ではどうぞ!!
どこかの海岸、そこでは潜り漁をしていた複数の人間がいた。今日は持って来ていた網いっぱいに収穫があったのでそろそろ帰ろうとしていた時だった。
漁師A「ん?おいなんだあれ!?」
仲間の漁師が訪ねると崖の下のある洞窟に何かを運び込もうとしている人影が見えたのだ。
漁師B「行ってみるか?」
漁師A「おう!!」
漁師達が洞窟に近づくと、マントを羽織った長身の髪も顔も真っ白な男がまるで瞬間移動してきたかのように突然現れた。男が手をかざすと、漁師たちはまるで人形になったかのようにふらふらと洞窟に向かっていった。すると、シマシマの兜を付けた男がマントの男に話しかけてきた。
マントの男「・・・・・・」
???「便利なものだな。お前の力は・・・・・・」
マントの男「・・・地獄大使か、何の用だ?」
地獄大使「なに、ちょっと様子を見に来ただけだ。お前のその力のおかげで、この洞窟に近づいてきた者達は我々の意のままに動く。これで、わしの計画した作戦が再び実行できたわけだ。これでもお前には感謝しているのだがな。」
マントの男「・・・俺は戻る。あれだけいれば問題ないだろ?後は勝手にやっているんだな。」
地獄大使「相変わらず愛想(あいそ)の一つもない奴だ。」
地獄大使もマントの男の文句を言いながら洞窟に向かっていった。
なぎさ「ふうぅぅぅ~~ん!!やっと着いたぁ!!」
ほのか「綺麗な所ねぇ!!」
藤兵衛「お~い二人とも!!早く荷物取りにこ~い!!」
なぎさ・ほのか「はぁ~い!!」
ここはとある観光地。何故ここになぎさ・ほのか・藤兵衛がいるのかというと、話は数日前に遡る。
なぎさ「え~と・・・ほのか買い物ってこれで全部だっけ?」
ほのか「ええそうよ。」
トカゲロン・ピラザウルスとの戦いが終わり、数日が経った頃、二人は今、藤兵衛から買い出しを頼まれて商店街でその買い物が終わったばかりだった。
なぎさ「じゃあ、帰ろうかって・・・なんだろあれ?」
ほのか「ん?」
なぎさが指さす方をほのかも見るとそこには人だかりがあった。近づいてみるとどうやら福引をしていたようだった。
なぎさ「福引だ!!」
ほのか「ここでしてたのね。」
なぎさ「そういえばさ、さっき買い物した時にもらった福引券使えるんじゃない?」
ほのか「そうね。当日限りの券みたいだし、やっていきましょうか。」
並んでいる人がいたので待つこと数分。やっと順番が回ってきた。
係員 「券を拝見します。」
ほのかが福引券を3枚渡すと「3回どうぞ。」と言われてほのかはなぎさに先を譲った。
なぎさ「じゃあ、行くよ!!」
なぎさは抽選機を回す。出たのは・・・
なぎさ「・・・黄色・・・」
係員 「はい参加賞のポケットティッシュです。」
なぎさ「あ、どうも。」
なぎさは残念そうにほのかに次の番を回す。ほのかも回すが結果は・・・
ほのか「・・・赤・・・」
係員 「はい4等のタオルと箱ティッシュの詰め合わせです。」
ほのか「ありがとうございます。」
なぎさ「いいなぁ~ほのかは、4等だなんてさぁ。」
ほのか「まぁ、無難なものだけどね。ところであと一回引けるけどなぎさ引く?」
なぎさ「う~ん・・・いや、せっかくだからさ二人で引こうよ。ほのかと一緒ならなんか引きが良さそうだし。」
ほのかもなぎさの提案に乗り、二人一緒に回すことにした。
なぎさ・ほのか「せっ~の!!」
二人がガラガラ回すと、出てきたのは・・・・・・
ほのか「あっ!?」
なぎさ「あ~あ~、また黄色かぁ~」
また参加賞の黄色が出てきて残念そうにしていたが、係員の様子がどうにもおかしかった。不審に思っていたなぎさにほのかが「球の色をよく見てみて」と言われてよく見てみると黄色ではなく・・・
係員「いっ1等の和歌山 那智(なち)温泉旅5名様招待券大当たり~~!!」
なぎさ「えっ・・・・・・」
ほのか「やったわねぇなぎさ!!」
