……」
苺鈴 「あいつは危険よ。今までの怪人とは違う」
苺鈴の声は、いつになく硬かった。
先ほどまでドラゴンキングや鬼となったセレーネを相手にしていた時でさえ見せなかったほど、険しい表情だった。
セレーネ「苺鈴さん……」
苺鈴 「皆と合流しましょう。セレーネが戻った事も伝えないといけないし、まだ1号のペンも取り返せてない」
エール「うん……そうだね」
セレーネは小さく頷いた。
自分が何をしていたのか、まだ分からない。
それでも、今は立ち止まっている場合ではないことだけは分かっていた。
セレーネ「ご迷惑をおかけしました。私も、皆さんと一緒に戦います」
エール「うん!一緒に行こう!」
苺鈴はもう一度、アブンガーが飛び去った空を見上げた。
その顔には、拭いきれない不安が残っていた。
ーーーーーーーーーここまでがセレーネ戦をチャットGPTより生成した文章ーーーーーーーーーー
ーーーーーータコギャング戦の元の生成した文章ーーーーーーーー
白い岩肌が幾重にも連なる荒野だった。
長い年月をかけて削られた地層が、断崖に縞模様を描いている。
真昼の太陽が照りつけるその場所に、三つの光が駆け抜けた。
「待ちなさいっ、タコギャング!」
先頭を飛ぶのは、星のプリキュア――キュアスター。
その後ろを、燃える太陽の戦士・キュアソレイユと、宇宙怪盗の力を宿すキュアコスモが追う。
「確かにこっちへ逃げたはずだよ!」
「でも、姿が見えないルン……!」
乾いた風が吹き抜ける。
岩場の向こうには、幾重にも重なる奇妙な地層。 大小の岩柱が乱立し、死角が多い。
キュアスターは周囲を見回した。
「おかしいな……」
その瞬間だった。
ビュオッ!!
「えっ――!?」
地面の陰から、ぬらりと黒い触手が飛び出した。
バシィッ!!
「きゃあっ!!」
キュアスターの足首に触手が巻き付き、そのまま引き倒される。
「スター!」
「伏せるルン!」
さらに別方向から二本、三本と触手が襲いかかった。
昭和特撮さながらの素早いカット。 岩陰。 触手。 プリキュアたちの表情。 乾いた地面を滑るブーツ。
次々に映像が切り替わる。
「グェッヘッヘッヘ……!」
不気味な笑い声が響いた。
岩柱の影から現れたのは、灰色のぬめる身体を持つ改造人間――タコギャング。
頭部は巨大なタコそのもの。 口元はぎらつき、八本の触手がうねうねと蠢いている。
「よくも追いかけてきたなァ、プリキュアァ!」
タコギャングの触手が大地を叩く。
バァン!!
土煙が舞い上がった。
「もう逃がさないよ!」
キュアスターが立ち上がる。
「宇宙を……笑顔にするために!」
「フン! 小娘どもが!」
タコギャングは身体をぐるりと回転。 触手がムチのようにしなった。
「危ないっ!」
キュアソレイユが前へ飛び出す。
バシィィッ!!
腕で受け止めた衝撃で火花が散った。
「ぐっ……なかなかパワーあるやん!」
「グェヘヘヘ! 海の魔物を甘く見るなァ!」
今度は地面を這うように二本の触手が迫る。
キュアコスモが高く跳躍。
「遅いニャン!」
空中で一回転。 青い軌跡を描きながら蹴りを放つ。
ドガッ!!
「グオッ!?」
タコギャングの頭部が揺れる。
しかし――。
「無駄だァ!」
触手が岩壁へ絡みつく。
そのまま巨体を振り子のように飛ばし、突進してきた。
ズドドドドッ!!
