定食屋兼居酒屋の店主になった俺の店に知り合いばかり来店するんだが   作:やましょー

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皆さんお久しぶりです。
突然ですが、皆さんは「ウルトラマンオーブ」観ていますか?
最近のウルトラマンはクオリティが異常なまでに上がっており、面白いですよ。


恐らく今1番ダサいと言われる行為は「ポケモンGOで怪我した」

春といえば何を思い浮かべるだろうか?

 

多くの人は花見だとか出会いの季節だとか言うだろうが、この男、だけは少し変わっていた。

 

「遂に来たか…この季節が!」

 

ここは静岡県の

近くの学生達の通学路としても使われている海に面した道路に二柳 絢斗(じりゅう あやと)は誰かに聞かれたら痛い奴と勘違いされてもおかしく無いセリフを言いながら立っていた。

彼は今、海パンにラッシュガードと今の季節では好奇の目で見られること間違いなしの格好だったが、近所の住民達からしたら、「もうこんな季節なのか」といった春の到来を感じさせる毎度お馴染みの恒例行事となっていた。

 

「とおぅ!」

 

しっかりと準備体操を済ませてから絢斗は海へと飛び込んだ。

 

今の季節は春濁りと呼ばれる春になることによる気温の上昇によってプランクトンの増殖などが起こり水中が濁ってしまう現象であるが、絢斗は別に潜る為に泳いでいるわけではないので特に気にしてはいなかった。

 

では何の為に泳いでいるのか。

本人曰く「体を鍛える為」のトレーニングの為らしい。

憧れの9人へ一歩でも近づく為、そして10人目になりうる男に遅れをとらない為であった。

 

この物語は9人の女神に憧れた女の子達と、9人の伝説の男「《ライダー》》に憧れた青年と10人目の男()()()()として闘う運命を背負った男の物語である。

 

 

 

 

 

 

 

サンシャイン!!リバース

 

 

 

 

 

 

 

 

第1話 ZX

 

 

 

 

 

 

 

 

 

絢斗が海で泳いでいるのとほぼ同時刻。

さほど遠くは無い距離に位置する淡島に絢斗と同じくこのに古くからある旅館に居候している村雨 劉太(むらさめ りゅうた)は居候先の旅館の女将さんの古くからの付き合いの人が経営しているマリンスポーツの店の手伝いに来ていた。

 

「果南。これはどこに運べばいい?」

 

「えっとそれは裏の方にお願い」

 

「分かった」

 

今は学校を休学して家の手伝いをしている松浦 果南の指示に従って、普通の人ならば持ち上げるのも苦労するようなものを劉太はヒョイと持ち上げて運んでいく。

 

「劉太さんが手伝ってくれると本当に助かるよ。でも今日は絢斗が手伝ってくれるって聞いていたんだけど…」

 

そもそもこの店を経営している果南の父親がけがをしていて動けない為、少しでも負担を減らしてあげようと言った言い出しっぺの絢斗がここのところあまり来ておらず、代わりに劉太が手伝いに来ることが多くなっていた。

 

「あいつなら今頃海に行っているはずだ。何やら準備していたようだからな」

 

「全く絢斗ったら。劉太さんも甘やかしてばかりいたらダメだよ」

 

「俺と違ってあいつにはやりたいことがあるみたいだからな。やらせてやった方がいいと思ってな」

 

一通り運び終えた劉太は外に置いてある椅子に座る。

 

「ところで果南はまだ学校には行かないのか?」

 

「…うん。劉太さんや絢斗にずっと頼る訳にもいかないし…」

 

「そうか…」

 

劉太は余計な詮索は止め、話題を変えることにした。

 

「そう言えばあの話聞いているか?」

 

「何のこと?」

 

「千歌がスクールアイドル?ってのを始めるらしいが」

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「千歌!その子を連れて逃げろ!」

 

「絢斗くん!」

 