なぎさ「ええっーー!?」
なぎさ「というわけでここ、「那智 勝浦町(なち かつうらちょう)」にやって来た訳。」
メップル「なぎさ、一体誰に言ってるメポ?」
ほのか「なぎさーー!!立花さんが早く来てって言ってるわよーー!!」
なぎさ「あっうん。分かった!!」
少し離れたところにいたほのかと藤兵衛目掛けて走り出すと、すでに目的地に着いていた二人にすぐに追いついた。
藤兵衛「二人とも。ここがわしらが二泊世話になるホテルだ。荷物を置いたら色々見て回ると言いだろう。」
なぎさ「へぇ~ここが・・・・・・」
ほのか「前は、旅館だったからちょっと新鮮かも。」
ホテルに入り、部屋の鍵を受け取った一同は鍵に書いてある番号の部屋に向かい荷物を置いてどうするか相談していた。
なぎさ「わぁ~いい眺め~。」
ほのか「本当。」
なぎさ「本郷さんと一文字さんも来ればよかったのに・・・・・・」
ほのか「仕方がないわよ。本郷さんは城南大学にちょっと用事があるって言ったし、一文字さんはカメラマンのお仕事があるんだから。」
実は、宿泊券は5名分あったのだが、二人はどうしても外せない用事で来るのが遅れることになっていたのだった。
藤兵衛「まあまあ、あの二人も時期に来るだろう。それまではわしらだけでのんびり楽しんでおればいいだろ~。」
なぎさ「じゃあほのか。早速温泉に・・・・・・」
ほのか「あっごめん。私はちょっと「那智の滝」を見に行きたいの。遅くなると行けないしもう出発しようと思って・・・・・・」
ほのかは明るい昼間のうちに滝を見に行きたがっていたので、なぎさも何時でも入れる温泉よりも、遅くなると見に行けそうにない「滝」の方を先に見るのもいいかもと思いほのかについていくことにした。
因みに藤兵衛は勝浦の温泉に入りに行った。
なぎさとほのかは「那智の滝」と「熊野那智大社」を見に移動していた。途中立ち寄った土産屋などで名産品などを見たり、どうしても欲しいと思った分だけ買って食べたりもしながらのんびりと観光していた。その途中、石畳の階段を上っていた時だった。
なぎさ「わぁ~ここもきれいだねぇ~」
ほのか「本当ってなぎさ、ちゃんと前見ないと危ないわよ。」
なぎさ「へーきへーき、大丈夫だってってあいた!!」
???「ん!?」
上を見上げながら歩いていたなぎさは階段を下っていた二人の男性の内、コートを着た30代後半位の男性にぶつかってしまった。もう一人は、2M~2、5M位はありそうな大柄な男だった。
ほのか「すみません!!なぎさも大丈夫?」
なぎさ「あいたたた・・・うん。大丈夫。ごめんなさい。私よそ見してて・・・」
30代位の男性「気を付けろ!!」
なぎさ「すっすいません!!・・・ん?・・・」
男性に頭を下げたなぎさはふと視線を感じて恐る恐る頭を上げると、大柄な男性が自分とほのかの顔を覗き込むように見てきた。
大柄な男「・・・・・・」
ほのか「あの~何か?・・・」
大柄な男「お前達・・・俺とどこかで会ったことないか?・・・」
なぎさ・ほのか「えっ!?」
30代位の男性「何!?」
大柄な男は、自分がどこかでなぎさとほのかにあったことはないかと聞いてくるが、過去の世界の人間に知り合いなどいるはずもなくもちろん知らない人だと思ったが・・・二人も大男の顔をよく見てみると、モヒカンが特徴的で確かにどこかで見たことがあるような気がした顔だった。お互い思い出せずにいて30代位の男性が「早く行くぞ!!」と大男をせかし、なぎさ達も再び石階段を昇って行こうとした時だった・・・・・・
なぎさ「モヒカン・・・モヒカン・・・」
大柄な男「ウガ・・・ウガ・・・」
ほのか「ん?「ウガ」・・・・・・」
メップル「すぴー・・・すぴー・・・ん!?・・・ふぁっメポーー!!」
ミップル「すぴー・・・すぴー・・・ん!?・・・ミポーー!!」
なぎさ・ほのか「ふぇっ!?」