まるで昭和怪人特有の重量感ある体当たり。
三人は散開して回避する。
「しつこいなぁっ!」
「動きが読めへん!」
タコギャングは岩場の死角へ潜り込む。
姿が消えた。
一瞬の静寂。
風の音だけが響く。
「また隠れたルン……!」
その時。
ズズズ……。
地面の砂が盛り上がった。
「下だ!」
キュアコスモの叫び。
次の瞬間、地中から触手が噴き出した。
ババババッ!!
「きゃあっ!!」
三人の足元へ同時攻撃。
キュアスターが転倒し、キュアソレイユの腕へ触手が絡みつく。
「しまっ……!」
「グェッヘヘヘ! 捕まえたぞォ!」
タコギャングは触手を締め上げた。
ミシミシと音が鳴る。
昭和ヒーロー作品でよくある、“怪人の締め技”そのものだった。
「ソレイユ!」
「このくらい……っ!!」
キュアソレイユは歯を食いしばる。
太陽のイメージを思わせる金色の光が拳へ集まった。
「はあああっ!!」
ドォン!!
至近距離から拳を叩き込む。
「ギャオッ!?」
衝撃で触手が緩む。
そこへキュアスターが飛び込んだ。
「スター☆パンチ!」
バキィッ!!
タコギャングがのけぞる。
だが怪人は倒れない。
むしろ不気味に笑った。
「グェヘヘヘ……まだまだだァ!」
口から黒い墨のような煙を噴射。
ブシュウウウッ!!
「うわっ!?」
視界が真っ黒に染まる。
画面いっぱいに広がる黒煙。 その奥で光る赤い目。
いかにも昭和特撮らしい、不気味な演出だった。
「みんな、離れて!」
キュアコスモが空へ舞い上がる。
両腕を広げると、青白いエネルギーが集束した。
「レインボーパフューム!」
光の波動が炸裂。
ゴオオオッ!!
煙が吹き飛ばされる。
そこへ現れたタコギャングは、八本の触手を大きく広げていた。
「まとめて潰してやるゥ!!」
触手乱舞。
バシィッ!
ドガッ!
ズバァッ!!
岩が砕け、土煙が上がる。
三人は飛び、滑り、回避する。
連続ジャンプ。 着地。 振り向きざまのキック。
テンポの速いカット割りが続く。
「今だよ、みんな!」
「オッケー!」
「決めるルン!」
三人が一直線に駆けた。
キュアソレイユが低く滑り込み、触手を蹴り上げる。
「たぁっ!!」
「グオッ!?」
体勢が崩れた瞬間。
キュアコスモが空中回転キック。
「そこニャン!」
ドゴォッ!!
最後にキュアスターが跳躍。
太陽を背にしたその姿は、まるで昭和ヒーローの決めカットのようだった。
「宇宙にったったひとつ! キラやば〜っ☆」
拳へ星の光が集まる。
「スター☆パンチーーッ!!」
ドガァァン!!
渾身の一撃がタコギャングの胸へ炸裂した。
「ギャアアアアアッ!!」
火花が噴き上がる。
タコギャングは大きくよろめいた。
「ば、馬鹿な……この俺がァ……!」
触手が力なく垂れ下がる。
三人は並んで構えた。
風が吹き抜ける。
背後には巨大な地層。 青空。 そして舞い上がる砂煙。
「これで終わりだよ!」
「悪さはここまでや!」
「観念するニャン!」
「うおおおおおっ!!」
最後の突進。
しかし――。
三人の同時攻撃が炸裂した。
ドォォォォン!!
爆炎。
赤い火柱が青空へ立ち上る。
昭和特撮らしい派手な爆発の中、タコギャングの断末魔が響き渡った。
「ギャアアアアーーーッ!!」
やがて煙が晴れる。
残されたのは、静かな荒野だけだった。
キュアスターは空を見上げる。
「ふぅ〜……なんとか勝てたね!」
キュアソレイユが笑う。
「いや〜、あの触手は手強かったわ!」
「でも、もう悪いことはできないニャン」
三人の背後で、風が地層を吹き抜けていく。
その姿はまるで、昭和ヒーロー番組のエンディング直前のワンシーンのようだった。