怪人コウモリロイドが絢斗に向け超音波を放つがそれを横に転がり避けて、コウモリロイドとの距離を詰めて腹部めがけて殴るが、所詮人の腕力でどうにかなる相手ではなく、コウモリロイドは全くダメージを受けてはいなかった。

 

「そんなものが効くとでも?」

 

「はぁ?はなから効くなんて思ってねえよ!」

 

余裕をかましているコウモリロイドに更に追い討ちをかけるように蹴りを繰り出すが易々と受け止められ、足を掴まれて数メートルもの距離を投げ飛ばされ、波打ち際へと水飛沫を上げて落ちる。

 

「ぐっ…!」

 

「人間風情が人間を越えた私に歯向かうなど愚かな…。此処で消して上げましょう!」

 

コウモリロイドが絢斗めがけて放った超音波は絢斗の足元へと当たり爆発を起こした。

 

「絢斗くん!」

 

「そんな…」

 

千歌と梨子は呆然と立ち尽くすが、違和感を感じた。

何故絢斗は避けなかったのか。

何故絢斗は笑っていたのかと。

 

煙が晴れると共にその答えは分かった。

其処には絢斗と共に赤いボディに緑の複眼の戦士が立っていた。

 

「き、貴様まさか裏切り者の!」

 

コウモリロイドのまるでその戦士を知っているかのような素振りからして恐らく2人の間には何らかの関わりがある事は千歌と梨子にもわかった。

 

「俺が連絡してから数十秒後には来ていたんじゃないですか?ライダー」

 

「だから俺をライダーと呼ぶな」

 

赤いボディに銀の鎧のような装甲、そして緑色の複眼に海風にたなびくマフラーが印象的なライダーと呼ばれた者。ZXと絢斗は互いに軽口を叩きあった。

 

「後は任せろ」

 

絢斗が戦いの邪魔にならない位置まで移動した事を確認してから右太腿に付いているレッグシースからクナイを引き抜き構える。

 

「直ぐに終わる」

 

「裏切り者が調子に乗るなぁぁ!!」

 

コウモリロイドがZXに向けて超音波を放つが、超音波が当たった途端ZXは文字通り霧散した。

 

「何…!何処に消えあああああ!!!」

 

コウモリロイドの疑問は自身の両腕が切り落とされると同時に分かった。

コウモリロイドの背後にはZXがコウモリロイドの血に濡れた電磁ナイフとクナイを手にしていた。

ZXは絢斗を助けると同時に超音波を防いだ時に起こった煙を利用し、宙に飛び、ベルトに組み込まれている虚像投影装置で自身のホログラムを投影していたのだ。

 

「言ったはずだ。直ぐに終わると」

 

ZXはコウモリロイドの首を掴むともう片方の腕で左胸を貫いた。

鮮血を撒き散らすコウモリロイドの胸から出ている手には心臓と思われる臓器が脈打っている所からまだ重要な血管とは繋がっている事がわかるが、死ぬのは時間の問題だった。

 

「がああぁぁぁ…」

 

コウモリロイドは既に虫の息で抵抗する余地もなく、ZXは心臓を握り潰した。

ZXが腕を引き抜くとコウモリロイドは糸の切れた人形のように地面に倒れた。

その様からコウモリロイドの生命活動は止まり、唯の肉塊になっている事が分かった。

 

「…村雨さん」

 

「どうした?絢斗に言われた通りなるべく周りに気付かれないように倒したぞ」

 

「いや、アウトだよ!何あれ!?女子高生の前でなんて事しでかしてるの!?」

 

そう言いながら絢斗が指さした先には、腰が抜けてしまったのか千歌と梨子が座り込んで絢斗とZXを観ていた。

 

「ヤバいと思って見させていないけど音とそいつの状態で何が起こったかぐらい想像できるよ!?」

 

 

 

 




皆さんのお陰でもう直ぐ20000UA到達しそうです。
本当にありがとうございます。

そこで活動報告にてアンケートをしています。
内容は、誰を登場させて欲しいかです。
もし宜しければ、アンケートに答えてもらえると幸いです。
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