突然、昼寝していたメップル・ミップルが起きだしてそうそう何かに怯えるかのように声を荒げた。なぎさは小声で二人に話しかけると「邪悪な気配がすぐ近くに感じるメポ!!」とメップルが答えると同時に、後ろにいた大柄な男が突然「あっーーー!!」と隣にいたもう一人の男性も思わずビクッとなってしまうほどの大声を上げた。
30代位の男性「どうしたいきなり!?」
大柄の男「思い出した!!」
30代位の男性「思い出した?あの娘達のことか?・・・・・・」
大柄な男がなぎさ・ほのかに向き直ると、指を指(さ)しながら話しかける。
大柄の男「お前達!!何故ここにいる!!ウガ・・・」
メップル「あいつから感じるメポ!!」
ミップル「この感じは前にも感じたことがあるミポ!!」
なぎさ「前にもって・・・・・・」
ほのか「まさか、あの人って・・・・・・」
大柄の男「俺様を・・・忘れたとは言わせんぞぉ!!・・・プリキュア!!」
その頃、温泉から上がった藤兵衛は部屋に戻る途中、ホテルスタッフが数名が何か慌ただしくしていたのを見て、話しかけてみた。
藤兵衛「ん?あの~何かあったんですか?」
スタッフ「ああ、あなたは確か・・・「607」号室の立花様。いえ、実は・・・」
スタッフの話によると、夕食に出すつもりだった海の幸が出せなくなったというのだ。それだけならまあ良かったのだが、ここ最近、漁師や海に出かけて行った人が何人か行方不明になっているという話を聞いたのだ。海に行った人全員というわけではないが、いまだに行方不明者は誰一人見つかっていない。
藤兵衛はその話を聞き「まさか・・・」と考え込み、スタッフにお礼を言うと部屋に戻り出かける準備を始めた。
大柄の男「・・・・・・」
なぎさ・ほのか「・・・・・・」
30代位の男性「ゲキドラーゴ。あれが貴様やあの男が言っていた「プリキュア」とかいう者達か?・・・・・・」
ゲキドラーゴ「その通り。ウガッ・・・・・・」
ほのか「私達の事を知ってる!?」
なぎさ「やっぱり!!あんたまさか・・・・・・」
ゲキドラーゴ「その通り。ウガッ!!・・・俺様はゲキドラーゴ!!ウガッ!!」
大柄の男「ゲキドラーゴ」・・・かつて、二人がプリキュアとなって闘った「ドツクゾーン」の五大幹部「ダークファイブ」の第二の刺客である。ゲキドラーゴは自分が着ていたコートを投げ捨てながら、名乗りを上げていた。そして、隣にいたもう一人の男もコートを投げ捨ててその全貌を現し、手に持っていた鞭(むち)で二人を指しながら初めて会った敵となる少女達に名乗りを上げていた。
ゾル大佐「お前達が噂に聞いた伝説の戦士「プリキュア」か。成程、まだ子供のようだが・・・俺の名は「ゾル大佐」!!かつて「ショッカー」軍団で最高幹部を務めていた事もある。覚えておけ。」
ほのか「ゾル大佐・・・・・・」
なぎさ「ふん!!所詮あんた達って、一度は私達やライダーに倒された口でしょ!!最高幹部だか何だか知らないけど、「帰れ家」にしてやるんだから!!」
ほのか「「返り討ち」ね。「返り討ち」。」
ゾル大佐「はははは、おもしろみと威勢だけはいいようだな。」
戦闘員「イッー!!」
ゾル大佐が右手を上げると、周囲から戦闘員の群れが現れた。
なぎさ「ふん!!だぁ!!」
ほのか「とお!!ふっ!!・・・やっ!!」
二人も戦闘員ともすっかり闘いなれた様で、なぎさは左正面にいた戦闘員の腹部に一撃「正拳突き」を放ち、反対の右正面にいた戦闘員に蹴りを放つ。ほのかは左手で戦闘員の右腕を掴み、腹部を蹴り上げ、そのまま階段に向かって左手を振るって、戦闘員を転げ落とし、逆方向にいた戦闘員の首筋に「空手チョップ」を放ち、その戦闘員も階段を転げ落ちていった。
ゾル大佐「ほ~中々やるようだな。」
ゲキドラーゴ「ウガッ。」
なぎさ達の戦いぶりを観戦していた幹部二人だったが、その二人の前に上空から降り立ってきた一つの影があった。それは鳥でも飛行機でもなく、異形な昆虫だった。
???「ギィェェェェーーー!!」
ほのか「ん!?」
なぎさ「何あれ!?」
???「ギィェェーー!!」
ゾル大佐「ここはお前に任せるドクガンダー!!」
なぎさ「ちょっと!!逃げるつもり!?」
ゾル大佐「生憎だがお前達に構っている暇は無い!!」
ほのか「そうはいかないわ!!ここであなたたちを逃がすわけには行かない!!」
二人「デュアル・オーロラ・ウェーブ!!」
ブラック「光の使者、キュアブラック!!」
ホワイト「光の使者、キュアホワイト!!」
二人 「ふたりはプリキュア!!」
ホワイト「闇の力の下僕たちよ!!」
ブラック「とっととおウチに帰りなさい!!」」
なぎさとほのかは手を繋ぎ、「プリキュア」に変身して、ドクガンダーとゾル大佐・ゲキドラーゴに向かっていく。ブラックはジャンプして階段を下(くだ)って行こうとした幹部二人の前に降り立ち、ホワイトはブラックを追いかけようとしたドクガンダーを後ろから押さえつけてそのまま戦っていく。
ゾル大佐「ふん!!ふん!!ふん!!」
ブラック「ちぃっ!!ふんっ!!ぐっ!!」
ゾル大佐はブラックに向かって右手に持っていた鞭を左右に振り回し、最後にブラックの頭部目掛けて振り落とすが、ブラックは腕をクロスしてそれを防ぐ。しかし、すぐにゾル大佐はそのままブラックの顔を蹴り上げ、まともに受けたブラックは階段を転げ落ちていった。
ホワイト「ブラック!!」
ゾル大佐「貴様達とはいずれ決着をつけてやろう!!ふん!!」
ゾル大佐は腕を振り上げると、ゲキドラーゴとともに一瞬でその場から姿を消してしまった。ホワイトは後ろにいたドクガンダーに回し蹴りを放ち、怯(ひる)んだ隙にブラックのもとに向かい、ドクガンダーに向き直る。
ホワイト「ブラック、大丈夫?」
ブラック「あいたたた、うん。大丈夫!!私よりもあいつを・・・・・・」
ドクガンダー「死ね!!」
ホワイト「来るわ!!」
ブラック「避けて!!」
ドクガンダーは両手を二人に向けて伸ばし、その指先からは、無数の「ロケット弾」が二人目掛けて放たれる。左右に上手く避け、二人同時にジャンプ。そして、ドクガンダーの後ろをとった二人は、こちらを向いたと同時にドクガンダーをブラックは右から左腕で、ホワイトは左から右腕で交互にドクガンダーにパンチを放っていく。
ブラック「だぁ!!」
ホワイト「とぉ!!」
ブラック「だぁ!!」
ホワイト「とぉ!!」
プリキュア「だぁ!!・とぉ!!」
ドクガンダー「ギィェェー!?」
プルキュア「はぁっ!!・・・プリキュアダブルキィィーク!!」
ドクガンダー「ギィェェーー!!」
二人同時に放ったパンチに思わず後ろに倒れこんだドクガンダーにすかさず新技「ライダーもといプリキュアダブルキック」を起き上がったドクガンダーへ放ち、まともに受けたドクガンダーは階段を転げ落ちていき少し抑え気味な爆発を起こし爆死した。
ブラック「あいつ、ドクガンダーって言ったっけ?・・・お邪魔虫もいなくなったことだしあいつらを追おう!!」
ホワイト「ええ。でもその前に立花さんにこのことを伝えておかないと、一文字さん達もこっちに向かっているし、着いたら立花さんが伝えてくれるはず・・・・・・」
変身を解除して、公衆電話からホテルに連絡をすると、思いがけない返事が返ってきた。それは、「立花 藤兵衛様は現在、出かけられている。」と言うものだった。それを聞いた二人はなんとなく嫌な予感がしていた。そして二人のそんな予感は当たっていた。
後書きは敢えて無し。
『スカイライダー』の章にて、ライダー1号とアマゾンのライダースターカラーペンをどちらに使ってもらうか?
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スター×アマゾン・ミルキー×1号